デッキ解説:PSPTF6仕様:2011年3月制限
チューナーについて
漆黒のズムウォルトのダークシンクロ召喚に適したモンスターは3種類存在するが、このデッキではレベル8の
ダークチューナーを採用する。
ダークチューナー以外のチューナーも採用してシンクロ召喚を取り入れることも可能ではあるが、それらのチューナーはダークシンクロ素材にはなれないため、採用する場合でも枚数は抑えておきたい。
ダークシンクロ素材になった時に相手フィールドのカード1枚を破壊するレベル8のダークチューナー。
ダークシンクロ召喚を行いつつ、厄介なカードを除去できる。
相手の伏せカードを除去しておけば、
漆黒のズムウォルトの攻撃も通しやすくなるだろう。
堅実にアドバンテージを稼げる効果であるため、優先的に採用しておきたい。
ダークシンクロ素材になった時に相手のデッキの上からカードを5枚墓地に送るレベル8のダークチューナー。
ダークシンクロ召喚を行いつつデッキ破壊にも繋げられるが、ボードアドバンテージを得られる効果ではなく、相手に墓地アドバンテージを稼がせてしまう効果でもある。
デッキ切れを狙える状況ではこのカードを、それ以外の状況では
DTカタストローグを使うといったように、両者を使い分けていきたい。
デッキの上からカードを1枚墓地に送ることで墓地から特殊召喚できるレベル1のチューナー。
手軽に使えるシンクロ素材になり、このデッキで多く採用されるレベル4のモンスター2体との組み合わせで
氷結界の龍 トリシューラをシンクロ召喚できる。
ドローしたカードを捨てる行為を繰り返すこのデッキでなら、自然な流れで墓地に送っておけるだろう。
ただ、チューナー故にダークシンクロ素材にはなれないため、特別このデッキとの相性がいいカードというわけではない。
手札から墓地へ捨てられた時に表側表示のカード1枚を破壊するレベル1のチューナー。
このデッキで多く採用される「捨てる」効果を持つカードで捨てつつ、ボードアドバンテージを稼げる。
似た効果を持つ
暗黒界の龍神 グラファと違って効果で捨てられている必要はないため、
サンダー・ブレイク等のコストに使った場合でも効果を発動できるのが強み。
ただ、強制効果なので、相手フィールドに表側表示のカードがない状況では自分のカードを破壊することになってしまう。
手札から墓地へ捨てられた時に自分フィールドに特殊召喚されるレベル2のチューナー。
このデッキで多く採用される「捨てる」効果を持つカードで捨てつつ、シンクロ素材を用意できる。
魔轟神獣キャシーと同じく、効果で捨てられている必要はないため、手札コストとしても最適。
レベルの関係上、採用した場合はレベル6のシンクロ召喚が行いやすくなる。
手札を捨てた分だけレベルと攻撃力を上げられるレベル2のチューナー。
コストではなく効果処理として捨てるため、「暗黒界」モンスターの効果のトリガーになれる。
暗黒界の尖兵 ベージを捨てつつシンクロ召喚に繋げられれば無駄がない。
レベルと効果の関係上、採用した場合はレベル6以上のシンクロ召喚が行いやすくなる。
消費は嵩むが、手札に溜まった「暗黒界」モンスターを大量に捨てつつアタッカーとして扱うのもいいだろう。
召喚時にレベル2以下のモンスター1体を墓地から守備表示で特殊召喚できるレベル3のチューナー。
優秀なチューナーではあるのだが、レベル2以下のモンスターを殆ど採用しないこのデッキでは、効果を活かせる場面は殆どない。
ただ、
メタモルポットを蘇生しつつ
月の書等で再利用するコンボが狙えるというのは、切り捨てるには惜しい利点と言える。
召喚時に攻撃力500以下のモンスター1体を墓地から攻撃表示で特殊召喚できるレベル4のチューナー。
ダークシンクロ素材にはなれないが、ダークチューナーの蘇生カードとして扱える。
また、レベル4で攻撃力が500以下のモンスターを墓地に用意しておけば、このカード1枚からランク4のエクシーズ召喚にも繋げることも可能。
制約の都合上、肝心のシンクロ召喚には使いにくいが、
深淵の暗殺者や
ダンディライオンを採用するのであれば、このカード1枚から
ブラック・ローズ・ドラゴンに繋げられるようにはなる。
チューナー以外のモンスターについて
レベル8のダークチューナーで
漆黒のズムウォルトのダークシンクロ召喚を行う都合上、チューナー以外のモンスターはレベル4を中心に採用しておきたい。
それにより、レベル4のダークシンクロ召喚とランク4のエクシーズ召喚の両立も可能になる。
レベル4であることに加えて、ダークチューナーとサポートカードを共有できる闇属性・悪魔族のモンスターであればなお良い。
レベル4
効果で手札から捨てられた時にデッキの「暗黒界」カード1枚を手札に加えるモンスター。
このデッキのメインエンジンとなるカードであり、デッキの安定に大きく貢献する。
暗黒界の取引をサーチしてドローに繋げたり、
暗黒界の龍神 グラファをサーチして除去に繋げたりするといいだろう。
また、相手の効果で捨てられた場合には、追加で相手の墓地のモンスターを守備表示で蘇生することもできるが、そちらの効果の能動的な発動には特定のカードとのコンボが必須になるので、無理に狙う必要はない。
効果で手札から捨てられた時に自分フィールドに特殊召喚されるモンスター。
召喚権を使わずにフィールドに出せるため、
暗黒界の龍神 グラファの蘇生要員や
漆黒のズムウォルトの素材要員として非常に優秀である。
特に理由がない限りは3枚積んでおきたい。
墓地から除外することで攻撃力2000以下の悪魔族モンスター1体を手札から特殊召喚できるモンスター。
召喚権を使わずにフィールドにモンスターを並べられるため、非常に便利。
特にダークチューナーを特殊召喚できるのは大きいと言える。
ドローしたカードを捨てる行為を繰り返すこのデッキでなら、自然な流れで墓地に送っておけるだろう。
手札の魔法カード1枚を捨てることでレベル4のモンスター1体をデッキから特殊召喚できるモンスター。
暗黒界の龍神 グラファの蘇生やランク4のエクシーズ召喚に繋げられる他、
ヘルウェイ・パトロール等の墓地に送りたいモンスターを間接的に墓地に送るカードとしても機能する。
発動コストこそ必要だが、デッキ圧縮用の魔法カードなら、失ってもあまり痛くはないだろう。
自身を除外することでレベル4以下の同名通常モンスター2体をデッキから特殊召喚できるモンスター。
効果を使うことで、
暗黒界の龍神 グラファの蘇生やランク4のエクシーズ召喚に繋げられる。
リクルート先の通常モンスターは、
デブリ・ドラゴンの効果に対応する
暗黒界の番兵 レンジが最有力候補だが、攻撃力の高い
暗黒界の騎士 ズールも悪くない。
コストとして自身を除外してしまう以上、基本的には使い捨てになるが、
デブリ・ドラゴンの効果で蘇生できる攻撃力であるため、
異次元からの埋葬で墓地に戻して使い回すことも一応可能。
似た役割の
召喚僧サモンプリーストと比べた場合、手札コストを必要としない使いやすさと、デッキ圧縮の枚数では勝る。
反面、リクルート先の通常モンスターにデッキの枠を消費してしまうのは無視できない欠点であり、効果を持たないモンスターを積めば必然的にデッキの対応力も落ちてしまう。
戦闘破壊され墓地に送られた時に攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体をデッキから攻撃表示で特殊召喚できるモンスター。
リクルート対象となるモンスターを多めに採用しているのであれば採用を検討できる。
ただ、ドロー加速を行うこのデッキにとって戦闘破壊を待つのは遅く、悪魔族でもないので
ヘルウェイ・パトロールの効果で特殊召喚することもできない。
このデッキで主力となる「暗黒界」モンスターとの相性が良くないのも気になるところ。
一応、
強制転移や
終わりの始まりとの相性は良い。
デッキトップにある通常魔法の効果を次のターンのメインフェイズに使用できるモンスター。
通常魔法を多めに採用するのであれば、このカードも採用を検討できる。
通常魔法の発動に必要なコストを無視できるのも大きな強みであり、コストが重い
終わりの始まりの効果を適用できれば理想的。
効果に確実性はないものの、闇属性・レベル4のモンスターであるため、効果を活かせない場合でも最低限の仕事はこなせる。
シンクロ素材として墓地に送られた時に相手のデッキを2枚墓地に送るモンスター。
