【名前】 |
はかいしれい |
【読み方】 |
はかいしれい |
【登場作品】 |
「4.5」 |
【詳細】
「4.5」に登場する
問題だらけのミニゲーム。
ナパームマンを操作し、インターネット内に集まったウイルス達を殲滅するのが目的。
サーチマンの
そげきくんれんと形式が似ており、カーソルを動かし、制限時間内に標的を全て倒せばクリアとなる。
だが、そこはかつて裏ボスも務めたナパームマン。規模も迫力も
悪質さも格段に増している。
ウイルスの数は最少でも40体。数匹ずつがひと固まりとなって密集している中を、得意技のファイアボムで片っ端から爆撃していく。
更に時間経過で溜まるメーターを全消費し、必殺のナパームボムで画面全体のウイルス達を消し飛ばす事も出来る。
ステージ内にはウイルスだけでなくモブのナビ達もおり、
爆撃に彼等を巻き込んでしまうと、ペナルティとして制限時間から5秒引かれてしまう。
ちなみにこのナビ達、ミニゲーム用のデコイとか障害物などではなく、
本物の一般ナビ。
そもそも制限時間が定められているのも、ナパームマン曰く「オフィシャル達が駆け付けてくる前に片付ける」ため。
つまり、いくらウイルス達が集まった危険な状況とはいえ、
ナパームマンは何の通達もなく、無断でエリア中を爆撃しているのである。
悪役設定がオミットされた
ファイアマンや
プラントマンなんかより余程凶悪である。
作中では
はいきょの電脳の通路をナパームマンが塞いでいるのだが、通る為にこのミニゲームをプレイさせられる。
他の通せんぼをしているナビは、先に進める実力を持っているか確かめるためだったり、ウイルスの駆除を手伝ってもらうためだったりと、各々正当な理由があるのに対し、
ナパームマンは「ここは俺が気に入った奴しか通さねえ」と自分勝手な理由で道を塞いでいる。
とはいえ、はいきょの電脳は
ウラインターネットからしか来れないエリア。
名前からして既に管理者等もいなさそうだし、無法地帯で何をしようが、表のインターネットに迷惑をかけない限り自由…と思うかも知れない。
ところが、ナパームマンがミニゲームの舞台として指定する場所は、あろうことか
インターネット1。
表の、それもネット初心者やそのナビ達が集う序盤も序盤のエリアである。
そこにナパームマンは
40体のウイルスをばらまき、そしてミニゲームを通してプレイヤーにエリアごと爆撃させようとしてくる。
完全に
WWWの所業である。野望とか関係なく自己満足の為にやっているだけタチが悪い。
酷い事に、道を塞いでいるナビ達が出してくるミニゲームは、操作ナビを切り替えた場合はその都度プレイしなければならない。
「4.5」の操作ナビ21体全員で完全攻略を目指した場合、ナパームマンの気まぐれのせいで、インターネット1は
総計840体のウイルスと21回の爆撃に襲われることになる。
ここまで来ると、本編で彼が
WWWエリアの防衛に徹していてくれて良かったとすら思えてくる。
ドリルマン達と一緒に、「3」の頃に表立って活動していたら、
バブルマンなど目じゃないレベルの暴走を引き起こしていただろう。
燃次が相棒にしていなかったらどうなっていた事やら…。
また、インターネット1に向かう際、プラグアウトは不可。
はいきょの電脳2→1→ウラ1→エリア12→11or10→9→7→5→4→2→1と、ここまで辿ってきた長~い道のりを引き返して来なければならない(一応シェードマンを撃破している場合は大幅にショートカット可能)。
しかもプラグインをさせない理由は、彼曰く「ウイルスが怖くてプラグアウトするような奴を通す気なんざねえ」から。
改めて言うが、はいきょの電脳はウラインターネットからしか来れないエリア。
「ここに来れる奴がウイルスを恐れる訳ないだろ」と誰しも思うだろうが、もちろん反論なんて出来ず、大犯罪の片棒を担ぎに、プレイヤー達は粛々と引き返していくのである。
ここでナパームマンをデリートできたらどんなに良かったか…。
また、当のナパームマンを操作中には、時折Eメールで爆撃の指令が届き、指定の場所に向かうとこのミニゲームが始まる。
差出人は「ダークギルド」という謎の組織。「ダーク」とついている辺り、WWWだけでなく
こことの繋がりもありそうである。
その目的も「誤って流出したウイルスの隠滅」「科学省が開発中の新型ウイルス兵器の破壊」など、どう見ても非合法な内容。
それでも報酬の
HPメモリの為には拒否も出来ず(というか依頼の時点で「失敗したら分かっているな?」と脅されている)、
一般ナビもいる中、オフィシャルが駆け付ける前にウイルスを殲滅する事になる。
総じて、ナパームマンと言うキャラクターの凶悪性を如実に示した、他とは一線を画すミニゲームと言えるだろう。
他のミニゲームと同様、BGMは本家ロックマン5のナパームマンステージのBGMのアレンジ。
内容のブラックさに似合わず、PET画面で流れるものより軽やかな曲調になっている。
最終更新:2023年03月09日 20:26