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 **Sick or Victory
 
 
 
 
  ――班目るりは、不動高校の体育館で再び目を覚ました。
 
  自分が何故こんなところにいるのかもわからず、るりはただひたすら周囲を見回していた。そこには、起きていたり眠っていたり、様々な形を取る数十名の人間の群れがあった。
  そうだ、先ほどまで自分は殺し合いに巻き込まれて、親しい人を失い、復讐に燃える激しい情動に押し流されていたばかりだった。
  それなのに何故、どうして、またここにいるのだろう。
  下着姿だったはずの衣服が再び、普段の着物に戻っている。
  何かがあったはずだ。何かが……。
 
 「お姉さま……?」
 
  見回すと、そこには班目舘羽や班目揚羽の姿までもあった。二人とも、やはりとても目立つ服装なので、探し人としては嫌でも見つかる相手だった。
  二人の姉がどうしてこんなところにいるのか、るりはまた皆目見当もつかなかった。
  この二人は、そもそも殺し合いに参加などしていないはずなのに。
 
 「るり……!」
 
  舘羽と揚羽が駆け寄った。
  周囲でも次々と人が目を覚ましていく。すっかり見慣れた光景で、るりは妙な既視感を覚えていた。
  それは、何か開放感があったというよりは、むしろ恐ろしい予感をるりに覚えさせた。
  また、次々と人が起き上がり、見覚えのある老人――山野教授が壇上で告げた。
 
 「――今日、皆さんに集まっていただいたのは他でもありません。皆さんには、殺し合いをしてもらいます」
 
  そう、それは単純な図式だった。
  あの殺し合いで参加者たちがそれぞれ別の時系列から殺し合いに参加させられたように、るりが黒死蝶として覚醒した直後を起点として、別の殺し合いに参加させられる事があってもおかしくはない。
  それは、参加者が異なる時系列から連れて来られるバトルロワイアルのシステム上、全くありえない話ではなかった。実は、前例もある。
  よって、「前の殺し合い」の途中からるりは強制連行され、今度はまた別の殺し合いに一から参加させ直される事となったのだ。
 
  ゲームのリスタート。
  それはあまりにも恐ろしい事で、るりを激しく戦慄させていた。
  地獄の時間は延長されていく……。
 
 
 
 ◆
 
 
 
  ……気づけば、るりは不動高校の体育館で一人目を覚ましていた。
  周囲にはるりと同じように寝転ぶ人の姿があり、つい先ほど見たばかりの光景が繰り広げられていた。
  何故また、こうして殺し合いが発生しているのか、るりには理解のしようがなかった。
  彼らの前で、肥満体型のアメリカ人が、慣れない日本語で告げた。
 
 「ニーハオ(訳:皆さんには殺し合いをしてもらいます)」
 
  そう、殺し合いをしていた筈のるりは、別の殺し合いに招かれ、その説明を聞いている最中に別の殺し合いに招かれる事になったのだ。
  殺し合いが殺し合いを呼び、殺し合いの最中に殺し合いが始まる。
  その螺旋の中で、るりはこれから何度となく戦わされる事になる。
  始まる事はあったが、終わる事はなかった。
  いつも途中で誰かに攫われ、やがて、また新しい殺し合いを一から始める事になっていく。
 
 
 
 ◆
 
 
 
  それからまた、るりは不動高校の体育館にいた。
  気づけば、既にるりは何十年も、ひたすら殺し合いの最中に別の殺し合いに移っていた。
  どの殺し合いも決着がつく事はなく、殺し合いが終わる前に、るりは別の殺し合いの中に連行されていた。長い間、すべてそうだった。
 
  そして、持続する事のなかった殺し合いはそれから、殺し合い同士の殺し合いを生み出した。
  自らの開いた殺し合いを中断させた別の殺し合いに牙を剝き、あらゆるバトルロワイアルとバトルロワイアルがバトルロワイアルする事になったのだ。
  わかりやすく解説すると、まず折角準備して参加者を集めた殺し合いが、「別の殺し合い」というアクシデントによって中断や混乱を極める事になり、そのゲームの主催者は次のゲームの主催者を抗議する。
  相いれない二つのバトルロワイアルの主催者は、自らの兵力をすべて注ぎ込み、別のバトルロワイアルの主催者に戦争を仕掛けるようになったのだ。
  この主催者たちの以後百年に渡る深い闘争の遠因は、班目るりにあったと云える。
  しかし、彼女にとってそれは関係のない話だった。彼女の魅力が誘拐欲を引き立て、無為に殺し合いに参加させてしまう。
 
  班目緑は、殺し合いを行う為、八重島大学のクローン技術を用いて人為的に班目るりを創造して、この解決を試みた。
  合計六十体の班目るりを生産した緑は、自ら主催者としてるり同士を殺し合わせる実験を行い、その効力の是非によって、すべての主催者たちにるりを売り出し、それによって事態を収束させ、そうして得た資金で紫紋に復讐しようと考えたのだ。
 
 「皆さんには殺し合いをしてもらいます」
 
  だが、そう緑が告げた瞬間に、六十人すべてのるりが別々の主催者によって誘拐され、全員が一斉にいなくなった。これによって、クローンるりはあらゆる世界線、あらゆる時間軸のバトルロワイアルに散らばり、世界は更なる混沌を極めた。
  これより後、クローンるりたちは、様々な末路を遂げる事となった。
  惨殺された者、解体された者、強姦された者、薬漬けにされた者……それは、世にも悍ましい人間の悪なる部分を、少女にぶつけた絶望の果てのような状況であった。
  そんな最中で、次々とクローンるりたちが潰えていく中で、オリジナルのるりは時にその恐ろしい様相を色の違う眼に映し、自分のクローンが過酷な目に遭うのを見送り、どういうわけか生きながらえた。
 
  るりクローンたちは、死後もまた殺し合いに参加させられ、弄ばれた。
  ある者は殺し合いを脱したというが、元の生活に還る事なく、どこかまた、別のおぞましい世界へと身を運ぶしかなかった。兵器として使われたとも、身売りしたともいわれている。
  剥製にして飾られたクローンるりもいると言う。
  兎角、それは決して良い在り方とはいえなかった。
 