DTカオスローグと共にダークシンクロ素材になれば、相手のデッキを一気に7枚も墓地に送ることができる。
ただ、2枚という枚数はデッキ破壊としてはあまりにも少なく、エクシーズ素材にすると効果を発動することもできない。
DTカオスローグを何回も使い回す構築でなら採用を検討できるが、その場合でも
ヘルウェイ・パトロールに対応しない獣族であることが足を引っ張るので、採用は厳しいだろう。
除外された時に互いのデッキを5枚ずつ除外するモンスター。
闇の誘惑や
終わりの始まり等に利用しつつ、デッキ破壊を加速させられる。
自分のデッキも除外されてしまうのは痛いが、効果を発動したターン中に相手のデッキを0にできるなら殆ど気にならないだろう。
また、召喚時に互いの除外カードを全てデッキに戻す効果も持ち、このデッキが苦手とする除外戦術への抵抗力としても期待できる。
尤も、先にこのカードが除外されると相手の除外戦術を手助けすることにもなってしまうので、諸刃の剣でもあるのだが。
魔法カードが発動される度に自身に魔力カウンターを置く効果と、自身の魔力カウンターを3個取り除くことで1枚ドローする効果を持つモンスター。
このデッキで採用候補となるドロー効果を持つ魔法カードを連続で発動しつつ、更なるドローを行えるようになる。
フィールドに攻撃表示で残ったこのカードは、ダークシンクロ素材やエクシーズ素材にしてしまえば無駄がない。
ただ、属性や種族が合っておらず、ドロー加速の途中でこのカードをドローしても殆ど役に立たないため、活躍できる状況は限られる。
手札を1枚捨てることでフィールドのカード1枚を破壊できるモンスター。
厄介なカードの除去要員として活躍できる。
上手く回れば大量の手札を確保できるデッキであるため、相手のカードを殲滅することすら可能。
ハリケーンと相性が悪い
ゼロ・スプライトとの共存も可能であり、1ターンキルの補助役としても活躍できるだろう。
ただ、手札は効果ではなくコストとして捨てるので「暗黒界」モンスターの効果には繋げられず、破壊効果が成功する確率も3分の2であるため、役に立たない時は全く役に立たない。
自身をリリースすることで自分のモンスターの戦闘破壊と自分の戦闘ダメージを防ぐモンスター。
和睦の使者のモンスターカード版であり、戦闘ダメージを気にせずに
漆黒のズムウォルトの自爆特攻を行えるようになる。
デブリ・ドラゴンとの相性も良く、効果の再利用が狙える他、ランク4のエクシーズ召喚に繋げることも可能。
ただ、属性や種族が合わないので、サポートカードは共有できない。
自分の墓地のモンスター1体の攻撃力と効果をコピーできるモンスター。
除去されてしまった
漆黒のズムウォルトの効果をコピーすることで、効果の再利用が狙える。
呪縛牢の効果で用意したシンクロモンスターの効果をコピーするのもいいだろう。
用途がややピンポイントだが、効果を活かせない場合でも素材要員や
闇の誘惑等の除外要員にはなるため、無駄になることはあまりない。
なお、このカードの元々の攻撃力は0であるため、デッキ破壊の威力は
漆黒のズムウォルトを上回っていたりする。
レベル1~3
効果で手札から捨てられた時に相手フィールドに守備表示で特殊召喚されるレベル1のモンスター。
漠然と使っても利敵行為になるだけだが、「暗黒界」カードの効果で特殊召喚された時に相手の手札を1枚捨てる効果も持ち、このカードをコントロールする相手から見た相手、つまりは自分の手札を相手の効果で捨てられることになるため、「暗黒界」モンスターの追加効果を能動的に発動できるようになる。
強力な追加効果を持つ「暗黒界」モンスターも存在するので、上手く使えば大きなアドバンテージを稼げるだろう。
ただ、レベル4を中心とするこのデッキではレベルが合わず、追加効果を積極的に狙いたい「暗黒界」モンスターも採用意義に乏しい。
墓地から除外することでフィールドのモンスター1体の表示形式を変更できるレベル1のモンスター。
通常であればターンを跨がなければならない
メタモルポットの効果を、すぐさま発動できるようになる。
ドローしたカードを捨てる行為を繰り返すこのデッキでなら、自然な流れで墓地に送っておけるだろう。
ただ、ほぼ
メタモルポットの専用カードになり、このデッキの戦術と特別相性がいいというわけではない。
メタモルポットに特化した構築でなら重要なカードになるが、それなら最初から【デッキ破壊1キル】を作った方がいいだろう。
一応、戦闘補助要員としても機能するため、
メタモルポットとのコンボに使えずとも最低限の仕事はこなせる。
レベル5以上のモンスターのレベルを1つ下げることで墓地から特殊召喚できるレベル1のモンスター。
このデッキで手軽に特殊召喚できる
暗黒界の龍神 グラファのレベルを下げることで、このカードも手軽に特殊召喚できる。
グローアップ・バルブも並べれば、そのまま
氷結界の龍 トリシューラのシンクロ召喚も可能。
ダークチューナーのレベルを下げて、
地底のアラクネーをダークシンクロ召喚するのもいいだろう。
ただ、レベルや種族が合わず、このデッキのコンセプトに特別合っているカードというわけではない。
暗黒界の龍神 グラファと共に特殊召喚される壁としても十分活躍できるが、それだけのためにメインデッキの枠を消費するのは考えものである。
リバースした時に互いの手札を全て捨てて互いに5枚ドローさせるレベル2のモンスター。
このデッキのキーカードの1枚であり、「暗黒界」モンスターの効果の起点になりつつ大量のドローを行えるため、莫大なアドバンテージを稼げる。
このデッキの回転力はこのカードの効果を発動できるかどうかに大きく左右されるので、ドローカードを駆使して少しでも早く手札に確保しておきたい。
相手にもドローさせてしまうのはデメリットと言えるが、デッキ破壊を行うこのデッキではメリットとして見做すこともでき、相手のデッキが4枚以下であればフィニッシャーにもなれる。
リバースした時に相手のデッキの上からカードを5枚墓地に送るレベル2のモンスター。
デッキ破壊を行えるが、同じことならデッキコンセプトに見合った
DTカオスローグでも行える。
属性・種族・レベルもこのデッキとは合わないので、
ジャンク・シンクロン、
深淵の暗殺者、
浅すぎた墓穴を無駄にしないために追加で採用できるかどうかといったところ。
効果で手札から捨てられた時に1枚ドローする効果を持つレベル3のモンスター。
手札の損失を抑えつつ、デッキ圧縮を行うことができる。
暗黒界の龍神 グラファの蘇生要員にもなれるので、デッキ圧縮カードの中では優先順位が最も高い。
相手の効果で捨てられた場合には追加で1枚ドローできるが、そちらの効果の能動的な発動には特定のカードとのコンボが必須になるので、無理に狙う必要はないだろう。
フィールドから墓地に送られた時に攻撃力1500以下のモンスター1体をデッキから手札に加える効果を持つレベル3のモンスター。
メタモルポットを筆頭に、このデッキで採用候補となるモンスターの多くをサーチできる。
ただ、ドロー加速を行うこのデッキでは、サーチ対象を自力でドローできることも多い。
有用なモンスターではあるのだが、レベル4ではないことや採用候補が他にも多くあることを鑑みると、採用しないという選択肢も十分考えられるだろう。
墓地から除外することで相手モンスターの攻撃を無効にできるレベル3のモンスター。
相手ターンでの防御手段に乏しいというこのデッキの欠点を補える。
ドローしたカードを捨てる行為を繰り返すこのデッキでなら、自然な流れで墓地に送っておけるだろう。
ただ、種族やレベルがこのデッキとは合っておらず、闇属性であることに関しても、
闇の誘惑や
終わりの始まりとの相性の悪さから、明確な利点になっているとは言い難い。
一長一短ではあるものの、総合的には
ゼロ・ガードナーの方が使いやすいだろう。
手札から墓地へ捨てられた時に自分フィールドに特殊召喚されるレベル3のモンスター。
このデッキで多く採用される「捨てる」効果を持つカードで捨てつつ特殊召喚できる。
レベルの関係上、デッキコンセプトに合っているカードとは言い難いが、シンクロ素材としてはかなり使いやすい。
自身の効果で特殊召喚された後に除外されるデメリットも、
虚空海竜リヴァイエールのエクシーズ素材にすれば踏み倒すことができる。
手札から特殊召喚できるレベル3のモンスター。
魔轟神獣ガナシアと同様、シンクロ素材として使いやすい。
特殊召喚時には相手に蘇生を許すことになるが、このデッキでは蘇生されたモンスターを
