※超ネタ話注意。合わない人には合わないと思います、ご了承ください。
※話の中で出てくる設定は、俺の勝手な解釈が混ざっているものばかりです。決してそういうものだと決まっているわけではありません。

※この話は後編です。














「まさかのプレーオフ突入!! 果たしてこの虐待地獄からゆっくり達は逃れられるのか! 今まさに始まるゆっくり虐待スパイラル! そんなスパイラルにわたしは巻き込まれたい!」
「しかしすばらしい同点劇でしたね、最終的に20点差ついていた筈なんですが……」
「基本点の最大は10点。2匹刺したから2倍にばーいとでも言いたいんでしょうか!!  審査員の頭を疑います!!」
「……実はプレーオフにされたら都合悪かったんですか?」
「それでは、プレーオフのテーマを発表したいと思います! こちら!!」




『ドスまりさ虐待対決』




「まずは場所を変えまして、巨大体育館にゆっくり達を住ませたままのドスまりさを2体用意しています。2人にはドスまりさを好きなように虐待してもらいます。今回は基本点がありませんので、より審査員の心を打った方が勝者です!」
「ここで、滅多にいないレア種なので、ここに連れてきているドスまりさ達の設定をおさらいしておきましょう。俺知っているぜ! という方は聞き流してもらえるようにお願いします」
「よろしくお願いします」

「ドスまりさは巨大種のひとつで、ゆっくりの中でも人間に武力で対抗できる珍しいゆっくりです」
「普通のゆっくりなら踏めば潰れますが、ドスまりさはむしろ我々が潰されてしまう方ですからね」

「金色の髪は甘い蜜で出来ており、これでゆっくりを自分のところで自然と連れてきているようです。ドスまりさはその大きさから大量のゆっくりが体に乗ることが出来るので一種の住宅になっています。やってきたゆっくりがドスまりさの体に住むとなれば、装飾品をドスまりさの髪に括り付け、自分はそのドスまりさに住んでいる事を明らかにするらしいです。ドスまりさの後ろ髪にリボンが多く括られているのがそれに当たります。つまりリボンの数が多いほどそのドスまりさが信頼されている証でもありますね」

「なるほど、ちなみにここでのドスまりさを一言で表すと?」
「有能な力を持った無能」
「ありがとうございます」



「ゆゆっ! お母さんひろいところだね!」
「となりに友だちもいるよ! すごくゆっくりできそうだね!」
「まりさっ! いっしょにゆっくりしましょうね」
「うん、みんなゆっくりしようね!」



「でかい黒白が2匹並んでいますね~。3階建てぐらいの大きさなので、間近でみると迫力が凄いです。おかあさんと周りの子ゆっくりが呼んでいますが、実際の子供ではないようです」
「そういえば補足ですが、この体育館の周りには普通のゆっくり達が集められています」
「それは……なぜですか?」
「始まってしばらくしたらわかりますよ」



「……」
「ゆっ? お母さん、だれか近づいてくるよ?」
「……だいじょうぶ、あの人達はゆっくりできる人たちだよ~」



「どうやら第一関門は突破したようです!」
「悪意があると分かればドスまりさは攻撃して来ますからね……どうやって悪意がないと思わせるか……虐待に愛を込めないとドスまりさを虐待するのは難しいです。しかし、それにしてもあの2人は慣れた様子ですね、ドスまりさを虐待したことあるんじゃないですか?」



「……」
「ゆっ? お兄さんどうしたの? 登れるの?」



「おおっと? ここで選手Aがドスまりさに登り始めました! いったい何を狙っているんでしょうか!!」
「どんどん登って……後ろ髪の方まで行きましたね。ドスまりさの体に隠れてみえませんが……」



「ゆっ!」
「ゆゆっ!!」
「駄目だよおかあさん! この人ゆっくりできないよぉおおおぉおっ!!」
「ゆっ!? そ、そんなことないはずだよ! まりさちゃんとかくにんしたよ!」
「いやあああぁぁぁああああぁあっ!!」
「みんな急いで逃げようね、ゆっくりしないでね!」
「うんっ!!」
「れ、れいむ!? みんなどうして離れていくのおおぉおおおおぉっ!!」



「これはっ、選手Aらしく殴ったりしたんでしょうか? ドスまりさに住み着いていた住民が逃げ出していきます!!」
「ドスまりさを肉体的に虐待するのは難しいので、住民を取りあえず狙っていったんでしょうか……」