  班目るりを巡る主催陣営たちの戦争は、やがて、自らが開いた殺し合いに他者の干渉を許さないシステムの構築に至った。
  緑川細胞を応用し、緑川繭を“煉獄の繭”の中へと放り込み、一切の外部干渉を途絶する「プロジェクトM」の進行は、ある世界の主催者に安穏の時を与えた。
  緑川繭の各生態部位に緑川細胞制御管(別名・WMC)を組み込み、“煉獄の繭”を起動させると、緑川繭の余命を犠牲にあらゆる異世界の黒魔術干渉をシャットダウンする事が出来る。それにより、主催者にとっては円滑な殺し合いが可能と感じられた。
  しかし、その非人道的な殺し合いの開戦方法に異を唱えた緑川研究所の面々により、適格者である繭が解放されてしまい、“煉獄の繭”はその機能を停止。
  るりを拉致する事が可能な状況が作られてしまった。
 
  そうこうしているうちに、オリジナルの班目るりが三十七歳になった。だが、その姿は依然、いたいけな少女のままであった。
  その頃もまだ、るりは終わらない殺し合いと殺し合いの中を行き来し、死なないからだのまま新しい殺し合いで参加者として生きていた。
 
  もはや生命の意味などわからなくなっていた。
  自分が元はどんな人間で、どんな生活をしていたのかさえ、るりの中で曖昧なものへと変わっていく。
 
  世界は、度重なる時空戦争によって生じた巨大なブラックホール「カオス」によって元の様相を失いつつあった。
  カオスの影響下では、あらゆる物理法則が乱れ、あらゆる時空が連結し、あらゆる概念は壊れた。文字は絵となり、絵は文字となる。
  るりはカオスにも負けなかった。
 
 「行こう、チャネラー桜庭」
 
  誰もいない時空を彷徨い、かつての殺し合いに参加したという生き残りのチャネラー桜庭を従え、るりは新しい殺し合いの中をたくましく戦っていた。
  時には記憶を消され、時には記憶を弄られ、時にはまた別の時間軸の自分と向き合い、時には死に、時にはまた蘇って戦った。
  彼女は永久的に、誰かの手のもとで殺し合いに参加させられる運命にあった。
 
 「皆さんには殺し合いをしてもらいます」
 
  その呪いの言葉を聞きながら、彼女は突き進んだ。
  もはや主催者などいないのかもしれなかった。何か自然的な力が、自動的に、そして永久的にるりを殺し合いに参加させ続けるのかもしれなかった。
  死ぬ事もなかったが、生きた瞬間など一度もない。
  主催者たちを倒そうという意志が、尚もるりの中には燃え上がっていた。
  何かの真実を突き止め、すべての諸悪の根源を知った時、るりはようやく十二歳の少女として生きられる気がした。
 
  そんなるりの想いとは裏腹に、主催者たちはるりを巡る戦争を更に強固で逃れられないものへと変えていった。
  何としても班目るりを手に入れようとする主催者たちは、あらゆる手を駆使した。
  何故彼女を狙っていたのかさえ、もはや主催者たちにはわからなかった。
 
 「生きる事は戦いだよ」
 
  そんな言葉が、るりの胸を締め付ける。
  戦火の中で死んだ、ジャーナリストの北条アンヌの言葉だった。
  彼女はジャーナリストとして、この班目戦争の真相を追い、単身、バトルロワイアルの会場へとるりの救出に向かったのである。
  だが、その殺し合いにとっての違反行為を厳しく罰する主催者たちの思惑で、北条アンヌは目の前で銃殺され、そのままるりはまた別の殺し合いへと誘拐された。
  こんな痛み苦しみを何度味わった事だろう。
  大切な人間を何度殺されてきたかは知れない。
 
 (殺し合いの目的は何?)
 
  それを、るりは考え続けた。
  何度か提示されたのは、この殺し合いの大本は、「『金田一教』と、『コナン教』という二つの宗教の中で、金田一教がコナン教に対して影響力を示すべく行った」という話だった。勿論、これは確定とは言えない。
  しかしながら、それに何故自分がまきこまれるのかが彼女にはわからず、何より自分がその渦中にいなければならない事がわからなかった。
  班目るりを巡る戦争は、激化していき、やがて全く関係のない世界まで飛び火していった。
 
 
 
 ◆
 
 
 
 「班目るりをどうすべきか」
 「いっそ殺してしまおうか」
 「その通りだ」
 「いや、貴重な実験材料にそんな事はできない」
 「なに、いざとなれば黒魔術で蘇生してしまえばいい」
 「だが、井沢先生はもういない。どうすればいい」
 「井沢先生の遺した黒魔術資料がある筈だ」
 「幸いにも、米村も我が陣営の手にある」
 「確かに、それならば米村を再解体し、彼の魔力をすべて吸収してるりに使えるな」
 「だが、出来るのなら班目るりを殺したくはない。彼女は実に興味深い」
 「HS(ハッピーサイエンス)財団の差し金か? あんなもの無視すれば良い」
 「そうだ、どうせ詐欺師の集団だ」
 「馬鹿を言え、そんな事を言ってしまえば今に地獄に落ちるぞ」
 「そうだ、HS財団は常に我々を監視している」
 「ふん、くだらない。二度と私の前であの集団の名前を口に出すな」
 「だが、緑川細胞実験も奴らの仕組んだ事だろうと噂だぞ」
 「緑川細胞の事件か? あんなのはプロパガンダだ。まだ真に受けているのか」
 「しかし……」
 「緑川細胞実験は史実だよ」
 「根拠はあるのか」
 「否定する材料もない」
 「あんな絵空事をか」
 「ええい、もういい。我々はもっと、真剣に班目るりをこの殺し合いに引き戻す策を考えなければならない。HS財団も緑川細胞も、今はどうでもいい事だろう」
 「その通りだな。失礼。……して、班目るりもそうだが、魔法少女たちの件はどうする」
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
  ……そんな情勢の中で妥協案として提出された、班目るりの意識を分裂させる策も棄却され、主催者と主催者は更なる対立関係を煽った。
  やがて、高度な科学や黒魔術によって班目るりの所在が多くの主催者にとって不明になると、遂にはどの勢力が班目るりを保有しているのかという議論が始まり、主催者たちは疑心暗鬼になっていった。
  るり自身もまた、自分がどこにいるのかわからなくなっていた。
  バトルロワイアルそのものが立ちいかなくなっていき、すべての主催者がバトルロワイアルを中断、放棄した結果、彼らは経済的に苦境に喘ぎ、続々と自滅していった。
 
