No.1
紬「みんなー今日のおやつはモンブランよー♪」

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201X年 2月16日 AM?:??

澪「まったく、朝練やるから来いっていったのは律なのに結局私より来るのが遅いんじゃないか…」ガチャ

澪「はぁ、誰かくるまで練習でもしてるか…」スタスタ

ガサッ

澪「!?」

澪「い、いま食器棚の後ろから音がしたような…」

澪「き、気のせいだよな…」

澪「…」

澪「い、一応確認しておくか…」スタスタ

澪「こ、怖くなんかないぞ!お化けなんてこの世にいるわけないんだからな!」

澪「そーっとそーっと…」

???「ワァッッッ!!!!」

澪「うわぁあああ!!!!??」バタッ

澪「」


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201X年 2月16日 AM7:45

律「うはぁ、寝坊しちまった!もうみんな来てるだろうな」ガチャガチャ

律「あれ、開いてないや」

律「なんだよみんなまだ来てないのかよー!練習に対する熱意が不足してるぜ」

律「とりあえず部室のカギをとってくるか」

・・・・・・・・

律「ほいよっととりあえずカギを借りてきましたよっと」

律「…部室前で待機している奴もなしか…まぁ2分ぐらいしか経ってないけどな!」

律「私が一番乗りだぜ!」ガチャ

律「よし!次の誰かがくるまでに当然私がすべきことは…」スタスタ

律「今日のお菓子の確認だな!」ガチャ

律「うひょー、今日はモンブランですか!いいですなー」

律「……」

律「ちょっとだけ味見してもいいかな…」

律「も、もちろん味見するだけだぞ!全部は食べない!…たぶん」

律「一口だけ…」ハッ

律「周りに誰もいないか一応確認しておいたほうがいいな…」キョロキョロ

澪「」

律「大丈夫だ。澪がいたけど倒れてる、よって問題はない」

律「…え」

律「ってみおー!な、なんで倒れてるんだ!大丈夫か!!」


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唯「でさー、憂がさー」

梓「はい」

みおー!!

