さわ子「ムギちゃんチュウウゥゥッ」チュッ
紬「キャ!?えっ?///」
さわ子「少しイジワルしたからバランスをとってみたわ」エッヘン
律「さわちゃんの辞書には不可能という文字だけでなく常識という文字も無いな」
唯「あと恥じらいとか」
梓「男、彼氏、恋人という文字も無いです」
さわ子「あるわよっ!あったのよ!」
澪「そして余裕という文字も」
さわ子「澪ちゃん」ムチュウゥ
澪「ん゙~っ!?」ジタバタ
さわ子「少しイジワルされたからバランスとってみたわ」
唯「はい」
さわ子「帰ろ」
澪「うぅ…」
律「やりたい放題だぜ」
唯「ねえ、さわちゃん!」
さわ子「なぁに?」
唯「遊びに行くなら私も連れてってよう」
さわ子「ええ?」
梓「唯先輩、そんなヤツについてったら援交させられますよ」
さわ子「さすがにそんな事せんわ」
唯「実は今日、憂が友達の家にお泊まりするから夜、一人で家にいてもヒマラヤ山脈なんだよ」
紬「ヒマラヤ山脈行ったことあるわ」
澪「別に羨ましくはないな、まったく」
梓「え、憂、誰の家に泊まるんですか?」
唯「友達の家」
梓「私、聞いてないですよ」
澪「それ、お前に報告しなきゃいけない事なのか?」
唯「そりゃ憂にだって、あずにゃん以外の友達くらいいるよ」
梓「唯先輩。唯先輩の目から見て、私とそのコではどちらが憂と仲がいいですか?」
律「嫉妬か」
唯「それでどうかなあ、さわちゃん。自分の分のお金は自分で払うし」
さわ子「う~ん、まあ、いいわよ。私が一円も損しないなら」
唯「やった!」
梓「それでどうなんですか唯先輩」
律「さわちゃん先生、アタシも連れてってください」
さわ子「来い来い」
梓「わたっ、憂っ、ああん…」
さわ子「でも私の車、あなたたち全員は乗らないわよ」
澪「あ、私は別に行かないからいいです」
律「行かねーの?」
澪「昨日、夜更かししたから今日は早めに眠りたいんだ」アファ~ァ
梓「眠りたガールは本当にいたんだ!」
唯「ムギちゃんはどうする?」
紬「楽しそうだから行ってみたいけど、遅くなる時は前もって許可をもらっておかなくちゃいけないから…」
さわ子「じゃあ今、お家に電話してみたら?」
紬「あ、えっと、嫌われてる私もついていってもいいんですか?」
さわ子「私、言っておくけど、けいおん部の中で一番好きなのはムギちゃんよ」
紬「!!」
さわ子「ごめんね、可愛いからついイジワルしたくなっちゃうの」ナデナデ
紬「~♪///♪」
梓「ケッ」
唯「まあ とにかく行こうよムギちゃん!」
紬「うん!じゃあ、家に電話してみる!」ピッ
紬「あっ、もしもし菫?」
紬「うん、そう」
紬「そう」
紬「それでね、お願いがあるんだけれど…」
紬「えっ?」
紬「…まだ何も言ってないのに何故、私のお願いの内容が筒抜けなの?」
紬「……」
紬「菫」
紬「 す み れ 」
紬「3」
紬「2」
紬「1」
紬「……」
紬「机の下に?」カチャ…
紬「ぶち殺したいわブタ野郎が」
紬「……」
紬「まあ、いいわ」
紬「それでね…そう」
紬「影武者」
紬「ハァ?私以外に誰の…」
紬「そう」
紬「そう」
紬「出来るかどうか聞いてるんじゃなくて私は『やれ』と言ってるのよ」
紬「ハァ?」
紬「だったら生やせばいいじゃない」
紬「眉毛生やせばいいじゃない」
紬「そう」
紬「そう」
紬「え?」
紬「それは遠回しに私が結婚出来ないって言いたいの?」
紬「……」
紬「いいわ」
紬「はい死んだ」
紬「そう」
紬「そう」
紬「……」
紬「あぁ、そういう事」
紬「ふーん」
紬「ふふっ、まぁ いいわ」
紬「はい、そう」
紬「そう」
紬「クズが」
紬「じゃあ、そういうアレで」
紬「……」ピッ
紬「遅く帰る許可がおりました~♪」
律「本当に!?」
紬「おりたのよ」
唯「はい」
さわ子「じゃあ定員いっぱいだし梓ちゃんは失格」
梓「それはいいですけど失格扱いされるのは腹立つな~」
律「おい、梓、梓」
梓「あい?」
律「お前、行かないなら澪を家まで送り届けてやってくれ」
梓「家まで?」チラ
澪「zZZ」
唯「あっ、澪ちゃん寝てる!」
紬「姿勢が変わらないし、ちっとも気付かなかった」
梓「でも私、澪先輩の家、行った事ないですよ」
律「大丈夫、そいつ寝てても家と学校の往復は出来るからさ」
唯「すごいべんり!」
澪「zZZ」
律「でも車とか歩行者とか動くものには対応出来ないんだ」
梓「はぁ…」
梓「すごい遠回りになっゃうんですけどまあいいや。面白そうだし」
さわ子「物わかりいいわねえ」
律「よっしゃよっしゃ!そうと決まればもう行こっぜー!」
紬「オー♪」
―帰り道―
澪「zZZ」フラフラ
梓「本当に寝ながら歩いてる…」
みなさん、こんばんわ。
そういうアレで私は澪先輩と二人きりで下校しています。
最初、寝ながら歩く人がいるなんて信じられないなあと思いましたが
やっぱりまだ信じられないので疑いながら一緒に歩いています。
澪先輩は肌がツルツルしてて舐めまわしたくなるようなたまらんメスですが
よく嘘をつく変態です。
先輩の身を案じて健気に家まで送り届ける可愛い後輩を演じつつ
腹の中では警戒心でいっぱい!
