「ふっざけんじゃねぇ!」
大雨降らす雲に向けて少年が一人。その名、蒼月潮
かつて獣の槍を手にパートナーと共に大いなる災厄たる『白面の者』を討伐せしもの
白面の者を斃し、今や彼もただの一般人の一人に過ぎない彼であるが、それでもこの催しを許せるはずもなかった。何よりも―――映画で見た天野陽奈のあの悲しそうな顔が、潮の脳裏に焼き付いていたからだ
「こんなの……あんまりじゃねぇか……!」
天気の巫女としての結末。お互いに思われている関係を引き裂くなんて現実が認められるわけもなかった。だからといって他の皆の犠牲を許容することなんで出来ない
ならばどちらも救う――それが蒼月潮の選択だ。が、かつてとは違い、槍も、信頼できるパートナーも居ない。それどころか
「――ねぇ。……武器いっこもねぇぇぇぇっ!!」
支給品袋を探ってみても武器になるようなものが一切ない。実は微かに獣の槍あったらいいなぁなんて半分冗談気味に期待していたが入っているはずもなく。――が、彼の決心がそんな事で諦めてしまうものでもはない
「こーなったら仕方がねぇ! 待ってろよ!」
少年の冒険は、また新しく始まったばかりだ
【蒼月潮@うしおととら】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~3(武器の類ではない)
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗らない。天野陽奈もみんなも救う
1:森嶋帆高を探す
2:何か武器はないか
※参戦時期は最終回後
最終更新:2021年02月07日 21:12