唯「?りっちゃんの声だ…」

梓「なんかただごとではない雰囲気ですね…急ぎましょう、唯先輩」

唯「うん!」タッタッタ・・・


ガチャ

梓「律先輩!何かあったんですか!」

律「あぁ…部室に入ったら澪が、みおが…」

唯「うん」

律「澪が倒れていたんだ」


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201X年 2月16日 AM7:52 保健室

律「先生!澪は大丈夫なんですか!」

先生「えぇ、大丈夫よ。ただ気絶していただけっだったみたいだからね」

律「よかった…」

先生「で、これが澪ちゃんの診断書なんだけど…」

梓「拝見します……なるほど、これによると澪先輩の頭部に殴られたような跡はなかったようです」

律「ま、澪のことだしなー、ゴキブリかなんかを見て気絶しちまったんだろ」

梓「澪先輩は怖がりですからね…」

梓「律先輩、一応澪先輩を発見したときの状況を覚えている範囲でいいので話していただけませんか?」

律「おう、いいぜ!」

律「私が部室に入る前、部室には鍵がかかってたな」

律「で、カギを取りに行って、そして部室に入ったんだ!」

律「そしたら中に澪が倒れてるわけだよ。びっくりするだろー?」

律「思わず叫んじゃったよ。あとは梓たちも知っているとおりだ」

梓「え!?つ、つまりカギがかかっている部室の中に澪先輩が倒れていたわけですか!?」

律「そうだよ。澪もひどいよなー、部室に先に来てるならわざわざ部室のカギも閉めなくていいのに」

梓「…律先輩、澪先輩を発見したときカギは律先輩が持ってたんですよね…?」

律「うん、それがどうした?」

梓「…澪先輩は誰かに気絶させられた可能性があります」

律「!」

唯「あずにゃん、どういうこと…?」

梓「えぇ、澪先輩は持っているはずのものを持っていなかったんです」

梓「澪先輩が本来持っているはずのものとは…その部室のカギです」

律「え?」

梓「考えてみてください。澪先輩は律先輩より先に部室の中にいました」

律「う、うん…」

梓「さらに部室の中には澪先輩以外の人はいませんでした」

律「…まさか!」


梓「そうなんです。澪先輩が先に来て部室を開けたのならカギを持っていなくてはおかしいんです」

梓「そして部室を開けたのが澪先輩でなくその他の先輩で澪先輩が後から来ていたとしても…」

律「そいつが澪を目撃してなきゃおかしいってわけか…」

梓「はい。なので可能性は2つあります。1つは澪先輩のカギを犯人が奪った…」

律「もう一つは澪より先に犯人が澪を待ち伏せしていた、か…」

唯「なるほど…謎は全て解けたよ!」

梓「!いきなりどうしたんですか」

律「随分とはやいな…まぁいいや、君の推理を聞かせてもらおうか唯探偵!」

唯「ズバリ!犯人はりっちゃんです!!」

律「え」

唯「だってりっちゃん、部室のカギを持ってたでしょ?」

律「まぁ、そうだけど…」

唯「それ、澪ちゃんから取ったものなんじゃない?」

律「!何をいうか唯隊員!このカギは職員室から借りてきたんだ!」

唯「そ、そうだったの…」

梓「(つまり澪先輩を気絶させたあと犯人は職員室にカギを返しにいったわけか)」

梓「職員室に行ってみましょう」

唯「え?」

梓「先生がカギを返しに来た人を目撃している可能性があります」


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201X年 2月16日 AM8:01 職員室

律「よし、さっそく先生に聞いてみようぜ」

梓「わかってますよ……すみませーん!」

教頭「何かな?」

律「あれ?今は教頭先生しかいらっしゃらないんですか?」

教頭「あぁ、今は別室で職員会議中だからな」

梓「教頭先生は出席なさらないんですか?」

教頭「私は残って生徒たちの相手をしろということだそうだ」

梓「なるほど」

教頭「で、何用かな?」

梓「あ、今日職員室にカギを返しに来た人をみていませんか?」

教頭「カギというと…音楽室のカギのことですかな?」

律「!よくわかりましたね」

教頭「まぁ今日はまだそのカギしか借りられてませんからな」

梓「それで、カギを返しに来た人は…」

教頭「いや、見てませんな。ずっとここにいたわけじゃありませんからな」

梓「そうですか…」


教頭「いやでも借りに来た人は覚えてますぞ!」

梓「!それは誰ですか!」

教頭「あなたと」

律「!」

