ゆっくりいじめ系1265 好かれるゆっくりと嫌われるゆっくり

注:容姿描写等は、あくまでもこの作品内のみのものです。






朝、村の男が畑へ出てみると、こそこそと作物を齧っている影を発見した。
ゆっくりめ、と思い後ろから近づき、その物体を掴む。

「おらあっ!クソ饅頭め、ぶち殺してやる!」
「に゛ゃあ゛!」

掴まれたゆっくりは涙を浮かべ、カタカタと震えている。
そのゆっくりを見て、男はおやっと思った。
男もそんなに見かけたことのない希少種、ちぇん種であった。

「わ、わるかったよー、ごはんがたりないんだよー」
「……………………」

その姿を見て、男の怒りが急速に薄れていった。

「……分かったよ、少しでいいなら持ってっていいぜ」
「あ、ありがとう!おじさんいいひとだね、わかるよー!」

ちぇんは作物を少し貰い、お礼を言って帰っていった。
ちぇん種は基本的に素直で可愛らしいので、人間達の間では非常に人気が高い。
もちろん程度にもよるが、このように畑を荒らしても許されることは多かった。
そして、その光景を一匹のゆっくりが遠くから見ていた。



十分ほど後、男が畑仕事を始めると、再びゆっくりが作物を齧っているのが見えた。
またかよ、と思い近づき、先ほどと同様に後ろから掴む。

「ごめんだぜ!おなかがへっていたんだぜ!」

それはまりさ種であった。
このまりさは人間に捕まっても少しも慌てていない。
さっきのちぇんと同じように、作物を分けて帰してくれると信じ切っていたのだ。

「てめえ、俺の畑になにしやがるうううう!!!!」
「ゆびゃ!」

男はまりさを地面に叩きつけると、力一杯、何度も踏みつける。

「死ね、この饅頭が!身の程をわきまえやがれ!」
「な…………なんでなんだぜ…………」

まりさ種はちぇん種と違い、自分勝手で図々しい。
畑を荒らしたり、家に上がりこんで自分の家宣言をすることなど日常茶飯事である。
そのため人間達の間では、ゆっくり随一の嫌われ者であった。
当然ちぇん種との扱いの差は天地の開きがあるのだが、そんなことまりさは知る由も無かった。






またある所に、一匹の瀕死のぱちゅりーが道で倒れていた。
石か何かでケガをしたようで、皮の一部を失って餡子が流出している。
そこに一人の女性が通りかかり、ぱちゅりーに気付く。

「た、大変!大丈夫!?」
「むきゅ……いたい……」
「待ってて、すぐ助けてあげるからね!」

急いで女性はぱちゅりーを、治療のために連れて帰る。
ぱちゅりー種は物分かりがよい分、人間の恐ろしさも熟知している。
そのため人間に危害を加えようとしない傾向が他のゆっくりよりも強い。
よって人間からは頭のいい、迷惑をかけない良いゆっくりだという認識を受けていた。



女性は再び家を出ると、近くをひたすら走り回った。
すぐに目的のゆっくりが見つかった。家族連れのれいむ種で、赤れいむも何匹かいる。

「いいゆっくりね、少し借りるわ」
「なにするの!れいむをはなしてね!」
「おねーしゃん、やめちぇね!」
「おかーしゃんをはなちぇー!」

赤れいむ達の声など聞く耳持たず、母れいむを家へ連れて帰る。
そしてすぐにぱちゅりーのいる部屋ではなく、台所へ向かった。

「はやくおうちにかえして…………ゆぎゃああああ!!!!!」

女性はれいむの皮を剥ぎ、中の餡子も少し貰い、ぱちゅりーの元へ急ぐ。
幸いぱちゅりーは、まだ死んではいなかった。餡子を入れ、れいむの皮を使い縫合する。
餡子があれば、ゆっくりはなかなか死なない。小一時間すると、餡子を得たぱちゅりーは完全に回復した。

「むきゅ、ありがとう、おねえさん!」
「いやいや、助かってよかったわ」

すっかり元気になったぱちゅりーは、森へと戻っていった。



ぱちゅりーが帰ったのを見届けてから、女性は台所へ戻る。
大きく皮を剥がれたれいむは、餡子を流出しきって死んでいた。
ほぼ皮だけとなったれいむを持って、赤れいむ達の元へ戻る。

「あ、さっきのおねーしゃん!」
「おかーしゃんをかえちてね!」
「ええ、分かってるわよ。ほら」

女性は母れいむだったものを、赤れいむ達に投げつける。

「お、おかーしゃんがああああ!!!!!」
「どぼちてえええええ!!!!!」
「ゆっくちできにゃいよおおおお!!!!!」
「あなた達のお母さんのおかげで、一匹のゆっくりの命が救われたわ!ありがとう!」