 
 
 ◆
 
 
 
 「私たちは魔法少女、いいえ、もっとありていに言えばプリキュアよ」
 
  ある時代のバトルロワイアルでは、班目るりの前には、三人の魔法少女――いや、プリキュアが立っていた。
  プリキュアに変身しているのは、巽もえぎ、兜霧子、辺見魔子の三名だ。
  巽もえぎがプリキュアであるのは、『金田一少年の小旅行』で、女児向けアニメマニアである事を暴露された逸話や、もえぎの声がプリキュアで聞いた事のある声である事実から考えれば、容易に想像がつく。
  実を言えば、『金田一少年の事件簿R』の女性犯人役には、プリキュアを演じた事のある声優が配役されやすいというジンクスが謳われている。それに即して言うならば、制作会社の都合もあり、一歩間違えば金田一の世界にプリキュアの妖精が現れ、この三名をプリキュアに選んでもおかしくはないという話だ。
  しかし、何故兜霧子と辺見魔子はプリキュアなのか。
  以下の理由が挙げられるだろう。
 
  兜霧子は、作中において一度たりとも台詞がない。
  よって、巽もえぎ=プリキュア理論が声優ネタを通して「アリ」と断定されるのならば、声のない彼女には無限の可能性があり、プリキュアであってもおかしくないと云えるからだ。
  では、辺見魔子は?
  ……そう、女の子は誰だってプリキュアになれるのである。辺見魔子がプリキュアであってもおかしくない。
  よって、この三人はプリキュアだった。
  プリキュアだったが、その時、世界情勢は救いようがないほど混乱していた。班目るりを巡る戦争は最終段階にきて、遂にアルマゲドンを起こしたのだ。
 
 
 
 ◆
 
 
 
  ――そう、誰かが毒龍のスイッチを押してしまった。
  爆裂した核は、世界を焦がし、他の主催だけではなく自らまでも焼いていった。三名のプリキュアをもその炎に巻き込み、消し去った毒龍は、遂に世界の終わりを始める事となった。
  この出来事と、その後の余波によって、人類の人口は一億人まで減じる事となり、世界は滅亡に近づいていく。
 
 
 
  ……しかし、その渦中にあって、オリジナルの班目るりは尚も生存を続けていた。
 
 
 
 
 
 *【金田一少年の事件簿バトルロワイアル 完】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 #back(center,text=もういちど、あなたの意識がもどる)
 
 
 
 
 
 
 
 #back(center,text=もういちど、あなたの意識がもどる)
 
 
 
 
 
 
 
 #back(center,text=もういちど、あなたの意識がもどる)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
  しかし、物語は、まだ続いた。
 
 「――思い出した」
 
  るりが不意にそう言ったのを、葉崎栞は驚いて聞いた。
  ここは、獄門塾の敷地内である。放送をすべて聞き届けた葉崎栞と連城久彦の横で、ただずっと茫然としていたるりは、その人形のように黙していた口を開いたのだ。
  その目には、自ずと涙がこぼれていた。
 
 「るりは、ずっと殺し合いを見てきた。
  この世界が壊れるまで、ずっとみんな殺し合ってた……。
  このままじゃ、みんな死んじゃうかもしれない……。
  るりは、この殺し合いに来るまで、何度も何度も……今みたいな終わらない殺し合いの中にいた」
 
  ――――そう、殺し合いゲームの繰り返しは、悠久の時を超えて、るりを再び最初の殺し合いに還ってきていたのだ。
 
  彼女は、この殺し合いゲームの最中に別の殺し合いゲームに参加し、その最中に別の殺し合いゲームに参加し、その最中に別の殺し合いゲームに参加し、その最中に別の殺し合いゲームに参加し……やがて、その記憶を封じていた。
  それが、今はこうして元の場所にいる。彼女が一番最初に殺し合いをしたと思っていた筈の殺し合いこそが、本来ならば最も新しい世界――彼女の最後の殺し合いの場なのである。
 
  ……栞や連城に、同一の経験があるのかはわからない。
  すべての殺し合いが行き着く先にここがあるというのなら、
  しかし、二人は顔を見合わせ、やがてるりの話を聞き始めた。
 
  果たして、るりは本当にそんな経験を繰り返したのか、そんな過酷な状況の最中にあったのか、二人は信じる事は出来なかった。
  何しろ、かつてもこの殺し合いを経験し、そこから抜け出して別の殺し合いに行ったとするのなら、今この殺し合いは何だというのだろう。
  現実にいまだに殺し合いは続いているのだし、るりもここにいる。
 
 &color(blue){「円環構造、この殺し合いはループしているのかもしれない……」}
 
 &color(red){ るりは言った。}
 &color(gold){ るりは、かつてもそれまでの記憶を消され、「金田一と遊ぶ約束をした直後」まで記憶を戻されて、これと同じ殺し合いに参加した。}
 &color(green){ そして、そのまままた新しい殺し合いに呼ばれて、その説明の最中に次の殺し合いに呼ばれた。}
 &color(orange){ それがまた、新しい殺し合いに呼ばれていき、世の中が滅亡するまで、るりは酷使された。}
 &color(blue){ その時のるりをこの殺し合いの主催者が連れてきて、記憶を消し、「金田一と遊ぶ約束をした直後」まで記憶を戻されて、またこの殺し合いへと参加したのだ。}
  円の中を回るように、るりはずっとそれを繰り返してきたのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                    ずっと……ずっと……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 *&color(red){&now()}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 #right(){&now(j)}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 #center(){&color(red,pink){♡きょうは、&today(j)、とても、よいひ♡}}
 
 
 
 
 
 &fclock()
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
 「[[嘘……>>参加者名簿(ウソバレ)]]」
 
  [[栞>>葉崎栞]]は、[[そんな折>>るりの話を聞いた後]]に[[自ら>>葉崎栞]]の[[支給品だったパソコン>>状態表にもそう書いてあるよね]]を用いて、『[[金田一少年の事件簿バトルロワイアル>>トップページ]]』を[[読み進めていた>>たぶん自分の出てくる話だけ]]。
  それは、[[るり>>班目るり]]の[[指示>>「おねえちゃん、それを使ってこれからいうページを見て」]]によるものだった。
  [[殺し合い>>トップページ]]の[[ある段階>>君がいるから・・]]において、[[るり>>班目るり]]はその『[[金田一少年の事件簿バトルロワイアル>>トップページ]]』という[[存在を認知>>本当に?]]するに至った。[[そこ>>トップページ]]には、いま[[自分たちの置かれている状況>>OP]]や[[その経緯・内容>>産声]]が書いてあったのだ。
 