教頭「そして秋山澪さんですよ」

教頭「澪さんが借りにきて、数分後にあなたが借りにきたからよく覚えてますよ」

梓「!!(澪先輩は、律先輩より前にカギを使って部室に入ったということか!)」

律「で、でもよく澪のことをご存じで…」

教頭「まぁあの子ファンクラブも持っているみたいだし…」

律「あぁ…」

教頭「いろんな意味で有名ですからな!」

梓「(いろんな意味ってなんですか!)」

教頭「あぁそうそう…あとおそらくあなたと澪さん以外にカギを借りに来た人がもう一人います」

梓「!」

律「えっ!?」

教頭「澪さんがカギを借りにくるまえにも音楽室のカギがなくなっていたんですよ」

梓「(てかそうするとこの人結構職員室から離れてますよね…)」

教頭「でも職員室を離れるといっても一回三分ぐらいですぞ!仕事をさぼっているわけじゃあない!」

梓「!?(心の中を読まれた!?)」

梓「(でもそう考えると……律先輩と澪先輩以外にもカギを借りに来た人がいたわけか…)」

教頭「もうよろしいですかな?」

梓「あぁ、結構です。どうもありがとうございました」


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201X年 2月16日 AM8:10 保健室

紬「あ!りっちゃんたち!さっき学校に来たばかりなんだけど澪ちゃんが倒れたって…」

律「ただの気絶みたいだぜ」

紬「そう…よかった…」

律「しかし犯人は誰なんだろうなー?」

紬「え!?犯人!?澪ちゃんはただ気絶しただけじゃ…」

律「それがそういうわけじゃなさそうなんだよな?なぁ梓?」

梓「はいです。澪先輩はおそらく何者かによって気絶させられました」

紬「そんな…」

律「うーん…でも教頭先生もカギを返しに来た人を見てなかったしなー」

唯「犯人が誰かはまだ全然わかりそうにないね…」

律「でも犯人が澪より後に来て澪を気絶させたのは確実だろ?だったら澪に直接聞くほかは…」

梓「待ってください」

律「え?」

梓「本当に犯人は澪先輩の後に来たんでしょうか」

梓「教頭先生も言ってましたよね、澪先輩の数分後に律先輩がカギを借りにきたと」

律「あ、あぁ…」

梓「その数分間の間に犯人が澪先輩を頭などを殴らずに気絶させられるでしょうか?」

梓「さらにカギを返しにいく時間も必要です。犯行可能時間はこれよりもっと短かったはず…」

律「で、でもその時しか澪を気絶させられる時間はない!」

梓「そうなんです。その時しか澪先輩を気絶させられるチャンスはないんです」

梓「つまり…犯人は何か澪先輩が来る前に下準備をしていたんじゃないでしょうか」

律「でもそんなことをする時間なんて…あっ!」

梓「そうです。澪先輩が来る前にもう一人、部室に入っている人がいます」

律「つまりそいつが…犯人!」

梓「その可能性は高いと思います」

律「なるほど…!」

梓「もう一度部室に行ってみましょうか、何か手がかりが残っているかもしれません」

律「そうだな…よし!唯!ムギ!ちょっと部室に行ってくるぜ!」


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律「で、部室に来たわけだが…梓、何かありそうか?」

梓「いえ、今のところは…」

律「それにしてもすごく高そうだよなー」

梓「はい?」

律「この食器だよ。ムギも毎日お菓子持ってきてくれるしやっぱお金もちなんだろうなー」

梓「なんですか今更…」

律「いや、私は感謝しているのだよ!ムギに!毎日お菓子持ってきてくれてな!」

梓「そういうのはムギ先輩に直接言ってくださいよ…」

律「お菓子と言えば…今日のお菓子はモンブランだったな」

梓「え?」

律「そしてつまみg…ゲフンゲフンしようとしたら澪が倒れてるんだもんなー、ビックリだぜホントに」

梓「律先輩!」

律「いや!してないぞ!つまみ食いなんて!本当に!」

梓「お手柄です」

律「え?」

梓「さぁ戻りますよ、保健室に」スタスタ

律「えっ?ちょっと、梓ー!」


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201X年 2月16日 AM8:18 保健室

唯「もうすぐ授業始まっちゃうね…」

紬「そうね…そろそろ教室に行こっか?」

唯「放課後までには澪ちゃん…よくなるといいね」

紬「大丈夫。きっとよくなるわ」

紬「じゃあ、行きましょうか」

梓「ちょっと待ってください」