れいむ種はぱちゅりー種と違い頭が悪く、まりさ種同様平気で人間の食べ物を食べたり、人家に侵入したりする。
数が多いこともあり、人間達の間ではやはり嫌われ者であった。






またある夜、青年が森を歩いていると、ゆっくりみょんが体付きれみりゃに襲われていた。

「まつんだどぉ~☆」
「ちんぽおおおお!ちんぽおおおおおおお!」

ゆっくりみょんは卑猥な言葉を発するとはいえ、その性格に関しては意外と礼儀正しい。
そのため女性からはともかく、男性には好かれることが多かった。

「この肉まんが!喰らえ!」
「だどおおおおおお!!!!!!」

青年のパンチを喰らって、れみりゃは吹っ飛び、ピクピクと痙攣している。
体付きれみりゃは可愛さも頭脳も、数あるゆっくり種の中で最低レベルに位置する。
しかもれいむ種やまりさ種にはまともな者もいるが、体付きれみりゃにはほぼ皆無。当然嫌われ者である。

「さあ、今のうちに逃げるんだ」
「ありがとうだちーんぽ!」

青年に礼を言うと、ゆっくりみょんは森の中へ姿を消していった。



しばらく歩くと、似たような光景を再び目にした。

「うー!うー!」
「たすけてえええええ!!!!!」

今度は襲っているのは体無しれみりゃ、襲われているのはゆっくりアリスである。
ゆっくりアリスは青年を見るやいなや、青年に助けを求めた。

「お、おにいさん、たすけてくれてもいいわよ!」
「……………………」
「な、なんならおにいさんのいえを、ありすのいえにしてあげてもいいわ!」
「そうか、じゃあやめとくわ」

青年はそう言うと、ゆっくりアリスを掴み上げた。

「ほれ、こいつやるよ」
「んほおおおおお!!!なんでええええ!!!」
「うー!うー!」

ゆっくりアリスは人間へは物的被害はもちろん、精神的にも害を及ぼす。
それは手当たり次第に他のゆっくりをレイプし、またその時の顔が非常に醜いということだ。
小さな子供を持つ主婦からは、子供の教育に悪いと特に評判がよろしくない。
ゆっくりれみりゃは、青年に掴まれたありすをガツガツと貪る。

「ゆぎゃあああああ!!!!!」
「うー!うー!」
「うーむ、さすがに可愛いなぁ」

体無しれみりゃは捕食種ながら、その外見はゆっくりの中でも屈指の可愛さを持つ。
しかも体付きと違ってうーうー呻るだけでウザくないので、かなり人気が高い。
もちろん、れいむ種やまりさ種をよく食べるというのも人気の理由の一つである。
青年はれみりゃの食事が終わるまで、ゆっくりしてその光景を眺めていた。






さて、それらの噂を耳にしたゆっくり達で、悪巧みを企む者達がいた。
ゆっくりちぇん、ゆっくりぱちゅりー、ゆっくりみょんの3匹である。
彼らは先の話のちぇん達のような者達と違い、彼らの種にしては珍しい、ゲス気味のゆっくりであった。

「むきゅ、わたしたちには、にんげんはやさしいわ」
「ごはんもらいほうだいだね、わかるよー」
「にんげんをりようするんだちーんぽ!」

早速3匹で人里へ赴く。
人気者の3匹が勢ぞろいしている光景には、多くの人間が目を細めた。

「あらあら、可愛らしいゆっくり達ですね」

一人の少女が3匹に声をかける。
すると3匹は待ってましたとばかりに、少女に要求を始めた。

「むきゅ、わたしたちがかわいいのは、とうぜんよ!」
「だからごはんをよこすんだちーんぽ!」
「ひろいいえもねー、わかってるよねー」
「あらあら……分かりました。ではどうぞ、私の家へ」

少女はにっこり微笑むと、自分の屋敷に3匹を招いた。
その門には「稗田」と標識があったが、ゆっくりにとってこれが何を意味するかは無論知らなかった。

そしてその家で、3匹は知ることになる。
ゆっくりの種になど関係なく、どんなゆっくりも虐待する人間がいることに。
彼らが屋敷を出てくることは、二度となかった。












過去作
ゆっくり鉄骨渡り
ゆっくりアトラクション(前)
ゆっくりアトラクション(後)
ありすに厳しい群れ(前)
ありすに厳しい群れ(中)
ありすに厳しい群れ(後)

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最終更新:2008年11月01日 00:49
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