パアンッ!パアンッ!
律「くっ……!やるなさわちゃん!まさかテニスも上手いとは思わなかったぜ!」
さわ子「りっちゃん、こそ……あっ!?」パコッ
律「ふっ、この私の前にそんな力無いロブを上げるなんてな……終わりだぜさわちゃん!喰らえ――――破滅への輪舞曲(ロンド)!」
バシュッ!
唯「あれはりっちゃんの必殺スマッシュ、破滅への輪舞曲!一発目で相手のラケットのグリップにぶつけてラケットを弾き飛ばし、二発目で確実に決めてくる凄い技だよ!」
梓「どこの跡部様ですか」
さわ子「ふ……甘いわね、りっちゃん!」ガッ
律「な……グリップではなく、とっさに指に当てて返球した!?馬鹿な、そんなことをしたら間違いなく怪我をするぞ!」
さわ子「ふふふ、そんなのはこの!私の指に燦然と輝くダイヤの指輪、給料三ヶ月分の前には何の意味を成さないわ!」キラーン
唯「あ、あの一瞬でスマッシュボールを指輪に当てて返球……?やっぱりさわちゃんも天才……」ゴクリ
さわ子「あはははは!前付き合ってた彼氏に渡そうとしたまさにその日に振られた曰く付きの指輪よ!あは、あははは、はは……」ポロポロ
律「うわあ……」
澪「えっと、今のは律のポイントでいいんだよな?ゲームセット、勝者律」
さわ子「ええええっ!?何でよ、ちゃんと返したじゃない!」
梓「いや、体に当たった時点で失点ですよ先生」
さわ子「……あ」
終わり
最終更新:2012年10月13日 17:58