ゆっくりいじめ系1619 ゆっくり体調管理をしていってね!

※原作キャラが出てきます。
※虐待はぬるめです。
※ゆっくり信仰していってね!の若干続きです。


ゆっくり体調管理をしていってね!


「今日も良い天気ねぇ…参拝客の人やゆっくりも沢山きてくださるし…」
「むきゅう…本当ね、八坂様の信仰も集まるし最高だわ」

神社の参道では掃除を行う緑色の巫女と、ゆっくりぱちゅりーの姿があった。
ここは守矢神社。
外の世界で信仰が集まらなかったために幻想入りしたのだが、こっちで集めた信仰はうなぎのぼり。
調子に乗った神様とその傘下に入って日夜研究開発を行う河童が闊歩する神社の巫女とそこで強化された核ぱちゅりーである。

「最近身体の調子はどう?」
「むきゅッ、大丈夫よ。八坂様のご加護のおかげですこぶる元気だわ」

このぱちゅりーは守矢神社のぱちゅりー・ちぇん種をまとめるリーダーぱちゅりー。
当初は早苗に対しても敬語で喋っていたが、早苗が別に対等で構わないと言ってからはこんな感じで仲良しのご様子。
ちなみにここで言うご加護は餡子の代わりに搭載された核融合炉の事である。科学技術の塊であり、神託も加護もあったもんじゃない。

「そう、良かったわね。他のみんなはどうなの?」
「それも大丈夫よ、八坂様や早苗、信者のみなさんがくれるお野菜のおかげで普通のぱちゅりー種より元気だわ!」
「そっかー…そうだね、元気なのに越したことはないわね!」
「むきゅ、早苗は大丈夫なの?」
「う、うん…この間霧雨さんと弾幕ごっこをした時から…ちょっと風邪気味かな」
「むきゅう~♪早苗も体調管理は…「たいへんだよぉおおおお、わからないよぉおおおおお!!」むきゅ!?」

大声をあげて駆けてくるのは群れのゆっくりちぇん(核非搭載)だ。
神社の石段を4段飛びで駆け上がってくる。

「どうしたの!?」
「たいへんだよ!れいむがいっぱいこっちに向かってくるよ!いっぱいすぎて数がわからないよぉおお!!」

すぐさま1人と1匹と1体は階段から山の麓を見下ろす。
するとそこには紅葉でもないのに、赤のコントラストが山道を埋め尽くしていた。遠目に見てもわかる、ゆっくりれいむの群れである。

「むきゅきゅ!また性懲りもなく神社を狙ってきたのね!」
「どうするのーどうするのー!?」
「むきゅう…ひーふーみー…1000はくだらないわね」

3つ数えただけで1000と判断するのはどうかと思われるが、確かにそのくらいの数のれいむ種が階段を昇ろうと大挙している。
どこかの地域ではれいむ種のみで構成された群れにいくつもの群れが壊滅させられたと聞く。
今回の群れはそこまでの数ではないものの、普通に考えて1000を越えるゆっくりの集団は群れを通り越して大量破壊兵器である。

「どうしましょう、神奈子様も諏訪子様も今は幻想郷神様会議で留守にしていますし…」
「わからないよー!!」
「むきゅっ、流石にあの数になると早苗のスペルカードでも一掃は難しいわね。ちぇん!みんなを呼んで頂戴、迎撃戦よ!」
「撃退するんだね!?わかるよー!

