永琳×ゆっくり系26 ゆっくリアン

虐待少なめ、原作キャラ有(崩壊気味)、ひらがな五十音表を用意するとわかりやすいかも



「師匠、何読んでるんですか?」
「外界の物語よ。他の星の生物と戦う話。嘘ばっかり書いてるかと思ったら割と科学的なのね、最近の御伽噺は」
「はぁ」
「異星の生物なら有機体である道理なんかないってことで、珪素基の生物が居るって考えたのね」
「なんかよくわかんないけど凄そうですねー」
「珪素生命・・・面白そうね・・・ヒャア我慢出来ねえ実験だ!」
「いきなり師匠が壊れた・・・」


ここは永琳の実験場。
「さて、ここに生物の体から炭素を排出させて珪素を吸収させる薬があるわ」
「すごい展開の速さですね。ご都合主義ですか」
「私の医学薬学は世界一ィィィできんことはないのよ。とりあえずこれをゆっくりに飲ませて珪素を摂取させ、様子を見ることにします。手順はまとめたから後はよろしく」
「人任せですか」
「私は忙しいのよ」



実験一日目

「ゆゆっ!?ここはどこ?」
とりあえずれいむ種で実験を行う。
「おなかすいたよ!ごはんどこ?」
いきなり人を馬鹿にした様な口を利く。何の変哲もないゆっくりである。

「はいこんにちは。これを飲んだらご飯あげるわよ」
「ゆ!しかたないね!のんであげるからはやくごはんちょうだい!!」
警戒心無し。
一服分の薬をれいむに飲ませる。
「ごーく、ごーく!それなりー」
不味かったら飲まないだろうからまあそれなりの味にはしてある。
「のんだよ!ゆっへん!」
何を威張ってるんだか。
「えらいねーじゃあこれがごはんだよ!!」
実験室の床に敷いてある砂を手で掬い、れいむの口に押し込んだ。
「もがが!?」
「ゆっくり味わってね!!」
れいむの口を押さえつけ、砂を飲み込ませた。
「ゆげえええ!おぐぢがじゃりじゃりずるよおおおおおお!!」
この実験室の土は特別に二酸化珪素を多く含む珪砂と入れ替えてある。
砂の中の珪素を吸収してもらうわけだ。
「ぷんぷん!!こんなひどいことするおねえさんはゆっくりでていってね!!」
「言われなくてもスタコラサッサするわ」
薬を飲ませて砂を食べさせればもう用はない。鈴仙は実験室から出ていった。


「かわいいれいむにおすなをたべさせるなんて!!もういいよ!れいむはじぶんでごはんさがすよ!!」
部屋の中を跳ね回って食料を探すれいむ。
「ゆ?ゆゆ!?」

「どうしてなんにもないのおおおおおおおおおおおおおお!?」
当然である。


実験二日目

「グッモーニンゆっくり」
「ゆゆ!おすなたべさせたおねえさん!!」
覚えてた。きっと忘れるだろうと思っていたんだが。

「昨日はごめんねーれいむがかわいいからつい虐めちゃったんだー」
どうせ相手は饅頭だし心にもないことを適当に言う。
「ゆ!あやまってゆるしてもらえたらどすまりさはいらないんだよ!!」
饅頭が一丁前に怒っている。
「お詫びに今日こそはご飯あげるわ。喉も渇いたでしょうからお水もあげるわね!」
「ゆゆ・・・!」
れいむは昨日は結局何も食べられなかったのだ。この提案は断れないだろう。
「でもまたへんなものたべさせるんでしょ!」
「そんなことしないわよ。ほら、お菓子あげるわ」
ポケットからクッキーを出し、れいむに放り投げる。

「ゆゆ!!」
れいむはクッキーに飛びつき、貪り始める。
「むーしゃ!むーしゃ!!うっめ!これめっちゃうっめ!!まじぱねえ!!」
「しあわせーー!!」
れいむは久しぶりの食事に本当に幸せそうな顔をしている。

「じゃあお水も」
皿に水筒に入れて持ってきた水を注いでやる。

「ごーく、ごーく、ごーく!ぷはっ!しあわせー!」
「おねえさん!れいむまだおなかすいてるよ!もっとちょうだい!」
「はいはい」

もう一枚クッキーを食べさせる。
「むーしゃ!むーしゃ!」
今度は余裕が生まれたからか、じっくりと味わって食べている。
「しあわもがあっ!?」
最後まで言わせず、鈴仙は開いた口に砂を突っ込んだ。
「む゙ー!!む゙ー!!」
「ご飯くれると思ったの?馬鹿なの?死ぬの?って死んじゃ駄目だけど」
「む゙ー・・・!!ごっくん!」

「どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおおお!?」
「実験だからよ。これで満足かしら?」
「そうじゃないでしょおおおおおおおおおおおおおお!?」
餡子脳は謝罪と賠償を要求しているようだ。しらんがな

「じゃあね。また明日水持ってきてあげるわ」
もちろん水にも薬入りだ。

「ゆううう・・・おなかへったよ・・・おくちがいたいよおおおおおお!」


三日目

「ご機嫌いかがかしら被検体」
「ゆ・・・」
お腹が減って力が出ないようだ。クッキー二枚しか食べていないのだから当然である。

「はい水」
薬入りの水を出してやる。

「ごーく・・・ごーく・・・」
本格的に力が足りていない。
「お腹が減ってるんだったら土でも食べたら?少なくともお腹はいっぱいになるわよ」
「・・・・・・・・」
「じゃあまた」


「・・・・じゃーり、じゃーり・・・・」
仕方なくれいむは砂を飲み込み始めた。
「ぜんぜんしあわせじゃないよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


四日目

「ゆゆ!?」
れいむは目が覚めた時、不思議に体に力が入る事に気が付いた。
食べたものと言えば砂だけなのに。

「おはようございまーす」
「ゆっ!おすなたべたらおなかいっぱいになったよ!」
「それは良かった」
今日も鈴仙は薬入りの水を出すだけだ。
「とりあえず第一段階はクリア」
そんなことを言いながら鈴仙は出ていった。


「ゆー・・・またお腹減ってきたよ!」
「じゃーり!じゃーり! ・・・・・。」
形容する言葉が見つからないようだ。



「どうですか師匠」
「砂を栄養にできるようにはなったみたいね。見た目も心なしか普通とは違ってきているわ。このまま続けましょう。」
「了解」



ここからはれいむの主観でお送りします

五日目
きのうからせなかがかゆいよ!!
ゆっくりできないからすなをたべたよ!
しあわせー!


六日目
せなかがかゆくてゆっくりできないからおねえさんにいったらせなかになにかぬられたよ!
おかげできょうはゆっくりねむれるよ!!


七日目
あさおきたら、せなかだけでなくあしにもへんなものができてたよ!


八日目
よる、からだじゅうが あついかゆい
おなかのへんなもの かべにすりすり たら かわがくさりおちたよ!
いったいれいむ どうな て

九日目
やと あついの なおた も とてもかゆいよ!
きょう おなかすいたの、すな じゃーり じゃーり

十日目
かゆい かゆい へんなゆっくり― きた
ゆっくりできないんで ころし
しあわ せー

十一日目
ゆっ
くり




「とりあえずここまで来ましたが」
「同族をいきなり殺したのは驚いたわねー」
「昨日何やら砂を大量に食べてましたがどうしたんでしょうか?」
「完全に珪素生命体になる前兆じゃないの?」
「じゃあ十二日目の実験観察始めます」



「るっすいちねきっえへ!!」

「・・・はい?」
実験室に入るといきなり意味不明な言葉が聞こえてきた。

「ウドンゲ、上よ」
「上?っうわあ!?」

天井に妙な物が張り付いていた。

「あれがあのれいむ?」

体表面は白みがかり、目玉や歯は鉱物のように輝いている。髪や飾りは鉱物繊維のようなもので出来ているようだ。
しかし、それにも増して不気味なのは、それが天井に張り付いていることと、意味不明な言葉を話す事だ。

「るる!こへけたんなにまるっすいね゙しうみの?」
「ぞまんにょくな゙き!」

「とりあえずコンタクトを試みます!ハローそしてグッドバイ!グーテンターク!ヤックデカルチャ!オッパイノペラペラソース!!いあいあはすたあ!」
「どさくさに紛れて変な物崇拝するのはやめなさい。とりあえず観察するわよ」

「こへけたんなにはひちねうほ?」
「そそまえきゆのこくにな゙ろ!るっすいね゙ね゙きっねへ!」


「ふむ・・・分かったぞウドンゲ君」
「このゆっくリアン(勝手に命名)は本来はゆっくりという誰かが冗談で作ったとしか思えない生物だ」
「加えて炭素と珪素は周期表では一段ずれた位置関係にある。」
「つまりゆっくリアンの話す言葉はひらがな五十音図表で、あ行がか行、な行がは行になって、
 ら行まで行ったらまたあ行に戻るような一段ずれた文字なんだよなんだってー!!!」
「人のセリフまでそのまま喋らないでください。そもそもいくらゆっくりでもそこまでふざけてないでしょう」
「いやこうしないと話が進まないから」
「メタですねえ」

