ゆっくりいじめ系1003 お兄さん 1

※かなり俺設定があります
※人と共存しているゆっくりがかなりいます
※虐待分は少ないです

このSSは僕が初めて書いて投稿したやつです。
いろいろと設定とかに矛盾とかあったり、駄文で目を汚すかもしれませんが、どうか長い目でよろしくお願いします。






















ゆっくりに関して一般人よりも思い入れがあるお兄さん達がいる。多少の違いはあれど、大まかに分けるなら、彼らは俗に3種類に分けられる。
  • 愛でお兄さん
  • 虐待お兄さん
  • 虐殺お兄さん
愛でお兄さんはその名の通り、ゆっくりを愛してやまない人のことである。
多くの愛でお兄さんはゆっくりを愛でる協会「ゆっくりんピース」に所属していることが多い。が、いいゆっくりと悪いゆっくりを両方とも区別せず愛するというわけでわない。
前者はしっかりと愛でるが、後者は愛でず無視したり罰を与えたりする。(無視すると家、もしくは畑の被害が増すため主に罰したり捕まえて山に返したりする。さすがに、ゆっくりを愛でているため命まではとらないようだ)

虐待お兄さんは読んで字のごとく。ゆっくりを虐待するのに生きがいを見出す人である。その虐待方法は筆舌しがたく、ゆっくりに対する虐待を人間にしたら、尋問か拷問のスペシャリストへとスカウトされるかもしれない。
が、基本ゆっくりしか虐待しないし、虐待方法はゆっくりにしか通用しないので、ゆっくり虐待から人間の尋問or拷問への転職をしたなど、そういった話は今のところ出ていない。
いいゆっくりより悪いゆっくりを主に虐待する。いいゆっくりはペットというよりも家畜として利用するようだ。無論、平等に虐待するお兄さんもいる。

虐殺お兄さんは説明するまでもないが、虐殺することにのみ喜びを感じる人である。いいゆっくりだろうと悪いゆっくりだろうと関係なく、平等に殺戮する。
3人の中では最も筋骨隆々。どうでもいいが、筋肉順位的には「愛で<虐待<<虐殺」である。ウホッ、いい筋肉。
主に農場を襲う野生ゆっくり虐殺のほかにも、山へ登った人達の用心棒や猟師として活躍したりするので、虐殺以外にも仕事をする。(無論ほかの二人も仕事はするが、二人は労力の半分以上をゆっくりに注いでいるのに対し、虐殺お兄さんは半分である)
3人の中では最も人口が少ない。


とある村では、その3人を混ぜたような存在がいる。
よく言えば「万能」、悪く言えば「中途半端で腹黒」。

これはそんな「万能お兄さん」とよばれる人のお話である…。



























山で山菜を取っている青年がいる。彼の傍らにはゆっくりぱちゅりーときめぇ丸(胴付き)がいる。
「さすがに知らないところまで探検すると、世界が違って見えるなぁ。」




彼は万能お兄さん。冬を越すための食料を集めるため、山菜を取っている。いつもとは違う、まだ足を踏み入れていない場所へと今回は足を伸ばした。
ここいらには妖怪はでないが、まれに熊が出るため油断は禁物である。だが新たな発見があるかもしれないし、なにより村の人たちの知らない高級山菜(マイタケ、マツタケ)などが見つかるかもしれないので、胸を躍らせながら
探検している。
「むきゅ、ご主人様、あそこにワラビがあるよ」
見逃していた山菜をゆちゅりーが見つけてくれた。
「おお、ぱちゅりーありがとう」
「むきゅん!あと、あそこのきにあけびが、その下に薬草があるよ!」
「あ、本当だ。いつも助かるよ、ぱちゅりー。きめぇ丸、悪いがあけびをとってくれないか?」
「了解でーす」
きめぇ丸が空を飛べるのを利用して、お兄さんの手に届かない果物などを取ってくれる。



