ここはとある学校の教室、そこには白衣を着た女性がいた。
彼女の名前はリーネ・ベネケ。クルツ国と呼ばれる王国で、人間の身体に関する研究としておびただしい解剖実験を行い、
また超人的な力を手に入れる薬を作るために罪のない人達を実験材料に使い続けてきたマッドサイエンティストである。
「ここはどこかしら……?それに、私は勇者に殺された筈じゃあ……?」
彼女は困惑していた。あの時自分は勇者によって大量の毒薬を飲まされて殺された筈だった。
なのに気が付けば知らない場所で変な映像を見せられ、そして訳も分からないまま殺し合いに参加することになったのだから。
しかし彼女はあまり悲観してはいなかった、何故ならば……。
「まあとにかく……私は生き返った!ならばこんなところから早くオサラバして、あのにっくき勇者をひき肉にしてやりますわ!」
自分の頭脳に勝てる者はいない、天才である自分ならば確実に優勝できると、彼女はそう思い込んでいた。
また彼女の支給品の中には、彼女の世界にはない"銃"というものが入っていた。
接近せずとも相手を殺せて、しかも力もほとんどいらない……彼女にとってこれは正に天恵ともいえるものだった。
そうして彼女が根拠のない自信を持ったまま叫んでいると、突然扉が開いた。
何者かが現れたと彼女が振り返ると、そこには彼女にとってとても汚らわしい存在がいた。
醜い顔に屈強な身体、そして緑色の肌をした亜人……オークがそこにいたのだ。
またその身体は布一つまとっておらず、すべてをさらけ出した姿であった。
「何だ、ただの汚らわしいオークのようね。さっさとくたばりなさいな」
彼女はそんなオークに対して、嫌悪感を隠そうともせずに左胸めがけて銃を発砲した。
これであのオークを殺った、彼女はそう思っていたがそれは間違いだった。
何とそのオークは彼女が発砲した瞬間身をそらして、見事に銃弾をかわしたのである。
それに彼女が面食らっていると、そのオークは勢いよく接近して彼女の首元をつかんで壁にたたきつけたのだ。
「ぐ……ううっ!」
壁にたたきつけられた衝撃で彼女がうめくと、突如目の前のオークが喋りだした。
『会話もせずにいきなり攻撃とは……随分と野蛮ですねぇ』
オークが人間の言葉を使ってしゃべっている、彼女はそれを見てとても驚いていた。
そんな彼女の驚きを察したオークは、再び彼女に対してしゃべり始めた。
『まあ、そう驚かないでくださいよ。僕らは貴方たち人間が思っているような種族じゃないんです』
『知的生物なんですよ、人間の言葉の習得が造作ない程度には』
『もっとも、人間への移植用に声帯を作り替えられた僕以外は、身体の構造上人間の言葉を喋れないのですがね』
自分たちは実は高度な知能を持っている種族であると、彼女にそう説明をしたのだった。
「な……!」
そしてそれを受けて彼女はさらに驚いた。
知性のカケラもないようなオークが、実は自分たち人間と同等の知能を持っている、それが彼女にはとても信じられなかった。
『しかしよくもまあ……さんざん侮辱してくれましたねぇ……あの王国の人達といい、最近の人間はみんなこんな感じなんですかね?』
「そ……それは……!」
そのオークは、先ほどの彼女の言動に少し怒りを感じているようだった。そしてそれを受けて彼女は何とか謝罪しようとしていた。
しかし彼女のその行動は、再び彼が喋り始めたことで止められることとなった。
『まあ好都合でしたよ……さすがに僕一人ではここにいる人たち全員を殺すのは難しいと考えていましたから、仲間が欲しいと思っていたんですよ』
「……何が、言いたいの……?」
彼女はオークのその言葉を理解できなかった。自分がいることと、仲間を増やすことがどうつながるのかと、それが分からなかったのだ。
『説明しなければわかりませんか?……あなたには僕たちオークの子供を産んでもらいます』
そういうと彼は自らの陰茎を彼女の下着の中に入れ始めた。
この瞬間彼女は気づいた、このオークは自分を陵辱するつもりなのだと。
自分があの汚らわしいオークの母親にされてしまうのだと、そう気づいたのだ。
「イヤ…イヤッ……イヤアアァァァッ!許して…っ!!何でもするっ!何でもするからァ!!お願いだからソレだけはやめてぇぇーっ!!」
そして彼女は目の前のオークに嘆願した。
恥も外聞も、天才であるという誇りさえもすべて捨てきった哀れな姿で、私を陵辱しないでと必死に許しを請い続けた。
『……本当に、何でもするんですね?』
「そうよ!だから……」
そんなオークの言葉を受けて彼女の目に一瞬だけ希望の光が見えたが、その後に続いた言葉によって彼女は深い絶望へと沈むことになる。
『何でもするんなら、僕の子供を孕んでくださいよ』
その言葉とともに、リーネの秘所はオークによって無残に貫かれるのだった……。
それからしばらくして……
「あう……はあはあ、もっと……もっとぉぉ……!もっとほしいのよぉぉ……お願いぃぃ…!!」
そこには、全身を白濁液まみれになったリーネがいた。
またその下半身には黄色い水たまりができていた。
そして彼女の顔は異常に紅潮しており、また目の焦点が定まっていなかった。
完全に発情しているのだ、他ならぬ、彼女が汚らわしいと侮辱したオークの手によって。
『……まったく浅ましいですね、これではどちらが家畜か分かりませんよ?』
その光景を見たオークは吐き捨てるようにそう言った。
人間はさんざん自分たちオークを家畜かそれ以下の存在として扱った。
しかし今はどうだ、どう見ても目の前にいる存在の方が家畜以下の存在に見えるではないかと、軽蔑するようにそう言ったのだ。
「いいわよぉ……家畜でもぉ……この快感さえくれれば……どうだってぇ……♥」
そしてそんな彼の軽蔑するまなざしなどを受けてなお、リーネはそれを意に介する様子はなかった。
もう家畜以下でもいいから、もっとシてほしいと、彼女は焦点の定まらない目のままそう嘆願したのだ。
『……仕方ありませんね、ペットの躾は飼い主の役目ですからね』
オークはあきれるようにそう言った。そしてそれを受けて彼女は、失禁しながらもとてもうれしそうな顔で感謝の言葉を述べていた。
「ありがとうございます……ありがとうございますぅぅぅ!」
――こうして人間への復讐を実現させつつあったオークは、別の世界でも人間たちに牙をむいたのであった……。
【リーネ・ベネケ@復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する】
[状態]:発情、白濁液まみれ
[装備]:44オートマグ@現実
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考・状況]基本行動方針:オーク様の言うとおり♥
1:勇者への復讐なんて……もうどうでもいいやぁ……♥
2:アタマ……とろけちゃったぁ……もう研究なんて……できないや……♥
3:もっとぉ……もっと欲しいのぉ……♥
[備考]
参戦時期は、勇者に復讐されて死亡した後。
オークの精液を浴びた結果、常時発情状態になっています。
【声帯を作り変えられたオーク@アップライジング】
[状態]:健康
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:人間たちに復讐するために、人間が殺してきた数以上のオークを産ませ続ける。
1:まずはこの会場から脱出して、再び人間たちへの復讐を始める。
2:この会場にいる人間の女性を襲い、同族を増やし続ける。
[備考]
参戦時期は最終回後、人間たちに自分たちの同胞を産ませ続けることで王国を崩壊させた後。
制限により、身体から発せられる媚毒の効果が低下しております。
最終更新:2021年02月08日 20:44