急遽集められたゆっくり達は、ゆっくり守矢守備隊として作戦会議を始めた。
会議に参加しているのは核ぱちゅりーに核ちぇん、そして群れの中でも有事の際に備えて格闘訓練をしていた白兵ちぇんと武装ぱちゅりーだ。

「むきゅっ、ここは八坂様が戻られるまで防衛するべきだわ!」
「無理だよー!敵の数が多すぎるよー!」
「取りあえず核ぱちゅりー部隊は先行するわ!少しでものんでぃれくしょなるれーざーで数を減らすのよ!」
「「「「「「「むきゅーん!!」」」」」」」

「ちぇん達はどうするのー?」
「核ちぇんも先行するよー!ちぇんとぱちゅりーは早苗さんと一緒に鳥居で食い止めるんだよー!」
「「「「「鳥居が防衛ラインだねーわかる、わかるよー!!」」」」」
「むきゅううううううう、戦闘準備よぉおおおお!!」


と言ったものの群れの一般ゆっくりで戦えるのはちぇんが20にぱちゅりーが15、他のゆっくりも投石等で応戦体制を取っているが、相手は4桁だ。
広場に誘えば早苗のスペルカードなら数百単位で消滅させれるが、それでも一撃と言う訳にはいかない。
その隙に数で攻めてこられては少なからず非戦闘ゆっくりに被害が出てしまうだろう。
それに早苗は風邪気味で本調子ではない。ゆっくりを守りきれないどころか自分が返り討ちに合わない保証は無い。
何としても階段を昇りきる前に奴らを殲滅する必要がある!!


「むぎゅう!総員一斉射撃よ、長距離砲撃で一気に叩くわ!」
「「「「「「「むきゅーーーーー!!のんでぃれくしょなるれーざー!!」」」」」」」


「ゆべぇえええええええええええ!!」
「で、でいぶのほっぺがなぐなっだあああああああ!!」
「ゆーんゆーん!おぎゃあじゃーん!あんよがいだいよぉおおおおおおおお!!」
「まむまむにあながあああああああぁぁぁぁ!」

8本のレーザーが眼下のゆっくり達を貫通して行く。先頭から中腹にかけてのれいむ達は阿鼻叫喚の地獄絵図だ。

「ゆがっ、や、やべで!!でいぶをぶみづぶざないで…」
「ゆっゆっゆっ、しにぞこないのれいむはそこでゆっくりしていってね!れいむたちがゆっくりせいあつするよ!」

貫通し死に掛けたゆっくりを踏み台にして後方のれいむ達が駆け上がってくる。
1本で10体は貫通しているだろうか、だがれいむの数は全く減っていなかった。

「むむむきゅ!?全然倒せていないわ!」
「まだよ!諦めずに次弾装填、第二射行くわよ!」
「「「「「「「むきゅーーーーー!!のんでぃれくしょなるれーざー!!」」」」」」」

再度8本のレーザーがれいむに襲い掛かる。
しかしぱちゅりーは気がついていた…心なしか第一射よりもレーザーが細くなっている。

「ゆがぁああああああああ、あ、あづいよぉおおおおお!」
「ゆぐぅ…でいぶのみぎめがみえないよぉ…」
「あつっ!ゆっくりやけどしたよ!へんないやがらせはゆっくりしないでやめてね!」

「む、むきゅう…」

ダメージの割合が減っている…ぱちゅりーの不安は的中していた。
れいむは初撃の時よりも近づいているから効果は上がっているはずなのに、致命傷を受けたゆっくりの数は少なくなっている。
にとりは説明していなかったが、ぱちゅりー達は薄々気づいていた。のんでぃれくしょなるれーざーにある2つの問題に。

1つはレーザーの太さだ。
ぱちゅりーの口から放出されるレーザーは直径が5cmから最大出力で10cm程度。
威力と射程は必殺技に相応しく、ドスさえ一撃で貫通するが、この太さは一般ゆっくりでさえ中枢餡子に当たらなければ致命傷にはならない。
ゆっくりはその特性上、貫通攻撃に強い。
痛みはもちろんあるが、中枢餡を貫かれない限りは即死する事はない。被弾が頬の場合に至っては我慢すればそのまま活動できる。

