香村純子
こうむらじゅんこ
情報
主なメイン特撮執筆作品:
主なサブ特撮執筆作品:
特色:
- 一度一般企業のOLになるも、24歳で脚本家を志し上京。当時あった東映系の育成スクール「東映アニメーション研究所」 に学んだ後、小山高生主催の「ぶらざぁのっぽ」に所属しその後独立。
- アニメや少女漫画などのドラマCDからキャリアをスタート。同郷出身で同じ小山門下生の荒川の引きもあり仕事量を着実に増やして来た。
- 特撮では炎神戦隊ゴーオンジャーのサブで荒川との共作でデビュー。ゴーカイジャーでサブ筆頭として抜擢されて、その後はウィザードできだとダブルメインを務めるなど、異例の速さで出世した期待の若手脚本家である。
- 師匠は東映特撮常連ライターである荒川稔久。東映特撮作品への参加の際はかつては常に荒川とセットでの参加が多く、非公認戦隊アキバレンジャー第1シーズンにもサブ参加。仮面ライダーウィザードでは荒川とのセットは解消され、きだつよしとの共同メイン脚本の形で参加しており、劇場版も担当した。
- 仮面ライダードライブでは同時進行のメイン作ガルーダの戦士ビマXとの兼ね合いもあり執筆数4本と少ないが2号ライダー「マッハ」のパワーアップ回を任されるなど重用されている。
- 動物戦隊ジュウオウジャーにて満を持して正規のメインライターに抜擢され、念願のスーパー戦隊メインデビューとなる。サブ脚本家には特撮引退状態だった荒川稔久を迎え、再びコンビを組んでいる。
- 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーであまり期間を置かず再びメインを務めているところから、東映特撮の若手筆頭株としての評価の高さがうかがえる。同じ宇都宮孝明Pとのコンビであり、相性の良さを思わせる。
- 2020年度のプリキュア「ヒーリングっど・プリキュア」でプリキュア初メインを担当し、ニチアサとしては初の戦隊・ライダー・プリキュア3作でメインを制したライターになる。
- サブ時代は固すぎると言われるほどの堅実路線という扱いがされることが多かったが、メインを重ねていくうちに度々挟まれる鬱展開や隠れたエグミのある設定などもクローズアップされるようになり、「ヒーリングっど・プリキュア」メイン発表時は不穏展開を危ぶむ声も散見されるようになった。
- 事実、「ヒーリングっど・プリキュア」は1話から主人公を中心にやたら不穏な設定が目立ち、そして案の定プリキュアらしからぬ衝撃の真実が中盤で判明。凄まじい反響を界隈にもたらした。
- 2021年は白倉伸一郎担当の「ゼンカイジャー」のメインに起用され、宇都宮以外のPと組むこととなった。これで戦隊記念作のメイン担当を2回やったことになる。
特撮!板、SNSでの扱い
- 後継者がなかなか育たない特撮業界において期待の若手として嘱望されていた。
- 最初は辛口な評価も目立ったが、海賊戦隊ゴーカイジャーでは彼女が特に原作に思い入れがあるという「超獣戦隊ライブマン」のゲスト回が好評価だったため株が少々上昇してきている。
- その後、仮面ライダーウィザードではきだ回よりも面白い回が多いと比較的好評であり、正規のメインとなった動物戦隊ジュウオウジャーで評価を確立する。
- なお、メインを務めた動物戦隊ジュウオウジャーや快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー、機界戦隊ゼンカイジャーは特撮界隈以外でも話題になったものの、売上が壊滅的だったほか、一部のキャラに肩入れしすぎて面白みがないと酷評されることもある。特撮外でメインを務めたヒーリングっど・プリキュアも売上が壊滅的な結果となった。
- 上記の通り作品の評価は高いのだが、ウィザード以降は彼女の担当した作品は氏の販促が上手くない点や商品など諸事情が重なり、ほぼすべて商業的に優れない結果になっている。評判の高さとは裏腹に「ジュウオウ」「ヒープリ」など終盤の展開で賛否が激しく分かれており、隣で氏がメイン担当した前後作や他スタッフのゴーストやビルドなど他作を引き合いに出して叩くなどかつての小林信者を連想させるファンや評価状況に陥っており、氏が担当した後のシリーズは売上回復が難しくなる状況が続くので爆死請負人という不名誉な呼ばれ方もしている。
小林信者からの扱い:
- 期待の女性脚本家として小林靖子とよく比較される。しかし結局「何かが足りない」などと結論付けられ、「靖子にゃん最高!」というためのダシにされる。
- 当初は評価の高さにつけいって、彼女が「タイムレンジャー」を気に入っているのをいいことに「香村は小林靖子のフォロワー」などと吹聴していた。しかし、その後の販促苦手が明らかになると手のひらを返されている。
- 叩きは少ないものの「可もなく不可もない脚本家」という評価に落ち着かないと納得できず、絶賛されると「面白いけどそこまで言うほどでもなくハジけ具合が足りない」などと反論してくる。
- 挙句の果てには「香村をそこまで絶賛するのは小林アンチの工作」などという邪推までしてくる。
- 特撮作品をコンスタントにこなし、ついにジュウオウジャーで単独メインを務めるに至り、女性脚本家としての小林靖子のポジションを奪われたと嘆いている。
- 下山・毛利など後継者世代の伸張もあり小林の登板が完全になくなるのではないかと危惧している。この件をもって「東映特撮はもうだめだ」と業界全体を憂いている。
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最終更新:2022年07月26日 13:19