「この薬草は頭痛薬になるわ、本でみたもん」
「へぇ、そうなのか。そういや虐殺お兄さんの弟さんが、頭痛で寝込んでいたっけな。彼のところにもっていこう」
薬草を採取しながら話す。3分の1は後のことを考えて残しておくことは忘れない。ちなみに、このゆちゅりーは頭脳が普通のゆちゅりーより高いので漢字を使うことができる。
「ご主人様、取ってきました」
きめぇ丸が袋にあけびをたくさん入れて戻ってきた。
「たくさん取ってきたね、よしよし」
お兄さんに頭を撫でられ喜びの表現として頭をはげしくシェイクした。
「あとご主人様、さきほどゆっくりの群れをみつけました」
「本当か?規模はどれくらい?」
「少ししか見えませんでしたが、かなり大規模な模様です。ドス級の存在も確認しました」
「ドス級か、ううむそれはちょっと問題あるかもなぁ」
お兄さんが頭を抱えた。




野生のゆっくりのほとんどは群れを作る。だが中には群れが群れを吸収し、ひとつのコミュニティまで成長する群れもある。そういった大規模な群れには必ずといっていいほど、リーダー格の「ドス」や「クイーン」とよばれるものが存在した。
縄文時代や弥生時代のような村と村が合体して、王ができるのと同じ原理だ。
ドスはとにかくでかい。普通のゆっくりの大きさがサッカーかバスケットボールなみだとすると、ドスは5倍かそれ以上ある。
2,3mは優に超えているほか、ドスならではのドススパークや動きを封じ、相手を意のままにあやるつゆっくりオーラなどは脅威だ。どちらもドスの体内にあるドスキノコが源となっている。
その化け物じみた巨体と必殺技は人を殺せるほどの威力があるのはすでに確認済みだ。人間にとっては十分脅威であった。


ここでお兄さんはひとつの考えをだした。
「きめぇ丸、偵察してきてくれないか?ドスの今後の思惑とゆっくりの数、食料の備蓄などもできるかぎりの範囲で調べてきてくれ」
「了解しました、ご主人様。」
「あと、これ」
そういうと、きめぇ丸が先ほど取ってきたあけびと、お兄さんが取った山菜をいくらか渡した
「お前はほかのゆっくりから嫌われているからな、食べ物を渡して敵意がないことを示せば大丈夫だろう」
「さすが私のご主人様、では行ってきます」
そういうと、きめぇ丸は群れへと飛んでいった。
「さて、ぱちゅりー。僕らはおやつのあけびでも食べてのんびりしようか」
「むきゅきゅーん!!でもご主人様は頭が切れるのかのんびりなのかわからないわ」
「はっはっは、よく言われるよ」
お兄さんは朗らかに笑いながら石の上に座り、ゆちゅりーをひざの上に乗せてあけびを食べ始めた。






群れにたどり着いたきめぇ丸は挨拶をした。
「まいど、おなじみきめぇ丸です」
「ゆっ!きめぇ丸がきたんだぜ!!みんなドスのもとににげるんだぜ!!」
きめぇ丸をみたゆっくりたちは逃げるようにしてドスまりさの元に集まる。きめぇ丸自身もゆっくりが大嫌いなので助かる。
そして群れを束ねるドスまりさがでてきた。大きさは優に3m以上はある。

「ゆっ!!なにしにきたの!!まりさたちをいじめにきたのならどっかにいってね!!みんなをいじめるならただじゃおかないよ!!!」
「とんでもない、私に敵意はありませんよ。それよりあなたたちと仲良くなりたいのです、その証拠にこれを差し上げましょう」
といって、万能お兄さんからもらったあけびや山菜などを友好の印としてあげる。
「わーい!おいしそうなごはんだー!!!」
「くだものもあるよ!!」
「ゆっ!!どうもありがとう!!あなたはいっしょにゆっくりできるね!!ゆっくりしていってね!!」
「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」
ドスは山菜などをもらえたのもうれしかったが、木に登ることができないのであけびがたくさんもらえたのはもっとうれしかった。
「気に入っていただけたようで何よりです」

本来、きめぇ丸はうれしいと頭を高速で動かす。この動きはゆっくりたちにとってゆっくりできないので、きめぇ丸が嫌われる原因でもある。
しかし、このきめぇ丸はそう返事しただけで頭を動かさなかった。お兄さんから躾けられているおかげである。
ゆっくりたちはこのきめぇ丸が頭を高速シェイクしないのでさらに気に入った。
「ところでドス、これから冬篭りですか?」
「ゆっ!!そうだよ!わたしたちはかずがおおいからしょくりょうをあつめるのもたいへんだよ!!」
「数はどれくらいですか?」
「うまれたばかりのあかちゃんもかぞえると200はいるよ!!」