2つめは発射回数。
動力こそ核燃料で半永久的に活動する事ができる核ぱちゅりーだが、のんでぃれくしょなるれーざーは別だ。実際はレーザーとは名ばかりの超高速餡子砲だから。
これは微量の餡子を高速で放射し、目標を駆逐する攻撃方法だ。つまり発射する餡子が必要になる。それがぱちゅりーの後頭部にあるレーザー用餡子だ。
これを核エネルギーで圧縮し効率的に発射する、しかし効率的と言っても限度はある。
まして身体のほとんどを融合炉に消費しているため、レーザー用餡子の備蓄量は少ない。ノーマル核パチュリーで4発が限度だろう。
リーダー核ぱちゅりーは試作追加ぷろぺらんとを帽子の中に内蔵しているため、6発まで発射ができる…たったの6発だ。

「むきゅう…このまま照射していても殲滅はとても無理ね」
「どうしたものかしら?」

ぱちゅりー達に流れる不穏な空気…彼女達は気づいていた。
その気になれば自分達は生き残る事ができるが、とても後方の仲間を、早苗を守りきるのは不可能だ。

「むきゅきゅきゅきゅ…」
「むっ…むむむきゅーん!むきゅーん!!」

賢いが故に理解してしまう絶望。
想像できる結末。

「むきゅうぅー…リーダー…「めがふれあ」ならどうかしら?」
「むぎゅう!?」

“ばくふ・めがふれあ”
ぱちゅりー達がその機密保持のために使用する事ができる最終手段である。

「ダメよ!あれは機密保持の手段であって、攻撃用の装備じゃないわ!」
「むきゅっ、でもこのままレーザーで迎撃しても半分も倒せないわよ!」
「むっきゅーん…」

もう無理だ。
口には出さないがぱちゅりー達の全員がそう結論付けた。
どれだけ強くなっても結局は単体決戦用だ。これだけの物量の前には核ぱちゅりーでさえも無力であった。
そんな時、絶望するぱちゅりー達に陽気な声がこだました。

「ちぇんたちの出番だねー!」
「わかる、わかるよー!」
「1000匹くらい楽勝だねー!」

ゆっくり核ちぇんだ。

「何言ってるの?悪いけど体当たりだけじゃどうやったって勝てっこないわよ!」
「そんなことないよー!」
「ちぇん達にはぱちゅりーに負けない攻撃手段があるよー!」

そう言ってちぇんはぱちゅりーに背中を見せた。
いつもの二股尻尾…いや、このちぇん達は尻尾ではなく棒が刺さっているのだ、それも六角形のかなり長めの棒だ。

「これは制御棒っていうんだよーわかるねー?」
「これを押し込めば物凄い熱量をもつんだよー、すごいよー!」
「その状態で3匹並んで階段を転がれば、れいむなんて全部溶かしつくすよー!」

「「「わかる、わかるよー!」」」

「むきゅ!そんな凄い能力があったのね!」
「早速制御棒を押し込みましょう!」
「ダメだよー階段を転がって一掃するから、もっと上まで引き付ける必要があるよー!」


そして数分後、れいむの群れは階段のすぐ上まで辿り着いた。


「さんひきでれいむたちをとめようなんて、ばかなの?しぬの?」
「ゆっゆっゆ、ばかなちぇんたちをたおして、れいむたちのゆっくりぷれいすをてにいれるよ!」
「「「「ゆーっ!」」」」

「今だよ!制御棒を押し込んでねー!」
「むきゅ、みんな行くわよ!」
「「「「「「「ゆーしょ、ゆーしょ!」」」」」」」

ガコン、と音が鳴ったと瞬間にちぇんの目が青白く輝きだした。
それと同時にぱちゅりーはちぇんから妙に暖かさ…いや、熱さを感じ出した。

「む、むきゅう…かなり熱いわ…ちぇんは大丈夫なの?」
「…大丈夫じゃないよー」
「臨界開始だねーわかるよー!」
「ぱちゅりー…お別れだよー」
「むきゅっ!?」

臨界の始まったちぇんは周囲に数百度の高温を撒き散らす。そして最後には燃え尽きてしまうのである。

「さぁみんないくよー!」
「ちゃんと均等に並んでねー!」
「わかるねー転がるよー!」
「むきゅ、貴方達待ちなさい!」

「「「ぱちゅりー今までありがとうねー」」」

「むぎゅう!!」






「ゆゆゆっ!?ちぇんがころがってくるよ!」
「たったさんびきでくるなんて、おお、おろかおろか」

「行くよー!」
「熱いねーわかるよー!」
「れいむなんて全部丸焼けだよー!」

階段から転がるちぇん。そこから先はれいむ達にとっては地獄でしかなかった。
火の玉ですらない、青色に輝いたちぇんが来たかと思えば、自身の身体や親友、仲間が次々に溶け出しているのである。



