C.A.A.C.E.における情勢 - 退魔師闇奇譚@Wiki

○ヘヴンズ・フォール

　世界で同時多発した淫魔・妖魔や魔獣・魔物の出現を発生させることとなったすべての元凶。

　これが原因でストーンサークル群がいくつも出現し、それらを中心に事案が多発するようになる。

　日本においては「天震災」と称される事案。

　これにより西ヨーロッパ中心に近い「ドラゴンの庭」と呼ばれるようになる大型の唯一の陸地ストーンサークルと、後の大型組織C.A.A.C.E.所属のエクソシストや個人戦力の長き戦いが始まるきっかけとなる。

○エクソシストの存在、力の根源の成立

　日本の退魔師と同じく、欧米圏他、世界各国で同様の存在が確立、認定される。

　日本では霊力、法力などと言った力が。欧州では同様に霊力や、魔術、錬金術、精霊魔術などオカルトな扱いを受けていたものが全て具象化。

　魔獣などに対する大きな力となる。

○C.A.A.C.E.設立

　エクソシストを統括する組織として、日本における後の退魔庁に当たる国際地域組織「C.A.A.C.E.」が設立。

　公的機関ではなく、提唱者によって設立した私的機関であるため、この頃は多くの制限を周辺諸国から課せられた。

　この当時は本部はイタリアのジェノヴァではなく、永世中立国スイスのジュネーブに存在した。

○C.A.A.C.E.の拡大と軋轢、モンスターらとの戦乱の拡大

　C.A.A.C.E.の基本活動範囲は欧州全体であるが、ストーンサークル群が付近にある国はそれ以外にも独自の組織を構築しつつあった。

　しかしながら、統括組織としてのC.A.A.C.E.の力は強く、それらの組織との溝が生じていく。。

　その中で、C.A.A.C.E.事態も「ドラゴンの庭（Drachengarten）」というイタリア、スイス、リヒテンシュタイン、ドイツ、オーストリアに囲まれる位置に存在するオーストリアにあるインスブルックの西部に出現したサークルで、現状唯一の陸地にあるストーンサークルの対処に追われ続けており、リヒテンシュタインの大被害からの復興など、金銭的にも人的にも多くのリソースを奪われることになる。

○VV.A.M.P.S.誕生

　魔獣やモンスターなどに対するエクソシストたち自体の能力は決して低いわけではなかったが、1vs多や、個人で活動するエクソシストたちが増え、一方で大きな被害を出すことも増えることとなる。

　そんな状況を鑑みてか、アンジェラ・ディアヴォレッサによって対淫魔・魔物兵器機構であるV.A.M.P.S.が開発。

　マスプロダクトに成功、C.A.A.C.E.に所属する多くのエクソシストの強化、欧州の対抗勢力全体の大幅な戦力向上となる。

　しかし、アンジェラは万が一に備えて一部の技術を秘匿していたが、量産型のV.A.M.P.S.の生産についてはCCCNO社とC.A.A.C.E.が協力関係となる。

○C.A.A.C.E.からブリテンが離脱・レイヴンズ7の誕生

　増した軋轢により、ブリテンがC.A.A.C.E.の枠組みから離脱。

　それに伴いC.A.A.C.E.上層機構「円卓」の「3：女帝」が空位となる

　同時に、ブリテンが独自の退魔組織「レイヴンズ7」を発足。

　所属者はわずか7名＋事務方のメンバーのみであったが、これが後の組織への足掛かりとなる。

　日本からは黒鳥 美影を招聘、本国からはマリア・ナイトレーヴェンらが初期メンバー。

○アンジェラ・ディアヴォレッサ失踪事件

　C.A.A.C.E.上層機構「円卓」所属であり「0：愚者」であったアンジェラが狂気的な行動を起こしたとされ失踪。

　これに関しては、かなりの時間を要した後、冤罪であることが判明したが、この時点での組織内や周辺諸国には大きな衝撃が走った。

　追跡に多くの時間、人的被害などのリソースを費やしたが、C.A.A.C.E.は通常の面々では対抗できないと判断し、ファセリナ・オルブライトとディートリンデ・フォン・ヴァイスに追跡、捕獲ないし殺害任務を与える。