いやぁ、えらい事になってもうたなぁ。
あの天気の子なんて話題作を無料で見せてくれたのはええけど、その後に殺し合いなんてなぁ。
おっちゃん、ちょっとお話に付いて行けんわ。
取り合えずルールは頑張って覚えたで。
森嶋帆高くんを殺せばええみたいや。
おっちゃん、人殺しは流石にしたくないんやけど他のみんなの為に頑張るわ。
なんか放っとくと、雨がぎょうさん降ってみんな溺れてまうみたいやしな。しゃーないわな。
それはそれとして天野陽菜ちゃんや、えらい可愛かったな~。あの娘、絶対帆高くんより年下や、おっちゃんには分かんねん。
ほんま画面越しやなかったら、いつもみたいにオナホにしたかったんやけど……生憎体も動かせへんかったからな~。
まあええわ。
あの婆さんは言う事聞いたら願いを叶えてくれる言うてたし、お題こなして陽菜ちゃんハメさせてもらおか。
待っててな陽菜ちゃん。おっちゃんすぐ行くからな。
きっと陽菜ちゃんの処女は、おっちゃんに貰われるために帆高くんが守ってくれたんやろな。
おおきにな。ほんま帆高くんには感謝しとるで、陽菜ちゃんの処女はしっかり味わって、おっちゃんがありがたく貰ったるで。
それにしたって、いくらなんでも俺がいつも全裸やからって雨の中にこのまま放り出すのはどうかしとるわ。
取り合えず、雨風凌げるとこ行って服やな。このままじゃいくらおっちゃんでも風邪引いてまう。
「おっ……おるやん」
冷えた体を暖めるには、そら人肌や。とくにロリのプニプニした未発達ボディは最高やで。
おっちゃんの前におったんは、そら丁度ええ美少女やった。
なんやろな。黒いフリフリのついたドレスみたいな服、あれゴスロリっていうんかな。
そんでもって、雪みたいな白い髪、間違ってもババアの汚い白髪とは違うで。艶々してほんまに綺麗な髪や。
青い目も宝石みたいで見惚れそうやね……。
あれや、昔に政治家が読んでたとかいう人形の漫画に出て来た、水銀なんとかっていうのにそっくりや。
外人さんやろか。えらいべっぴんさんやな~。
あかんわ。おっちゃんのチンポビンビンやで、もう我慢できんわ。
おっちゃんな。時間止められんねん。
ほな見てみ? ぎょうさん降ってた雨が止まってビー玉みたいになっとるやろ?
びっくりしたやろ?
こうしてな、おっちゃん気に入った娘見つけたらオナホにしてハメたりしてんねん。
「全然、美少女(オナホ)が見つからんかったから、ちょっとイライラしとったけど……これは上物やで」
おっちゃん、もうギンギ――。
「え? えっ……あ、ぎゃあああああああああああ!!!! あし、あしィィいいいいい!!?」
違和感感じて下向いてみたら、おっちゃんの足、なくなっとる……。
太腿から先がキレイにすっぱ抜かれとる。そのままバランス崩して転んでまう。当然やな、足がないんや。
「……なるほど、面白い力を持ってるようね? 時間の停止、といったところかしら」
あまりの痛みに時間停止も解けてもうた。
「やはり、醜いな。人間よ」
何処からともなく、もう一人現れよったわ。
すごく引き締まった筋肉質な体ってのが、服の上からでもよう分かる。
そんでもって、黒い胴着みたいな服を着て血だらけのおっちゃんを上から見下ろしとる礼儀知らずな奴や。
ええ歳してそうなのに、礼儀を知らんな。年上は敬わなあかんわ。
「な、なんや……」
その男が手からライトセイバーみたいなん出しとるのは分かんねん。それでおっちゃんの足、切ったんも分かんねん。認めたないけど。
けど、いつ切ったのかまるで分らんわ。時間を止める前って事やろか? 全然気付かんかったで。
こんなんいくら時間止められても無理やで。早すぎて時間停止が間に合わへんもん。
「―――ごぼっ!?」
女の子から、火の玉みたいなんが出てきて、おっちゃんの横で急に爆破しよる。美少女の桃乳首は歓迎やけど、こんなん勘弁や。
とんでもない衝撃が走って、強くアスファルトに体を打ち付けてもうた。
忘れちゃあかんけど、おっちゃん全裸やからな。めちゃくちゃ痛いで。
皮が擦り剝けて、足の切り口から雨が血に染まって赤い水溜まりが広がっとる……。
俺の勘が言っとる。こいつらは、マジにヤバいわ。
「時間停止と言っていたな……。厄介な力のようではあるが、使い手がこれではな」
これ、ほんまに不味いんちゃうか?