「ゆゆっ! なんだか変な奴らが来るよ!」
「本当だ! なんだかゆっくりできない奴らだよ!」
「変な奴らはゆっくりつぶされてね!!」
「いやぁああぁあぁあっ!!」
「あああああああああああっ! みんながあああああああああ!!」



「これは、逃げていった住民達が、外にいたゆっくり達に攻撃されています。これは……いったいどういうことですか?」
「ドスまりさの住民は例外なく装飾品がなくなったゆっくりですから、普通のゆっくりから見れば異質なゆっくりに見えます。だからああやって攻撃されるんですよ。ドスまりさは無意識にリボンを奪い、自分から離れられないようにしているんじゃないでしょうか?」
「なるほど、なかなかに鬼畜なゆっくりですね。それにしても選手Aはあれから動きがありませんが……」
「……ここからじゃ見えませんからね、先に選手Dの様子を見てみましょう」



「……」
「ゆっ……ゆっ……おじさん……くすぐったいよぉ……」
「……」
「ゆっ……あっ……ゆゆっ……!」
「……おかあさん?」
「なんだかきもちわるいよ……おかあさん」
「ゆゆっ? きもちわるいなんて……そんなこといわないでぇ……」
「おかあさん……」



「ありすを超えたレイパー本領発揮! やはりドスまりさを発情させようとしているようです!!」
「所構わず発情するゆっくりは基本的に嫌われますからね、普段のドスまりさを知っている住民なら輪をかけて嫌でしょう。それで住民を遠くへやる作戦だと思いますね。……しかし、ドスまりさを発情させられる人間なんてそもそも聞いたことがありませんが……」



「おかあさんのばかぁぁあぁあっ!! そんなおかあさんもうしらないいいいいいっ!!」
「おかあさんはそこでずっとゆっくりしていてね!!」
「いんらんなまりさはずっとおにいさんといい思いしてたらいいよ!」
「あああああああまっで、まっでえぇえぇええぇええああああああああああっ!! きもじいいのおおおおおっ!!」



「逃げていく住民達より性欲をとりました! これはもう破局決定ですね!!」
「破局と言っても、逃げ出したゆっくりは外のゆっくりに……ん? あれは……」



「ああああああまって! だめ! だめなのおにいさん!! まりざ、まりざもういっじゃううううぅううぅうううぅううぅううすっきりーっ!!」
「……」
「……おにいさぁん……」



「だらしのない顔をして選手Dに体を近づけていきますドスまりさ! 痴女です! どうみても痴女です!!」
「ドスまりさはあんな声を上げてすっきりするんですね……初めて知りました」



「ゆぅー……ゆぅー……」
「……おかあさん、サイテェ」
「ゆゆっ!?」



「おおっと!? 門の横にいるスタッフが持っているのは……さっき逃げていった筈の子ゆっくりたちだぁ!! いつまでも追いかけて来なかったドスまりさを冷たい目で見つめているぞぉっ!! 冷える、これは冷える! エターナルフォースブリザード相手は死ぬぬぅっ!!」
「アイシクルフォールもEasyですね。私ノーマルは意外に苦手なんですがあれ。しかしスタッフが何かしているとは思いましたが……子ゆっくりだけは回収していたんですね。ドスまりさの虐待にしてはすっきりさせた事に違和感はありましたが……」



「……」
「……い、いや」
「……」
「いやぁあぁあぁあっ!! そんな目で見ないでぇえぇええぇぇえっ!!」



「ドスまりさ暴れ始めました。慌ててスタッフが押さえに入ります!! しかし発狂しているのかなかなか収まりません!」
「それだけショックだったんでしょうねぇ……あのまま森に戻したらどうなるんでしょうか?」



「……お、お兄さん」
「……」
「おにいさん……いったいなにしているの……?」



「変わってこちら選手Aのドスまりさですが……変わったところがあれ以来見えません! いったいどうしたんでしょうか? あれほど見せていた選手Aの肉体的虐待はどこへ行ってしまったんでしょうか!? 住民の死をひたすら悲しんでいたドスまりさも選手Aの心配をする始末です!!」
「ドスまりさに素手で虐待するのは難しいですからね……もしかしたら悩んでいるのかも」



「お、おにいさん、なにやってるのっ!」
「……」
「まりさの髪になにやってるのおおぉおおぉおおっ!!」



『へっ?』



ブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチッ!!

