<泰葉>“回転海老名固め”で勝利 リングで涙の熱唱 「ハッルス・マニア2008」
12月31日11時53分配信 毎日新聞
落語家で元夫の春風亭小朝さん(53)を「金髪豚野郎」と呼び、その後、記者会見で、一連の騒動の“終息宣言”をするなど話題を振りまいたシンガーソングライターの泰葉さん(47)が30日、東京都江東区にある有明コロシアムで開催された「ハッスル・マニア2008」に、ハッスル軍として出場した。対戦相手のモンスター軍、アン・ジョー司令長官に“回転海老名固め”で勝利してリング上で「お陽様よほほえんで」を熱唱した直後、リングに倒れこんだ。また、この日会場には、米国総合格闘技団体UFCと独占交渉契約を結んだ北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧選手(22)も姿を見せた。
「どんな逆境でも、人はハッスルできる!」がテーマの今大会に泰葉さんは、黒のミニワンピース風のコスチューム姿で両手を高くかかげて入場。対するアン・ジョー司令長官は、泰葉さんが小朝さんを「金髪豚野郎」と呼んだことからか、子豚を抱いて登場した。試合中、ジョー司令官は泰葉さんの顔を平手打ちし、竹刀で背中をたたくなどしてコーナーに追い込むと、入場時に抱いていた子豚を、うつぶせに倒れこんだ泰葉さんの目の前に差し出した。苦悶の表情を浮かべた泰葉さんだが、参戦を予定していなかったというマネージャーが急きょリングに上がりジョー司令長官の頭にパイプ椅子を叩きつけると形勢が逆転。場内から沸き起こった“泰葉コール”をバックに、最後は泰葉さんが勝利した。
試合後の会見で、「今、感無量です。一番つらかったこと? いっぱいありすぎで……。本当につらかった1年でした。本当につらかったです」と、08年を振り返った。また、8831人の観衆を前に歌ったことで、「エンターテイメントというものがどういうものなのか、体で感じさせていただいて、1万人のお客様の前でリングで戦って歌ったこを肥やしに成長していき、人様にご迷惑をかけない女になろうと思います」と、涙ながらに語った。
今回のハッスル参戦について、弟で落語家の林家いっ平さん(38)から「蹴られたらめまいを起こすから、めまい止めを飲んでおけといわれました。飲んでいませんけど」と連絡があったことを明かしたが、小朝さんについては「会見で終結させていただいたので、すみません」とだけ話し、コメントしなかった。
09年は年女の泰葉さんは、丑年にちなんで「闘牛のように暴れたいと思います。来年は新しい“泰葉”をよろしくお願いいたします」と笑顔であいさつした。年明けは、8日に開かれるいっ平さんの独演会で歌を披露する予定だという。【小林円】
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最終更新:2008年12月31日 19:48