「ゆぎゃああああああああああああああああ!!あづぃうばぁああああああ!」
「ゆぐっ、ゆっぐり、で、でぎばい…」
「ゆぎゃぎゃぎゃ…ぎゃ…ぎ…ぎ…うべぇ」
「で、でいぶだぢ…にげで……



「あぶないよ、すぐにおかあさんのなかにはいってね!」
「ゆっくちわきゃったよ!」
「おきゃーしゃんのなかはちゅめたくてゆっきゅりー!」

「……あぎゃぎゃぎゃぎゃ、あづいぃいいいいい!」
「おきゃーしゃん!?ゆっきゅりあちゅいよ!」
「ゆっきゅりできにゃいよ!」
「ごごごべんんえあがぢゃんだぢいいぃいいいいいい!!」
「ちっともすずちくにゃらにゃい、おきゃーさんはじねぇええええ!」
「あぎゃぎゃ!あぢゅいよぉおおお!」



「ゆっ!?なんだかうえがさわがしいよ!」
「たいへんだよ、うえのほうのれいむがとけちゃってるよ!」
「ど、どぼじでとけちゃうのおおおおおおお!」



こうして半分以上を降っただろうか。
れいむの群れも1/3程度が融解し、跡形もなくなっていた。
溶けながらも鳴り止まない悲鳴に恐怖し、下山するれいむと、上を目指すれいむが衝突し、そこでも地獄絵図は続いていた。

「ゆがぁ!なんでおりてくるの!」
「はやぐ!はやぐおりで!でいぶたちもどげちゃうでしょ!!」
「いみのわからないれいむはゆっくりしね!」

そしてちぇん。


「ぎにゃあああああああああああああああああ!!」
「わがらないよぉおおおおおおおおおおおおお!!」
「が、がまんするんだよぉおおおおお!もう少しで本隊に到着するよぉおおおおおおお!」


周りのゆっくりを溶かす勢いの熱だ、本体が無事なわけはない。
皮はとっくにただれており、中から融合炉の一部が見えている。
転がりながられいむと階段周辺の草木を燃やしつくし、徐々に転がるスピードと熱が上がっていく。



「ガガががガガガアアああアあああああああ!!わがらないぎぎぎぎぎぎ!」
「らんしゃまぁあああああああああああ!!だずげでぇええええええええ!」
「も、もう少しだよー……もう少しで敵の本隊だよぉ……」



「も、もうげんがいだよぉ…」
「らんじゃまぁ…あづいよぉ、だずげでぇ…」
「が、頑張るんだよー…三匹一緒に本隊に辿り着くんだよー……でないと…は…はじ…はじけな…さいが……でき…な…」



もはや限界に近づいた核ちぇん達。
リーダーちぇんだけが辛うじて意識を保っているが、それももう風前の灯火だ。
れいむだけではない、彼女たちもまた地獄の中にいるのだ。

そんな彼女達の前に、一片の光が差し込んできた。



「ち、ちぇぇえええええええええええええええええええん!!」

れいむの本隊から聞こえたのは幻聴ではない。
本物のゆっくりらんだった。
神奈子の庇護の下にいても、何か物足りない生活…その足りなかった物が、ちぇんの目の前にいた。

「らんじゃまぁあああああああああああああ!!」
「ぼんもののらんじゃまぁああああああああ!!わがるよぉおおおおおお!!」
「………………」

「ちぇぇぇぇぇぇええええん!」






「………ダメだよー、らんしゃまの側に着いたら……予定通りめがふれあをするよー……」


何を言ってるんだこいつは。二匹は揃って同じ事を考えていた。
大好きならんしゃまが目の前にいる、こんな屑れいむなんてさっさと倒して、らんしゃまに熱いのを取り払ってもらおう。
なのにこいつはらんしゃまを……爆破する!?