 「[[見て>>るりは興味なさそう、連城は少し見る]]。[[ここ>>パソコンの画面]]に[[あたしたち>>産声]]の事が[[全部>>本編時系列順]]、書いてある!」
 
  [[栞>>葉崎栞]]の[[驚き>>!?]]。
  [[金田一少年の事件簿バトルロワイアルとは何か。>>トップページ]]
  それは、すべての[[るり>>班目るり]]の[[輪廻>>Sick or Victory]]と[[魔法>>Sick or Victory]]の鍵を握る[[重大なネット小説>>メニュー]]であった。
  [[彼女たちの行動すべて>>本編時系列順]]がこの『[[金田一少年の事件簿バトルロワイアル>>トップページ]]』の中に[[記されており>>本編時系列順]]、それを覗くと[[彼女>>葉崎栞]]たちの[[これまでの行動はおろか、心情まで>>産声]]すべて書き連ねられていた。
  [[連城>>連城久彦]]も[[それ>>パソコンの画面]]を[[覗いた>>栞には見えるのか疑問だった]]。
  [[俺ロワ・トキワ荘>>https://jbbs.shitaraba.net/otaku/12648/]]にて[[◆CKro7V0jEc>>班目るり]]が[[企画>>https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1469071502/]]し、アットウィキに纏められたその資料こそ、『[[金田一少年の事件簿バトルロワイアル>>トップページ]]』と題された[[シナリオ>>本編時系列順]]だった。
 
 「[[金田一少年の事件簿バトルロワイアル>>トップページ]]……」
 
  そして、その[[wiki>>トップページ]]の[[とあるページ>>本編時系列順]]に飛んだ[[彼女>>葉崎栞]]たちは、スクロールして[[驚くべき話が投下>>>>https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1469071502/459-478]]されている事に気づいてしまったのだ。
 
 
 
  ――それは、『[[Sick or Victory>>https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1469071502/459-478]]』という[[タイトル>>どういう意味?]]のつけられた[[話>>あなたの人生]]であった。
 
 
 
 :Sick or Victory|Forever
 
 
 
  この『[[Sick or Victory]]』には、まさに[[今>>Sick or Victory]]の[[彼女>>葉崎栞]]たちの事が[[書かれていた>>全部、そう全部]]。[[るり>>班目るり]]の[[これまで>>本編時系列順]]の[[運命>>Sick or Victory]]は勿論の事、[[その中>>胎児]]の[[彼女>>班目るり]]たちの[[心情>>産声]]が全て&color(red){赤}[[裸>>今のマガジンなら袋とじ]]々に書き[[うつされて>>インフルエンザで休んだ不動高校囲碁部の部員]]おり、[[これから先>>「私は赤沼三郎だ」]]の事まで書いてある。
  [[彼女>>班目るり]]たちは、[[それ>>Sick or Victory]]を[[恐る>>恐怖]][[恐る>>恐怖]]読み進め、[[息を飲んだ>>恐怖]]。
 
  まさしく[[今>>Sick or Victory]]、[[このタイミング>>Sick or Victory]]で[[この行>>Sick or Victory]]を読んでいた[[栞>>葉崎栞]]は、[[気が狂いそう>>Sick or Victory]]になるのを抑えた。
  [[今>>Sick or Victory]]、[[この文章>>Sick or Victory]]にはまさしく[[自分>>葉崎栞]]たちの[[運命が書き記されている>>>>Sick or Victory]]わけだが、[[その内容>>>>Sick or Victory]]は[[すべて的中>>本当に?]]している。
  &u(){&italic(){&bold(){指は震えている。}}}歯、が、ガ、タ、ガ、タ、と、音、を、立、て、て、い、る、。、
  [[↑の文章>>指は震えている。歯がガタガタと音を立てている。]]も[[すっかりそのまま>>そう単純に表すなら]]、[[栞>>葉崎栞]]の[[行動>>指は震えている。歯がガタガタと音を立てている。]]や[[心情>>恐怖]]と合致している。
  [[恐怖するしかなかった。>>本当に?]][[恐怖さえも支配されているようだった。>>そうだよ?]]
  [[思わず>>それは全部あなたの意思じゃない]]、[[るり>>班目るり]]を[[見た>>そう書いてあるから]]。
  [[そして、画面を戻すと、そこに「るりを見た」と書いてあって震える。>>すぐにこの先を見て]]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  それから……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  閑話休題。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  栞は、妙に長い改行を、少し恐れながら文章をスクロールした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 #center(){&bold(){&color(red,white){ 葉崎栞、これは作者からの個人的なメッセージだ。}}}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 #center(){&bold(){&color(red,white){ お前は自分の口にピストルの先っぽを突っ込んで、}}}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 #center(){&bold(){&color(red,white){脳天に向けて発射する事になる。}}}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  そんな悪戯なメッセージを読んだ&color(pink){栞}は、恐怖に震えながらも、&color(#444444){ピストル}を握っていた。
  震える&color(pink){手}で、&color(#444444){ピストル}を握り、&color(pink){首}を必死で横に振る&color(pink){栞}だったが、そのまま操られるようにして&color(#444444){ピストル}を&color(pink){口の中}に突っ込んだ。そこにあるのは、逃れられない死だった。
 
 「嫌……いや……」
 
  &color(#9fc5e8){分泌された唾液}が&color(#444444){銃口}を&color(#9fc5e8){ぬめらせた}。&color(#e06666){口}の&color(pink){外}に&color(#9fc5e8){唾液}が漏れて垂れていく姿は、いささか官能的でさえあった。
  &color(#9fc5e8){涙}とともに自分がこれから死ぬ運命を否定したい&color(pink){栞}だったが、次の瞬間、銃声が鳴り響いて、ついに自分の運命にピリオドを打ってしまった。
  &color(red){血}が一面に飛び散り、&color(white){連城}の&color(white){マスク}と、&color(pink){るり}の&color(white){下着}を&color(red){赤}く染めた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 &color(red){【葉桜栞@吸血桜殺人事件 死亡】}
 &color(red){【残り42人】}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
  ――同じ頃、伊志田純の身体中の細胞が突然大爆発した。
 