きめぇ丸はざっと見渡した。ここにいるのはせいぜい50くらいだ、後のほとんどは食料を取りに行っているか、巣の中にいるのだろう。
きめぇ丸は、お兄さんからもらったカメラを使い写真を撮った。
「ゆっ!!なにしゃしんをとっているの!!かってにとらないでね!!!」
「いやぁ、あなたほどの偉大な方がこの大勢のゆっくりたちを束ねていると知ると感動しちゃってつい記念に撮っているんですよ。いけませんでしたか?」
「ゆっ!!それほどでもないよ!!じゃあ、あなたはわたしたちのなかまだからとくべつにとっていいよ!!きれいにとってね!!!」
「ドスのよさをわかっているなんて、ほかのきめぇ丸とはちがうぜ!!」
「このおねーしゃんとはゆっくちできるね!!」
ドスは相当慕われているようだ、ドスをほめただけでまわりのゆっくりたちがきめぇ丸をさらに信頼し、ついには仲間と認めた。
ドスは新たに仲間に加わったきめぇ丸をゆっくりたちに紹介した。
「このきめぇ丸はほかのきめぇ丸とはちがういいゆっくりだよ!!みんないっしょにゆっくりしようね!!」
「どうもきめぇ丸です」
「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」

ドスはきめぇ丸に仲間を紹介した。
親子でなかよくすごしているれいむ、行動役のまりさ、知能の高いありすなど。このゆっくりたちの顔は皆笑顔にあふれている。よそのゆっくりの群れを強制的に襲ったり略奪などはしていないようだ。きわめて平和だ。
「ところでドス。巣を見てもよろしいですか?これほど大規模な群れを程となるととてもおおきい。あなたの偉大な巣が見てみたいのです」
「ゆっ!!いいよ、きめぇ丸はなかまだもん!!すのなかをみせるね!!」

巣の中は広かった。ドスが住むくらいだから当たり前といえば当たり前だが。主に親子グループが巣の中にいる
巣の中を見渡すと、れいむのこどもたちが毛玉であそんでいた。熊の毛だ。おそらく熊が冬眠していた穴を利用しているのだろう。
ドスが入れる理由も理解した。
巣の奥にはさらに穴があった、新しく掘られたようだ、奥には食料が詰まれて山のようになっている。
「ドス、あれは冬篭り用の食料ですか?」
「ゆっ!!そうだよ!まだかずがたりないからしんぱいなんだ!!」
「では、冬篭り前に食料がたまらなかったらどうするのですか?」
「だいじょうぶ!なんとかなるよ!!いつもまりさたちはそうやってのりこえてきたもん!!」
たいした自信だ、さすがはドスの貫禄、といったところだろうか。
「さすがはドス、とてもかっこいいです。あなたは偉大です」
「ゆっ!!てれるよ!!」
おだてながら、きめぇ丸はシャッターを切る。ついでに巣の中も撮らせてもらった。無論偉大なドス、さすがドス。さいこうのゆっくりぷれいすなどおだてることを忘れない。

「ではドス、わたしも冬篭りの準備を始めますので失礼します」
「ゆっ!!わたしたちといっしょにくらさない?あなたならかんげいするよ!!」
「しかし、ドスたちの食料は足りていません。私が加わればさらに圧迫してしまうので、遠慮しておきます。でも、あなたたちに出会えてよかった。ご好意に感謝します」
「ゆぅぅ、ならしかたないね!!またあそびにきてね!!かんげいするよ!!」
「わかりました、またくるときはおみやげをもってきますね」
「きっとだよー!!」
そういって、きめぇ丸とドスまりさ率いる群れは別れたのだった。