唯「あ、りっちゃんとあずにゃん!もうすぐ授業始m」

梓「澪先輩を気絶させた犯人が分かりました」

唯「え…!」

紬「…」

唯「だ、誰なの、それは!」

律「その前にこれを見てもらおうか」

唯「!モンブランだね!おいしそー…くれるの?」

律「食べるのは放課後な」

唯「ぶー」

紬「で、そのモンブランがどうしたの?」

梓「これを持ってきたのはムギ先輩、あなたですよね?」

紬「そ、そうだけど…」

梓「でもそうするとおかしいですねー」

紬「な、何がよ…」

律「さっきムギ保健室に来た時、学校に今来たばかりって言ってたよな?」

紬「…」

梓「でもそんなはずありません。なぜなら律先輩が来た時にこのモンブランはすでに部室にあったんですから」

紬「!」

律「おかしいよなー?今来たばかりの人が持ってきたお菓子が何十分も前に目撃されてるんだもんな」

梓「ムギ先輩?どうしてこんな嘘をついたのでしょう?」

紬「…」

梓「答えないのなら私が理由を示しましょう。それはあなたが犯人であるから」

紬「!!!」

律「自分に疑いを向けられたくないからウソをついた。違うか、ムギ?」

梓「…ムギ先輩、部室に入ったんですね?」

紬「…確かに今日は澪ちゃんより前に来て部室に入ったわ」

律「つまりカギを借りにきた第三の人物はムギだったってわけか…」

紬「でも梓ちゃん、一つ忘れてない?」

梓「何をでしょう?」

紬「澪ちゃんがカギを借りにきたってことはカギは返却されていたってことよね?」

梓「そうなりますね」

紬「それなのにどうしてわたしが部室に残ることが可能だっていうの?」

梓「なるほど。部室に残りましたか」

紬「え?あ!しまっ…!」

梓「そして部室にのこって下準備をした…」

紬「で、でもさっき言ったように私が残るのは不可能だわ!」

律「それは共犯者が…!」

紬「言っておくけど私に共犯者なんていないわよ!」

律「ぬ…!」

梓「部室に来てるならわざわざカギなんてしめなくていいのに」

紬「え?」

梓「律先輩の言葉です。律先輩、これはどういう意味でしょうか?」

律「どうもこうもあの時私は澪が内側からカギをしめたと思って…あっ!」

梓「それです!カギを閉める方法は一つだけではなかったんです!」

梓「つまり…こういうことです」

梓「まずムギ先輩はカギを開け、お菓子を置いた」

梓「そしてそのままカギを閉めずに職員室にカギを返しに行った」

梓「最後に部室に戻って内側からカギを閉めた…」

梓「このようにして密室を作りだしたんです!」

梓「いかがですか、ムギ先輩」

紬「うふふ…」

律「ムギ…?」

紬「たいした推理ね、梓ちゃん」

梓「はい」

紬「わかったわ。百歩譲って私が部室に残ったとしましょう」

紬「でもどうやって私は澪ちゃんを気絶させたっていうの?」

紬「梓ちゃんによると数分間で頭を殴らずに澪ちゃんを気絶させるには下準備が必要だそうだけど」

紬「じゃあその下準備ってのは何だったていうの!?それが答えられるかしら!?」

律「そ、それは…」

紬「私がどんな手口を使って澪ちゃんを気絶させたかわからないようじゃ話にならないわね!」

律「くっ!」

梓「では、こう考えてみるのはどうでしょうか?」

紬「え?」

梓「澪先輩を気絶させた手口ではなく、どんな手口なら澪先輩を気絶させられるか」

梓「澪先輩は周知の通り怖がりです。驚かせられれば気絶させるのはたやすい…」

梓「そして律先輩はこんなことを言っていました」

梓「カギを開けて入った部室の中に澪先輩が倒れていてびっくりした」

梓「それはなぜですか、律先輩?」

律「それはだってカギがかかっている部室の中に人がいるなんて思わないだろ、ふつう」

律「…あっ!」

梓「そうです。同じことだったんです」

梓「澪先輩は部室で本来はいるはずもない人に驚かされたんです!」

紬「!!!」

梓「おそらく、こういうことだったんでしょう」

紬「…やめて」

梓「部室に残ったムギ先輩はどこか物陰に…隠れた」

紬「やめて」

梓「そして部室に入ってきた澪先輩を驚かせて気絶させた」

紬「やめて!」

梓「そして澪先輩からカギをうばいとり」

紬「やめて!!!」

梓「……」

紬「……」

梓「…話していただけますか、ムギ先輩」

紬「…わかったわ」

紬「正直にいうと、ちょっとした思いつきだったのよ」


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紬「私が一番乗りねー♪」