漆黒のズムウォルトの的にできるというメリットにもなる。
尤も、レベルの関係上、このカードは
漆黒のズムウォルトのダークシンクロ素材にはなれないため、特別相性がいいというわけではない。
一応、
レベル・スティーラーの効果でダークチューナーのレベルを下げている状態であれば、このカードで
漆黒のズムウォルトのダークシンクロ召喚に繋げられるという局所的なメリットはある。
墓地に送られた時に
トークン2体を生成するレベル3のモンスター。
シンクロ素材として使いやすく、
デブリ・ドラゴンとの相性も抜群にいい。
また、このデッキで多く採用される「捨てる」効果を持つカードで捨てつつトークンを生成できるので、壁役としても優秀と言える。
捨てられたこのカードを
デブリ・ドラゴンの効果で蘇生することで、
氷結界の龍 トリシューラに繋げることも可能。
ただ、属性・種族・レベルが合わないので、このデッキのコンセプトに合ったカードとは言い難い。
手札から墓地に送られた時にリバース効果モンスター1体を墓地から手札に加える効果を持つレベル3のモンスター。
ドロー加速の過程でこのカードを捨てつつ、
メタモルポットの再利用が狙える。
リバースした時に相手フィールドのモンスター1体を破壊する効果も持つため、
メタモルポットが墓地にない状況でも最低限の仕事はこなせるだろう。
闇属性・悪魔族なのも利点と言えるが、レベルの関係上、素材要員としては適さない。
リバースした時にフィールドのモンスターを全て破壊するレベル3のモンスター。
破壊後はレベル4以下のモンスターの展開と手札増強まで行えるため、非常に強力。
ただ、リバース効果故に遅いことと、禁止カード枠を消費してしまうのが欠点。
禁止カードなら、気軽に使える上に「暗黒界」との相性も抜群な
天使の施しの方が有用と言える。
リバースした時にフィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻すレベル3のモンスター。
確実性はないが、バウンス後にはレベル4以下のモンスターのセットと他のカードの墓地送りも行うため、デッキ破壊カードとしても機能する。
ただ、属性・種族・レベルの関係上、このデッキのコンセプトに合ったカードとは言い難い。
採用する場合は、単体でも機能するリセットカードとして採用することになる。
レベル5以上
効果で手札から捨てられた時に自分フィールドに特殊召喚されるレベル5のモンスター。
暗黒界の尖兵 ベージと同じ効果を持つが、こちらはレベル5であるため、手札事故要因になる上に素材要員としても噛み合わない。
攻撃力は2300と高めではあるが、それも
暗黒界の龍神 グラファには及ばず、
ヘルウェイ・パトロールの効果にも対応しない数値なので、総じて中途半端。
レベル5のシンクロ素材がどうしても欲しい場合になら採用できるか。
一応、相手の効果で捨てられた場合に発動できる追加効果を活かすのであれば、これら2枚の採用意義も大きくなると言える。
暗黒界の軍神 シルバは2枚のハンデス、
暗黒界の武神 ゴルドは2枚の破壊と、効果の発動に成功さえすれば強力である。
フィールドの表側表示モンスター1体を除外できるレベル6のモンスター。
厄介なカードの除去要員になるが、通常召喚できず、墓地の光属性モンスターと闇属性モンスターを1体ずつ除外しなければ特殊召喚できないので、デッキの構成がある程度縛られる。
光属性には「魔轟神」モンスターが使えるが、メインデッキに光属性モンスターを入れるとその分だけ闇属性のサポートカードが腐りやすくなってしまうため、できればエクストラデッキから出したモンスターを使いたい。
墓地の闇属性モンスター1体を除外することでフィールドのカードを1枚破壊できるレベル7のモンスター。
厄介なカードの除去要員になるが、通常召喚できず、墓地に闇属性モンスターが丁度3体存在する状況でしか特殊召喚できないので、デッキの構成やプレイングがある程度縛られる。
デッキを回転する過程で墓地に闇属性モンスターが溜まりやすいデッキでもあるため、除外する効果を持つカード等を併用して、枚数を上手く調整しておきたい。
効果で手札から捨てられた時に相手フィールドのカードを1枚破壊するレベル8のモンスター。
厄介なカードの除去要員になる他、自分フィールドの「暗黒界」モンスター1体を手札に戻すことで墓地から特殊召喚することもできるため、フィールドに出すのも容易である。
攻撃力も2700と十分な数値を備えており、毎ターン蘇生可能なアタッカーとして活躍するだろう。
また、手軽に蘇生できることから、ウイルスカードの媒体としても優秀である。
相手の効果で捨てられた場合には相手の手札のモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚する追加効果も持つが、確実性がない上に、能動的な発動には特定のカードとのコンボが必須になるので、無理に狙う必要はないだろう。
1000ライフを払う事で互いの手札とフィールドのカードを全て墓地に送り1枚ドローする効果を持つレベル8のモンスター。
墓地に送る処理なので「暗黒界」モンスターの効果には繋げられないが、リセット効果は非常に強力。
問題はその召喚条件であり、闇属性・悪魔族モンスターの方は無理なく用意できるが、このデッキと相性のいい光属性・天使族モンスターは存在しない。
幸い、要求される数は1体だけなので、邪魔にはならない程度のモンスターを1~2体追加で入れておけばいいだろう。
除外されているモンスターを手札に加えられる
次元合成師、戦闘破壊耐性を持つ
ジェルエンデュオ、チューナーかつバーンメタカードにもなる
ハネワタ辺りが候補になるか。
なお、光属性・天使族を一切入れずとも、墓地に送ってから
ファントム・オブ・カオスで効果をコピーすることも可能ではある。
相手フィールドに特殊召喚できるレベル8のモンスター。
漆黒のズムウォルトの攻撃対象を自ら用意することができ、10枚のデッキ破壊が見込める。
攻撃力が3000と高い反面、守備力が300と低いため、守備表示で特殊召喚しておけば簡単に処理できるが、このデッキではこのカードの特殊召喚と同時に生成される「トーチトークン」の処理手段に乏しく、相手にとっての攻撃の的まで用意することになってしまう。
また、このカードを特殊召喚するターンには通常召喚が行えないので、他のモンスターと並べるのも一苦労する。
相手が
漆黒のズムウォルトの的となるモンスターを展開してこないなら、そのままビートダウンを行った方がいいだろう。
総じて使い難く、活躍できる状況は限られる。
一応、
ヘル・テンペストに繋げて更なるデッキ破壊に繋げることも可能ではあるが、手札事故率を上げてしまう上にこちらが受ける被害も大きいので、あまり有用な戦術とは言い難い。
戦闘ダメージを受けた時に手札から特殊召喚できるレベル10のモンスター。
手札から壁になれるので、相手の1ターンキルへの抵抗力として期待できる。
また、墓地のモンスターと同じレベルになる効果も持つため、素材要員としても優秀。
手札から墓地に送ったモンスターと同じレベルのモンスターのコントロールを得る効果も、レベル4のモンスターとの遭遇率の高さから、発動機会はそれなりにあるだろう。
ただ、1回分の壁にしかなれず、素材要員としてなら
暗黒界の尖兵 ベージの方が使いやすく、コントロール奪取効果は「捨てる」効果ではないと、全体的に器用貧乏な感も否めない。
エクストラデッキについて
漆黒のズムウォルトのダークシンクロ召喚にレベル4のモンスターを使うデッキであるため、ランク4のエクシーズモンスターも採用できる。
ただ、レベル4のモンスターを並べた場合でも、
暗黒界の龍神 グラファを蘇生した方がリスクが小さいので、エクシーズモンスターが活躍できる場面はあまりない。
シンクロモンスターであれば
暗黒界の龍神 グラファより優先できる場面も多いが、ダークシンクロ素材にできないチューナーを併用しなければならない都合上、デッキのバランスは崩れてしまうことになる。
一応、チューナーを一切採用していない場合でも、相手のチューナーを
死者蘇生等で奪ってシンクロ召喚に繋げたり、
呪縛牢の効果でエクストラデッキから引っ張り出したりすることも可能ではあるため、採用しておいて損はない。
ダークシンクロモンスター
自身の元々の攻撃力を攻撃対象モンスターの攻撃力が上回った差の分だけ相手のデッキの上からカードを墓地に送るレベル4のモンスター。
