憂「こんにちは紬さん」
唯「ムギちゃんお出かけ?」
紬「用事が終わってお散歩してたの~」
唯「じゃあ、一緒にお散歩しようよ」
紬「嬉しいわ~」
憂「紬さんは普段どんな事してるんですか?」
紬「普段は家の事で色々忙しいの」シュン
憂「何かすいません…」
紬「憂ちゃんいいのよ~」
唯「じゃあ、今日は楽しもうよ!ねっ憂」
憂「うん!楽しみましょう」
紬「楽しみだわ~」
唯「3人で歩く時はこうするんだよ」ギュッ
紬「手を繋ぐの?」
憂「はい、そうですよ」ギュッ
唯「子供の頃にね私と憂と和ちゃんはこうやって歩いてたんだ」
紬「何だか楽しくなるわね~」
唯「あっ!川があるよムギちゃん行ってみようよ」
紬「うん」ニコッ
憂「お魚が泳いでるね」
紬「あれは何?」
唯「ザリガニだよムギちゃん」
紬「ザリガニ?」
憂「こういう小川の石の下とかに居るんです」
紬「凄い!初めて見たわ~」
唯「ムギちゃん、ザリガニ釣りした事ある?」
紬「ないけど、楽しそう」
憂「やってみますか?」
紬「やってみたいけど難しそう…」
唯「簡単だよ~家に材料取りに行こうよ」
平沢家
唯「材料はこれだよ」
紬「割り箸 タコ糸 ちくわ?これだけで釣れるの?」
憂「はい、大丈夫ですよ」
紬「私、やってみたい!」
唯「うん!じゃあ戻ろうよ」
小川
唯「先ずは割り箸にタコ糸をくくりつけて竹輪を結んでみて」
紬「こう?」
憂「はい、それからザリガニが居る場所に垂らしてみて下さい」
紬「うん」ぽちゃっ
ザリガニ「?」ツンツン
唯「まただよムギちゃん」
ザリガニ「…」ガシッ
憂「今です!」
紬「それっ!」
唯「釣れた!釣れたよムギちゃん!」
紬「やったわ~」
憂「紬さん、良かったですね」
紬「唯ちゃんと憂ちゃんのお陰だわ~」
唯「私もやろう♪」
憂「私も♪」
紬「凄いわ二人とも!どんどん釣れるわ~」
律「あれっ?唯と憂ちゃんとムギか?」
澪「本当だ何か楽しそうだな」
律「行ってみようぜ」
律「おーい何やってんだ?」
唯「あ~りっちゃんと澪ちゃん」
憂「澪さん、この間はご馳走様でした」
澪「こちらこそ楽しかったよ憂ちゃん」
律「あっ!そういえば2人で遊んだって言ってたな」
澪「何してるんだ?」
唯「ザリガニ釣りだよ澪ちゃん」
澪「見えない聞こえない」
律「楽しそうじゃん!私もやりたい」
唯「いいよ~はいっ」
律「おうっ!サンキュー」
紬「りっちゃん、澪ちゃん見て見て私ねこのザリガニ釣ったのよ」
律「すげぇじゃねぇかムギ!」
澪「凄いよムギ!」
梓「あれは先輩達と憂?」
純「本当だ何か楽しそう」
梓「先輩」
律「おう、梓」
純「何をやってるんですか?」
唯「ザリガニ釣りだよ純ちゃん」
紬「とっても楽しいわ~二人もやってみましょう」
梓「懐かしいですね」
純「やってみたいです」
唯「じゃあ、はいっ」
澪「私もやってみる何か怖いけど…」
梓「女子高生7人が小川でザリガニ釣りって何とも言えない図ですよね」
純「確かに…でもたまには良いじゃん」
澪「わっ!釣れた釣れた!りつぅ~取って取って」
律「わかったわかった騒ぐなって」
純「面倒臭そうに言いながらもやってあげるんですね」
梓「律先輩は澪先輩に頼られたら本当は嬉しいからね」
律「何だと―こうしてやる!」もふもふ
純「ひぇぇ~」
律「梓には唯の代わりにこうだ!」ダキッ
梓「うわっ!もう///」
澪「りつぅ~早く早く」
梓「ほらっ澪先輩が呼んでますって」
律「ちっ!これくらいにしてやるぜ」
憂「仲良いですね」クスッ
紬「言いたい事を言い合えるって素晴らしい事だと思うわ~」