今まで何人もオナホにしてきたけど、こんなピンチ初めてや。
それにもう、足がなかったら街を出歩けへん。新しい少女(オナホ)との出会いもあらへんやんけ。
「ぁ……がっ……」
なんでや。なんでこんな理不尽な目におっちゃんが合わなあかんねん。
おっちゃんがなんかしたんか? そこまでのことやったんか?
「見る気も失せる」
男が掌翳してきとる。もうおっちゃんにだって分かる。
きっと、ビームみたいなん出してそのまま消し炭っちゅうわけやわ。
「まあ、待て……ザマス、いやここではブラックという名で呼ばれてたのかしら?」
「リーゼロッテよ、なんの真似だ。こんな汚物を生かす価値などなかろう。一刻も早く私の視界から消し去りたいのだ」
「少し、遊んでも良いでしょう?」
嗜虐的な笑い顔のリーゼロッテちゃんはとっても可愛かったが、それをおっちゃんに向けられてるって考えたら身震いしてきたわ。
気付けば雨で熱が奪われたのと、恐怖心でおっちゃんのチンコシナシナや。
「お前、そうね……あの建物、見えるかしら?」
「……は?」
建物ってあのビルの事やろか? 数メートルくらい先に確かにある。
「少し時間をあげるわ。その時間内に、あそこまで辿り着けたら助けてあげる……」
「ほ、ほんまか? ありがとな嬢ちゃ―――ぐェ……!」
脇腹に鋭い蹴りが飛んできよった。
内臓が潰れたんか言うほどに衝撃に喉を逆流して、胃液やら朝食ったチキンやらが口から飛び出してきよる。
「ゴッ、ご、ほォ……!?」
「フフフ……ほら、早く……間に合わないわよ?」
これ、嬢ちゃんの蹴りか? いくらなんでもありえんわ。こんな小っちゃな娘がこないな脚力持っとるなんておかしいわ。
「ぐっ、ごっがあっ……!」
息、でき……へん。
何度も何度も蹴ってきよってからに。
けど、死にたない……俺、死にたないんや!!
もう禿げあがって、バーコード頭で全身ぜい肉だらけの汚い中年おっちゃんやけど……俺死にたない! もっといろんな美少女(オナホ)をハメたい!!