きめぇ丸がいなくなったのを確認したドスまりさは改めて食料を見た。まだ冬篭りするための必要な量の半分ほどしか達していない。このままでは半分ほどしか生き残れないだろう。
「ゆっ!ドス!!ふもとにむらをみつけたんだぜ!!」
どうやら食料調達にいってきたまりさたちが帰ってきたようだ。そして見つけたことを報告する。
群れを率いる者として、長年の経験からして人間達と争うことはなんとしてでも避けたい。もし争うことになったら全滅は免れないからだ、ドスまりさは村を襲ったゆっくりの群れが全滅にあうのを何回も見てきた。
だがこのペースではどうしても間に合わない。村を襲い、群れ全体がゆっくりできるようにするのと、群れに多大な犠牲を払い、わずかな数だけ生き残るのとどちらの道がいいか。
彼女はしばらく悩んだ挙句、群れ全体に命令を下した。
「やまのふもとにむらをみつけたからあそこをおそうよ!!」
この発言に全員が驚いた。が、ドスの命令なので皆は従った。それに人間のほうが食料はおいしいのでいいことづくめだ。
「でもドス、しょうさんはあるの?」
群れの副リーダーでもあるありすが尋ねてきた。ほかのありすよりも大きく、クイーンと呼ばれている。ドスとクイーンは二人で群れを作り上げたリーダーだ。先ほどの食料探索から帰ってきたばかりなので、ドスの発言に驚いている。
「まえもすごくちいさいいえをおそったらかてたもん!!だいじょうぶだよ!!」
「そうだね!!まえおそったいえのじじいはよわかったしね!あそこのむらもせいこうするよ!!」
なるほど、一回成功したから味をしめ、今度も成功すると踏んでいるのか。それにクイーンありすがいるのは気づかなかった。
と、覗いているのはきめぇ丸。飛んでいったと見せかけ近くの所に降り、気づかれないように様子を見ている。もしかして、と思い、食料についていろいろ尋ねてよかった。新たな情報が聞き出せた。
「おお、愚か愚か。よりによってご主人様にたてつくとは」
クイーンの写真を取り、彼女は万能お兄さんの元へ帰っていった。







「ただいまー」
きめぇ丸が帰ってきた。だがなんと、お兄さんとゆちゅりーはあろうことか昼寝をしている!
「ご主人様、起きてくださいな」
きめぇ丸が万能お兄さんを起こす。その姿は子供が親に「おーきーてー」とせがんでいるようだ。
「あぁ…、よく寝た。おはよう、きめぇ丸。あとこれはご褒美だよ」
ゆっくりの群れに偵察を命じておきながら自分は昼寝をする。図太い神経である。目をこすりながら、あけびを一つきめぇ丸に渡した。
「枯葉を敷き詰めて寝てみたら、すごく暖かいね。サバイバルの本をぱちゅりーがよんでくれたおかげだよ」
「むきゅん!!」
主人にほめられ喜ぶゆちゅりー。
「で、首尾はどうだった?」
と、きめぇ丸はあけびを食べ終え、は先ほどのことをすべて話した。
「これが写真です」
「前山小屋に住んでいるきこりのおじさんが村に「数え切れないゆっくりに襲われた!」って言って泣きながら帰ってきたけど、そのゆっくり達はこいつらだったのか。」
撮った写真もすべて見せた。お兄さんはまじめな顔をして考えている。しばらくすると立ち上がり。
「とりあえず帰ろうか、もう夕方だし」
「対策はしないのですか?村を襲うとまで言っているんですよ」
「むきゅん!いつものご主人様らしくないわ!いつもならすぐに対策をねるのに!」
きめぇ丸もゆちゅりーも意外と思い質問する。
「もちろん、対策はするよ。この写真どおりの備蓄量ならあと2週間後には襲ってくるよ、村を目指してね。」
お兄さんが放った言葉に二人は固まる。あと2週間?どういうことだ?
「対策はそこそこでいいよ、このグループは見たところ、ドスとクイーンによって物凄く統率が取れている。ドスも人間に刃向かおうとしているけど、彼女はあくまで非常手段として使うはずさ。伊達にドスはしていないだろうしね。
だからできる範囲で餌を集め、それでもたまらなかったら襲うだろう。」
「「なるほど」」
二匹は納得した。
「じゃあ帰ろうか、あときめぇ丸。群れに行った時頭を振れなくてきつかったでしょ、思う存分振っていいよ」
とお兄さんはきめぇ丸とゆちゅりーを抱きかかえるようにした。二匹はうれしそうに顔を摺り寄せている。きめぇ丸は頭をシェイクしながらほお擦りしている。
万能お兄さんと2匹のゆっくりは山を降りた、ちょうどその頃。