このデッキのエースモンスターであり、上手く扱えば大量のデッキ破壊に繋げられる。
効果の発動には攻撃力2100以上のモンスターを相手フィールドに必要とするが、ビートダウンデッキが相手であれば自然に満たせる条件になるだろう。
このカードを警戒して相手が高攻撃力のモンスターを出してこなければ、それはそれで戦闘面で優位に立てる。
戦闘破壊耐性を持つため場持ちは良く、事実上の1ターンキルも得意とするが、いざという時に足らなくなるという事態を避けるためにも、3枚積んでおきたい。
戦闘破壊され墓地に送られた時に守備表示で特殊召喚され、バトルフェイズ終了時にこのカードを攻撃したモンスターを破壊するレベル5のモンスター。
攻撃力が2500あり、攻撃時に相手の魔法・罠カードを封じる効果も持つため、アタッカーとしては優秀。
ただ、蘇生効果の方は、相手依存の効果である上に、自分フィールドに他のモンスターが存在してはいけないという条件が厳しい。
実質的に戦闘破壊されない壁として扱えるものの、モンスターをこのカード1体のみにして粘っている状況では、効果による除去からの1ターンキルにも繋げられやすくなってしまう。
このカードを採用する最大の意義は、ダークシンクロ召喚の幅を広げることにある。
ダークチューナーとレベル3のモンスターを並べる行為が無意味にならないためにも、エクストラデッキに用意しておきたい。
相手モンスター1体を装備できる効果を持つレベル6のモンスター。
厄介なモンスターの除去要員になり、装備したモンスターを破壊の身代わりにすることもできるため、場持ちも悪くない。
攻撃力が2400あり、攻撃時に相手の魔法・罠カードを封じる効果も持つため、アタッカーとしても優秀。
ただ、このカードをダークシンクロ召喚するには、ダークチューナーの他にレベル2のモンスターが必要になってくる。
メタモルポットがキーカードとして存在するとはいえ、他に採用候補となるレベル2のモンスターが殆どいないデッキなので、エクストラデッキに用意したとしても出番があるかどうかは怪しい。
一応、
レベル・スティーラーもダークシンクロ素材になれるので、
レベル・スティーラーを採用するのであれば、このカードも採用してダークシンクロ召喚の幅を広げておいた方がいいだろう。
自分の手札かフィールドからモンスター1体を墓地に送ることで相手の攻撃を無効にできるレベル7の
ダークシンクロモンスター。
特別このデッキと相性がいいモンスターではないが、
レベル・スティーラーを採用するのであれば、このカードもエクストラデッキに用意してダークシンクロ召喚の幅を広げておきたい。
効果は相手依存である上に「捨てる」効果でもないが、
レベル・スティーラーと組み合わせると相手の攻撃を合計3回まで無効にできる。
攻撃力が2500あり、攻撃時に相手の魔法・罠カードの発動を封じる効果を持つため、アタッカーとしても優秀である。
破壊された場合にカード1枚をデッキから手札に加える効果を持つレベル8のモンスター。
このデッキでは正規のダークシンクロ召喚を行えないが、
呪縛牢の効果で特殊召喚できるサーチカードとして扱える。
メタモルポット、
天使の施し、
手札抹殺といったデッキに1枚しか入れられないカードをキーカードとするデッキであるため、サーチ効果の意義も大きい。
また、闇属性なので、墓地に送られてからも
終わりの始まりのコストになる。
シンクロモンスター
シンクロ召喚時に自分の手札が2枚になるようにドローできるレベル5のモンスター。
手札消費が激しいデッキなので、効果の発動条件は簡単に満たせる。
シンクロ素材として必要な「魔轟神」チューナーを採用するのであれば、このカードも併せて採用しておくといいだろう。
自分のエンドフェイズに自分フィールドのサイキック族モンスターの数×600のライフを回復するレベル5のモンスター。
ライフを回復しておけば
漆黒のズムウォルトの自爆特攻が行いやすくなるが、肝心の回復量が心許ない。
回復は当てにせず、シンクロ素材に縛りのない汎用シンクロモンスターとして扱うのが無難か。
捨てた手札の枚数と同じ数のフィールドのカードを手札に戻せるレベル6のモンスター。
厄介なカードの除去要員として活躍できる。
上手く回れば大量の手札を確保できるデッキであるため、相手フィールドをガラ空きにすることすら可能。
ハリケーンと相性が悪い
ゼロ・スプライトとの共存も可能であり、1ターンキルの補助役としても活躍できるだろう。
手札は効果ではなくコストとして捨てるので、「暗黒界」モンスターの効果には繋げられないが、
魔轟神獣ケルベラルとの相性は良い。
このカードのシンクロ素材になれるだけでなく、このカードの効果からレベル8のシンクロ召喚にも繋げられる。
相手に戦闘ダメージを与えた時に相手のデッキの上からカードを3枚墓地に送るレベル6のモンスター。
デッキ破壊を行えるが、肝心の枚数が3枚と中途半端。
ただ、攻撃力が2500と高めであり、
デブリ・ドラゴンの貴重なシンクロ召喚先にもなるため、採用意義はそれなりにある。
相手に破壊された時に互いのデッキの上からカードを7枚墓地に送るレベル7のモンスター。
墓地に送る枚数が7枚と多く、デッキ破壊要員として優秀。
ただ、チューナーに獣族を指定するレベル7のシンクロモンスターであるため、メインデッキの構成がかなり縛られる。
チューナーには
魔轟神獣ケルベラルが、非チューナーには
暗黒界の武神 ゴルド等が使えるが、このデッキにおけるこれら2枚の採用意義はあまり大きくない。
シンクロ召喚成功時にフィールドのカードを全て破壊できるレベル7のモンスター。
手札を1枚捨てた
魔轟神レイヴンとレベル4のモンスターの組み合わせでシンクロ召喚できる。
深淵の暗殺者や
ダンディライオンを墓地に用意しておけば、
デブリ・ドラゴン1枚からシンクロ召喚することも可能。
いざという時のリセットボタンとして活躍できるだろう。
相手の魔法・罠・モンスター効果の発動を無効にして相手フィールドのカードを全て破壊できるレベル10のモンスター。
正規のシンクロ召喚は行えないが、
呪縛牢の効果で特殊召喚しつつ、
ファントム・オブ・カオスで効果をコピーできる。
1ターンキルのサポート役として活躍できるだろう。
ただ、効果を発動すると相手フィールドのカードを全て破壊してしまうので、
漆黒のズムウォルトによる1ターンキルのサポート役には向いておらず、活かせるタイミングも限られる。
一応、相手フィールドのモンスター1体の効果を吸収する効果も持つが、相手依存なのであまり期待はできない。
エクシーズモンスター
エクシーズ素材を身代わりにすることで自身の破壊を防げるランク2のモンスター。
時間稼ぎ要員になるが、レベル2のモンスターを殆ど採用しないデッキなので、このカードの採用意義も殆どない。
シンクロ素材にできない状況で特殊召喚された
魔轟神獣ケルベラルや、再利用できない状況で存在する
メタモルポット等の処理用として使えるかどうかといったところか。
除外されているレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できるランク3のモンスター。
このデッキではレベル4以下の闇属性モンスターを除外することが多く、効果を存分に活かすことができる。
ただ、このデッキはレベル4のモンスターを中心としたデッキなので、エクストラデッキに用意したとしても出番があるかどうかは怪しい。
暗黒界の狩人 ブラウの場合、手札から捨てられることが多く、フィールドに出した場合でも
暗黒界の龍神 グラファに繋げられる。
クリッターの場合は、エクシーズ素材にすると効果を発動できなくなってしまうので、そもそもエクシーズ召喚との相性が悪い。
自分フィールドの表側表示モンスター1体を裏側守備表示にできるランク4のモンスター。
効果を発動した
メタモルポットを再びセットすることで、大量のドローに繋げられる。
また、このカードの効果で裏側守備表示になったモンスターはエンドフェイズに表側攻撃表示になるので、相手のターンに
メタモルポットがセットされたまま除去を受けるといったことを気にする必要もない。
このカードを用いれば、自分のターンに
メタモルポットを召喚し、このカードの効果で裏側守備表示にすることで、そのターン中に
メタモルポットの効果を発動するといったことも可能になる。