「わがらないよぉおおおおおおおお!」
「なにをいっでるのぉおおおおおお!あいではらんじゃまだよぉおおおおおお!ばがなの、じぬのぉおおおお!?」

「らんしゃまが原因だよぉおお!わかってよぉおおお!!」


この騒ぎの原因はゆっくりらんだった。
らんは風の噂でちぇんが沢山いる神社がある事を聞いた。そこでは数多くのちぇんが幸せに暮らしている。
最初はそんな話だったが、神社に近づくにつれて話は変化していき、近辺のゆっくりは軒並み排除され、無残に殺されていくと言った話に変わってきた。
そんな場所はゆっくりできない。
ゆっくりできない神社にちぇんがいる。
つまりちぇんは神社に囚われている!
ちぇんを助けないと!

ゆっくりらんはちぇんのためならゆっくりとは思えないほどの頭の回転を始める。
そして考え付いたのが、少し前に聞いた“山のようなれいむの群れ”の話。
れいむ種を集めて襲わせる。その隙にちぇんを助けて下山する。
れいむは腐るほどいるし、先導しやすい。ゆっくりの楽園があると言いくるめる(実際少し前はそんな噂だった)、他は子供を人質に強制させる等。
そうやって数を揃えた。

そして助けに来たちぇんは…目の前で青く光ながられいむを溶かし、転がっている!


「でも…でもっ!」
「らんじゃまをだおずなんででぎないよぉおおおお!」

「やらないとみんなやかなこさまにめいわぐがががるよッ!!」


ちぇん達は叫びながらも終点に辿りついた。
ガキンッ!とゆっくりには無縁の音を鳴り響かせ、ゆっくりらんの手前5m程の地点に着地、いや着弾した。

「ちぇん!?だいじょうぶ?あついぞちぇん!」

「ら…ん…しゃ…」
「わが…る…らん…じゃ…」

「……み、みんな…は、はじけ…」

満身創痍だ。
はじけなさいはおろか、らんしゃまに近づく事もできない。
周囲にはちぇんたちを避けたれいむがまだ100匹ほど残っている。
100匹なら風邪気味の早苗様やぱちゅりー達でも倒せるかなぁ。
もう…眠ってもいいよね。

最後まで正気を保っていたリーダーちぇんも限界だった。
しかし。

「うぎぎ…がが……いうだげいっでねぢゃうのはずるいよぉー」
「わわわわ…わがるーわがるよー…りーだー、ざいごまでじっがりじでねぇー」

まだ二人は耐えていた!

「ぢぇんは、ぢ、ぢいざいとぎにらんじゃまにきいたよー…」
「わるいごどをずる、ゆっぐりはばづをあだえないどねー…ら、らららんじゃまもれいがいじゃない、よぉー」

「ざ、ざいじょは、ひ、ひひ、ざじぶりにらんじゃまを、ををを、みだから、と、とととまっどったけどー」
「わわわわわ、わるいらんじゃまは、せいばいずるよぉー…や、やざがざまの、おお、おしえだねぇー…わがががる」

二人は泣きながら自分達の過ちを認めた。
例え最愛のらんしゃまでも、悪いゆっくりは殲滅しないといけない。ぱちゅりーや八坂様がいつも言っていた事だ。


「ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええんッ!!」


ああ、らんしゃまの声だ。
大好きならんしゃま。
でもらんしゃまはいつも言っていたよね、悪い事はしちゃいけないって。
らんしゃま、どうしてれいむを連れてきたのかな?
1人で来てくれれば、みんなでお迎えしたのに。
れいむを倒さないと上のみんながゆっくりできない。八坂様にも迷惑がかかる。
神様に迷惑をかけるのは悪い事だ。
らんしゃまは悪いゆっくりだ。
大好きだけど…倒さなきゃ!!