「ドス!むらはいつおそうんだぜ!!はやくにんげんどもをいじめたいんだぜ」
まりさたちが聞いてきた、ゲス根性むき出しである
「みんな!むらはおそうけど、それは2しゅうかんたってもしょくりょうがあつまらなかったらだよ!!それまでにむやみにてをだしたらいけないからね!!」
ドスの宣言により群れ全体が沸き立つ。不満を言うものもいるがドスは気にしない。
これでいい、村を襲うのは非常手段だ。もっとも襲うというよりも食料を分けてもらうように「お願い」をするのだが。

村に帰ってきた万能お兄さんは行きかう人々と挨拶を交わした。彼はこの村では知らない人はいないほどの実力者である。
「おっ!お兄さん、いい野菜ができたよ。いつも世話になっているからあとで持っていくよ!」
「ありがとうございます。でももらってばかりでは悪いので、先ほど取ってきた山菜と交換しましょう」
「あっ、あんちゃんおかえりー!あとでゆっくりたちと遊んでいい?」
「ああ、いいよ!怪我には気をつけてね」
「おっ、お兄さん、後でちょっと手伝ってほしいことがあるんだが頼めるかい?」
「わかりました、でも僕も用事があるので後でそちらに伺いますね。」
村は活気があり、ところどころに飼われているゆっくりも見かける。とてもとても平和な村だ。



お兄さんはある家にたどり着いた。
「おばさん、ごめんくださーい!」
しばらくするとおばさんがやってきた
「あら!万能お兄さん、いらっしゃい!!」
「お宅の次男君が頭痛で寝込んでいるので、薬草を持ってきました」
「あらやだ、助かるわぁ~。さぁさぁ、家にあがってくださいな、お茶も持ってきますからね」
お兄さんは上がらせてもらい、寝込んでいる次男のもとへやってきた
「やぁ、次男君。大丈夫かい?」
「あ、万能のあんちゃん。まだ頭が痛いけど大丈夫だよ」
「君が苦しんでいるから、頭痛薬を取ってきたよ」
「ほんと?ありがとう、あんちゃん!」
「いつもいつも助かるわね~」
おばさんがお茶菓子を持ってきた。お兄さんのだけでなく、きめぇ丸とゆちゅりーの分もある。
「礼を言うのはこいつに言ってください。こいつが頭痛薬となる薬草を見つけてくれたんですよ」
と、ゆちゅりーの頭を撫でながら言う

「本当、ぱちゅりーちゃんありがとね~」
「ぱちゅりー、ありがとう」
二人に頭を撫でられ、ぱちゅりーはとてもよろこんでいた。
「あとおばさん、虐殺お兄さんはいますか?用があるんですけども。あとこれ、山で取ってきたあけびです。食べてください。」
「あらあらいいあけび!本当にありがとうね。あと長男ね、もうすぐ帰ってくると思うわ」
「もう帰ってきたぞ」
と後ろで野太い声がしたので、振り向くと筋骨隆々な青年が立っていた。
「あ、あんちゃんお帰り」
「おう、ただいま。ところで弟よ、頭痛は大丈夫か?」
「さっき万能のあんちゃんが薬草持ってきたんだ、これで治るよ」
「そうか、万能お兄さん。いつもすまないな。」
「気にしないでくれ、心友の弟が困っているんだ。助けないわけには行かないさ、あと薬草はこいつが見つけてくれたから、礼はこいつに言ってくれよ」
とゆちゅりーを指差す。虐殺お兄さんは、ゆちゅりーにむかって大きな手を伸ばし
「すまんな」
といって軽く撫でる。ゆっくりを虐殺する虐殺お兄さんとはいえ、他人のペットを殺したりいじめたりするようなことはしない。心友のであるなら尚更だ。
「ところで用とはなんだ?」
「あとで村の者を集めてくれないか?皆に話があるんだ。虐待お兄さんと、愛でお兄さんには僕が言っておくから。」
「ああ、わかった。ところでどんな話なんだ」
「君の好きなゆっくりについてだよ、久しぶりに虐殺ができるよ」
ニヤリと笑いながら万能お兄さんは話した、虐殺お兄さんはそれを聞いて非常に喜んでいる。
「それは楽しみだな、最近やってないから腕がなまっていたところだ。後で村長も呼んでおくから、村長宅に集合だ」
「ああ、頼んだよ」
そういうと、万能お兄さんは家を離れ、虐待お兄さんの家についた




