フィールド
唯「りっちゃん隊長!応答願います、ドーゾ!」
澪「唯、律はトイレに行っているらしいから、ちょっと待っててくれないか?」
唯「了解!じゃあ、りっちゃんが帰ってきたら、呼んでもらっていい?」
紬「わかったわ」
唯「とりあえず、さっき行ってない方向にでも行ってみよう」
…
唯「もう!りっちゃんたら遅いわねえ、何をしてるのかしら!?ぷんぷん」
澪「唯、そういうセリフは他人の前では言わない方がいいぞ。特に『ぷんぷん』は、な。
にしても律のやつ、遅いな…あっ、ようやく帰ってきたな。おーい律、唯が呼んでるぞ」
律「悪い悪い、ちょっと自分の部屋に戻ってたからな。唯、待たせたな」
唯「りっちゃーん、岩山の洞窟ってどこ?」
律「お前がさっき死んだ橋があっただろ。そこを渡ったら見える、高い岩山の裏側の方だ」
唯「わかったー、行ってみるねー」
律「場所なら、ムギに聞いてもよかったんじゃないか?なぁムギ…って、いねぇ!」
澪「今度はムギがトイレの番じゃないのか。それに今なら弱いモンスターしか出ないところを
しばらく通過することになるだろ。席を外すタイミングを見計らっていたんじゃないのか?」
唯「よーし、橋を通過して山地の高台に…あの岩山の裏側だね。海側の平地に向かって、
林を通り抜ければいいのかな?」
魔法使いがあらわれた!コマンド!
唯「レベル9だし、そのまま攻撃でも大丈夫だよね。えい!」
ゆいのこうげき!
魔法使いに17ポイントのダメージ!!
魔法使いを倒した!
唯「うん、大丈夫!」
唯「岩山の裏側は…ずっと林が続いているみたいだね。平地は海ぞいにしかないね。
もう少し南側からなら見えるかなぁ?あっ!あっちに山地の高台を発見!
あそこに登れば見えるかもしれないね。よーし!」
…
澪「律、岩山の洞窟には何があるんだ?」
律「戦士の指輪と、ステータスを上げる種と、鉄の盾だったかな。あとは1/16の確立で、
死の首飾りが手に入るのさ」
澪「でも、宝箱等のグレードが『1質素』でFC版程度の中身だろ?種はないはずだし、
他のアイテムも一部は違うんじゃないのか」
律「そうだなぁ、戦士の指輪はリムルダールの戦士との会話に関係するから、たぶんある。
死の首飾りは呪いアイテムだから、これもたぶんある。鉄の盾は…期待できないな」
紬「ゴールドも、さっきみたいに小額なんじゃないかしら」
律「そんな感じがするな。ところでムギ、ちょっと電源かしてくれ。携帯の充電が足らないんだ。
充電器も持ってきたし」
紬「いいわよ」
澪「律が自分の部屋に戻っていたのは、それを取りに行ってたのか…」
唯「ふーっ、結構距離があるんだね。ここが登れる一番高いところかな?
さっきの林、真ん中が紫色の沼地だ。あれは毒の沼地だよね…。
あっ!右の方向に平地を発見!なんか怪しい!行ってみよう!」
…
澪「ところで、その死の首飾りって、手に入れただけで呪われるのか?」
律「いやいや、身につけたら呪われるのさ。ラダトーム城に入れなくなる。
身につけなかった平気さ。結構高値で売れるんだぜ。1,000G以上の値が付くはずだ」
紬「それを売れば、ゴールドが稼げるわけね」
律「そうだ。でも、死の首飾りを手に入れるにはコツが必要なんだよな」
澪「コツ?」
唯「りっちゃん隊長!応答願います、ドーゾ!」
律「唯か?何だ?」
唯「岩山に囲まれてる場所の奥に、洞窟の入口を発見しました!」
律「それが岩山の洞窟だ。中にいるモンスターは今のレベルなら楽勝だから、頑張って行ってみろ」
唯「了解です!ふんす!」
…
澪「唯、岩山の洞窟の入口を無事探し出せたな」
律「ディスプレイで見ている私たちには、場所の特定は簡単なんだけどな。でも、
それを簡単に教えるとつまらないよな。私も、自力でマイラやリムルダールに行ったんだしな」
紬「でも、唯ちゃんの探し方はりっちゃんの探し方と似ているわよ」
律「そりゃ、私がお手本を見せているからな!」
澪「唯の方が先にプレイしてただろ。唯も高台から見下ろしたりもしてたじゃないか」
律「あれ?そうだっけ?」
澪「それに、律はクリア経験があるから、大まかなマップ構成も頭に入っているだろ。
唯はそれがないから、その分ハンデに…いや、律の方にアドバンテージがあるんだ」
岩山の洞窟 B1F
唯「えーっと、たいまつは…」
律「おーい唯、たいまつは使うな!レミーラだ。レミーラの呪文を使え!