唯「だよね~でも、不思議だよね」
憂「何が?」
唯「だって~みんな楽しい事に吸い寄せられるように集まったんだもん」
梓「みんなで遊んだら楽しいからですよ」
純「何となく楽しい事がありそうでここに来ちゃったもんね」
澪「うん、私達も急に行きたくなったんだ」
律「不思議だよな~」
紬「神様が集まらせてくれたのよ~」
憂「仲間が集まったら何をしていても楽しいですね」
律「しかし、随分釣れたな」
紬「逃がしてあげましょう」
唯「あっ!ムギちゃん、あそこに大きなザリガニが居るよ」
澪「本当だ…ボスかな?」
梓「かもしれませんね!どのザリガニより大きいです」
純「強そうだな…」
律「行け!ムギ!最後にあのボスを釣り上げようぜ」
紬「うん!」
唯「まだだよムギちゃん」
憂「もう少しです」
律澪唯梓純憂「今だ!」
紬「それっ!釣れたわ~」
唯「あっ…このザリガニ」
憂「片方のハサミが使えないんですね」
律「こんなにデカイのに可哀想だよな」
澪「なぁ、ムギ他のザリガニは逃がしてこのザリガニは飼ってやらないか?」
梓「無理ですか?ムギ先輩」
紬「そうね~お医者様に見せて治して貰うわ」
純「良かったねザリガニ君」
唯「ムギちゃん、名前つけてあげようよ」
紬「うーん…ザリ助なんてどうかしら?」
憂「可愛いと思います!」
律「良かったなザリ助」
澪「ムギみたいな優しい人に飼われるなんて幸せだぞザリ助」
梓「ザリ助も喜んでる感じですね」
純「このー幸福者」
紬「これから宜しくね~ザリ助」
ザリ助(女の子なんだけど…)
律「何かずっとじっとしてたら暴れたくなってきたぜ!」
唯「私もだよ!りっちゃん」
憂「私もです!」
紬「運動しましょう~」
澪「鬼ごっこしよう!」
梓「澪先輩とは思えない提案ですけど、やりたいです!」
純「皆さん元気ですね…私も参加します!」
和「あら、貴女達何やってるのよ?」
唯「和ちゃん!和ちゃんも鬼ごっこしようよ」
和「高校生にもなって鬼ごっこって…」
律「あら?優等生の和ちゃんは鬼ごっこ苦手なのかな?」
和「何ですって?この鬼ごっこの鬼神と呼ばれた私に随分と舐めた事を言うのね律?」
律(おい、本当かよ唯)
唯(本当なんだよりっちゃん)
澪「じゃあ、始めるぞ!」
紬「何だかわくわくするわ~」
梓「鬼ごっこの鬼神…」
純「ふふっ…鬼ごっこの悪魔と呼ばれた私のライバルになりますね会長」
憂「純ちゃん本当?」
純「すいません嘘です」
律「嘘かよ!」
唯「あはは」
和「ジャンケンで鬼を決めるわよ!」
和純憂梓律唯紬澪「ジャーンケーンぽんっ!」
和「私が鬼ね、みんな全力で逃げなさいよ?」
律「よっしゃ!始めるぜ」
唯「和ちゃん勝負だよ」
憂「手加減しませんよ!」
紬「最後まで逃げ切るのは私よ~」
澪「いや、私だぞムギ」
梓「やってやるです!」
純「それ逃げろー」
わーわーキャーキャー
律「ぜぇぜぇ…もう走れねぇ」
澪「はぁはぁこんなに走ったのって何年振りかな…」
唯「楽しかったよぉ~」
和「はぁはぁ私の腕も落ちたわね…」
憂「もう無理です…」
紬「私はまだ大丈夫よ~」
純「何だかスッキリしました」
梓「汗でびしょびしょです…」
唯「そろそろ帰ろうよ」
律「そうだな、また明日な」
紬「うん♪また明日」
澪「筋肉痛になりそうだな」クスッ
和「それも心地よいかもよ」
梓「動けるかな…」
憂「大丈夫だよきっと」
純「たまには良いよね、こういうのもさ」
唯「じゃあ、みんなバイバイ」
最終更新:2013年03月06日 22:29