他にも、自身のエクシーズ素材の数に応じて攻撃力がアップする効果を持つので、アタッカーとしての役割も担えなくもない。
モンスター1体の攻撃を無効にできるランク4のモンスター。
アタッカー兼時間稼ぎ要員になる。
効果による除去には無力だが、オマケでしかないこのカードに除去カードを消費してもらえるならむしろ有難い。
ただ、アタッカーや除去誘発としての役割なら、攻撃力が200上回り毎ターン蘇生でき除去効果も持つ
暗黒界の龍神 グラファの方が遥かに優秀である。
メインデッキの枠を食わないエクシーズモンスターという観点から見ても、
メタモルポットの再利用に使える上にこのカードと同じ攻撃力を持つこともできる
発条機甲ゼンマイスターより優先する意義は殆どない。
時間稼ぎ要員として見ても、このデッキの主戦術であるダークシンクロ召喚で出せて戦闘破壊に耐性を持つ
漆黒のズムウォルトや
氷結のフィッツジェラルドの方が、自壊効果を持つこのカードよりも信用できるだろう。
相手モンスターを戦闘破壊して墓地に送ると続けて攻撃できるランク4のモンスター。
連続攻撃効果自体は強力だが、肝心の攻撃力の数値が2100と低く、効果を活かせる場面は限られる。
エクストラデッキの枠に余裕があるなら採用できるかどうかといったところか。
一応、相手が
漆黒のズムウォルトを警戒して高攻撃力のモンスターを出さなくなれば、戦闘面で優位に立てなくもない。
レベル5以上のモンスターの特殊召喚を無効にし破壊する効果を持つランク4のモンスター。
シンクロ召喚を牽制でき、刺さる相手にはかなり刺さる。
ただ、攻撃力の数値が1900と低く、これではあっさり戦闘破壊されてしまいかねない。
一応、メインフェイズ1での展開を封じられているなら、最低限の仕事はこなせていると言える。
相手の表側攻撃表示モンスター1体を装備できるランク4のモンスター。
レベル4のモンスターを3体必要とするので重いが、除去効果は強力。
ただ、相手の強力モンスターは
漆黒のズムウォルトの格好の的になるため、デッキコンセプトとはあまり噛み合っていない。
また、モンスターの除去なら、カードの種類や表示形式を問わない
暗黒界の龍神 グラファの効果でも行える。
魔法カードについて
ドローカードを筆頭に、相性のいいカードはかなり多い。
当然それら全てを採用することはできないため、特定の戦術を諦める思い切りも必要になってくる。
3枚ドローして2枚捨てる通常魔法。
単体でも非常に強力なカードだが、このデッキでは捨てる処理を「暗黒界」モンスターの効果に繋げられるため、特に相性がいい。
特に理由がなければ、禁止カード枠はこのカードで決まりだろう。
互いの手札を全て捨てて捨てた分だけドローさせる通常魔法。
捨てる処理を「暗黒界」モンスターの効果に繋げられる他、状況によってはデッキ切れによる勝利に繋げることもできる。
「暗黒界」モンスターを捨てつつドローできるだけでも十分有用だが、できれば「暗黒界」モンスターを手札に多く確保した状態で発動したい。
上手くいけば、
天使の施しをも超える莫大なアドバンテージを稼げる。
互いに1枚ドローして1枚捨てる通常魔法。
デッキ圧縮を行いつつ、「暗黒界」モンスターの効果に繋げられる。
単純に使いやすく、
暗黒界の術師 スノウの効果でサーチすることもできるため、3枚積んでおくといいだろう。
相手に手札交換をさせてしまうのはデメリットと言えるが、これは相手のデッキを1枚削れるというメリットとしても捉えられる。
手札から悪魔族モンスターを1体捨てて1枚ドローするフィールド魔法。
「暗黒界」モンスターの効果に繋げられるが、発動のためには墓地の悪魔族モンスター1体を除外する必要があるので、墓地アドバンテージを失ってしまう。
捨てた「暗黒界」モンスターも除外コストになるため、除外するモンスターに困ることはあまりないが、同じく墓地のモンスターを除外する
終わりの始まりとの相性はかなり悪い。
あちらは「暗黒界」モンスターの効果に繋げることこそできないものの、大きなハンドアドバンテージを稼げるので、ドローカードとしてのこのカードの立場は厳しいと言える。
採用する場合は、
暗黒界の術師 スノウのサーチに対応する、維持すれば毎ターン効果を使える、微量ながら悪魔族モンスターを強化できるといった、このカードならではの利点を活かしていきたい。
フィールドの裏側表示カード1枚を破壊して手札を1枚捨てる通常魔法。
相手のカードを除去できるが、表側表示のカードは除去できず、狙ったカードをチェーンして発動されると不発になってしまうため、とにかく使い難さが目立つ。
同じ消費なら、
サンダー・ブレイクを使う方がいいだろう。
コストで捨てるあちらと違ってこちらは「暗黒界」モンスターの効果に繋げられるものの、不発になると手札を捨てることもできないので、利点と言うには少々厳しい。
暗黒界の術師 スノウのサーチに対応し、
強制接収のトリガーにもなれるので、そういった点を活かせるならあるいはといったところか。
互いに相手の手札を1枚捨てて1枚ドローする通常魔法。
暗黒界の取引と似た効果を持つが、こちらは捨てるカードを自分で選べず、
暗黒界の術師 スノウの効果でサーチすることもできないため、手札交換カードとしては劣る。
採用する場合は、相手の手札を選択的に捨てられることを活かしたい。
暗黒界の取引等で相手に何度も手札交換させておけば、相手のデッキのキーカードが相手の手札に存在する確率も上がってくる。
1枚ドローし、エンドフェイズに手札を全て捨てる通常魔法。
デッキ圧縮カードとして使うことができ、手札を捨てるデメリットも「暗黒界」モンスターの効果に利用できる。
ただ、自分の手札が3枚以上ないと発動できないため、手札が少ない状況では腐ってしまう。
自分は1枚ドローし、相手は1000回復する通常魔法。
特に条件もなく使えるので、デッキ圧縮カードとしては
無の煉獄よりも使いやすいと言える。
ただ、相手のライフを回復させてしまうので、ビートダウン戦術との相性はあまり良くない。
互いに1枚ドローし、次のターンのエンドフェイズまで互いが受けるダメージを0にする通常魔法。
デッキ圧縮を行いつつ、時間稼ぎに繋げられる。
このデッキでは
漆黒のズムウォルトの自爆特攻のサポートもできるため、特に相性がいい。
相手にもドローさせてしまうのはデメリットと言えるが、これは相手のデッキを1枚削れるというメリットとしても捉えられる。
メタモルポットを併用すれば、デメリットを打ち消すことも可能。
手札からレベル8のモンスター1体を捨てて2枚ドローする通常魔法。
ダークチューナーや
暗黒界の龍神 グラファ等を捨てつつドローできる。
ダークチューナーを複数枚採用することに伴う手札事故のリスクも、幾分か軽減できるだろう。
コストとして捨てるため、
暗黒界の龍神 グラファの効果に繋げられないのは惜しいが、その後の蘇生への布石にはなる。
自分フィールドに表側表示で存在するレベル8以上のモンスター1体をリリースして2枚ドローする通常魔法。
高レベルモンスターを必要とするため重いが、簡単に蘇生できる
暗黒界の龍神 グラファなら無理なくコストにできる。
自分フィールドに他の「暗黒界」モンスターが2体存在するなら、それら2枚を手札に戻して2枚ドローしつつ、
暗黒界の龍神 グラファを自分フィールドに残すことも可能。
このカードを腐らせてしまわないためにも、
暗黒界の龍神 グラファは早めに墓地に送っておきたい。
自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合に、自分の墓地の闇属性モンスターを5体除外して3枚ドローする通常魔法。
発動条件は厳しいが、
暗黒界の術師 スノウや
暗黒界の取引の効果を繰り返し使っていけば、そこまで苦労はしないだろう。
ただ、
暗黒界の龍神 グラファや
ヘルウェイ・パトロール等、除外したくない闇属性モンスターも存在するため、発動条件を満たしても発動が躊躇われることもある。
また、中盤から終盤にかけて手札に加われば大活躍できるのだが、序盤に引くと腐ってしまうのも難点。
デッキから除外したカード1枚を2ターン後の自分のスタンバイフェイズに手札に加える通常魔法。
メタモルポット、
天使の施し、
手札抹殺といったデッキに1枚しか入れられないカードをキーカードとするデッキであるため、サーチ効果の意義も大きい。
ただ、サーチなら