「あら、大分頑張るじゃない。足もないのに器用に手で、芋虫みたいに張って行って……お上手お上手」
「か、は……ぁ、はぁ……!」
手拍子までして、リーゼロッテちゃんはすっかりいい気になっとる。
けど、忘れとるみたいやな? おっちゃんには時間停止があるんやで。
俺が念じた瞬間、時間が止まって、雨がビー玉みたいになる。
どうや、これなら這って行っても十分間に合うで。
ほな、このままゴールまで一直線―――
「あ? あ、ぁああ……がぎゃあああああああああああ!!?」
這おうとして気付いたわ。おっちゃんの左手が、肩から先が消えとることに。
とんでもなく血が噴き出て、もう意識飛びそうや。
あまりの激痛に、おっちゃんの時間停止が強制的に解除されてもうた。
「お探し物は、これ?」
リーゼロッテちゃんの満面の笑みの横におっちゃんに左手があった。ニコニコして、くるくる手で回しながらこっちに見せ付けとる。
……狂っとるわこの娘。
「随分いい様になったわね……。そうだ、豚のように鳴きなさいな」
「ぶ、ブヒ……ブヒヒ……」
「アッハハハハ……服も着ないで言葉も使わないなんて、もう家畜同然ねえ?」
おっちゃんの左手で俺のケツを叩いてきよる。まるで調教されとる馬やで、何たる屈辱や。
もう全身痛いわ。けど、おっちゃんは負けんわ……片手でも這って、意地でも辿り着いたる。
「目障りだ。消えろ」
最後におっちゃんの見た光景は、とんでもなく大きな光に飲み込まれていく場面やったわ。
【時間停止おじさん@本当にいた!!時間停止おじさん 死亡】
「短気ね」
リーゼロッテは退屈そうにブラックを見やる。
「あまり、余計な時間を食いたくないと言っているのが分からないか?」
ブラックと呼ばれたその男、神・ザマスは最早呆れの最頂点にまで達し、心底疲れ切ったような溜息を吐いた。
己が肉欲の為に突き進む森嶋帆高という男もそうだが、この中年男も実におぞましい。
頭や指の先々まで性欲に支配されているとでも言うのだろうか。
あの男がリーゼロッテを見つけ、股間を膨張させた様など忘れ去りたい程に汚らしい光景だった。
それほどまでに繁殖したいのか。
虫けらも然り、下等な生き物ほど良く増えるということなのかもしれない。
よもやこの場に呼ばれた者共はあんな変態的な連中ばかりとしたら、あの神子柴と呼ばれた老婆の感性を疑わざるを得ない。
(いや、人間など元より下劣。
何という醜さ、何という愚かしさなのだ……やはり人間、滅ぶしかないな)
益々人間に対しての憎悪が増してくる。
「人類鏖殺、下等な人間とは思えぬ高尚な夢想ではあるが……所詮は人間だな。汚らわしい本性が垣間見えるぞ」
そして、やはりリーゼロッテもその思想には共感はするものの、根っから相容れる存在でもない。
人の残虐さを凝縮したかのような、まさしく穢れた魔女だ。
「だから、浄化するのではなくて? 罪に穢れたこの世界を救済するにはそれしかない」
嘲るようにリーゼロッテは笑う。
ブラックの目的、それは幾度となく争い間違いを犯す存在、神の唯一の失敗作たる人間を滅ぼす事だ。
その為にとある世界の人間をほぼ滅ぼし尽くし、理想郷を創り上げる寸前であった。
リーゼロッテの悲願も同じく、人間を滅ぼす事。
かつて愛した男の夢を引き継ぎ、その胎に埋め込まれた虚無の魔石に数百年生かされながらも、人類を滅ぼさんが為に暗躍し続けてきた。
「……貴様、制限の把握は十分か?」
このバトルロワイアルにおいて、強者に位置づけられる者が少なからず課せられる枷の一つ。
特にこの二人にとっては、それが大きな影響になりつつあった。
ブラックの制限は、元より備わっていた強大な戦闘力の大幅な弱体化だ。星すら砕く力がいまや、そこいらのビルを消す程度だ。
他にも強化変身体であるスーパーサイヤ人ロゼが使用に伴い、莫大な消耗を強いられている。
「ククク……私の本来の力の弱体化と、ロゼへの負荷の重さ……真の神の美しき威光は、紛い物の神には些か眩しすぎるらしいな。
やはり、私はただひたすらに孤高というわけか……フフフ」
「……」
制限という圧倒的不利を思い出しつつも、唐突に自己に酔いしれ思わず声に出しながら笑い出すブラック。
(それに力が拮抗すればするほど戦いは面白くなる。……私の弱体化という方法は気に入らんが、前菜としては戦いを楽しめそうだ)
闘争を欲するサイヤ人の肉体が今か今かと戦いを求めるのを肌で感じる。
やはり、戦いの中でこそより鋭く、美しく、強くこの肉体は磨かれていく。
(前菜ども……そして神子柴といったか、私をガッカリさせてくれるなよ?)
