ゆっくりいじめ系1776 ふらんちゃんウフフ

どこかの世界にあるとある森。
人里に近いその森には多数の野生動物が生息している。
最近は『ゆっくり』なる生物が住み着いたが、特に何か変わったわけでもなく
平穏なままだった。


「ゆっくりしね!」
「うー! ゆっくりつぶすー!」
「これおいしい・・・」
体長50cmぐらいの生物が3匹。俗に言うゆっくりふらんである。

「これたべてね!」
そういって一匹のふらんが他の二匹に潰したばかりのありすを渡した。
ビクビクと震えているが、生きているのか死後硬直なのかはわからない。
「たべるー!」
「まぁまー! これこわれちゃったー!」
そういって二匹のふらんが振り向く。二匹は先ほど見つけたれいむの家族に夢中だった。


「おぎゃーじゃんがあああああああああ!!!!」
「おうぢがえるううううううううう!!!」
「どうじでごんなごどずるのおおおお!!!」
泣きわめく玩具達を思い思いの方法で遊んでいたせいか、二匹の手は餡子でベトベトだった。
しかしそれを気にすることもなく、目の前のありすに齧りつく二匹。
先ほどまで遊んでいたれいむ達の事はすっかり頭から消えていた。


ふらんはこの森で一番強いゆっくりだった。
普通のゆっくりは元よりれみりゃやゆゆこにだって負けはしない。
自慢の木の棒『れーばてぃん』の前には全てのゆっくりがひれ伏した。
なので何をしても許された。
食べる訳でもなく赤れいむを木の枝に突き刺しても。
れみりゃをみんなで痛めつけて羽を千切っても。
親まりさのまえで子供を一匹づつちゅーちゅーしても。

全て許された。だから遊んだ。



ある日、三匹は人里に向かった。
最近どうも森でゆっくりを見かけなくなったからだ。


「うー!おもちゃさがすー!」
「だれかあそんでー!」
子供たち二匹は初めて見る人里に興奮していた。パタパタと飛びながら周りを見渡す。
早速遊びに行こうとしたが二匹のお腹が急にぐぅーとなりだす。
「おなかすいたー!」
「さきになにかたべるー!」
親は周りを見渡すと
「まずはごはんたべる・・・あれ! あれたべるよ!」
そういって三匹のゆっくりを見つけた。
れいむとまりあとありす。普通のゆっくりではあるが、今まで見た事のないほど綺麗なゆっくりだった。
そのうち2匹が頭にバッチを付けて、ありすだけが花の飾りをつけていた。

「ゆゆー♪ ゆっくりできるおひさまだね!」
「ゆっくり〜のひ〜♪ すっきり〜のひ〜♪ まったり〜のひ〜♪」
「べ、べつにうたってほしいわけじゃないのよ! し、しかたがないからとかいはのありすはきいてあげるわ!」


とても幸せそうなゆっくりである。
そして凄く頑丈そうなゆっくりでもある。
とても楽しく遊べそうだ。


そう思った三匹はそのゆっくりへ駆け寄ろうとして、目の前に何かが現れた事に気づいた。
「ふらんとはまた珍しい・・・でもあれは俺のペットなんで駄目です。」
ふらん達は初めて自分たちより大きいその生き物を見た。他のゆっくりはそれを人間だと知っているのだが
彼女らは初めて見た生き物の名前など知らない。
ただそれが、自分たちの行く手を阻んでいることだけはわかった。


「うー! ゆっくりしね!」
右手に持ったれーばてぃんを振りまわす親ふらん。
「まぁまがんばれー!」
子どもたちも応援する。が、男はそれをやる気のなさそうな動きで掴むと、ポイっと横へ捨ててしまった。
「うー?」
「まあまーどうしたの?」
三匹とも今の状況を把握しきれていなかった。自分たちの最高の武器があっさりと奪われたことに。

「うー! しね! しね! ゆっくりしね!」
「ふらんもてつだうー! ゆっくりしね!」
「うー!」
今度は三匹で同時に男を攻撃する。力を込めた拳で男を叩くが
ペチペチとした音が響くだけだった。


男は何か考えているのか唸っていた。しかしふらん達にはそれがダメージを受けているのだとしか見れずに
攻撃を止めなかった。
「うー! はやくたおれろ!」
そんな必死の攻撃を余所に男はある事を考えていた。
(あ〜どうすっかなこれ・・・。まあ三匹居るし十分だよな。珍しいし)
頭の中で結論を出した男は、まず子供のうち一匹を持ち上げた。
「うー? ゆっくりはなせ!」
「しんではなせ! ゆっくりはなせ!」

親と子の要求をスルーして歩きだす男。抱えられたふらんはジタバタしているが問題ない。
後ろの二匹も付いてきてる事を確認した男はそのまま自分の店へと入っていった。
市街地から離れ、鬱蒼とした場所に閉店と看板が出ている店はあった。