これでもし澪先輩が寝てるふりをして私をからかってるだけだとしたら
私は怒ったフリをしながらドサクサに紛れて澪先輩の脚を自然なカタチで舐めようと思うです!
梓「あっ、澪先輩、信号赤ですよ」
澪「」フラフラ
梓「……」
梓「ハッ。車が向こうから…」
ブロロロ
これはチャンスです!
もしも澪先輩が嘘をついているなら、車の接近に気付いてダッシュで逃げざるをえません。
そうすれば嘘はバレる。
私は「後輩の心をもてあそんでヒドイ!!」と堂々とキレたふりをして澪先輩にイタズラじゃないですか!
一方、もしも澪先輩が本当に寝ていたら車にハネ跳ばされて
かなりのダメージを負うでしょう。
そうなればケガで身動き出来なくなった澪先輩を丹念にペロペロできるですよ!
ホアアアアアアアア今日はなんて素晴らしい日なんでしょう!!
ブロロロッ
澪「あぶなっ」サッ
梓「あ、起きてた」
カー カー
(カラスの鳴き声)
澪「……」
梓「……」
澪「……」
梓「み、澪先輩!やっぱり起きてたんだ!また私を騙してたんだ!」
澪「う、うん」
梓「まったく!澪先輩はまったく!」
梓「もう私は怒ったのでペロ
澪「いや、というかお前…私が本当に寝てたらどうする気だったんだ」
梓「え?」
澪「確かに今はお前を騙して寝てるフリしてただけだったよ」
澪「でも、お前…まったく助ける素振りも見せずに…」
澪「私が本当に寝てたら車にハネ跳ばされてたじゃないか!?」
梓「そりゃまあ」
澪「そりゃまあって…怖っ!コイツ怖っ!」
梓「あ、あれ?おかしいな…私はどのタイミングで澪先輩の美脚を舐めるんでしたっけ」
澪「ひっ!?コイツおかしい!!」
澪「だからバツとしてお前の可愛らしい脚を舐めまわすぞ!!」
梓「え、えぇえぇえ!!??」
澪「べろっ…べろっ」
梓「わあぁあぁ!?い、嫌っ…気持ちわるい…!!やめて…助けて…」
―さわちゃんの車―
ブロロロ
律「今頃、澪のやつ、うまくやってるかなあ」
さわ子「何を?」
律「梓を舐めたいんだって。なんか分からんけど」
紬「えっ、えっ。澪ちゃん、梓ちゃんの事好きなの?」
律「いや、好きとか嫌いとかじゃなく、舐めたいらしい」
唯「は~、おとなだね~」
さわ子「大人もそんな事しないけど」
唯「そんな事ないよ。お父さん、よくお母さんにやってるよ」
さわ子「ゴハっ!?」
唯「まあ嘘っぱちだけどね」
さわ子「嘘っぱちかよ!?」
ブロロロ
さわ子「……」
唯「……」
律「……」
紬「……」
律「さわちゃん」
さわ子「…何?」
律「……」
さわ子「…りっちゃん?」
律「……」
律「さわちゃんって、処女なの?」
さわ子「あ?」
さわ子「あぁあぁあぁあぁあ!?」
キキィ
キュキュキュッ
唯「はうっ」
紬「う、運転が乱れて…」
さわ子「ぜぇぜぇ」
律「処女なんだ…」
さわ子「ちが、おま、」
さわ子「答える義務はないっ」
律「そーですねー」
紬「え、さわ子先生、しょ、しょ?」
さわ子「違うって違うって、いやいや、こんな必死に否定する必要もない事だと思うんだけどっ」
さわ子「いきなり何を言い出すのよって話よ!?」
律「いや、いいよ」
さわ子「何がいいのよ!?」
唯「あれ~?でも、さわちゃん、前に彼氏がいたって…」
さわ子「いたわよ!いました!」
律「唯よ」
唯「はい」
律「さわちゃんは答えたくないって言ってるんだし、それでいいじゃないか」
唯「そうだね」
唯「私はちっとも構わないね」
紬「私も~」
さわ子「……なんなのよ」
ブロロロ
さわ子「そういうりっちゃんたちはどうなのよ」
律「まだ、この話題続けるの?」
紬「楽しくて仕方ないのよ」
唯「まるで中学生みたい」
さわ子「ハァハァ」
律「ど、どうした さわちゃん」
さわ子「な、なんか 教え子たちにもてあそばれて乳首…すごい立ってきた…ぁん」
唯「……」
律「……」
紬「……」
さわ子「もちろん嘘よ」
唯「……」
律「……」
紬「……」
さわ子「ハァハァ」
最終更新:2013年06月02日 22:07