それで見えるようになるんだぜ。たいまつより明るいぞ」
唯「そうなの?じゃあやってみるね。レミーラ!」
ゆいはレミーラを唱えた!
唯「おおっ!すごく明るいよ、りっちゃん!で、どっちに行けばいいの?」
律「確か…えーっと、左回りに進んでいって、右に…じゃなくて東向きになったら、
ずっと奥の壁を目指すんだったかな?ともかくひたすら東に行ってみろ」
唯「ラージャー!」
…
澪「律、レミーラがあるんだったら、何でさっきたいまつを3つも買っていたんだ」
律「それがさっき言った『コツ』なんだよ」
紬「死の首飾りのこと?」
律「そうだぜ」
唯「道なりに東、ひがし。分かれ道があっても東…りっちゃーん、ここが奥っぽいところ?
南にまっすぐの道がずーっと続いているけど」
律「たぶんそこだろうな。そのまま南にしばらく進んでくれ。うんそうだ。
その分かれ道で…西に行ったら水溜りみたいなのがあるはずだ」
唯「西だからこっちだね…。りっちゃーん、水溜り見えるよー」
律「その水溜りの奥の方に宝箱があるから、拾っとけ」
唯「りょーかいです!」
…
澪「律、さっきからなに携帯を見て…あっ!その携帯!昔持ってたやつだろ。
律が初めて買ってもらった携帯だよな。たしか、N900iSだったよな?」
律「さっすが澪しゃん、よく覚えてるわね~。ポチポチ…」
澪「なんで通話もメールもできないそれを持ってきたんだ?」
律「唯にアドバイスするためなのさー。…ポチポチ…」
紬「なるほどね。携帯アプリを見ているのね」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!薬草を見つけた!
ゆいは薬草を手に入れた。
唯「腰のベルトについている袋が重い。いっぱいになってるのかな?
あっ、袋を触ってたらアイテム一覧が出てきた!」
…
律「薬草か、しょぼいな。ないよりはマシってことだろうな」
澪「アイテム一覧が表示されてるな。薬草の横に数字が出ているってことは、
ドラクエⅠでは薬草は、魔法の鍵と同じように別枠で複数持てるのか?」
律「その通り。鍵と同じで6つまで持てるぜ。もっとも、そんなに薬草は使わないんだけどな」
澪「でも、他のアイテムはもう持てそうになさそうだな」
紬「アイテム欄いっぱいになっちゃってるけど、大丈夫なの、りっちゃん?」
律「いざとなれば、たいまつを捨てればいいんだ。たいまつは8Gの最安アイテムだからな。
それより、今はアイテム欄がいっぱいになってた方が好都合なんだぜ」
唯「りっちゃーん、水溜りの南側に道があるけど、こっちに行けばいいの?」
律「それであってるぞー。その道に入ったら、今度は北向きに進むんだ」
唯「りょーかい!」
…
メーダがあらわれた!コマンド?
律「唯、この洞窟のモンスターは、ひたすら攻撃で倒してくれ。MPを節約するんだ」
唯「ラージャー!」
岩山の洞窟 B2F
唯「りっちゃーん、下の階に来たよー」
律「まずは南側の道をずーっと南に進んで見てくれ」
唯「ラージャー!」
…
ドラキーマがあらわれた!コマンド?
唯「また違う色のドラキーだ!このモンスターもひたすら攻撃でOKだよね。えーい!」
ゆいのこうげき!
ドラキーマに16ポイントのダメージ!!
ドラキーマはホイミを唱えた!
ドラキーマの傷が回復した!
