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「おいでませ幻想郷」(2010/01/30 (土) 00:08:30) の最新版変更点
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────世間が浮かれる12月の聖夜。
まぁ、俺には殆どと言っていいほど関係は無くて
しいて言えば店を訪れる客層が変化するぐらい。
バイトも終わり、携帯の時計は12時になろうとしていた。
雪は降らずとも暦の上でも冬、寒く鋭い風が吹きすさぶ
街を彩るイルミネーションの明かりも大通りから逸れれば届かない。
大通りから外れたこの道は、夜間でも交通量が多く、歩道橋も設置されていないため
多くの歩行者から嫌われていた。
生憎の赤信号。
明日は久しぶりの休み。
起きたら何をしようかな
そんな思いにふけていると、信号が変わった事を知らせる音楽が流れ始めた。
ふと、何気ない変化に気づく
いつもなら深夜帯にも交通量の多い道。
珍しい事に今は信号待ちの車が見当たらなかった。
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街灯に照らされた白い線を渡る。
向こう側まで数センチ、ほんの数歩分だった。
「────っ!?」
側面から突如飛び込む閃光。
振り向く時には時遅く、その体は宙を舞っていた。
永遠にも感じられる永い時を経て、俺は地面へと叩きつけられる。
激痛────
そして
朦朧とする意識────
俺...死ぬのかな...
今までの記憶が蘇る、これが走馬灯って奴らしい。
意識を保つ力も無く、視界が暗闇に包まれる.....
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--世間が浮かれる12月の聖夜。
まぁ、俺には殆どと言っていいほど関係は無くて
しいて言えば店を訪れる客層が変化するぐらい。
バイトも終わり、携帯の時計は12時になろうとしていた。
雪は降らずとも暦の上でも冬、寒く鋭い風が吹きすさぶ
街を彩るイルミネーションの明かりも大通りから逸れれば届かない。
大通りから外れたこの道は、夜間でも交通量が多く、歩道橋も設置されていないため
多くの歩行者から嫌われていた。
生憎の赤信号。
明日は久しぶりの休み。
起きたら何をしようかな
そんな思いにふけていると、信号が変わった事を知らせる音楽が流れ始めた。
ふと、何気ない変化に気づく
いつもなら深夜帯にも交通量の多い道。
珍しい事に今は信号待ちの車が見当たらなかった。
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