 
 
 &color(red){【ピエロ左近寺@魔術列車殺人事件 死亡】}
 &color(red){【伊志田純@不動高校学園祭殺人事件 死亡】}
 &color(red){【残り40人】}
 
 
 
 ◆
 
 
 
  檜山爆弾が次々と人を殺した。
 
 
 
 &color(red){【神小路陸@狐火流し殺人事件 死亡】}
 &color(red){【鐘本あかり@狐火流し殺人事件 死亡】}
 &color(red){【チャネラー桜庭@魔術列車殺人事件 死亡】}
 &color(red){【近宮玲子@魔術列車殺人事件 死亡】}
 &color(red){【美咲蓮花@薔薇十字館殺人事件 死亡】}
 &color(red){【残り21人】}
 
 
 
 ◆
 
 
 
  鯖木は逃げそこなって、刀丸に殺されて死んだ。
  だが、刀丸も自責の念で自害した。
 
 
 
 &color(red){【鯖木海人@雪鬼伝説殺人事件 死亡】}
 &color(red){【刀丸猛人@悲恋湖伝説殺人事件 死亡】}
 &color(red){【残り6人】}
 
 
 
 ◆
 
 
 
  文章が、人を殺していく。
  参加者たちを次々と理不尽に。
  それは殺し合いを終わらせる為の大量虐殺。
  すべては、るりが望んだ事だった。
 
 「ごめんね、みんな」
 
  班目るりは、金田一ロワの書き手になっていった。
  ロワを終わらせる為の最後の手段として、この方法を選んだのだった。
  自らが書き手となってバトルロワイアルを開始し、その運命を書き換える事で異世界に干渉を起こす。彼女の力は、殺し合いの運命に干渉する事を可能とした。
 
  そうだ。最初からこうすれば良かったのだ。
  文章を書くだけでどこかの可能性世界で人が死んでいき、バトルロワイアルが始まっては終わる。始まりは終わり、終わりは始まる。生きるが死んで、死ぬが生きる。
  彼女が巻き込まれた金田一少年の事件簿バトルロワイアル、その始まりを終わらせる為には、巻き込まれた彼女が巻き込んだ『災厄の皇帝(エンペラー)』になって、このプログラムを文章で書き替えて終わらせる事だ。
  檜山ボムの登場と種明かしによって、次々と参加者が死んでいった。
  連続して、るりはひたすらに参加者を雑に殺すSSを投下しまくった。
  そう、ただ一人、班目るりだけが残るように展開を調整しながら。
 
 
 
  ……だが、そんなるりのおかっぱ頭に向けて、背後から銃が付きつけられていた。
 
 
 
 「……え?」
 
  後頭部に押し付けられているその固い感触に、るりは恐怖と絶望を感じていた。
  それは紛れもなく、何者かがるりを殺す為に向けた拳銃の感触だった。
  振り向こうとしたが、それはあまりに怖かった。
 
 「るりちゃん、あなたはこの話の作者にはなれないわ。だってこの話の作者はね――――私だもの」
 
  そして、最後に生き残っていた筈のるりの後頭部は、弾丸によって貫かれ、優勝者は決まった。
  ……そこにいたのは、死んだはずの五塔蘭だった。
 
 
 
 &color(red){【班目るり@黒死蝶殺人事件 死亡】}
 &color(red){【残り1人】}
 
 
 
 ◆
 
 
 
  五塔は、とにかくただひたすらに若さを求めていた。
  くたびれていく自分の身体に、若き日の情熱と艶を得て、若かりし頃に叶わなかったあらゆる事を再び叶える事を悲願としていた。
  その為に若い少女の血を欲していた。
 
  五塔は、その場ですべての衣服を脱ぎ捨て、全裸となると、るりの遺体もまた脱がせた。うつろな瞳のままに、自分が何故死んだのかさえもわからないるりの身体を持ち上げ、不敵な笑みを浮かべると、五塔は嗤った。
  血を受けるには幼すぎる気もするが、彼女の血を浴びればもう一度若返る事ができるかもしれない。五塔は、平坦なるりの身体を貪り始めた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 *【金田一少年の事件簿バトルロワイアル 完】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 #news(金田一少年) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 ◆
 
 
 
 
 
 
 #splitinclude(参加者名簿,参加者名簿(ネタバレ))
 #include(トップページ)
 #splitinclude(参加者名簿,参加者名簿(ウソバレ))
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
 
 
 
 ----
 
 
 
 
 
 *◆
 
 
 
 
 
 「――――んだゴラァ? ブッ殺すぞ?(訳:といった内容のAVの企画なのですが、どうですかね? 売れると思いますか?)」
 
  ここはヤクザっぽい男が勤めているアダルトビデオメーカーだった。
  ここまでの金田一ロワの物語はすべて、このヤクザっぽい男が企画したアダルトビデオの第一章にあたるシナリオなのである。
  このビデオにおいて肝心な場面は、ラストの班目るりと五塔蘭のカラミ、疑似ロリ屍姦にあたるわけだが、この場面に合う女優を探していたのだった。
  つまるところ、熟女系の女優と、ロリータ系の女優が必須となるわけだが、何せ十八歳未満の少女などAVに出せる筈もない。そんな事をしてしまえば、忽ち警察の厄介だ。
  それに、彼の夢は、映画を使って人を幸せにする事だった。小さな女の子をこんな業界に巻き込むわけにはいかないと切に思っている。
  今はAV業界にいるが、映画界で大きな映画を作りたいと思っている。
  彼の名は蔵沢明。後に、世界で大いに評価される映画監督となる男だったが、今はまだAV業界で働く、ただのヤクザっぽい男に過ぎなかった。
 
 「あァン? テメェ何言っとんじゃ? こんな道理が通るとおもっとンのか!?(訳:うーん……面白いんだけどちょっと難解すぎるかな? でもまあ、エロシーンさえあれば商品として出していくつもりだし、君にもエロさえあれば良いって言っちゃったからね。偉い人たちには僕の方から掛け合って見るよ)」
 
  別のヤクザっぽい男が、そう言った。
  ヤクザっぽい男たちは、映画業界を目指すといっても、自由に色んなものが作れるこの世界も好きだった。
  この金田一ロワのような前例のない特異な作品だって誰も拒まない。
  それに、エロさえあれば予算も下りやすい。
 