唯「えーっ、ホイミされたよ。これじゃ攻撃のやり直しだよ」
澪「ホイミするモンスターが相手だと厄介だな。せっかく攻撃しても帳消しになるし」
律「ベホイミするモンスターの方が、もっと厄介だぜ。もっと後に出てくるんだけどな」
紬「でも、ずっとホイミし続けるわけでもないし、根気よく戦うしかないわね」
律「そうだな。モンスターにもMPに制限があるから、延々とホイミってことはないしな。
Ⅰにはマホトラがないからその点は安心だ。Ⅰはマホトーンがよく効くから、
マホトーンで呪文を封じる方法もなかなか良いんだぜ」
ドラキーマをやっつけた!
20ポイントの経験値をかくとく!25ゴールド手に入れた!
唯「りっちゃん、南側の突き当たりから左側に道が続いてるけど、そのまま行けばいいの?」
律「そうだ、そのまま壁伝いで…左回りだな。左回りで進めば、宝箱のある部屋の一つに着くぜ」
唯「左回りだね!りょーかい!」
…
ドロルがあらわれた!コマンド?
唯「あはははは!このモンスターなんか変!」
律「唯、笑ってないでさっさと戦えよ。こいつは動きは遅いがHPが高いから、
倒すにはまず2ターンかかると思っとけ」
…
澪「魚の頭を引き伸ばしたような、深海魚に手足が生えているような…
確かに変な画像のモンスターだな」
紬「こういうのをキモカワって呼べばいいのかしら?」
澪「いや、かわいくはないと思うぞ…」
ドロルをやっつけた!
18ポイントの経験値をかくとく!30ゴールド手に入れた!
唯「さてと、左回り左回りに…あった!
ここだね!4ヶ所も灯りが立ててあって、その真ん中に宝箱があるよ。
なんか、いかにもいい物が入ってそうな感じだよね。それじゃあさっそく…」
ゆいは宝箱を開けた。しかし宝箱はからっぽだった。
唯「あれー?ねぇりっちゃーん、何も入ってないよー」
律「何ぃ!隣の宝箱はどうだ?」
ゆいは宝箱を開けた。しかし宝箱はからっぽだった。
唯「りっちゃーん、こっちも何も入ってなーい」
律「こりゃひどいな、収穫ゼロか。この部屋は元々は種が2つあるはずなんだよな」
澪「『1質素』だと種が出ないから、この部屋の宝箱はからっぽにされたんじゃないのか?」
紬「そうかもしれないわね」
律「唯、気を取り直して次の部屋に移動しようぜ。部屋を出て北の方向だ。二つ部屋があるぜ」
唯「ラージャー!」
唯「りっちゃーん、新しい部屋を見つけたー。この部屋、赤じゅうたんが敷いてあるよ。
それに、なんか変な像が4つもあるよ」
律「たぶん、そこに戦士の指輪があると思う。その奥の宝箱を開けてみ」
唯「これもからっぽだったらガッカリだよね…」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!戦士の指輪を見つけた!
唯「これが戦士の指輪だね。なんかカッコイイ指輪!」
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「あっ、そうだった。持ち物がいっぱいだったよ。でも、指輪ってこんなに小さいのに、
これ以上持てないってなるのも、なんか変だよね」
律「唯、HPもだいぶ減っているし、薬草を使ってしまってアイテム欄を空けようぜ」
唯「そうだね。でも、宝箱の中身を取らないことにするには、どうするのかなぁ?
宝箱を閉めればいいのかな?よいしょっと」
戦士の指輪をあきらめた。
唯「あっ、宝箱を閉めたらキャンセルになるんだね。じゃあ薬草を使うね!
これって、葉っぱの包みの中身を飲めばいいのかな?」
唯は薬草を使った。唯の傷が回復した!
唯「なんだろ?美味しくも不味くもない変な味だね、これ。薬の味っていえばそうかもだけど」
律「唯、薬草の味の品評は別にいいから、さっさと指輪を取ろうぜ」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!戦士の指輪を見つけた!
ゆいは戦士の指輪を手に入れた!
