ゆっくりいじめ系2433 絶対命令お兄さん

☆ほとんど直接虐待はしていません



 絶対命令お兄さん



 今日は休日ということもあって、久々に公園に来てみた。
 大学受験を控えた三年生や新しい生活に追われる一年生とは違い、高校二年生は暇なのだ。
 近所の公園はゆっくりの食料となる人間の残飯や植物が多いため、ゆっくりという不思議生物が
大量に住みついている。爆発的な繁殖力を持っているので、子どもが遊びでボールにして蹴り殺されたり、
虐待お兄さんの遊び道具になったり、野鳥や野良動物のエサとなってもなかなかその数を減らすことはなく、
公園という狭い敷地内の生態系に組み込まれている。



 公園の入り口に3匹のゆっくり親子が現れた。1匹は親らしきれいむ、2匹も子どものれいむだ。
野生ゆっくりか、元飼いゆっくりかは分からないが、そこそこ綺麗な身なりをしている。
「おにいさん、かわいいれいむたちにおかしをちょうだいね!」
「あまあまよこちぇじじぃ~!」
 やれやれ、と軽くため息をついてから、俺は親れいむの顔を見た。
 そんなに簡単に菓子がもらえるはずがない。出会った人間が俺以外ならせいぜい踏みつぶされて、
アスファルトのシミになるのが関の山だろう。そういった厳しさを教えてやるのも人間の勤めだ。
「俺の目を見ろ」
「ゆゆ? そんなことはいいから、はやくおかしを――」
 れいむが何かを言い終わる前に俺は右目に神経を集中させた。
「絶対命令お兄さんの名のもとに命ずる! 子どもを食え!」
 俺の目に鷲のシンボルが浮かび上がる。
 れいむの黒い飴玉で出来た目に鷲が舞い降りた。
 さっきまで俺を見下すような表情をしていたが、口元をしっかりと締めて凛とした顔になった。言葉も
明瞭な発音で気合いの入った返事を返してくれた。
「お兄さん! ゆっくり理解しました!」
 目を見ていない子どもの2匹は大声に驚いたのかポカンとしていたが、すぐに俺のことをバカにし始めた。
「なにいってちぇるの? じじぃはばきゃなの? しにゅの?」
「いうことをきかないじじぃはゆっくりしね!」
 などと言って、俺の靴に体当たりをかましてくる。全く効いていないので、無視しても良かったが、
俺は死ぬ前に絶望感を与えようと人差し指で口を狙って、デコピンを食らわせてやった。
 俺を慕う後輩なら『いったぁ~い! もう先輩ったら、ヒドいですよ』で済むだろうが、相手は柔ら
かい子どもの饅頭だ。無事では済まない。
「ゆびゅっ!」
 指先が1センチほど子れいむの口にめり込んだ。前歯から奥歯まで全滅したことだろう。
 言葉にならないことを漏らす口からはボロボロと歯が零れる。
「れいむのいもうとがああああ! おがあさああああああん!」
 子れいむが妹の潰れた顔を見て、かなわないと悟ったのか母親に助けを求めた。
「れいむはおちびちゃんたちをたべなきゃいけないんだよ! ゆっくりじゃましないでね!」
 母れいむは大きな口を開けて、子れいむを頭からかぶりついた。10回ほど噛んで、れいむの髪飾りを
ペッと吐き出した。
 俺が半殺しにした子れいむも同様に食べた。
「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」
 しかし、数秒後親れいむが残された子れいむのリボンを見て、大声をあげた。
「どおじでおぢびぢゃんをだべぢゃっだのおおおおおお!」
「お前が食べたんだ。2匹は、仲良くお前の腹にの中に」
「ぞんなのうぞだよ! ゆげぇぇぇぇ――」
 親れいむは、俺の言葉を否定するかのように餡子を吐き出した。未消化の子どもの髪の毛や歯、目玉
が地面に転がった。
 自分が子どもを食べた決定的証拠を見つけて、れいむの顔は真っ青になった。
「子を食らうとは、親失格だな。どんな味だった?」
「ゆがああああああああああああ!」
 俺が子れいむの一部を見せつけてやったら、親れいむが発狂したようで、コンクリート製の塀に突
進した。柔らかい饅頭が硬いコンクリートに激突し、餡子を飛び散らせる。1回では死ねなかったよう
で、顔を塀にくっつけたままブルブルと震えていた。
 蹴りを入れてやれば死ねるだろうが、俺はあえて自ら手を下すまでもないと思って、れいむに背を向
けて去った。