 「アァン……どげんちらかしちょっちゃァッ!! こちとらすんでばらに死なんずくらっとっちゃァッ!!!!」
 
  そう感謝の言葉を告げて頭を下げると、ヤクザっぽい男はその場を後にした。
  彼もしばらくはこの業界にいるつもりだ。
  仮に――仮にもし、彼が本当の五塔蘭や班目るりでAVを作れるのなら、どんな作品になっていただろう。
 
 
 
  おそらく、次のようなタイトルと内容になっていたのではないかと思われる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 &color(pink){【弄りん姦村インランババア 五塔蘭】}
 
 &color(pink){~あらすじ~}
 
 &color(pink){六角村の美熟女、五塔蘭はXX歳独身。}
 &color(pink){彼女の最近の悩みは、若くて美しかった頃の自分の姿がどんどん遠ざかって行ってしまう事。はりのある肌や白髪のない黒髪が懐かしい……。}
 &color(pink){そんな時、村の若い娘・若葉が結婚式の為に帰ってきた。}
 &color(pink){十七歳になった彼女の姿を見た五塔はすっかりドキドキ。若さに嫉妬して、すべてを蹂躙したいと考えるようになる。}
 &color(pink){エロザベート・バーユリ婦人の伝説を信じ、レズエッチすれば若返るのではないかと考えた五塔は、村の若い少女や村に来た少女を狙っていく。}
 &color(pink){兜霧子編、時田若葉編、七瀬美雪編、全三章 + PTA会長編(予定)。}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 &color(pink){【不死蝶伝説、班目るり1●歳~×コキしちゃう撮影事件~】}
 
 &color(pink){~あらすじ~}
 
 &color(pink){長野県某所のとある蝶屋敷に住む淫らめロリチャン……じゃなかった、班目るりちゃん。}
 &color(pink){なんと今回撮影に応じてくれたのは、なんとお父さんに無理やり出演をさせられたからなんだって。そう、この班目家のみなさんはお母さんもお姉さんも全員お父さんの言いなりで、我がメーカーにAV女優を提供してくれるお得意様なのだ!}
 &color(pink){今回デビューしたるりちゃんは、中●校に上がる前の1●歳。お母さんやお姉さんが必死に止めてたんだけど、遂にデビューする事になっちゃった。}
 &color(pink){初めての撮影に「死んじゃうかもしれない……」と涙ぐんでいたけど、大丈夫大丈夫、優しくヤッてあげるから問題ないよ。}
 &color(pink){……と言いつつ、ゴム取り、マン突きしまくる、ロリコンたち。}
 &color(pink){お毛がありませんね?お姫様♡}
 &color(pink){るりちゃん、今度はお母さまやお姉さまたちと四人で仲良く出演できると良いですね?♡}
 &color(pink){シモンさん、次回作の際も女優提供待ってまーす^^}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  ……と、こんな感じである。
  これらのアダルトビデオが高い売り上げを誇れる事は、熟女マニアとロリコンの絶対数からして間違いないが、あくまで『金田一少年の事件簿』は、かつて存在した名探偵を題材としたフィクション作品である。どこまでが実際にあった出来事なのかはわからず、この五塔蘭や班目るりといった人気キャラクターにしても実在の可否は疑われる。
  その人気は留まる事を知らず、Pixivには毎日のように膨大なR-18画像が描かれていき、パロロワ界隈では金田一ロワが乱立していずれも盛況している。AV業界も負けられなかった。彼女らの登場する金田一ロワを題材にしてAVを作りたいに決まっていたのだ。
  しかし、シナリオを完全オリジナルにした結果、あらゆるアイディアが浮かんでしまい、結果的に難解で前衛的な作品が生まれてしまった。
  それが今回の金田一ロワAVであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 *&color(pink){【~~~金田一少年の事件簿バトルロワイアル 完~~~】}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
  ……班目るりは、またも葉崎栞と連城久彦の前にいた。
  バトルロワイアルの円環の中から再びこの世界に現れ、そしてすべてを思い出した彼女は、すっかり青ざめた様子だった。
  かつて、遂に掴む事の出来なかった殺し合いの意味が、るりにはわかってしまったのだ。
 
 「――あたしたち……本当はどこにもいないのかもしれない」
 
  それは、AVメーカーが作り上げた想像の企画であり、これから女優に演じられる事になる想像上のキャラクターだという事。
  自分たちは『金田一少年の事件簿』という漫画の中にしかいない架空の存在であり、『金田一少年の事件簿バトルロワイアル』はヤクザっぽい男が創造したAVというオチの物語だった事。
 
  ……しかし、そうなると、自分たちの存在は何なのだろう。ここで意思を伴って会話し、殺し合う運命と戦っている自分たちは、ただ誰かの手によって性的に消費されるだけに過ぎない存在なのだろうか。
  それとも、『金田一少年の事件簿バトルロワイアル』はもっと根本で誰かが作った物語に過ぎず、性的な消費すらされない、完全に無為な存在だったとするのなら――。
 
 「……ねえ、あたしたち、本当にどこかにいるのかな。
  本当は、誰かが考えたお話の中にしかいないのかもしれない。
  その人の考えた通り、操られるようにして生きているのかもしれない」
 
  るりは、浜辺に腰掛けて、そんな不安を高森ますみに打ち明けていた。
 
 
 
 
 
 &bold(){&italic(){「ねえ、るりちゃん。[[胡蝶の夢>>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E8%9D%B6%E3%81%AE%E5%A4%A2]]という話を知っている?」}}
 
 
 
 
 
  自分を蝶と告げた父の姿が頭をよぎった。
  誰かが自分の運命を作り出しているのかもしれない。
  そんな事が、るりにとっては妙に生々しい真実に思えた。
 
 「全部、蝶の見ている夢かもしれないっていう話?」
 
 「うん。
  たとえばね、るりちゃんが蝶になる夢を見て目覚めたら、近くを蝶が飛んでいたとする。
  ……それで考えるの。
  るりちゃんが蝶になった夢を見たのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか」
 