律「OK!唯、この部屋の隣にもう一部屋あるはずから、そっちにも行ってみようぜ」
唯「イエッサー!」
…
澪「ムギ、このゲームでは視覚・聴覚・触覚に加えて、味覚も感じられるのか?」
紬「一応薬草とステータス用の種の味のために、味覚も感じられようになっているのよ。
でも、人間の味覚ってすごく繊細だし、舌に微弱電流を流しているわけでも無いから、
細かい甘い辛いとかは再現できないみたいなの。とりあえず何か味がするって程度なのよ」
唯「こっちの部屋も、4ヶ所灯りが立ててあって、その真ん中に宝箱があるよ。
ひょっとして、またからっぽの宝箱なのかな?」
ゆいは宝箱を開けた。115ゴールドを手に入れた。
唯「よかったぁ。ちゃんと入っていたよ」
…
律「ようやくマシなゴールド額が手に入ったな」
紬「そうね。今のところの最高金額じゃないかしら」
澪「でも、この洞窟でモンスターを数匹倒したら、そのくらいの額になるんじゃないのか?」
律「そうだな。唯はここまで出てきたモンスターを全部倒しているから、
だいぶゴールドもたまってるだろうし、115ゴールドなんてはした金にしかならないよな」
唯「りっちゃーん。あと他に行く部屋ってあるのー?」
律「まだあるぞー。その部屋からまた左回りで進んでいくと、
右側に宝箱が見える部屋が2つあるんだ。その宝箱を回収したらこの洞窟は終了だ」
唯「わかったー。また左回りに進むんだね」
…
律「たぶん、どっちかの部屋の宝箱に死の首飾りが入っていると思うんだ。
でもな、死の首飾りは出ないことの方が多い」
澪「出ない?」
律「死の首飾りが出る確率は1/16だ。残りの15/16は、たいまつが出るんだ。つまり運なんだよ。
そこで、死の首飾りを確実に手に入れるように、ちょっと手をかけるのさ」
紬「それが、さっき言ってたコツなのね」
唯「りっちゃーん、宝箱あったよー。さっそく開けてみるねー」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!たいまつを見つけた!
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「たいまつかぁ。たいまつなら、たいまつを捨ててたいまつを手に入れても変わらないよね」
律「ストップ、唯!その宝箱の中身がたいまつだったら、必ずあきらめるんだ」
唯「そうなの?じゃぁ、持ってるたいまつを使えばいい?」
律「違う違う!あきらめて、もう一度開く。それでもまたたいまつが出てきたら、またあきらめる。
これを繰り返して、たいまつじゃないものが出てくるまで続けるんだ」
唯「なんだかよく分からないけど、とりあえずそうしてみるね」
たいまつをあきらめた。
ゆいは宝箱を開けた。なんと!たいまつを見つけた!
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「またたいまつだー。じゃああきらめるっと」
たいまつをあきらめた。
唯「んで、もう一回開けるっと」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!たいまつを見つけた!
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「たいまつなのでやり直しっと」
たいまつをあきらめた。
澪「そうか、普通宝箱を開けたら中のアイテムを取ることになるけど、
持ち物がいっぱいだと宝箱の中身を取らずに済ませることができるから、
それを繰り返して目当てのアイテムを取るってことなんだな」
紬「それで、さっきたいまつを3つも買っていたのね」
律「そういうことだ。死の首飾りの売値に比べたら、たいまつなんてはるかに安いものだからな」
澪「でも、1/16の確立だけあって、なかなか出てこないな」
律「ここは出てくるまで、根気よく待つ!」
澪「待つの?」
律「待つ!」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!死の首飾りを見つけた!
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「うわー、なんか変なのが出てきたぁ。りっちゃーん、死の首飾りってこれのこと?」
律「そうだ。よーし、たいまつを捨てて、その死の首飾りをゲットだ!」
唯「ラージャー!」
ゆいはたいまつを捨て、死の首飾りを手に入れた!
律「あとは隣の部屋にも宝箱があるはずだから、それを回収して終了だな」
唯「隣の部屋だね。りょーかい!」
…
メトロゴーストがあらわれた!コマンド?
唯「なんかこのゴースト、顔色悪いよね。とりあえず攻撃!えいっ!」
メトロゴーストをやっつけた。
15ポイントの経験値をかくとく!
パパパパッパッパッパーン♪
ゆいはレベル10に上がった!
力が5ポイントがった!素早さが9ポイント上がった!みのまもりが4ポイント上がった!
最大HPが3ポイント増えた!最大MPが4ポイント増えた!
マホトーンの呪文を覚えた!
19ゴールドを手に入れた!
唯「やった!レベルアップだ!なんか、いつのまにかゴールドもたまってきてるね。
そうそう、隣の部屋の宝箱を…あったあった。さっそく開けてみよう」
ゆいは宝箱を開けた。17ゴールドを手に入れた。
唯「あれっ!?これだけ?さっきのモンスターよりゴールドが低いよ…」
最終更新:2013年04月07日 00:50