 便利な俺の能力は絶対命令(インペリアル・エディクト)という。
 人やゆっくりに絶対的権威をもった命令を下せる能力らしい。
 きっかけはお腹を空かせて倒れていた女の子に食事をおごってあげたときだ。お礼と言われてこの能力を受け取った。
 例えば!
 高校に入ってから疎遠になった可愛い幼馴染と、『もっと親密になれ』と命じて、幼稚園の頃と同じように
一緒に風呂に入ってお互いの体を洗い合った。
 成績優秀、品行方正でツンとしたうちの委員長に、『俺のメイドになれ』と命じて、メイド服を着せた。
もちろん俺のことは『ご主人さま』と呼ばせた。
 クールな雰囲気を持つ後輩に『君は常に冷静な外面を保っている。俺は君の澄ました横顔が真っ赤
になるまで恥ずかしいことをしてやりたい』と言って、人には言えないようなことをしてやった。
 道端で出会ったでっぷり太ったれみりゃに『少しは痩せるために走り続けろ。水も飯も一切ダメだ』
と命じて走らせた。3日後、水分をほとんどなくして半ば干物になったれみりゃを見つけた。
 図書室でいつも本を読んでいる、教養あふれるあの先輩に『俺のためにこの本を読み聞かせてくれ』、
と官能小説を朗読させた。
 俺のことを『先輩』と慕う家庭的な女の子に『女の子だからこそできる俺への奉仕をしろ』と命じて、
裸エプロンで家事をさせた。
 健康的な小麦色の肌がまぶしい、ソフトボール部所属同級生の女の子に『月の下で思い切り運動しよう』
と命じて(提案に近いね)、夜の学校のプールで二人きりで泳いだ。
 『絶対命令お兄さんの名のもとに命ずる! 俺の言うことに従え!』というだけで、高嶺の花だと
諦めていた女の子さえも俺の思い通りにできるのだ!
 効果は俺の意思で解除するまで継続する!
 ま、間違っても己の欲望のためだけにハーレムを築いたわけではないぞ!
 自分の能力がどれだけの効果を発揮するのかを試すためでもある。



 ブランコに座って脳内でそんな言い訳をしていると、胎生型にんっしんっをしたまりさが重た
そうに体を引きずって、俺の前に止まった。
 息を切らせているまりさの代わりにつがいらしきありすが、ぴょんぴょんと跳ねながら俺に
図々しくおねだりしてきた。
「まりさはあかちゃんがいるのよ。だからゆっくりさせてね。おにいさんはごはんをもってきなさい!」
 なぜ見ず知らずのお前を助けなきゃいけない。そうやって、ゆっくりは道行く人間に図々しく
物を頼むのだろう。ならば、その原因をここで絶つ。
「絶対命令お兄さんの名のもとに命ずる! 子を孕んだまりさは全力で死産せよ!」
 紋章がまりさの目に映りこむ。
「ゆゆ! ゆっくりりかいしたよ!」
 まりさはそう言うと、ブランコの前にある鉄製の柵に腹を打ち付けた。2、3回と打ち付ける
うちにまりさの腹がもぞもぞと動いて、産道から液体が漏れ始めた。
「なにやっでるのばりざああああ!」
 つがいの暴挙にありすがあわてて止めようと、体当たりをしてしまった。まりさが突き飛ば
されて俺の足元に転がってきた。
 まりさの産道から餡子に包まれた『赤ちゃんだったもの』が出てきた。白目を剥き、身動き一つしない、
完全に中枢餡子ごと圧壊したようで、すでに死んでいる。
 俺がまりさに命じたのは『全力で死産する』ことであり、その命令を完遂したので正気に戻る。
「ばでぃざのがわいいあがぢゃんがあああああ!」
「どおしてまりさがぞんなごどじだのおお! ばがあああ!」
 2匹は死んだ赤ゆっくりの前で泣き崩れていた。
「おにいさん! とかいはなまりさをたすけて!」
 困ったらしく、よりによって赤ゆっくりを死産するように命令した俺に、助けを求めてきた。
 あいにく俺はお前のつがいを助ける暇はないのだ。
「そんなことより公園中のゆっくりを集めろ」
 俺はありすに命令を下した。
「わかったわ」
 ありすが後ろを向いて公園の茂みや草地に入り込んだ。時々ゆっくりを探す呼び声が聞こえる。
 徐々に俺の前にゆっくりが集結していく。その数およそ100匹! 公園にこんなたくさんのゆっくりが
暮らしているが、種族は偏っており、そのうち半数がれいむとまりさだ。ありす、ちぇん、ぱちゅりー、
みょん、胴無しきめぇ丸がぼつぼついるだけだ。
 この編成は許せねぇ。鍵のかかっていないトランクや、腕にドーヴァートンネルを掘られる方がまだ許せる。
 俺はれいむの無能なところ、まりさの高慢なところが大嫌ぇなんだよ。
 だからここで俺が採るべき策はただ一つ。
「絶対命令お兄さんの名のもとに命ずる! この公園内に住む全てのゆっくり総力を結集し、れいむとまりさを殺し尽くせ!
赤ん坊も、子どもも、親も、そして老いて死にかけた奴も逃すな!」
「ゆっくりりかいしたよ!」
 公園内に住む50匹ほどのゆっくりの大合唱を試合開始のゴングとして、れいむとまりさ種の大虐殺が始まった。
 まっさきに狙われたのは攻撃する術を持たず、なおかつ動きの遅い赤ゆっくりや、子ゆっくりだ。
「ぢぎれぢゃうううううう!」
 親に助けを求めるが動きの素早いちぇんやみょんに襲われて真っ二つに引き裂かれた。
「ぎゅぐぐぐぐ……」
 ある子ゆっくりは木の棒で体を貫かれて串刺しになるが、中枢餡を外れていたためか、言葉にならない声を上げていた。
「ぎぼぢわりゅいよおおお! みゃみゃああ!」
 赤まりさはありす種にレイプされて、頭に大量の茎を生やして黒ずみ殺されたのが多かった。
「おぢびちゃんはしなせないよ!」
 子どもを守ろうと親れいむやまりさは必死に戦うが、数には勝てず集団で襲い来るゆっくりの攻撃にはかなわず、
数匹によってまるでサッカーボールをパスするように、体当たりを食らい餡子を吐き出して死んでいった。
「クハハハハハハハハハッ! やればできるじゃないか!」
 忠実に俺の命令をこなしていくゆっくりの活躍を見て、思わず高笑いをしてしまった。公園内に人がいなくて
助かったが……
「おぢびぢゃん……いまいくからね……」
 といって最後のれいむが死んだ。両目に枝が突き刺さっていて、目は見えなかったことだろう。背中には
噛まれた大きな傷があって、そこから餡子が漏れ出したのが原因だろう。
「お前ら帰っていいぞ」
 役目を終えたゆっくりたちは俺に背中を向けて、公園の茂みや花壇に帰って行った。
「やくたたずで、ごはんばかりたべるれいむがしんでよかったね!」
「えらそうにしてるくせに、にんげんにへこへこするまりさなんていらないよね!」
 などと同じ饅頭が饅頭をけなしていることから、ここのゆっくりは数で圧倒するまりさとれいむを
快く思っていなかったのだろう。にしてもえげつないなぁ、と思った。