紬「お菓子を置いてと…さてみんなが来るまで練習を…」

紬「!いや、やめにしましょう。いいこと思いついたわ」

紬「そうと決まれば早速準備開始よ!」

五分後

紬「カギを閉めて…と」ガチャ

紬「あとは食器棚の後ろにでも隠れて最初に来た人をびっくりさせちゃうわー♪」

紬「私、人を驚かせるのが夢だったのー♪」

数分後

スタスタ…

紬「!(誰か来たわ!)」

澪「まったく、朝練やるから来いっていったのは律なのに結局私より来るのが遅いんじゃないか…」ガチャ

澪「はぁ、誰かくるまで練習でもしてるか…」スタスタ

ガサッ

澪「!?」

澪「い、いま食器棚の後ろから音がしたような…」

澪「き、気のせいだよな…」

澪「…」

澪「い、一応確認しておくか…」スタスタ

澪「こ、怖くなんかないぞ!お化けなんてこの世にいるわけないんだからな!」

澪「そーっとそーっと…」

紬「ワァッッッ!!!!」

澪「うわぁあああ!!!!??」バタッ

澪「」

紬「って澪ちゃん!大丈夫!?」ユサユサ

澪「」

紬「そ、そんな…!」


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紬「気が付いたら澪ちゃんが持っていたカギを取って、部室から逃げていたわ」

律「なんで今まで黙っていたんだ、ムギ?」

紬「なかなか言い出す勇気がなくて…」

紬「それに」

律「?」

紬「実はこうやって言い逃れる犯人も、やってみたかったの」

梓「…一つ聞かせていただけますか?」

紬「何かしら?」

梓「ムギ先輩が部室に入っているとわかったとき、なぜ嘘をつかなかったのでしょう?」

梓「具体的に言えばその時他の人物を目撃したと嘘をついていれば、その人を犯人に仕立てられたかもしれません」

梓「私たちにそれを否定するだけの根拠はありませんでしたからね」

梓「しかしムギ先輩はそうしなかった。なぜでしょう?」

紬「理由は簡単。そんなことしたら他の人が疑われちゃうでしょ?それに…」

紬「…誰かに暴いてもらいたかったの」

律「え?」

紬「澪ちゃんを気絶させてそのまま逃げちゃったけど、正直怖かったの」

紬「真実が明らかになってしまうことが。そして、真実が明らかにならなかった時のことが」

紬「苦しかったわ。真実がばれてしまうかもしれない。でもそうでなかったら私は澪ちゃんを気絶させて逃げてしまったことを背負い続けなければならない」

紬「そういう葛藤があったからこそ、こういう形でしか真実を明らかにすることができなかった…」

紬「本当に自分勝手だと思っているわ…ごめんなさい、みんな」

梓「しかしどんな形であれ真実は明らかになりました…」

梓「その真実、伝えるべきではありませんか?」


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放課後

澪「…ん」

律「!澪!!わかるか!」

澪「ん…りつ…わたし」

律「ほっ…よかった……本当に…よかった…」

澪「あはは…ごめんなりつ…朝練の時ムギのお化けを見て気絶しちゃったんだ…お化けなんているはずないのに…怖がり、治さなくちゃな」

澪「ムギもごm」

紬「ごめんなさい澪ちゃん!」

澪「…?どうしてムギが謝るんだ?」

紬「実は…」


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唯「大丈夫かなぁムギちゃん、うまく言えたかなぁ」

梓「ムギ先輩なら、大丈夫なはずです」

唯「そうだよね!」

梓「それに、ほら、これ…」

唯「…モンブラン?」

梓「保健室に行きましょう」

ガチャ

澪「そうだったのか…でも、いいよ。わざとやったわけじゃないんだし」

紬「ゆるして…くれるの…?」

澪「当たり前だろだって私たちは…」

澪「仲間じゃないか」

紬「澪ちゃん…!」

梓「真実を話せたようですね」

紬「梓ちゃん…真実を暴いてくれた梓ちゃんのおかげよ」

梓「それはともかく…ムギ先輩、これを」

紬「…モンブラン!」

梓「一緒に食べましょう。私たちは仲間なんですから」

紬「!!」

紬「(ありがとう梓ちゃん、そして…みんな!)」

紬「みんなー今日のおやつはモンブランよー♪」

おわり


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最終更新:2013年06月10日 21:41