ここは映画「天気の子」の序盤、森嶋帆高が寝泊まりしていたネットカフェの中。
その一室に…幼い雰囲気がある金髪の髪をした少女、エーリカ・ハルトマン中尉は居た。
…基本支給品として参加者に配られていたタブレットの使い方を、すっかり把握しきってる状態で。
(うーんと…あ、わたしのユニットだ!とりあえず一安心かなぁ~)
バッグの中身を確認したハルトマンは、ホッと一息をつく。
ここに来る前ハルトマンは、ネウロイにより撃墜されてしまい、ユニットは破損。救助を待つ身となっていた。
そんな中彼女はこの殺し合いに招かれ、眠気に耐えながら映画「天気の子」を見て、殺し合いのルールを聞いた。
しかし眠気に耐えながらだったせいか、映画の内容は兎も角、ルールを一度の説明だけでは把握し切れなかったのだ。
(ルールを把握しときたいなー…ルール載ってる何かが入ってれば良いんだけど…あっ、ひょっとしてこれに…?)
バッグの中を探っていたハルトマンは、基本支給品である名簿と基本ルールが記載されたファイルが入っているタブレットを見つける。紙の方もあったのだが、彼女はそれより先にタブレットの方を見つけたのだ。
しかしハルトマンは1945年の人間。時代が離れすぎていて、普通ならこのタブレットの内容を把握するのは困難だ。
だがハルトマンは、1時間程で操作方法等を把握、そしてルールを読み返した上で、冒頭に至る訳である。
彼女は基本的には柔軟な思考の持ち主で、慣れぬ環境への適応もし易いのである。使い方さえわかれば、後はあっという間に把握が出来たのだ。
なお名簿があるファイルは時限式のロックがかけられていて、まだ閲覧出来ないようにされている。
(流石にわたしにはこーいうのは無理かなぁ…大人しくその時を待つしかないか~…。)
こうしてハルトマンはルールを把握した。その上で彼女は、文面に違和感を覚える。
(…森嶋帆高の『死滅』…かあ。なんか引っかかる書き方なんだよねー…。
…本当にこれ、森嶋が死んじゃったらそこで終わるのか~?)
疑問を抱きながらハルトマンは、自らの方針を決める。
(…とりあえず、トゥルーデ達の元に戻りたい…けど、森嶋を止めたところで、わたしが戻れるのはあのネウロイに落とされた所かも知れない。それじゃあこの殺し合いを生き残っても全く意味ないもん。
…なら、二人が再会できるようにがんばりながら、脱出できる方法や、この首輪をなんとかする方法を探そう!
トゥルーデ達も巻き込まれてるかも…ってのがちょっと怖いけど…その時はその時で動こっと)
こうして、天使とも悪魔とも呼ばれる魔女(ウィッチ)は、行動方針を決めたのであった。
【エーリカ・ハルトマン@ストライクウィッチーズシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、メッサーシャルフ Bf109K-4@ストライクウィッチーズシリーズ、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止めてトゥルーデ達の元に帰りたい
0:まずここら辺になにか無いか探そっと。
1:これ(基本支給品の中にあったタブレット)、便利だから元の世界に持って帰りたいな~。
2:元の世界に戻れても、ネウロイに落とされたあの場所に逆戻りする羽目になる気がする…。それなら2人の手助けしながら、脱出手段を見つけちゃえばいいよね!
3:トゥルーデ達まで巻き込まれてないかが心配だなあ…もし巻き込まれてたら合流しなきゃ。
[備考]
※参戦時期は「RtB」ことROAD to BERLINの6話「復讐の猟犬」にてネウロイに撃墜された後からです。
※作中にて舞台になっている年代が1945年な為、それ以降に出来た物についての知識は原則ありません。
【メッサーシャルフ Bf109K-4@ストライクウィッチーズシリーズ】
ハルトマンが「ストライクウィッチーズ2」以降使用しているストライカーユニット。
カールスラント(現実で言うドイツ)のメッサーシャルフ社が開発した昼間戦闘用のユニットである。
K型は、Bf109の最終形態の予定だったG型にさらなる改良を加えた後期量産型であり、K-4はその中でも最も多く生産されたものである。
最終更新:2021年02月15日 06:48