「いやあぁぁぁあぁぁあぁぁっ!! まりざのかみがぁあぁあぁあぁっ!!」
「……ふぅ」



「こ、これは! ドスまりさの髪が地面にどっさりと落ちてしまいました! 何をしていたんだ選手A! 見えないところでやっていいのは淫行と反則だけだぞ選手A!! 何をしていたか教えてくれぇええぇえぇええっ!!」
「これは……もしや!」
「し、知っているのか解説!?」
「さんをつけろよデコ助野郎! にわかには信じがたいことですが……たぶん彼は、髪の根本を舐めて溶かしたんじゃないでしょうか?」
「な、舐めてですか?」
「ええ、ドスまりさの髪は金色の蜜で出来ていますから溶かす事は可能な筈です。しかし3階建てぐらいの大きさであるドスまりさの髪を、千切れるほど溶かし切るなんて……どんな速さで舐めたんでしょうか」



「ああぁああぁああぁああぁあああ……」
「よっしゃっ!!」



「おおっと! 勝利を確信したのか! ドスまりさの悲鳴を聞きながら両手を挙げてガッツポーズだ!!」
「髪はドスまりさにとって装飾品なども含めもっとも大切なものですからね、それを失わせたのは、もっとも残酷で効果的な虐待かもしれません。先ほどの住民達の思い出まで失ったようなものですからね」



「あ……ああ……」



「虚ろな目のドスハゲまりさをスタッフが運んでいきます。来た時の住民は1匹もおらず、最初の頃の明るさはもう微塵もありません」
「あの2匹、どうするんですか?」
「えーと……貴方の言った通り、森へ帰すそうです。そのまま」
「……それは楽しみですね」




「それでは、プレーオフの結果を発表します!!」



「……」
「……」



「性的、肉体的、お互いにいい虐待だったと思います。しかし1つだけ違いがあった」
「それは……一瞬とはいえ、ドスまりさが喜んでしまったかどうかです!」



「……」
「……くっ」



「発表します! 優勝は選手Aっ!!」



『うおおおぉおおぉおおぉおおっ!!』

「おめでとう! おめでとう!!」
「たくさんの虐待をありがとう! たくさんの爽快感をありがとう!!」
「選手A……お前がナンバーワンだっ!!」
「ありがとう……ありがとおおぉおおおぉっ!!」








 こうして、第1回 チキチキ虐待選手権は幕を閉じた。

 しかし、次の戦いは既に始まっている。

 多くのゆっくりが生まれ落ちるこの世界で、虐待がなくなることはない。

 多くの未知の強豪も、世界のいたる所にいる筈だ。


 第2回のその時まで、全員虐待に磨きをかけ続ける!




「……」

「もう疲れた、眠りたい、リアルが忙しい」

「そう何度も何度も思ったはずなのに……」




「もう、こんなにも虐待したい!!」




 完








 まさかこんな話を、踏みにじられた花を書いている最中に思いつくなんて、この海のリ○クの目を持っても読めなかったわ!

 いやほんと、なんだこれ。

 一番どうかと思うのが、これがゆっくり虐待もので1番プロットをまじめに書いているということです。

 酷い話ですが……楽しんでくれた人がいれば、幸いです。





■ドスまりさの元設定(ゆっくり愛で専用Wikiより引用)

見上げるほどの巨大なゆっくり。大きさは各自お好みで。
(参考:愛でロダのslowlove_uljp00060.jpg)

ドスまりさは数あるゆっくリーダーの中でも
最も努力家で面倒見が良いゆっくりである

普段は優しく、人間の子の面倒を見ることもあるが
いざ群れに危険が迫ると巨体を生かした強力なボディプレスや
特殊なキノコを燃料とした光線を口から吐く事で応戦する

またドスまりさの巣である洞窟内では
生えている幻覚キノコを噛み砕いて霧状に吹き散らしたり
洞窟の壁を利用した反射体当たりで攻撃するなど
地の利を生かした戦法を取ることが確認されている

ドスまりさの後頭部に付いている小さなリボンは
群れのゆっくり達がドスまりさにプレゼントした物で
リボンを数や結び方でドスまりさの年齢や
群れの質、ドスまりさの信頼度を見る事が出来る

ドスまりさはゆっくり達のリーダーであると同時に移動式の巨大な住居でもある 。寒い日は髪の毛にくるまり、雨の日は帽子に入ることで ゆっくり達は何時でも快適に過ごすことが出来る。

ゆっくり式・たかいたかーいで相手をポンポン飛ばして一緒に遊んであげる。
このとき、人間であることを言わないと落ちたときに危ない。

ゆっくりさせる程度の能力を持つ。どんな凶悪な人間に対してでも、この能力を使えば、相手は戦意を失ってゆっくりしてしまう。




by 762




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最終更新:2022年05月04日 22:14