りーだーちぇんの目がカッと開く。



「ぶだりども!いぐよ!!」
「わがるー」
「わがるねー」

「ちぇん!?」



「ぱちゅりぃいいいいい!今までありがどうねぇえええええええええ!」
「ざなえざまぁぁぁぁぁ!おがらだは大事にねぇぇぇぇぇぇ!」
「やざがざまぁぁぁぁぁぁ!!ちぇんだちはどでもゆっぐりでぎまじだぁぁぁぁあ!」




もうそんな声を出せる状態じゃないのに。
境内のぱちゅりー達や他のゆっくり、そして早苗もその叫びを聞いて涙は止まらなかった。
途中でやってきたにとりも泣いていた。




「はじけなさい!」
「はじけなさい!」
「はじけなさい!」




「「「ばくふ・めがふれあ!」」」




3匹のちぇんが叫んだ瞬間、ゆっくり達は消滅した。
跡には若ぱちゅりーがめがふれあを使った時より大きなクレーターが3つ。
後期開発のちぇんはぱちゅりーより若干融合炉が大きいのと、ちぇん種の身体能力が原因だろう。
それでも殲滅しきれなかったれいむ達も極少数いたが、一般ちぇんによって全て叩き潰された。
ぱちゅりー達はこのれいむ達もゆっくりらんの被害者と言えなくもないが、ちぇん達の核ちぇんへの想いを考えるとしょうがないだろうと思った。


そして時が過ぎ、クレーターは埋められ、また平和な守矢神社が帰ってきた。
近場の里はもちろんの事、遠方の里も迷惑していたゆっくり。
そのゆっくりの中でもれいむ種がほぼ消滅し、紆余曲折の上ででた結論は、新たな守矢神社のご加護だったと言う事で神社の信仰はさらに上がっていった。

ただ早苗だけが、その信仰を手放しに喜ぶ事ができなかった。



守矢神社の隅には4つの墓と立て札がある。
『守矢神社を守るために散った勇敢なゆっくり達、ここに眠る』





あとがき

主役側ばかりが優遇されている気がしないでもないので吹っ飛ばしてみました。
“史上最弱が最も恐ろしい”の影響を凄く受けています。
正直、あんな数のれいむが里を襲ったら、妖怪や有力者の力を借りないと絶対に勝てないなと。
そしてタイトルの体調管理はあまり関係がなかったー

そろそろメインのゆっくりかなこを出して守矢神社編とは別のものでも書こうかと思ってます。

書いた作品
ゆっくり信仰していってね!
ゆっくり新技術を導入していってね!





おまけーね



当時にとりは開発本部でぱちゅりー用ぷろぺらんとの量産計画を検討していた。
そんな中で鳴り響く突然のレッドアラーム。
ぱちゅりー達が大規模なゆっくり駆除を行う等の話は聞いていない。聞いていたとしても、頻繁にめがふれあを使う状況があるはずがない。
大慌てで境内に駆けつけるとそこには神社のゆっくりが総動員されており、階段付近に早苗と核ぱちゅりーがいた。

早苗と並んで階段の下を見つめると、そこには融解したれいむのおびただしい数。
そして炸裂する閃光…あれはめがふれあの爆発だ。

にとりの涙は止まらなかった。

その夜、一連の事件と核ちぇんの健闘を聞いた神奈子は…



「にぃとりぃいいいいいいいいい!!」



怒り狂っていた。



境内に神の怒号が響く。
一連の行動はにとりが扇動したわけでもないのだが…「ちぇんが爆発=核が原因=にとりが原因」このゆっくりにも負けない超理論が神奈子の有頂天の原因だ。
にとりが流した涙は、最初から自分のためのものだった。

「私は…生きて川に帰れるのかな…」

きっと無理かもしれない。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年12月07日 14:05
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。