 「本当にわからないよ。
  るりは誰で、何なのか、何の為に生まれてきたのか」
 
 「いいんじゃないかな。
  それを言い出すと、生きている人間なんてどこにもいないかもしれないし……」
 
 「でも、どこかで誰か、生きてるよ」
 
 「生きてる人だって、別の誰かの夢かもしれない。
  お互いがお互いの夢かもしれない。
  それが生きているって事なのかもしれないよね」
 
 「じゃあ、これは全部あたしの夢なの?」
 
 「そうかもしれないし、違うかもしれない」
 
 「わからないよ」
 
 「でも本当はね、全部『金田一少年の事件簿バトルロワイアル』っていう、誰かの小説の中の出来事なんだよ」
 
 「ビデオじゃないの?」
 
 「うん。だから、るりちゃんにも私にも体はない。
  あるのは体じゃなくて、文字。文字から想像して、読んだ人が体を作る。
  命もないし、死なない。でも意思がある。生きている」
 
 「どういう事……?」
 
 「あたしにも、わからないかな」
 
 「じゃあるりもわからないよ」
 
 「ねえ、あなたはわかる?」
 
  ますみは、あなたに訊いた。
 
 
 
 #comment_num
 
 
 
  あなたの返事をますみは聞いた。
 
 「そっか……」
 
 「全然わからないね」
 
 「そうだね」
 
 「でも……そうだ、お姉ちゃんはなんで死んだはずなのに、いま、生きてるの?」
 
 「それはね、小説の中だから。るりちゃんの認識の中ではずっと生きてるよ」
 
 「あたしの前に確かにいるよ?」
 
 「それは、あたしが認識されたから。
  むかし、『金田一少年の事件簿』の仏蘭西銀貨殺人事件に出てきて、多くの人に認識された。
  その認識が次は『金田一少年の事件簿バトルロワイアル』で膨らんだの。
  そこでるりちゃんに会って、あたしはるりちゃんに認識された。認識されたあたしは、るりちゃんの中で生きる事になった」
 
 「そうか、じゃああたしも人に認識されている限り生きられるんだね」
 
 「でも、るりちゃんはここにいる?
  自分の認識を持ってそこにいると思う?
  誰かの中のるりちゃんの認識があっても、るりちゃんの中のるりちゃんの認識はどこにあるの?」
 
 「え?」
 
 「るりちゃんは自分の意識がある? 原作の中や二次創作の中にない、るりちゃんしか知らない自分」
 
 「いっぱいあるよ?」
 
 「でも、見せてないよね」
 
 「うん」
 
 「たくさんの人がそれを探している。るりちゃんが、一体何を言って、何をする子供なのか。
  ほら、この文章を読んでいる人も、書いている人も、本当のるりちゃんは一体何をしてどういう事をする人間なのか、ずっと考えているの。
  でも、それぞれ違う解釈をしてしまう。本当は正しい解釈をしたいのにね。
  はじめちゃんも、美雪ちゃんも、あなたのお姉さんも、お母さんも、小野寺さんも、お父さんも、多分本当のあなたが考えている事は認識できないままに、あなたの性格を勝手に考えている。
  でも、るりちゃんはるりちゃんなりにに考えている事があって、自分の事も自分で考えている。誰もそれを作れないしねつ造できないんだけどね。
  だけど、るりちゃんを作った『金田一少年の事件簿』のスタッフも、考え付いたまでは良いとしても、世に出す時にきっとるりちゃんがどういうキャラクターなのか悩んで、今もわからない筈よ。はじめちゃんを描く時もそうなんじゃないかな。
  それをずっと繰り返しながら、『金田一少年の事件簿』は生まれた。
  そして、黒死蝶でるりちゃんの死は悼まれた。ねえ、るりちゃんって、どういう子なの?」
 
 「わからないよ。だって、これを言わせているのはあたしじゃないから。
  あたしが言えるなら、あたしが言う。でも、あたしじゃない」
 
 「そうでしょ?」
 
 「あたしにはあたしがある。だから……」
 
  二人は、巨大な銭湯の中で温まっていた。
  遠くの風景を見ると、二人はどこかへ吸い込まれそうになっていった。
  やがて、二人は本当に吸い込まれて、るりはある結論に達することになった。
 
 「ここは、誰かが作った世界だと思う……。
  班目るりはどこにもいない……。空想の存在……。
  だから、あたしにあたしがあるなら、あたしは多分、班目るりじゃないと思う……」
 
 
 
 ◆
 
 
  そんな事を呟くと、誰かが拍手をゆっくりと鳴らした。
  次第に、もっと自信を伴った素早い拍手に変わっていくと、るりたちのいる場所はまるで別の場所であったかのように色を変えていった。
 
  るりが立っている場所を見ると、そこは不動高校の体育館だ。
  また殺し合いが始まったのかと思って周囲を見回したが、るりの周りには誰もいなかった。
  だとするのなら、これはどういう事なのだろう。
 
  目の前に――一人の男が立っていた。
  拍手の音は、彼が鳴らしたものだった。
 
 「おめでとうございます、班目るりさん。
  貴方は、すべて自分の力で気づく事が出来た。無事、ゲームクリアです」
 
  それは、九条章太郎だった。
  柔和に笑う九条に、るりは妙な警戒をした。
  そもそもの話として、この九条という男の背はこんなに低かっただろうか?
 
 「どういう事?」
 
  るりは訊いた。
 
 「このゲームは、すべて、ある方による実験だったのです。
  見てください、班目るりさん――――――いいえ、“浅香奈々”」
 
  るりの身体は、浅香奈々のものへと戻っていた。
  班目るりの正体は、浅香奈々だったのだ。
 
 
 
 ◆
 
 
 
  すべての種明かしをしよう。
 
  この『金田一少年の事件簿バトルロワイアル』の主催者こと、『災厄の皇帝(エンペラー)』に、正体は存在しない。
  ただし、すべてを仕組んだ黒幕として言えるのは――ここにいる、琢磨ゆりその人だった。
 
  琢磨ゆりは、婚約した恩師を殺害したチャットサークル『電脳山荘』のメンバーへの復讐を企て、その手法として彼らをVRの世界に閉じ込める方法を考え付いた。
  ネット世界でミステリを批評し続けていた彼らにとって、最も皮肉な殺し方が、こうしてミステリ漫画『金田一少年の事件簿』の登場人物としての記憶を植え付けられて、破天荒な殺し合いに巻き込まれる内容のVRに彼らを閉じ込める事だった。
  VR内で死んだ段階で、脳機能は停止して、現実世界においても死亡する。あるいは、永久に閉じ込められるかもしれなかった。
 
