このSSにはドス・まりさ、wwwを多用した台詞が含まれて居ます。
ここは加工所第7会議室
今日の議題は近頃確認された新種のゆっくりの処理法についてである。
新種のゆっくりとはそれまで確認されていた巨大ゆくっりより一回りも二周りも大きいゆっくり、ドス・ゆっくりの事である。
さて、ここで簡単にドス・ゆっくりの特徴について述べておこう。
ドス・ゆっくりという名は付いているが、今のところまりさ種のドス・ゆっくり以外確認されていない。
その為、短くドス・まりさと呼ぶのが一般的だ。
このドス・まりさ普段は森の奥の洞窟で暮らし、手下のゆっくりに自らの分の餌も集めさせ、自分は何もせずに日々惰眠をむさぼっている。
なぜ手下のゆっくりはドス・まりさの為に餌を集めるのかと言うと、ドス・まりさと暮らしている間、通常のゆっくりにはゆっくりとした生活が約束されるからだ。
しかし、ドス・まりさがやることはと言えば毎朝目を覚ましたゆっくりに朝一でご飯を探しに行くように指示を出すだけだ。
通常のゆっくりであれば目を覚ましても直ぐには動き出さず、何をするわけでも無しにゆっくりとすごすのだ。
時には日が暮れはじめるまでゆっくりし続けるゆっくりもいる。夕方に焦って餌を探しに行けばまず間違いなく夜行性のれみりあに襲われ返ってこない。
かといって何も食べなければ、一日と持たずに共食いを始める。
と言うわけで、この朝の号令係はゆっくりにとってもとても重要な役割を果たす。
この重要な役割を果たすドス・まりさは通常のゆっくりからとても尊敬されており、それゆえドス・まりさの為に一生懸命餌を集めていたのだった。
ただ搾取するだけのドス・まりさはそれゆえ通常のゆっくりではありえない巨体をしている。
そろそろ話を元に戻そう。
なぜ、このドス・まりさの処分方法が議題に挙がるのかと言うと、それはその巨体ゆえの問題だった。
加工所の職員にとっては当たり前の事だが、存分にゆっくりとしたゆっくりの餡はまずい。
甘味を失いパサパサとした食感と、なんともいえない後味の悪さをかもし出す。
存分にゆっくりとしたと言うことは、つまりゆっくりのサイズに比例して味が落ちていくと言うことだ。
あれほど巨大なドス・まりさである。その味は食べ物の域を超え、汚物のごときまずさを放つ。
とても人間の食用には使えたものではない。ではゆっくりの餌にはどうだろうかと、ゆっくりに与えてみたが、ドス・まりさの餡を食べたゆっくりは
ドス・まりさと同じかそれ以上にまずい餡になってしまったのだ。
詰まるところ、このドス・まりさは煮ても焼いても食えないゆっくり。
だからといってその場に放置していけば、周囲のゆっくりにまで感染し食い物にならなくしてしまう。
まったく困ったやつだ。
「「「ゆっくりしていってね!!!」」」
「ゆゆ?人間さんだね!ゆっくりできるひとならゆっくりしていってね!!」
「課長wwこれっすか?www」
「ああ、そうだ。だがここではやるなよ?」
「ゆゆゆ!おじさんたちはゆっくりできない感じがするよ!!とっとと出てってね!!!!」
「ゆ?ゆっくりできないひとなの?まりさ」
「そうだよ!きっとかこうじょのにんげんだよ!!!!」
「い゛い゛い゛や゛や゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!!!か゛こ゛う゛じ゛ょ゛は゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
「ゆっ!ゆっ!ゆっくり落ち着いてね!!!まりさがいるからだいじょうぶだよ!!!」
「ま゛り゛さ゛あ゛あ゛あ゛!!!は゛や゛く゛お゛っ゛ぱ゛ら゛っ゛て゛え゛え゛ぇ゛え゛え゛」
「まあ、まあ、みんな落ち着いてくれ。おじさんは君達の事をとっ捕まえたりしないよ」
