「ねぇ? おっこちゃんは好きな男子いる?」
それは、「恋」に関する質問。
「えっ!?いませんよ!それに、ほら、私って可愛くないし…」
それは、自分を客観的に見た上での言葉。
「そう?おっこちゃん、可愛いわよ?」
そう言って自分を褒めてくれているのは水領様。
旅館「春の屋」で宿泊しているお客様。
水領は心からのおもてなしにおっこのことを気に入り近隣の大型ショッピングモールへおっこを同行させる。
その最中での会話。
(グローリーさんのような綺麗な人でも失恋するんだ…)
(恋かぁ~…一体どういうものなのかな?…私にはまだ早いかな…)
ショッピングが終わり、おっこは水領…グローリーさんが失恋をしたことを知り、「恋」について考えた。
その後、様々な出来事が多く起きた。
神楽の練習中、真月さんと大喧嘩…交通事故の関係者、木瀬一家の宿泊…
おっこは傷つきながらも乗り越え「若おかみ」として今日も働く…はずだった………
☆彡 ☆彡 ☆彡
「な…何なの!?あれは、一体!?」
小学生のおっこは困惑している。
いつものように若おかみとしてお客様をお出迎えするはずが、気を失い、気がつくと、椅子に座っていた。
その後、頭がカメラやポップコーンにパトカーについているランプの人達のやり取り…暗転…スクリーンに映像が流れだした。
内容は少女と、彼女に惹かれていく少年のボーイ・ミーツ・ガール。
(帆高さんは、陽菜さんのこと、好きなんだ……)
おっこは物語の少年が晴れにする少女のことが好きなのではないかと推測した。
(…なんか、素敵だな。これが「恋」ということなのかな?)
ふと、おっこは夏のグローリーさんとの会話を想起した。
少女…陽菜さんが、少年…帆高さんの目の前から消え去る物語の佳境!
(どうなるの?)
おっこは食い入るように物語をみていたがーーーーー
「―――堪能してもらえたかの」
それは、おっこをバトルロワイアルに誘う老婆の声ーーーーー
☆彡 ☆彡 ☆彡
「…陽菜さんを連れ戻さないために帆高さんを食い止める……」
状況を整理しながら落ち着きを取り戻すおっこ。
「…そんなの、絶対おかしいわ!」
おっこは老婆のバトルロワイアルを否定する!
「帆高さんと陽菜さんは互いに通じ合っていた!その二人を引き離すなんて「神様」でもゆるされないわ!」
もう一度、映像の出来事を振り返る……
(…ウリ坊…美代ちゃん…鈴鬼君)
帆高さんがフェリーから海に落ちるところを須賀さんに助けてもらった場面は、交通事故からウリ坊に助けてもらったことを思い出す。
(陽菜さんの料理…とても美味しそうだった。康さんにお願いして作ってもらおうかな?)
旅館に必要な「料理」の描写……「春の屋」でも提供できないかと「若おかみ」として参考になった。
ラブ?ホテルで二人が歌っていたのは「恋するフォーチュンクッキー」に「恋」
二人の恋の想い……それは、女の子としての憧れ……
あの映像に映っていた帆高さんと陽菜さんには色々なことを教えてもらった。
(…もちろん、帆高さんがそのまま陽菜さんを連れ戻せたら、二人以外は死んでしまう…)
二人が出会えば自分を含めて死んでしまう現実も知ったうえでおっこは覚悟を決める。
「…それでも、私は二人の「恋」を守りたい!ウリ坊…私に力をかして!!」
若おかみはバトルロワイアルに挑む!
【関織子@若おかみは小学生(映画)】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:帆高さんと陽菜さんを出会わせてあげたい
1:まずは、帆高さんと出会う。
2:他の参加者と協力できたらしたい。
[備考]
参戦時期は木瀬一家との出来事で両親の死を乗り越えた後、春、梅の香神社の神楽の日より前です。
最終更新:2021年01月24日 19:30