  そして、電脳山荘メンバーの一人であった浅香奈々に与えられた役割こそが――班目るりだった。
 
  彼女は、開幕して間もなく同行者を殺害され、強姦されかけるハメになる。
  十二歳にしてそんな過酷な運命をたどりながらも、彼女は「黒死蝶」へと覚醒していく。
  筋書を与えたわけではないが、結果的に“班目るり”はこの殺し合いの中では面白い方向に転んでくれていた。
  琢磨が拉致したVRプログラマが檜山ボムやダンデライオンなどのふざけた要素を捻じ込んだわりには、彼女はすっかり殺し合いの一員として精神を汚してくれている。
  しかし、バグが生じていた彼女には、徐々にループなどの兆候が芽生え、遂に浅香本人のトラウマ的事象である「AV撮影強要」などの影響がVRデータを汚染し始めた。
  結果的に、巻き込まれる形で貴志日出男、辰巳哲、飯田文江、A子などの人間は余波を受けて意識途絶。現実において、その肉体は完全に臨終した。
 
  果たして、浅香の精神は琢磨はもはや呆れるところまで来ていた。
  彼女がこうして生還してしまった事で、琢磨はもう復讐の気力が失せてしまったのだ。
  浅香がこの数時間のVR実験で、数百年の体感時間を生きて、遂に体感上で「班目るり」として在った時間の方が「浅香奈々」であった時間より長い事になってしまった。
 
  もはや、彼女は浅香奈々ではなく、班目るりだ。
  姿こそ、二十歳を超えた成人女性ではあるが、好きだったパトリシア・コーンウェルの事も覚えていないし、電脳山荘も過去の罪も何もかもを忘却している。
 
  こうして、いま二人で会話をしていても、浅香は全く、自分が浅香奈々だと気づいてくれなかった。
  すっかり班目るりと思い込んでしまっているのだ。
  彼女の姿を見て、琢磨はすっかり疲れてしまった。
  もう、すべての復讐に意味を感じなくなってしまっていた。
 
 「もう終わり。あなたもそう思うでしょう?」
 
  琢磨は、あなたにそう問いかけた。
 
 
 
 ◆
 
 
 
  琢磨は、浅香が使ったVR装置を、今度は自分に着用する事にした。
  いまだに自分をるりと信じて疑わない浅香と同様に、すべてを忘れてVRの世界に逃避し、班目るりとなる事も悪くはないと考えたのだった。
  抜け殻のようになった琢磨が、VRのスイッチをオンにした。
  琢磨の精神が、『金田一少年の事件簿バトルロワイアル』の世界へとドッキングしていく。肉体だけをこちらの世界に残して、あとの記憶はすべて班目るりのものへと上書きされ、VR空間ではこれから班目るりとして生きる事になる。
  班目るりが見ていた長い長い琢磨ゆりの夢を捨てて、琢磨ゆりは長い長い班目るりの夢を見るのだ。そう、浅香奈々のように。
 
 「ねえ、あなたはそこにいるの?
  本当にそこにいる?」
 
  ――そこにはもう、琢磨ゆりの姿はなかった。
 
 
 
  琢磨ゆりがいた場所には、ただの地蔵だけが立っていた。
 
 
 
 ◆
 
 
 
  ――――班目るりが目を覚ますと、そこには確かに、葉崎栞と連城久彦がいた。
 
 
 
  何故眠っていたのか。
  何か夢を見ていた気がする。
  夢を見ていた気がするが……そんな事は忘れてしまった。
 
 
 
  るりはやらなければならない。
  復讐を遂げなければならない。
 
 
 
 
 
  黒死蝶は――羽ばたいて。
 
 
 
 
 
 【一日目/黎明(朝)/獄門塾敷地内】 
 ※るりは疲労で眠っていました。るり自身は放送を聞き逃しています。
 
 
 【斑目るり@黒死蝶殺人事件】 
 [状態]疲労(絶大)、精神的ダメージ(極大)、激しい怒り、激しい悲しみ、五塔・多間木・古谷・海堂への憎しみ(極大)、下着姿 
 [装備]速水玲香を気絶させた時に安岡真奈美が使用したスタンガン@速水玲香殺人事件 
 [所持品]基本支給品一式 
 [思考・行動] 
 基本:脱出した後に斑目紫紋を殺す。 
 0:五塔・多間木・古谷・海堂は必ず殺す。 
 ※参戦時期は金田一と遊ぶ約束をした後。 
 ※怪人【黒死蝶】になりました。 
 
 
 【葉崎栞@吸血桜殺人事件】 
 [状態]疲労(中)、精神的ダメージ(大)、冬部を失った悲しみ、ますみの遺体を見たショック 
 [装備]ノートパソコン
 [所持品]基本支給品一式×2、不明支給品0~1、冬部の不明支給品1~2(武器の類ではない) 
 [思考・行動] 
 基本:三日目まで生き残りたい。 
 0:冬部さん... 
 ※参戦時期は金田一に全ての事情を聞かされたあと 
 
 
 【連城久彦@異人館村殺人事件】 
 [状態]疲労(大)、六星への憎しみ。 
 [装備]高遠が使ったトリックナイフ@露西亜人形殺人事件 
 [所持品]基本支給品一式、不明支給品0~1 
 [思考・行動] 
 基本:若葉の仇をとる。それ以外はたぶん殺さない。 
 0:若葉の仇(六星)を見つけ次第殺す。 
 1:若葉の仇を探し出す。 
 [備考] 
 ※参戦時期は六星にナイフを刺す直前 
 ※六星を見つけ次第殺しにかかります。
 
 
 
 ◆
 
 
 
 
 
 &color(black){「真実を思い出すにはまだ早かったようですね――班目るりさん」}
 
 
 
 
 
 ◆
 
 
 
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 |040:[[止まるんじゃねぇぞ……]]|時系列40|000:[[OP]]|
 |040:[[止まるんじゃねぇぞ……]]|時系列41|000:[[OP]]|
 |040:[[止まるんじゃねぇぞ……]]|投下順|042:[[「私は赤沼三郎だ」]]|
 |031:[[産声]]|班目るり|048:[[あした>総集編(午前)#5]]|
 |031:[[産声]]|葉崎栞|048:[[あした>総集編(午前)#5]]|
 |031:[[産声]]|連城久彦|048::[[あした>総集編(午前)#5]]|
 
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