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンでも行うことができ、
メタモルポットなら
クリッターでもサーチできる。
一応、
ネクロフェイスを除外して相手のデッキを削るといった使い方も可能ではあるが、こちらの被害も大きいので、デッキ切れに繋げられる時以外は有効とは言えず、デッキ切れに繋げられる状況なら、
ネクロフェイスは既にドローしていることも多い。
モンスター1体をデッキから墓地に送る通常魔法。
似た効果を持つ
終末の騎士とは異なり、こちらは
メタモルポット等を墓地に送ることもできる。
反面、モンスターカードではないので、素材要員としては機能しない。
互いのプレイヤーに自身の墓地のモンスター1体を自身のフィールドにセットさせる通常魔法。
メタモルポットの再利用に使えるが、そのリバース効果の発動にはターンを跨がなければならないので、相手に蘇生を許すことも含めて狙うにはかなりリスクが大きい。
使用する場合は、
ADチェンジャーも併用して自分のターンにリバースしたいところ。
一応、
漆黒のズムウォルトの的を用意するという使い方も可能ではあるが、相手フィールドにセットされるモンスターを決めるのは相手であることに加え、自分フィールドにセットしたモンスターをそのままダークシンクロ素材にすることはできないため、そこまで相性がいいわけではない。
自分の墓地のモンスター1体を特殊召喚する装備魔法。
同名カードが墓地に3体揃っているモンスターしか蘇生できないが、このデッキでは3枚積んでおきたいモンスターも多いので、無理なく採用できる。
リビングデッドの呼び声と違って発動にターンを跨ぐ必要はないため、ドロー加速から1ターンキルに繋げることを重視するのであれば、こちらを蘇生カードの2番手として扱えるかもしれない。
装備魔法故に
サイクロンに弱く、
終わりの始まりとの相性も悪いが、
ハリケーンや
BF-精鋭のゼピュロスで使い回せるというのは、
死者蘇生にもないメリットである。
手札を1枚捨てることで除外されている自分のモンスター1体を特殊召喚する装備魔法。
モンスターを除外することが多いデッキなので、無理なく採用できる。
手札は効果ではなくコストとして捨てるので、「暗黒界」モンスターの効果には繋げられないが、
ヘルウェイ・パトロールとの相性は良い。
継承の印とは異なり、
ハリケーンや
BF-精鋭のゼピュロスで手札に戻すと特殊召喚したモンスターが破壊されてしまうが、一応その場合でも、除外されているモンスターを墓地に送ることには繋げられる。
自分のライフポイントが相手を下回る場合は装備モンスターの攻撃力を倍に、自分のライフポイントが相手を上回る場合は装備モンスターの攻撃力を半分にする装備魔法。
戦闘補助として使えるだけでなく、相手モンスターの攻撃力を倍にして
漆黒のズムウォルトによる大量のデッキ破壊に繋げることも可能。
なお、
漆黒のズムウォルトのデッキ破壊効果は自身の元々の攻撃力を参照するため、このカードで
漆黒のズムウォルトの攻撃力を下げる意味は特にない。
装備モンスターの攻撃力を500ダウンさせ、2回攻撃を可能にする装備魔法。
弱小モンスターの殲滅や戦闘ダメージの水増しに使えるだけでなく、
漆黒のズムウォルトのデッキ破壊効果を2回発動できるようになる。
ただ、発動には手札コストが必要になるので、このカードを装備したモンスターが攻撃反応型罠カード等で除去されると、大きなディスアドバンテージが生じてしまう。
また、
漆黒のズムウォルトのデッキ破壊効果は自身の元々の攻撃力を参照するため、このカードで
漆黒のズムウォルトの攻撃力を下げても、攻撃対象の攻撃力が2100以上でなければデッキ破壊効果は発動しない。
フィールドに表側表示で存在するモンスター1体の攻撃力を800ダウンさせ、魔法・罠カードへの耐性を与える速攻魔法。
戦闘補助として使える他、
漆黒のズムウォルトによる1ターンキルもサポートできる。
なお、
漆黒のズムウォルトのデッキ破壊効果は自身の元々の攻撃力を参照するため、このカードで
漆黒のズムウォルトの攻撃力を下げてもデッキ破壊の枚数が増えることはない。
フィールドに表側表示で存在するモンスター1体の攻撃力を400アップさせ、その効果を無効にする速攻魔法。
厄介なモンスター効果を封じられる他、
漆黒のズムウォルトによるデッキ破壊の枚数を4枚分増やすことも可能。
爆発力には欠けるが、使い道の多いカードであるため、腐ることはまずないだろう。
相手フィールドのモンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで得る通常魔法。
遭遇率の高いレベル4のモンスターを素材として利用するデッキなので、発動機会は少なくない。
シンクロ召喚も取り入れているなら、発動機会は更に多くなるだろう。
苦手とする
閃光の追放者や
ライオウを奪って素材にできれば理想的である。
相手モンスターの攻撃を3ターンの間封じる通常魔法。
時間稼ぎに使うことができ、
メタモルポットも自分のターンにリバースしやすくなる。
3ターンの間に展開された相手モンスターを
漆黒のズムウォルトで狙えれば理想的。
ただ、相手の攻撃を防ぎたいだけなら、戦闘破壊耐性を持つ
漆黒のズムウォルトでも事足りる。
採用する場合は、他のモンスターを守れる点や、単体でも機能するカードである点を活かしたい。
攻撃力1500以上のモンスターの攻撃を封じる永続魔法。
光の護封剣と比べた場合、自分のモンスターも攻撃できなくなり、低攻撃力のモンスターの攻撃も許すことになるが、3ターンで自壊することはない。
メタモルポットや
DTカオスローグを使い回すデッキ破壊戦術に傾倒するなら、自分のモンスターが攻撃できなくともあまり気にならないだろう。
プレイヤーの任意で自壊させることもできるので、
漆黒のズムウォルトによる1ターンキルの邪魔になることもない。
なお、
ゼロ・スプライトを併用するなら、このカードを維持したままでも攻撃可能になる。
フィールドの表側表示モンスター1体を裏側守備表示にする速攻魔法。
メタモルポットに使うことで、効果の再利用が狙える。
他にも使い道の多いカードなので、腐ることはまずないだろう。
フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする速攻魔法。
月の書と比べた場合、小回りは利かないが、効果の範囲が広く、相手モンスターの一斉攻撃をこのカード1枚で防ぐことも可能。
エンドフェイズに相手にドローさせてしまうのもデメリットと言えるが、このデッキでは相手のデッキを削れるというメリットとしても捉えられる。
メタモルポットの効果に繋げてデメリットを踏み倒したり、
手札抹殺によるデッキ破壊枚数を増やしたりすると無駄がない。
互いのモンスター1体のコントロールを入れ替える通常魔法。
セットした
メタモルポットを相手に渡して攻撃することで、ターンを跨がずに
メタモルポットの効果を発動できるようになる。
また、この場合は相手の効果で自分の手札が捨てられることになるので、「暗黒界」モンスターの追加効果にも繋がる。
ダークチューナーを渡して大きな戦闘ダメージに繋げたり、
暗黒界の龍神 グラファを渡して
漆黒のズムウォルトによるデッキ破壊に繋げるといった使い方も有効。
手札を2枚捨てて魔法カード1枚を墓地から手札に加える通常魔法。
手札は効果ではなくコストとして捨てるので、「暗黒界」モンスターの効果には繋げられないが、
天使の施しや
手札抹殺といったキーカードを再利用できる。
上手く使えば、莫大なアドバンテージを稼げるだろう。
ただ、とにかく手札消費が激しいので、劣勢時にドローしても殆ど役に立たず、優勢時専用のカードとも言える。
手札を全て捨てることで発動した通常魔法と同じ効果になる速攻魔法。
発動すると手札が無くなってしまうものの、ドローカードの効果を連続で適用できるなら殆ど気にならない。
天使の施しをコピーした場合は、6枚ドローした上で手札を4枚捨てることになるので、「暗黒界」モンスターのドローさえ叶えば大きなアドバンテージに繋げられる。
発動コストの都合上自分はドローできないが、
手札抹殺をコピーして相手のデッキ破壊を加速させるのも悪くない。
なお、あくまで同じ効果になるだけであり、コピー元のカードを連続で発動するわけではないので、
トレード・イン、
アドバンスドロー、
終わりの始まり、
