設定ブロック
このページは
levファイルの子ページになります。
設定ブロックは、comユニットの初期配置、増援の配置などの設定の他、
支援艦隊やcom艦隊のルート設定、イベント開始のための(自艦進入に反応する)範囲設定などを行います。
設定ブロックは、以下の構造を持っています。
levファイルに記述する際は、この順番に記述して下さい。
1.設定ブロック開始部
設定ブロックの開始部は、どのlevファイルでも変化はありません。
この部位のバイナリ列は、ここから設定ブロックが始まるという宣言であると考えられます。
2.マップ設定
開始部の直後に存在するのがマップ設定です。
マップの広さと、地形タイプの設定を行います。
3.自艦設定
マップ設定の次に存在するのが自艦設定です。
自艦の初期配置の設定を行います。
自艦初期座標に関しては、x、y、z座標とも、実際の座標の値の100倍の値になります。
4.中継ポイント設定
中継ポイント設定は、COM艦隊の航行ルートの設定になります。
言葉通り、COM艦隊が通過すべきポイントを設定して行くことになります。
ルート移動する敵艦隊の他、NPC艦隊、支援艦隊の進行ルートにも利用されています。
大きなサイズ
命令文は0x1053。画像の説明以外の説明は以下の通りです。(紫で固定値とした部分)
アドレス0x108の0xABは複数のデータ読み込み指令、次の0xE8はバイト単位での読み込み指令と思われます。
0x68は4バイト単位での読み込み指令、0xE9は指定のオフセット座標の参照指令です。
なお、鋼鉄の咆哮3における戦術マップ上の座標は、左上を原点として右方向にX軸、上方向にY軸、高度がZ軸で表されます。
このため、X軸の設定値は正の値を取ることが多いですが(画面外からの出現を除く)、Y軸の設定値は殆どが負の値になります。
5.矩形設定
矩形とは長方形の事です。
指定範囲に侵入した時にイベントが発生するなどの命令文を作りたい時に、使われます。
6.建物設定
建物の出現位置、ユニットidなどを設定します。また、建物に搭載される航空機部隊の設定も行います。
なお、建物を実際に出現させる命令はスクリプトブロックで行います。
(※自動で初期配置されるわけではなく、必ず呼び出しが必要です。)
7.艦艇設定
艦艇の出現位置、ユニットidなどを設定します。また、艦艇に搭載される航空機部隊の設定も行います。
なお、艦艇を実際に出現させる命令はスクリプトブロックで行います。
(※自動で初期配置されるわけではなく、必ず呼び出しが必要です。)
8.艦隊設定
艦艇設定で設定された固有idを用いて、艦隊行動を設定します。
中継点を利用した擬似的な艦隊運動と違い、2番艦以降の艦艇は、1番艦に確実に従属します。
わかりやすいのが、A-01の増援艦隊です。
この艦隊は中継点の設定のみで擬似的な艦隊運動を行っており、艦隊設定がされていません。
このため、最後の中継点に達すると、各艦の動きはバラバラになってしまいます。
また、中継点設定も同時にされている艦艇の場合、艦隊設定は最後の中継点に達するまで、一時的に無視されます。
例えば艦隊陣形なども、最後の中継点に達した後に形成されます。
大きなサイズ
命令文はほかと違って非常に長く、0x0000008093になります。
9.光源・SE・Music設定
光源や音声、音楽についての設定を行います。
この3つの設定に関しては、どうやら厳密な順番は決まっていないようです。
ここで設定しなかった光源・SE・Musicに関しては、そのステージでは呼び出せないので注意が必要です。
大きなサイズ
命令文は、光源が0x1853、SEが0x1C53、Musicが0x2053です。
10.設定ブロック末尾
設定ブロックの末尾部分です。大部分はどのlevファイルでも共通ですが、設定の個数と調整用の0x00の数だけ異なります。
大きなサイズ
画像に示した赤枠は、単純にオフセットアドレスのターゲットになっているだけで、値が変わることはありません。
値が変わるのは青枠で示した設定の個数の部分だけです。
最終更新:2015年01月20日 17:49