紬「あっ!猫さん」
猫「にゃー」
紬「ふふっ可愛いわ~」なでなで
猫「にゃー」ごろごろ
紬「あっ!ちょっと待っててね」
紬「はい、猫缶よ~」
猫「にゃー」ガツガツ
紬「可愛いわ~」
紬「じゃあね、猫さん」
部室
律「猫?猫ならうちに居るじゃないか」チラッ
梓「何で私を見るんですか!」
唯「あずにゃんも可愛いよぉ~」
梓「だ、騙されませんからね///」
紬「とっても可愛いかったの~」
澪「私も見てみたいな」
紬「帰りに見に行きましょう」
紬「あっ!居たわ~」
猫「にゃーにゃー」
唯「可愛い~」
律「人懐っこいな」
澪「さ、触っていいかな?」
紬「私も昨日なでなでしたの~」
澪「よーし///」なでなで
猫「にゃー」スリスリ
澪「スリスリしてくれた///」
梓「本当に人懐っこいですね、飼われてたんでしょうか」
紬「猫さん捨てられちゃったの?」
猫「…」
律「可哀想にな」
唯「人間って勝手だよね」
紬「私、飼っても良いか頼んでみるわ~」
唯「私も!」
律「このままじゃ可哀想だもんな」
梓「そうですね家も頼んでみます」
澪「待ってるんだぞ」なでなで
猫「にゃー」
澪「可愛いー」ギュッ
憂「あっ!お姉ちゃん」
唯「憂~見て見て可愛い猫だよぉ~」
紬「う、憂ちゃん///」
憂「本当だ可愛いね」なでなで
律「皆、それぞれ飼えるように頼んでみようかと思ってるんだよ」
憂「家はどうだろう…」
唯「頼んでみるよ憂」
憂「私も一緒に頼んでみるよ」
唯「ありがとう憂~」
紬「猫さん、良い知らせを待っててね」
梓「本当に可愛い」なでなで
猫「にゃー」ごろごろ
翌日
律「皆、どうだった?」
澪「駄目だった…」
唯「家もだよぉ」
梓「家もです…」
律「家もだ…」
紬「家もなの…」
律「そっか…何とかしたいな」
澪「あ、あのさ!こんなの見つけたんだ」
梓「飼いきれなくなった猫や野良猫を保護して終生飼育する施設ですか」
澪「うん、もし誰も飼えなかった場合をと思って調べといたんだ」
唯「割りと近くにあるよ!」
律「でかした澪!早速行こうぜ」
憂「こんにちは皆さん」
梓「憂、猫さんの引き取り先が決まったよ」
憂「本当?良かった…」
唯「憂も行こうよ」
紬「行きましょう憂ちゃん」
憂「はい」
紬「憂ちゃんは動物好き?」
憂「はい、動物は大好きです」
紬「私もなの~」
憂「虫は少し苦手ですけど…」
紬「慣れたら虫も可愛いものよ~」
憂「余り慣れたくないかも…」
紬「憂ちゃんが動物を可愛いがる姿は絵になると思うわ~」
憂「み、皆さんの方が絵になりますよ///」
紬「そんな事ない!憂ちゃんは可愛いと思うわ~」
憂「ありがとうございます///」
律「雰囲気良いな」
澪「なぁ、もしかしてムギって憂ちゃんの事…」
梓「好きって事ですか?」
澪「うん、前からさ憂ちゃんの前だと恥ずかしそうに嬉しそうにしていたしな」
唯「それなら嬉しいよぉ」
律「ムギなら憂ちゃんを大切にするだろうな」
澪「上手く行くと良いな」
梓「本当ですね」
律「見守ってやろうぜ」
紬「皆、猫さんが居たわ~」
猫「にゃー」
唯「猫さん、新しいお家が決まったよ」
律「良かったな猫」なでなで
澪「名前付けてやらないか?」
唯「猫太」
梓「それはちょっと…」
律「猫太郎」
澪「真面目に考えてやろうよ」
紬「ゆうってどうかしら?」
唯(ゆう?)
梓「ゆうですか?」
律「普通過ぎないか?」
澪「もっと可愛い名前が良くないか」
紬「大切な人の名前なの」
唯(あっ!)
唯「ムギちゃん!皆!ゆうにしようよ」
唯「いや、ゆうにすべきだよ!」
律「まぁ、唯がそこまで言うなら」
紬「貴方の名前はゆうよ~」
ゆう「にゃー」
憂「宜しくねゆう」
律「偉く推したな唯」
澪「ゆうっていう名前に何かあるのか唯?」
梓「でも、可愛い名前だと思いますよ」
唯「皆、ゆうを漢字に直してみて」
律澪梓「あっ!」
唯「ムギちゃんの大切な人の名前だよ」
唯「憂はわかってないみたいだけどね」
紬「皆、行きましょう~」
施設
唯「うわぁ~あずにゃんがたくさん居るね」
梓「違います!」
律「まとわりついてくるな///」
澪「天国だな///」
紬「愛情込めて育ててられてるのね~」
憂「皆可愛い///」
梓「なでなでし放題ですね///」
姫子「こんにちはようこそ我が施設へ」
律「あの、野良猫を預かって欲しくて」
姫子「はい、こちらの猫ちゃんで宜しいですか?」
律「はい、ゆうって言います」
姫子「ゆうちゃんですね、わかりました」
ゆう「にゃー」
姫子「よしよし、ここが新しいお家だよ」
紬「たくさん猫が居るんですね」
梓「猫に囲まれて羨ましいです」
唯「皆、可愛いですね」
憂「でも、それだけ捨てられた猫が多いって事だよね…」
姫子「そうです、どうしても飼えなくなりどうしようもなくなった方の為に施設を作ったんですが…」
姫子「実際は飽きたとか、そういう理由で持って来る人が大半なんです」
姫子「酷い虐待を受けていた猫も珍しくありません」
律「そんなのって悲しいな…」ぐすっ
姫子「勿論、どうしようもない理由で泣く泣く持って来られる方も居ます」
姫子「そういう方の為にも私は施設を続けて行きたいんです」
姫子「そして、広く世の中に訴えて無責任な飼い主がなくなるようにするのが私の夢なんです」
律「あ、あの!協力します」
澪「私達も出来るだけ協力します!」
憂「私も協力します!」
唯「うん、皆でこの施設を応援しようよ!」
紬「私も協力するわ!」
梓「家に使わないタオルとかあるから明日持ってきます!」
姫子「ありがとうございます嬉しいです」ニコッ
律「ところで、さっきからこっちを見てる猫が居るんですが…」
澪純梓「ジィー」
姫子「あの子達は私の飼い猫で澪純梓って言います」
澪「澪?私と同じ名前だな宜しく」
澪にゃん「何だか分からないけど、親しみがもてるにゃん」
梓「私も梓だよ宜しくね」
梓にゃん「宜しくにゃん」
純にゃん「何だか不思議な人達にゃん」
唯「モフモフ~」
純にゃん「にゃっ///」
梓「本当に純みたいにモフモフだ…」
憂「今度、純ちゃんも連れて来ようよ」
梓「うん」
いちご「姫子、これはここで良い?」
姫子「うん、大丈夫だよ」
紬「ここは猫だけなんですか?」
姫子「あっちの施設には犬も居ますよ」
律「犬も見させて貰って良いですか?」
姫子「どうぞ、こちらです」
最終更新:2013年07月04日 23:57