魔法石の採掘といった発動コストのある魔法カードをコピーしても、コピー元の発動コストは無視できる。
墓地のカードに効果が及ぶ効果と墓地のカードの除外を封じるフィールド魔法。
このデッキが苦手とする除外戦術対策になる他、相手の墓地利用を封じる効果もデッキ破壊との相性がいい。
墓地で発動する効果までは封じられないものの、これは「暗黒界」モンスターの効果を阻害しないというメリットにもなる。
ただ、自分も
ヘルウェイ・パトロールや
死者蘇生等を使えなくなるため、考えなしに使っても自分の首を絞めるカードになりかねない。
除外戦術対策にしても、もっと有効なカードが他にある。
単体で活用できないこともないが、基本的には
王家の生け贄の発動用のカードになるだろう。
互いの手札のモンスターカードを全て捨てる通常魔法。
「暗黒界」モンスターの効果に繋げられるだけではなく、強烈なハンデスカードにもなる。
互いの手札の内容に依存するも面もあるが、状況次第では莫大なアドバンテージを稼げるだろう。
ただ、発動には
王家の眠る谷-ネクロバレーが必要になり、
王家の眠る谷-ネクロバレーの存在を知られると間違いなくこのカードも警戒される。
自分の手札のモンスターカードを捨てるだけなら他のカードで事足りるため、先攻1ターン目に発動したり
メタモルポットの効果の発動後に使ったりする等して、できるだけ相手の手札を捨てられる見込みがある状況で発動したい。
罠カードについて
採用候補となるカードは多いが、必須カードと呼べるカードはない。
モンスターカードや魔法カードでメインデッキが圧迫されやすいデッキなので、罠カードを1枚も入れないという構築も十分考えられる。
ただ、相手のターンに相手にプレッシャーをかけるという意味でも、何らかの罠カードは入れておいた方がいいだろう。
装備モンスターの元々の攻撃力を0にし、2回攻撃を可能にする通常罠。
漆黒のズムウォルトに装備して攻撃させると、凄まじい量のデッキ破壊に繋げられる。
下級モンスター程度の攻撃力のモンスターが相手でも十分デッキ切れに追い込めるようになるので、相手が高攻撃力のモンスターを展開するのを待つ必要もない。
ただ、罠カード故に予めセットしておかなければならず、攻撃を確実に通すための
ハリケーンとも併用できないのが欠点。
上手くいった時の爆発力こそ魅力的だが、ほぼ
漆黒のズムウォルト専用になるカードを積むことに伴う手札事故のリスクも、無視できるものではないだろう。
似た役割の
閃光の双剣-トライスと比べた場合、手札コストを必要とせず爆発力でも勝るが、腐りやすい上にドローしたターンに発動できないので使い勝手では劣る。
自分フィールドに表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻撃力をエンドフェイズ時まで0にする通常罠。
ゼロ・スプライトと同様、
漆黒のズムウォルトによる大量のデッキ破壊に繋げられるが、こちらは攻撃回数を増やすことはできないので、爆発力では劣る。
反面、このカードの影響を受けたモンスターが戦闘破壊され墓地に送られると1枚ドローできるため、
漆黒のズムウォルトと併用できない場合でも最低限の仕事はこなせる。
シンクロモンスター1体をエクストラデッキから守備表示で特殊召喚する永続罠。
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンを特殊召喚することで、サーチカードのように扱える。
エクストラデッキは圧迫するが、強力な効果を持つシンクロモンスターを墓地に落として
ファントム・オブ・カオスでコピーするのもいいだろう。
漆黒のズムウォルトなら、コピー要員としてだけでなく素材要員としても活躍できる。
攻撃力1000以下のモンスター1体を自分の墓地から攻撃表示で特殊召喚する永続罠。
ダークチューナーや
メタモルポット等、攻撃力1000以下のモンスターを多く採用するのであればこのカードも採用を検討できる。
蘇生できる範囲が狭く、罠カード故にターンを跨がねばならないものの、
浅すぎた墓穴のような利敵要素や
継承の印のような面倒な条件はない。
ただ、このカード自体は
リビングデッドの呼び声の下位互換でしかなく、自壊効果もこのデッキでは活かせないため、独自の強みがある他の蘇生カードよりも立場は厳しいと言える。
除外されている自分の闇属性モンスター1体を特殊召喚する永続罠。
闇属性モンスターを除外することが多いデッキなので、発動機会には困らない。
似た効果を持つ
D・D・Rと比べた場合、範囲の狭さと罠カード故の遅さでは劣るが、手札コストがなく相手のターンでも発動できるという使いやすさでは勝る。
「暗黒界」モンスター2体を自分の墓地から手札に加える通常罠。
単純にハンドアドバンテージを得られる他、回収したモンスターを
手札抹殺等で捨てることで、更なるアドバンテージに繋げられる。
ただ、
闇の誘惑や
終わりの始まり等の除外カードとの相性が悪く、
リビングデッドの呼び声等の蘇生カードとも噛み合わない。
罠カード故の遅さも欠点と言える。
互いのプレイヤーに手札を2枚捨てさせ2枚ドローさせる通常罠。
類似効果の
手札断殺とは異なり捨てる効果なので、「暗黒界」モンスターの効果に繋げられる。
ただ、相手が手札を1枚捨てれば効果を無効にされるという致命的な欠点を持つ。
効果の性質上、相手の手札が0枚の時に発動するといったことはできないため、まず間違いなく無効化されてしまうだろう。
そのため、実質的に相手の手札を1枚捨てさせるカードとして扱うことになるが、捨てるカードは相手が選べるので、ハンデスカードとしても中途半端である。
一応、フリーチェーンで発動できるので、状況次第では相手に
苦渋の選択を強いることができるかもしれない。
宣言したカードが相手の手札にある場合はそのカードを捨て、ない場合は自分の手札をランダムに1枚捨てる通常罠。
相手の手札にある筈もないカードを宣言することで、相手の手札を確認しつつ「暗黒界」モンスターの効果に繋げられる。
ランダムなのは気がかりだが、フリーチェーンで
暗黒界の龍神 グラファの除去効果を発動できると捉えるとかなり強力。
なお、相手の手札を捨てるという本来の使い方も可能ではあるのだが、タッグフォースのシステムの都合上、そちらを狙うと非常に面倒なことになる。
相手の通常魔法の効果を「相手はランダムに手札を1枚捨てる」に変える通常罠。
相手の通常魔法を封じつつ、「暗黒界」モンスターの効果に繋げられる。
自分の手札を捨てるだけならこのカード以上に有用なカードがあるが、このカードの場合は「相手の効果で捨てられた」ことにできるので、「暗黒界」モンスターの追加効果に繋げられるのが強み。
ただ、捨てるカードは自分で選べず、ライフコストも必要とするので、使いどころが難しい。
追加効果の発動意義が大きい「暗黒界」モンスターを複数採用している場合でもない限りは、
魔宮の賄賂を使う方がいいだろう。
闇属性モンスターをリリースすることで特定のカードを全て破壊する通常罠。
魔のデッキ破壊ウイルスは攻撃力1500以下のモンスターを、
闇のデッキ破壊ウイルスは魔法・罠カードのいずれかを殲滅できる。
発動のためには攻撃力2000~2500以上の闇属性モンスターをリリースする必要があるが、容易に蘇生できる
暗黒界の龍神 グラファを擁するこのデッキでは、リリース役には困らない。
低攻撃力のモンスターや魔法・罠カードに依存しているデッキ相手には、壊滅的な損害を与えられるだろう。
相手によって効力が大きく異なるため、基本的にはサイドデッキから投入することになるが、
漆黒のズムウォルトによる1ターンキルを妨害する罠カードを殲滅できる
闇のデッキ破壊ウイルスなら、最初からデッキに入れておくのも悪くない。
自分が手札を捨てる度に相手にも同じ枚数の手札を捨てさせる永続罠。
「暗黒界」モンスターの効果を利用するついでに相手のハンデスまで行えるようになるため、非常に強力。
ただ、まずこのカードを発動することに手間がかかり、発動条件の都合上単に自分が手札を捨てるだけではタイミングを逃して発動すらできない。
幸い、
魔轟神レイヴン、
天使の施し、
暗黒界の取引等で条件を満たせるため、このデッキでは容易に発動できるだろう。
なお、発動して表側表示にすることができたなら、その後は
サンダー・ブレイク等の手札コストを払った時でも相手をハンデスできるようになる。
自分のモンスターの戦闘破壊と自分の戦闘ダメージを防ぐ通常罠。
