「うわあああああああああああああっ!?」
薄暗い裏路地。
そこに男性の悲鳴が響く。
声の主、多間木匠はどうしてこうなったと混乱していた。
三年前の事件を追及して来た金田一を拳で黙らせた直後、駐車場にあった車の爆発に巻き込まれたはずが、
何故か五体満足で映画を見せられていたのだから、最初は困惑したものだ。
しかし、神子柴の説明を聞きこの状況はチャンスだと思い直す。
神子柴の言うお題を達成すれば、どんな願いも叶えてもらえる。
それが本当なら、自分を付け狙う何者かに二度と襲われずに済む。
おまけに殺し合いという無法地帯ならば、それこそ世間の目を一切気にせず好き放題やれるではないか。
ムカつく奴を殺してみるのも良いし、気に入った女がいたら十神まりなのように玩具にしてやりたい。
万が一お題が達成できずとも、森嶋帆高を殺せば無事に帰る事ができる。
あんなお寒いラブストーリーなんぞを見せつけてくれた帆高には、きっちりと「お礼」をしてやりたい所であるし、
いっそ帆高の目の前で、天野陽菜を嬲ってやるのも悪くない。
そう考えると、俄然やる気が出てくる。
デイバッグから取り出した短剣を片手に、意気揚々と歩き出した。
「精々楽しませてもうらうとするかぁ!」
数分後、多間木は路地裏で別の参加者を見つけた。
忠誠的な顔をした金髪の青年。
無表情で突っ立ってるそいつを、多間木は観察する。
見た所武器は何も持っていない。
周りには誰もおらず、今ならいける。
まずは適当にボコって動けなくした後、支給品を奪う。
それから初めての『殺人』をやってみるか、それとも都合の良い駒として使うか。
そんな事を考えながら多間木が青年に近付こうとした時、
青年が機敏な動きでこちらに迫って来た。
「なっ…」
唐突な事態に多間木の反応が一瞬遅れる。
その隙に接近した青年は多間木の腕をガッチリと掴む。
振りほどこうとするが、何故か腕が動かない。
というよりも、腕が「凍り付いて」いた。
「うわあああああああああああああっ!?」
謎の減少に思わず悲鳴を上げる。
青年はすかさず多間木の腹部を殴りつけた。
低く呻き崩れ落ちる多間木を見下しながら、青年は素早い手付きで彼の四肢を凍らせて、動きを完全に封じた。
多間木はまるでヤクザに脅されたサッカー部員のような、四つん這いの姿勢で拘束されていた。
「て、テメェこんな事してタダで済むとウグッ!?」
屈辱と恐怖で叫ぶ多間木の口に、何かが突っ込まれる。
あろうことか青年は自らのペニスを多間木の口内に突っ込んでいた。
腰を振り、血管の浮き出た肉棒を出し入れする青年。
多間木は息苦しさと気持ち悪さに抵抗しようとするが、凍った四肢は全く動かない。
そして青年は絶頂に達し、多間木の喉奥目掛けて勢いよく射精した。
「ヴォエッ!」
多間木はその青臭さに吐き気を催し、口内に溜まった液体を吐き出す。
その様子を冷めた目で眺めていた青年は、やがてゆっくりと口を開いた。
「ねぇ、どうして吐き出したの?何で飲み干してくれなかったの?ねぇ、僕のことバカにしてるの?」
その声には若干の苛立ちが込められているように感じられた。
青年は多間木の返答を待たず後ろの方に回ると、勢いよく下着ごと彼のズボンを下ろした。
何をされるか悟った多間木は顔を青褪めさせる。
「お、おい待てよ…!そんな事したら…」
震える多間木の抗議を無視し、青年は多間木の肛門目掛けて勢い良く突っ込んだ。
氷で出来た剣のようなものを。
「あぎぐぎゃあああああああああああああああああああああああっ!!!?!」
肛門が裂ける。
腸が斬られる。
想像を絶するような激痛に多間木は顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃに歪める。
しかし青年は止まらない。
何度も剣を出し入れし、その度に多間木の悲鳴は大きくなる。
それを何回繰り返しただろうか。
ややあって青年は剣を引き抜くと立ち上がり、痙攣している多間木を見下ろす。
「飽きちゃった」
その言葉に多間木は心の底から安堵し、
「じゃあ、死のうか(暗黒微笑)」
その意識は闇に葬られた。
【多間木匠@金田一少年の事件簿 死亡】
その後、多間木の死体を犯し三度目の射精をした所で気が済んだのか、青年は身支度を整え路地裏を後にした。
デイバッグには記念として斬り落とした多間木のペニスが入っている。
自分の支給品にあった奇妙な果物。
説明書によると、食べれば特殊な力が使えるようになるとのことで、物は試しと齧りついた。
味はゲロウンコ茶漬け並に最悪だったが、効果は確かだった。
さっきは能力の練習がてら多間木で色々と試したが、悪くないと言える。
自分の思い通りに何でも凍らせる事ができるこの力を、青年はそれなりに気に入った。
青年にとって最初に見た映画の内容などはどうでも良かった。
ただあの男の子、森嶋帆高は中々かわいい顔をしていて印象に残っている。
帆高を自分の好きにできたら…。
そう考えるだけでズボンが膨らみだす。
「待っててね、帆高くん…」
薄っすらと笑みを浮かべる青年…MNR。
嘗て、6人の少年を殺害しその死体と性交、更には彼らのペニスを切断し自らに挿入するという、クッソおぞましい行為に走った連続殺人鬼。
数多のホモガキを震え上がらせた最凶のホモは、新たな獲物を求めて会場を彷徨うのだった。
【MNR@真夏の夜の淫夢派生シリーズ】
[状態]:健康、悪魔の実の能力者
[装備]:アゾット剣@Fate/Zero
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~4(多間木の分も含む)、斬り落とした多間木のペニス
[思考・状況]
基本方針:帆高くんで楽しみたい(意味深)
1:適当に歩いて帆高くんを探す。その道中で気に入った人を殺して犯す
[備考]
※ヒエヒエの実@ONE PIECEを食べて能力者になりました。
【ヒエヒエの実@ONE PIECE】
自然系悪魔の実の一つ。
食べると全身から凄まじい冷気を放出し、あらゆるものを一瞬で凍結させる氷結人間となる。
【アゾット剣@Fate/Zero】
錬金術師パラケルススが持っていた剣の模造品。
遠坂家に代々伝わる物であり、遠坂時臣から言峰綺礼へ譲渡されたが…。
最終更新:2021年01月29日 13:15