雨が降り続く街に異形の生物が大地に足をつけている。
その生物は正面から見ると右側が炎に包まれて左側が氷に包まれているーーーーー
「愛?…青二才のヒュンケルあたりがほざきそうな人間の下らねぇ感情だッ!」
異形の生物の名は魔王軍六大軍団長の一人。氷炎将軍フレイザード。
愛よりも勝利と栄光を求める者。
(俺は…ミストバーンが寄越した不良品の鎧の所為で勇者のクソガキに敗れたはず……)
バルジ塔の戦いでフレイザードは戦死したーーーー
「…メラ」
言葉と共にフレイザードの右人差し指に炎が宿る。
(…呪文が使える。ハドラー様の禁呪法で生まれた俺をそのまま蘇らせるとは…どうやら、御子柴とかいうババアの死者復活はペテンじゃなさそうだ)
(あの下らねぇ人間共の生活には魔物の姿が映っていなかった…それに、妙な形の馬車に周囲の建物は明らかにオーザム王国を凌駕している技術!!)
(魔王軍による侵攻を一切受けていない国は存在しない…ということは俺らの世界とは別の世界が存在すると言うのか…?)
「…ということは、油断すると危ないな。デイバッグを見る限り未知な道具があるからな…」
フレイザードは暴力性だけでなく冷静な分析力を併せ持つーーーーー
(紙には、先着5名に如何なる願いを叶える権利を与えると書いてあるが、もし俺以外がたどり着けなければ、願いを5つ叶えてもらえることも可能ではないか…?)
邪な欲望が溢れ出す……
「まあいい、あの、ガキを女に会わせないで褒美の願いを叶えてもらおうじゃねぇかッ!」
(ま、叶えてもらったらあのババアは用済みだけどな……)
フレイザードの行動指針が定まったーーーーー
「バーン様ッ!我に勝利と栄光を!!!クカカカカカカカ~~~ッ!!!!」」
勇者パーティを全滅させるというバクチに敗れた男が再び、殺し合いという名のバクチに挑む。
【フレイザード@ダイの大冒険】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:時間経過によるゲーム終了の願いの権利狙う。
1:【森嶋帆高】 を見つけ次第、事件経過まで保護する(死なない程度に)
2:自分以外の参加者は殺す
※参戦時期はバルジ塔の戦いで勇者ダイに敗れた後
※首輪は体内の核に付けられています。
※暴魔のメダルは手元にありません。
※別の世界が存在するのではと思考しています。
最終更新:2021年01月25日 07:47