ブラックは自身も気付かぬ程の欲求を滾らせた。
(制限、か)
それを横目にリーゼロッテは思案する。
リーゼロッテ制限、それは不死の肉体への再生力の大幅な低下だ。
殺し合いというだけあり、果たして不死身の自身をどう扱うのか気にはなっていたが、こうして直接体に干渉されるとは予想外だ。
この首輪の爆破を受ければ恐らくは死ねると思えるほどの制限、リーゼロッテはゲーム開幕直後にわざと首輪を起爆させようかとも考えていた。
(奈落堕とし(ケェス・ピュトス)を行使し、世界が終わるその寸前にこんな茶番へ付き合わされたのは腸が煮えくり返る思いだったけれど……)
あの映画を見せられる以前、リーゼロッテは世界を滅ぼすその数刻手前であった。
だからこそ、怒りに任せゲームを妨害することも考えたが、本当に森嶋帆高を止めることで願いを叶えるのであれば乗るのも悪くはないと考えた。
ゲームのルール通り、お題をこなし願いを叶えられれば良し、そうでなくても生還できれば奈落堕としを再行使するまで。
仮に、死ぬのであれば……それでも良かった。
悠久の時を生きた少女の願いは、自らの死。叶うのなら、それでも良い。
「大体把握できたわ」
「ならば行くぞ。このゲームのルールは森嶋帆高をゴールさせないことだ。
さっきのような茶番で時間を潰している間に、奴が天野陽菜の元に辿り着かれてはかなわん」
都合のいい手駒(ビジネスパートナー)も手に入った。
ブラックの悲願も人類の滅亡、そしてリーゼロッテは仮に自らが死んでもブラックが生き残りそれを果たすならば、それでも構わない。
逆にブラックが死のうと、思う所もない。
強さも本来の力は自身を遥かに上回る。
お互いに特に情もなく、目的も一致し思う存分使い潰せる。
これ以上なく申し分ない手駒かもしれない。
(フフッ……あの映画、昔を思い出すわね。……けれど、ヴェラード貴方は……)
森嶋帆高と天野陽菜の純愛を見ていると、自分が最も愛した男を思い浮かべる。
だが、その人類鏖殺という、悲願を成就しようとしたその寸前で、別の姿形ではあったが彼は否定してしまった。
沸々と怒りが沸き上がり、その愛が憎悪に塗り潰されていく。
―――そなたを殺す。
ヴェラードが約束したのは、世界を滅ぼしてもただ一人孤独に生き残るやもしれぬリーゼロッテに対する救いだった。
しかし、それが果たされることは最早ない。
(いいわ。甘酸っぱい想いを味あわせてくれたそのお礼に森嶋帆高、天野陽菜……貴方達には甘美な絶望を与えてあげる)
そこに居たのは。愛した男との約束を永遠に果たされぬまま、魔女としての末路を進まねばならない災厄そのものだった。
【ゴクウブラック(ザマス)@ドラゴンボール超】
[状態]:健康、人間に対する嫌悪(限界突破)、戦闘欲求(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:人間0計画を果たす。
1:森嶋帆高を殺す。戦いも楽しむ。
[備考]
※戦闘力が強く制限されています。消耗も激しくロワが破綻する程の力はありません。
※本編でロゼに変身して以降からの参戦です。
【リーゼロッテ・ヴェルクマイスター@11eyes -罪と罰と贖いの少女-】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:人類鏖殺。
1:お題をこなし人類鏖殺を叶える。
2:森嶋帆高を見つける。
[備考]
※魔力、不死性が制限されています。
※本編の最終決戦直前からの参戦です。
最終更新:2021年02月05日 08:09