「おおーい、虐待お兄さん!」
大声で呼ぶと、虐待お兄さんが体を餡子まみれにしながらやってきた
「ごめん、「お楽しみ」の最中だったかい?」
「なんだ万能お兄さんか、せっかく楽しんでいたところだけど、心友をほっとくわけにはいかねぇしな。後でさらに楽しませてもらうぜ」
「ははっ、気の毒なことをしたね」
「後で虐待するゆっくりにな」
そういうと二人はひとしきり笑った。
「ところで何のようだ?」
「後で村長宅に集まってくれ、僕からみんなに話があるんだ。君にとっても悪くない話だよ?」
「へぇ、どんな話だよ。つまんなかったら帰らせてもらうぜ。もっとも、あんたがつまらない話をしたことなんてないがな」
「ゆっくりについてだよ、最近君もゆっくりを虐待したのはいいけど死んで数が減っているから困っているんじゃないか?」
「渡りに船ってやつはこのことだな。わかった、後でいくぜ。あときめぇ丸とぱちゅりー、虐待されたかったらいつでもこいよ」
「「おことわりします」」
「おいおい、僕の大切なパートナーを誘わないでくれよ」
「へっへっへ、冗談だよ、冗談」

次は愛でお兄さんの家にやってきた
「愛でお兄さんやっほー!」
「「やっほー!」」
元気よくお兄さんと2匹が声を掛ける。虐待と虐殺おにいさんは怖いので声を掛けないが、愛でお兄さんはいじめたりしないので、ゆっくりは安心できる。
「やぁ、いらっしゃい、よく来たね。」
村では洋風な家にすんでいる、紅茶の似合う青年が来た。足元にはゆっくりれいむとまりさがいる。
「「万能お兄さん、ぱちゅりー、きめぇ丸、こんにちは!!ゆっくりしていってね!!」」
「「「ゆっくりしていってね!!」」」
お互い挨拶を交わす。きめぇ丸は頭をシェイクしながられいむたちと遊んでいる。普通のゆっくりならきめぇ丸の高速シェイクに気絶するが、そこは愛でお兄さんの教育がしっかりしているのと長年付き合っているせいか、大丈夫なようだ。
4匹が仲良く遊んでいるのを二人は温かく見守りながら会話をする
「万能お兄さん、今日はどんなようだい?」
「じつはゆっくりについてみんなに話があるんだ、あとで村長宅に集合だよ」
「野生のゆっくりかい?困ったものだね…」
愛でお兄さんはゆっくりんピースというゆっくりを愛でる同志を募った協会に所属している。だが悪いゆっくりがいるのは許せないし、人に迷惑をかけるから殺されても文句は言わないが
ゆっくりを愛するものとして、死んでいくのを見るのは流石に辛い。それに悪いゆっくりを放置すれば、いいゆっくりにも影響が出るので、複雑な気持ちで渋い顔をして彼は答えた。
「あぁ、野生のゆっくりが村を襲うかもしれないから、皆に話して対策をたてようと思うんだ」
「よくそんなのをつかんだね。さすがは万能お兄さんだ、この村の一番の実力者なのは伊達じゃないな」
「よしてくれ、僕は単に腹黒いだけさ」
「だが、そのおかげで村が発展したんだからさ、おまけにゆっくりを飼っているから私はみんなに変な目で見られないですむよ。前住んでいた村ではゆっくりは敵だといわれてたからね。感謝しているよ」
「ははっ、ありがとう。じゃあ夕方村長宅に来てくれ。」
「ああ、わかったよ。」
「「またあそびにきてね!!」」
愛でお兄さんとゆっくりたちに別れの挨拶を告げ、万能お兄さんは我が家に着いた。

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最終更新:2008年10月06日 08:10
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