時間稼ぎの他、
漆黒のズムウォルトの自爆特攻もサポートできるが、それが目的なら、予めセットする必要がなく妨害もされにくい
一時休戦の方が使いやすい。
こちらは自分のモンスターを戦闘破壊から守ることもできるので、
メタモルポットや
氷結界の龍 ブリューナク等との相性がいいのが利点と言える。
これらのモンスターを次の自分のターンまで生き残らせることができるなら、効果の再利用にも繋げられるだろう。
相手の攻撃を無効にして再びセットされる通常罠。
実質的に1ターンに1度攻撃を無効にできるカードになるが、単に攻撃を防ぎたいだけなら、相手モンスター全体に影響する
光の護封剣の方が有用と言える。
また、1ターンキル対策としてもフリーチェーンの
和睦の使者に劣り、
聖なるバリア -ミラーフォース-のように相手モンスターを除去することもできない。
ただ、こちらは奇襲的かつ選択的に使うことができ、放置しておいても攻撃は行えることから除去対象にはなりにくいので、意外な活躍を見せることもある。
漆黒のズムウォルトとの相性も良く、相手のターンでの戦闘ダメージを回避しつつ、返しのターンで攻撃モンスターを利用したデッキ破壊を狙える。
手札を1枚捨てることで、自分が受けるダメージを回復に変換する通常罠。
手札は効果ではなくコストとして捨てるので、「暗黒界」モンスターの効果には繋げられないが、いざという時の延命手段として使える。
漆黒のズムウォルトの自爆特攻と組み合わせるのも有効だが、それだけが目的なら手札コストのない
一時休戦等の方が使いやすく、
ゼロ・スプライトを併用した大きな戦闘ダメージが発生する自爆特攻なら、それが通った時点で自分の勝利が確定していることも多い。
効果で捨てられている必要のない「魔轟神」モンスターを採用する場合に併せて採用できるかどうかといったところか。
手札を1枚捨てることで、フィールドのカード1枚を破壊する通常罠。
手札は効果ではなくコストとして捨てるので、「暗黒界」モンスターの効果には繋げられないが、フリーチェーンの除去カードはやはり強力。
効果で捨てられている必要のない「魔轟神」モンスターを手札コストにできれば無駄がない。
特殊召喚されているレベル6以上のモンスターの攻撃と効果の発動を封じる永続罠。
相手のシンクロモンスター等を封じつつ、
漆黒のズムウォルトによるビートダウンやデッキ破壊に繋げられる。
ただ、自分の
暗黒界の龍神 グラファも攻撃できなくなってしまうのは厳しい。
ランク4のエクシーズ召喚を中心にした場合は影響を受けずに済むが、シンクロ召喚との相性が悪いことも含め、やはりパワーダウンは否めないだろう。
シンクロ召喚を主軸とするデッキを相手にした場合なら、サイドデッキから投入できるかもしれない。
自身以外のフィールドの罠カードの効果を無効にする永続罠。
必須カードと呼べる罠カードがないため、罠カードをこのカードだけにするという構築も考えられる。
漆黒のズムウォルトによる1ターンキルをサポートできる他、
マクロコスモスや
王宮の弾圧等の苦手とする罠カードをまとめて封じることも可能。
ただ、罠カード封じなら、他の罠カードとも併用できる
闇のデッキ破壊ウイルスでも行えるため、単体で永続的に機能する点や、罠カードの発動を封じられる点を活かしたい。
相手の墓地のモンスター1体を相手フィールドに守備表示で特殊召喚する通常罠。
漆黒のズムウォルトの的を用意できる。
ただ、相手の墓地に依存する上に、ほぼ
漆黒のズムウォルトの専用カードになってしまうので、かなり腐りやすい。
他に使い道がないわけではないが、どれもピンポイントなので、採用は厳しいだろう。
自分の墓地のチューナー1体を効果を無効にして特殊召喚し、相手フィールドに「ギフト・デモン・トークン」2体を守備表示で特殊召喚する通常罠。
ダークチューナーを蘇生しつつ、
漆黒のズムウォルトの的を用意できる。
「ギフト・デモン・トークン」の攻守は1500しかないが、
ゼロ・スプライトと併用すれば、合計30枚のデッキ破壊に繋げることも可能。
ただ、このコンボ以外での使い道に乏しく、
ゼロ・スプライトの併用を前提とするなら、的として適したモンスターは他にいくらでもいるだろう。
モンスターを殆ど展開してこないデッキが相手なら活躍できるかもしれない。
このデッキの戦術
メタモルポット等で墓地肥やしと手札増強を同時に行いつつ、
暗黒界の龍神 グラファや
漆黒のズムウォルトを展開していく。
上手くデッキが回った時の爆発力は凄まじく、相手フィールドを殲滅した上で総攻撃力が8000を超えることや、数十枚ある相手のデッキをまとめて墓地に送ってしまうこともある。
暗黒界の龍神 グラファの攻撃力を超える攻撃力を持つモンスターはまず出せないため、戦闘力という意味では他のビートダウンデッキに劣るのだが、
漆黒のズムウォルトを警戒した相手は高攻撃力のモンスターの展開に二の足を踏むことになるため、結果として戦闘面で優位に立てることも少なくない。
リスクを承知で相手が高攻撃力のモンスターを展開してきた場合でも、こちらはそれを無理に突破する必要はなく、デッキ破壊に切り替えることもできるので、柔軟に戦っていける。
デッキを削れない場合はライフを、ライフを削れない場合はデッキを削っていけばいい。
このように、ライフとデッキの両方を0にできる応用力の高さがこのデッキの最大の強みである。
デュエルの勝利手段はどれか1つに絞るのが常識とされているが、このデッキはビートダウンとデッキ破壊を無理なく両立できる稀有なデッキであり、器用貧乏というわけでもない。
二兎を追って二兎とも追い詰めてやろう。
このデッキの弱点
また、弱点と言うと語弊があるが、こちらの戦術の都合上、あまり戦いたくないデッキも存在する。
まず、ライフとデッキのどちらを狙う場合でも攻撃を行う必要があることから、デッキ破壊を行うデッキにしては珍しく、攻撃を封じるカードを多用してくる相手は苦手である。
相手のデッキを墓地に送るという行為も、相手に墓地アドバンテージを稼がせることと同義であるため、墓地のカードを積極的に活用するデッキが相手だと自分の首を絞めることにもなってしまう。
特に【暗黒界】デッキ相手に
手札抹殺や
メタモルポットを使ってしまっては、もう目も当てられない。
尤も、エクシーズモンスターの存在から
レベル制限B地区等はそこまで苦にせず、【終焉のカウントダウン】等の低速のデッキが相手であれば、
DTカオスローグの効果だけでもデッキを削り切れなくはない。
また、デッキを回す過程で墓地を肥やせるのはこちらも同じであり、【暗黒界】デッキ同士のミラーマッチが苦手なのもお互い様と言える。
このデッキの派生
上記したように採用候補となるカードがかなり多いことから拡張性にも優れ、サイドチェンジによって戦術をガラリと変えることも可能。
ビートダウンとデッキ破壊の折衷型がこのデッキの基本形だが、以下のような特化型の構築にするのも悪くない。
デッキ破壊要素を捨て去り、【暗黒界】デッキとしてビートダウンを行う構築。
空いた枠には除去カードを入れるといいだろう。
無論、最初から特化している本家【暗黒界】デッキと比べるとどうしても劣るので、サイドチェンジ用の構築と言える。
相手が用意した
漆黒のズムウォルト対策を無駄にできるのが強み。
強制接収や
王家の生け贄等で積極的にハンデスを行い、デッキ破壊と合わせて相手の戦術をズタズタにする構築。
ウイルスカードとの相性も非常に良く、
メタモルポットの効果等で相手がドローしたカードを片っ端から潰していける。
性質上、特定のカードに依存しているデッキやコンボデッキ相手には無類の強さを見せるが、単体でも機能するカードを多く投入している相手には殆ど効果がない。
勝利に直結しない戦術であることから、こちらのデッキパワーが落ちてしまうのも欠点と言える。
平和の使者、
超古代生物の墓場、
御前試合等のロックカードを多用する構築。
相手の行動を封じつつ、
漆黒のズムウォルトによる1ターンキルを虎視眈々と狙っていく。
確実性こそないものの、
サイクロン等の除去カードをデッキ破壊によって墓地に送ることもできるため、ロックの強度は案外高い。
性質上、安定性は高まるものの、その分だけ回転力や展開力は犠牲になる。
メタ要素も含むため、相手によっては用意したロックカードが全く通用しないのも困りどころ。
サンプルレシピ
最終更新:2022年06月26日 15:30