とりあえず訳
ゆっくりしていってね→るっすいちねきっえへ
れいむ→えきゆ
ごはんちょうだい→ぞまんにょくな゙き
ゆっくりでていってね→るっすいね゙ね゙きっねへ


「天井に張り付いているのもゆっくりの常識を単純にひっくり返したからでしょうね」
「珪素生物になってもふざけてますね」
「とりあえずごはんでもあげてみましょう。ほーらごはんよー」
といってもその辺の砂を皿に盛っただけだが。

「るる!・・・・るー・・・るー・・・」


「寝ました」
「わけわかんないわね」



「とりあえず他のゆっくりを見せてみましょう」
まりさをゆっくリアンのいる実験室に入れてみた。

「ゆゆ!?なにあれえええええええええええええ!?」
「るっ!つっしいちねきっえへ!!」(ゆっ!すっきりしていってね!!)
いきなりまりさにのしかかるゆっくリアン。
シリコン肌にこすられて、まりさは嫌でも発情させられる。

「いやあああああああ!!こんなへんなのにすっきりさせられるなんてやだああああああああああああ!!!」
「るっるっるっ!!!」

「ずっぎりいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「づっしいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」(すっきりいいいいいいいいいいいいいい!!!)

「非常識にもいきなり交尾しましたよ」
「ありすどころじゃないわね」

「ゆ゙ううううううう・・・」
まりさの頭から茎が生え、子ゆっくりが実り始めた。
「ウドンゲ、回収」
「ほいさっさあ」

「るる!こきちとくはかさにゃんな゙へ!」(ゆゆ!おいしそうなあかちゃんだね!)

もしゃ

「ゆ゙ぎゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!?ごのべんなのがまりさのあがぢゃんだべぢゃっだあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」


「師匠」
「回収する間もなく食べられたわね」
「食べられました」

もっしゃもっしゃ

「やいたやこきちきへ!!」(まりさもおいしいね!!)
「やべでえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙ばり゙ざを゙だべな゙い゙でえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙!!!」

「まりさも食べたわね」
「食べましたね」


その後も斜め上な行動ばかり繰り返すゆっくリアン。

「もういいわ。解剖して終わりにするわよ」
永琳も興味を失ってしまったようだ。


メスでサクッとゆっくリアンの顔面を切開する。
「づっしいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」(すっきりいいいいいいいいいいいいいい!!!)
死の間際まで斜め上である。

「ふむ、皮はシリコンゴム、目と歯は石英で出来ているようね」

「中身は・・・」
永琳が皮を切り開くと、珪素の塊の様な物質が出てきた。

「これが餡子の代わりなんでしょうか?」
「さあ・・・でも聞いたところによると珪素は外の世界の演算機械にも使われているらしいし、脳の代わりになってもおかしくはないわね」

「この髪もすごいですよ。もう刺さりそう」
鋭く尖った鉱物質の髪を鈴仙は引き抜いてみる。

その瞬間

「あwせdrftgyhぅふhj;lkml、おk!!!!」

ゆっくリアンがいきなり飛び上がり永琳の顔に貼り付いた。

「!?」
「師匠!?師匠ーーーーーー!!!」

永琳は床に倒れ込んだが、自力でゆっくリアンを顔から引き剥がした。

「あー驚いた」
「顔の皮ごと剥がさないでくださいグロいです師匠」
「サービスシーンよ」
「誰へのだ」





その日の夕食

「うっ!?」
「師匠!?どうしたんですか!?」

「うっ!!うぐうう!!ぐぐぐ・・・・!!!」
永琳の腹が急激に膨張し始めた。

「何、にんっしんしたの?」
暢気な顔のままの輝夜。

「師匠!しっかりしてください!!」
ああ、やはりあのゆっくリアンだ。あれだけ斜め上なら卵を産み付けるぐらい予想出来そうなものだったのに!

「うあああああああああああああああああああ!!!」
「師匠!!師匠ーーーーーーーーーーーー!!!!」

永琳の腹が裂け、何か血まみれのゆっくりのようなものがどこかへ転がっていった。

「い、一刻も早くあいつを何とかしなければ!!」

その時、事態を静観していたてゐが動いた。
「ペロ・・・・これはケチャップ」


「やーいひっかかったわね」
ニヨニヨした顔をする永琳。




とりあえず師匠にはボテ腹になるまで座薬をぶち込んでおいた。





あとがきにかえて

「ところで師匠この薬は人間に使うとどうなるんですか」
「シリコンおっぱいになる」
「マジすか」


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最終更新:2008年10月21日 11:53
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