それから一週間後の夜。
男の店は昼間と同じように光が付いてるだけで、とても静かな店だった。
ただし客はそれなりに入っていた。その客は全員が男性であった。
一人の客が店に入る。入口に座っていた店員らしき男と会話する。
「いらっしゃいませ○○様。本日はどの子で?」
「4番のありすちゃんあいてる?」
「ええ、では奥の8番の部屋でお待ちください。」
そういって男達は奥の通路を進む。

部屋に入った客は、目の前のありすに話しかける。花の飾りを付けた綺麗なありすだ。
「やあ、ありすちゃん。今日もまた来たよ。」
「ありすは少し照れたように頬を赤く染めながら
「べ・・・べつにおにーさんなんかまってないわよ! で、でもどうしてもっていうなら
とかいはのありすはあそんであげていいわよ!」
「そうか・・・ありすはとかいはだね。」

そういって男は自分のズボンを脱いだ。そして(省略)




店の二階。『すぺしゃるぷれいす』と書かれた扉を開けた先の部屋には
何人かの男たちが居た。どうやら世間話に夢中なようで
「最近の若いもんはホント困りましてねー。うちの娘なんか・・・」
「○○の部長の××、あの人ほんとゴルフ下手でねぇ・・・」

そんな会話の最中、扉が開いた。
部屋に入ってきたのは、いつかの男と、それぞれ手錠と、翼に紐を巻かれたふらんの家族三匹。体中に殴られた跡や痣が残っていた。
しかし三匹とも、いつも着ている服が脱がされていた。恥ずかしそうに全体的にまん丸い体を
必死に小さな手で隠していた。


「みなさん今晩は。今日はスペシャルゲストをお連れいたしました。」
言うや否や部屋の男たちは、おおぉ〜と声をあげた。
「まさかふらんが手に入るとは・・・やるじゃないか君。」
「いやーれみりゃもいいんですけどね。ふらんはもっと珍しいですし。」
男は部屋の客に営業スマイルを向けながら、恭しく頭を下げた。

「恐縮です。それではみなさん時間までお楽しみください。」
そういって三匹をを置いて部屋から出た。

「だづげでえー! まあまだづげえー!」
「ざわるな! うぅうー!」
「ゆっぐるじね! ゆっぐりじね!」
一匹例外を除いてふらん達は怯えつつも強気の態度を見せ付ける。
客の男たちはそれをニヤニヤと見つめていた。

「いやーいいですねこの強気な態度が。」
「いやほんとほんと。高い金を出してる分は取れますね。」
そういってふらん達に手を伸ばす。

部屋の隅でガタガタと震えながら、ふらん達はそれでもこう言った。



「ゆっくりしね!!!」




男は自室で書類を纏めていた。良く来る顧客の名前と簡単なプロフィールを纏めた書類である。
そうして、ふと窓の外から森を見た。
あの森は、元々は男の家に先祖代々伝わる土地だった。男は借金の穴埋めに土地を売ろうとしたのだが
中々買い手もつかずに困っていた。

そうしてある日、あの森にゆっくりが住み着いた事を知った。
最近現れたゆっくりは、未だに動物なのかどうかで激しく争われていた。
現状の動物愛護法の適応外なその生物は、裏では虐待用として取引されていた。
男も最初はそれに目を付けた。だが、ただ取って売るだけではそれなりの収入しか得れない。
借金を返しつつ豪遊出来る秘策はないかと考え・・・ゆっくりが人に似ている事に気づいた。
風俗関係は厳しく取り締まられる昨今。しかし法律の埒外のゆっくりをどうしようと罪にはならない。
なら何してもいいじゃないか。
そうして始めたこのゆっくり売春宿は、ディープな趣味の連中の間で話題になり、中々の売上をみせた。



男は書類の整理を終え、二階の部屋へ向かった。
そうして大事な客を一人一人見送ると、部屋で力なく倒れている三匹をチョコンと蹴り飛ばした。
「ほら体を洗うぞ。」
親のふらんは殺意を越めた目でこちらを見た。赤い瞳がこちらをギロリと睨んでいる。
男は少し意地悪な事を思いついて、床に腰をかけた。

「俺と腕相撲をしよう。勝ったらここから出してやる。」
ふらんは喋る気力もないのか、ただ睨みつけて、腕を出した。」
しっかりとふらんの手を握り
「レディー・・・・ゴォ!」


ドンっと一瞬で勝負がついた。ふらんの手の甲は地面に叩きつけられた。
ふらんの悔しそうな目を見ながら
「負けたら仕方ないよね。いつでも挑戦していいよ。」

そういって三匹の首根っこを掴んで風呂場へと向かった。





【後書き】
クリスマスはSS投下祭になる予感!
俺はポケモンやってますが
描写が温い? 脳内で保管すればいいじゃない


by バスケの人

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最終更新:2020年04月12日 04:47
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