 そして俺の足下には死んだれいむやまりさから流れ出た大量の餡子が残っている。
 気分を高揚させるアドレナリン分泌も終わり、冷静になった俺はこの異様な光景にどうしようかと頭を抱えた。
 そこへ俺に絶対命令を授けてくれた女の子G.G.(ジー・ツー)がやってきて、俺の肩をポンとたたいた。
「君か」
「おう、G.G.か」
「この残骸……素晴らしい。なかなか有効活用しているようだな。うれしい限りだ」
 座り込んで砂の付いていない餡子を一口摘まんで口に運んだ。
 腰まで伸びるストレートの黒髪。自称高2にしては控え目な胸、スレンダーなウエスト、引き締まったヒップ――
――少々、物足りないところもあるが、顔はパーツの整った大和美少女だ。
 背中に背負っているバットケース、砂の付いた頬、額から顎にかけて流れる汗、制汗スプレーの匂い――
――さっきまで野球でもしていたのだろう。
 首筋を流れる彼女の色っぽい汗を見ていると、ムラムラしてきた。
 下半身に集まる血液。脳内をめぐる妄想。
 餡子を摘まんで口に運んでおいしそうに食べるG.G.の姿……。
 餡子を体中に絡ませて恥ずかしそうに懇願するG.G.の姿……。
 『砂糖がベタベタして気持ち悪い、舐め取ってくれ……』『ひゃっ、バカ者。どこを舐めている』
 もう辛抱堪らん! ヒャア、絶対命令だァッ!
「絶対命令お兄さんの名のもとに命ずる! G.G.、お前は俺と餡子プレイしろ!」
 しかし彼女の眼には紋章が浮かび上がらなかった。なぜだ!?
「私には効かないと言ったはずだろう?」
 ニヤリと口角をあげてG.G.が勝ち誇ったような顔で俺を見てくる。
 しまった、こいつのことだ。『お前にそんな趣味……ククク……いや、個人の嗜好に口出すべきでは
ないな……』などと言いふらすことだろう。
 ヤバい! 俺の高校内での地位が……学校でも指折りの美少女を選りすぐって集めたハーレムの王と
いう地位が失われてしまう! それだけはなんとしてでも防がねば!
 俺は苦し紛れにこう言った。
「という悪い夢を見たんだよ……」
「ああそう……」



 終わり



 コードギアスを見ていたら思いつきました。



過去作品
ゆっくりいじめ系2307 幻餡術師の僕

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最終更新:2009年04月05日 02:54
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