「うそだよ!!!そうやってまりさたちを捕まえるつもりだよ!!!!」
「本当さ!たしかに加工所では今でも饅頭を作ってはいるが、ちゃんと小豆と小麦粉から作ってるんだ。
でも、作業者の数が足りなくてね、君達に手伝ってもらいたいんだ。もちろん手伝ってもらった分は食べ物をあげるよ。
寝るところも遊び場も雨にぬれないところに作ってあげるよ。おじさんは君立ちと共存の道を歩みたいんだ。」
「きょうぞん!!!まりさはきょうぞんしたいよ!!!!!!!」
「ゆ?????まりさ!きょうぞんってなぁに????」
「きょうぞんはきょうぞんだよ!!!!とってもゆっくりできるよ!!!!!!」
「ゆっくり!!!ゆっくりできるの!!!!!!!」
「そうだよ!!みんなでゆっくりできるよ!!!ゆっくりしようね!!!!」
「そっか!!できるんだ!ゆっくり!!!!れいむ!ゆっくりだから!!!きょうぞんとかわからないから!!!」
「そうだね!!ゆっくりしようね!!!!」
「そっかー!!ゆっくりできるんだー!!!!」
「それじゃあ、返事を聞かせてもらおうか。おじさんと一緒にくるかい?」
「「「「「「ゆっくりつれていってね!!!!!!」」」」」」」
「さあ、着いたよ。大きいまりさはちょっとそこで待っててね。他のみんなはこっちだよ。」
「「「「「ゆっ~♪ゆっ~♪ゆっ~♪」」」」」
「じゃあ、おれは小さいのを連れて行くからでかいのは任せたぞ・・・」
「りょうかいっすwww」
「頼むぞ。」
(まったく気持ちの悪いやつだ…)
「wwwwやっぱでかすぎwwwしゅうせいされるねwwwwww」
「おにいさん!まりさはひかげでゆっくりしたいよ!!ゆっくりあんないしてね!!!!」
「ふひひwwwさーせんwwwww」
「ゆ?おにいさんが持ってるそれはなに???」
「たけやりっすwwさーせんwwwいまから手品をやるっすよwwwww」
「ゆゆ!!たのしみだね!!!ゆっくりみせてね!!!!」
「まず最初にこのたけやりのなかをのぞいてくださいっすwwww」
「ゆゆ?なにがみえる!?なにがみえる!?」
「なんで二回言うのwwwなんで二回言うのwww」ブスッ
「ゆ゛ぎ゛ゅ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ま゛り゛さ゛の゛お゛め゛め゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
「だいじょうぶっすよwwwこれ手品っすwwwwww
こんどは反対の目でこれを除いてほしいっすwwwww」
「ゆっ…ゆっ…ゆっ…ゆっ?ほんとだ!もう痛くないよ!!!こっちは何がみえるの!!!!」
「さすが鈍痛っすねwwwサーセンwwww」ブスッ
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!や゛っ゛ぱ゛り゛い゛た゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」
「あとはゆっくり解体するっすwwwゆっくりだけにゆっくり解体wwwwうますぎ俺ワロスwwww」
「おう、そっちは済んだか」
「オワタッスwwwちゃんと地下室にオクッテオイタッスwww」
「そうか、後は下のゆっくりが処理してくれるだろ。まあ、あれだけの量だと10日はかかるか…」
加工所のそばのゆっくり処理場、ゆっくりによるゆっくりの処理場。
地下にゆっくりとゴミを一緒にいれゆっくりに処理させる施設。
この施設ではゆっくりの他に肥溜めに溜まった糞尿など有機的なものであれば何でも処分できる。
誰の手も汚さない、人にも地球にも優しい場所なのだ。
蜜柑
最終更新:2008年09月14日 10:12