澪「ふっ!」ズザーッ

澪「ふむ…。やはり足から滑り込むより体からの方が…」

澪「よし。もう一度」


こんにちは。中野梓です。
最近、真性のど変態(澪先輩)の様子がちょっとおかしいんです。
夏の暑さで遂におかし
くなったのでしょう。
もうすぐ夏休みなので、是非とも療養をお薦めしたいです。

純「ねー梓ぁー。また澪先輩校庭でスライディングしてるよー?」

憂「ライブのパフォーマンスの練習かな?」

純「いやいや。アクロバティックすぎるでしょ」

梓「むしろ何でパフォーマンスなんて思ったのか…」

憂「もしそうだったら面白そうだなーって」エヘッ

憂は時々ズレてます。
そんな所も憂の魅力なんですけど。


澪「ふっ!」ズザーッ

澪(いい感じだ…。待ってろよ夏休み!)




    ~夏休み~

律「夏だ!」

唯「合宿だ!」

唯律「海だー!」

梓「練習が先です!」

唯「甘いよあずにゃん!夏の海は待っちゃくれないよ!」キリッ

律「目の前に海がある!ならば泳がねば!」キリッ

唯律「ね~♪」

澪「ある程度は予想してたけど…」ハア

梓「ど変っ…澪先輩からも何か言って下さい!」

澪「まあまあ。こうなることはある程度予想はしてたし…」

梓「そんな…」

澪「その変わり夜からの練習メニューはキッチリ決めておいたから」ニコッ

梓(澪先輩!信じてました!)

律「えー!澪しゃんのケチー!」

唯「せっかくの合宿なのにー」

澪「唯も律も!何の為の合宿なのかちゃんと考えるんだ!」

律「ちぇー」

梓(私…今まで澪先輩に何て誤解を…!)

紬「ボート膨らませました~」

唯「わ~い。ムギちゃんすご~い」

紬「それほどでも~」

澪「ムギ!例の物は?!」

紬「バッチリで~す」

つ【一眼レフカメラ】

紬「ちなみに水中でも大丈夫な高性能で最先端なカメラだから」ヒソヒソ

澪「なんだって?!なら水着の律をあんな角度やそんな角度でバッチリクッキリハッキリ撮れるじゃないか!」ヒソヒソ

梓「期待した私がバカでしたよちくしょう」

唯「わ~おっきいカメラ~。澪ちゃんも本当は楽しみだったんだね」

律「素直じゃないな~」

澪「ちっ!違う!」

澪(海が楽しみじゃなくて水着姿の律が色んな意味で楽しみだったんだよ!)

律「照れんなって」

唯「海っていいよね~」

紬「スイカスイカ~♪」

律「あっ…そだ。水着がビキニだから背中の紐結んでくれよ唯」

澪「私がやろう」キリッ

律「おっ。サンキュー」

澪「むしろご褒美だろ」

律「うん?」

律「あ!あ~…やっぱり唯がやってくれよ」

澪「はあぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃぃ?!」

律「や…だって…澪にしてもらうのはず…」

律「…くはない…けど~…」

澪「なら!私でいいじゃないか!」

律「っーー!////」

澪「律?」

律「………澪の鈍感/////////」プクー

澪「    」

澪「えんっっっ!」ブフォ!!

律「ギャー!」

唯「!?!?!」ビクッ

紬「どこのビデオは斎藤ぉおおおお!」

梓「もうどうにでもなあれ☆です」

律「澪ぉお!」

澪「ぶぁいびょぶぶぁ、もんらいばい」ボタボタ

梓「むしろ問題ない所がないですし」



そんなこんなで海辺

澪「唯め…」ギリギリ

唯「りっちゃん!あれは…」

律「ああ…ついに見つけたぞ…」

律「新大陸だー!」

唯「やったぁ!」

律「わっしょいわっしょい」

唯「わっしょいわっしょい」

唯「はっ!りっちゃん隊員!」

律「どうした唯君?!」

唯「船がありません!」

律「何だって?まさか昨日の嵐で…」

唯「島は目の前なのに!」

律「諦めるな唯君!私達の旅はまだこれからだ」キラン

唯「りっちゃ~ん」

律「唯ぃ~」

唯律「あははは~」

澪「唯のやつ唯のやつ唯のやつ」ザックザック

梓「木の枝を砂に突き刺すのやめましょうよ」

紬「りっちゃん隊員!ボートを発見しました!」

唯「なんと!」

律「でかしたムギ」ヒシッ

紬「キテマスワー」

澪「あぁぁあああああああああー」

ザックザックザックザックザックザック

梓「もうダメだこの人」

澪「!」キュピーン

梓「?澪せんぱ(ry」

澪「うぉおおおおおおおおおおおお!」ダダダダダダ

澪「りゃぁぁああぁあ!」ズザーッ

カシャッカシャッカシャッ

律「わぁぁぁああ!」

紬「あぁ!澪ちゃんがりっちゃんの水着の食い込みを直す瞬間を目敏く見つけ、スライディングしながらカメラに収めてるわ」

澪「…ふぅ」

律「ふぅ、じゃねーよ///」

梓「唯先輩もう大丈夫ですからね」ヨシヨシ

唯「ビックリしたよあずにゃ~ん」ヒシッ

紬(くる!今年の夏はビックウェーブがくる!)

澪「大げさだな。私はただ夏の思い出と律コレクション(vol.66)を作ろうとしただけだよ」ハハハ

紬「素敵な思い出になりそうね」

律「ならねーよ」

梓「しかもコレクションって何ですか」

澪紬「!?」ギクッ

澪「ナンノコトダカ」

紬「サッパリデスワー」

澪(言えない!律の盗撮アルバム(20冊)や盗撮DVD(8本)やあれの最中にコッソリ録音・録画した律のあんな姿をコレクションしてるなんて言えない)

紬(言えないわ!澪ちゃんのコレクションに協力してるなんて!)

梓(どうせロクでもないものなんだろうなぁ)

律「こんな変態ほっといて泳ごーぜ」バチャバチャ

唯「りっちゃんボート押すの手伝ってよ~」

梓「私も(律先輩の護衛として)行きます」

紬「澪ちゃんチャンスよ」

澪「ああ…」

澪「わかってるさ」

ーザッー

律「くろぉ~る」バチャバチャ

唯「犬かき~」バチャバチャ

梓「小学生ですか」

律「よっしゃ!唯ボートを押すぞ!」バシャバシャ

唯「あずにゃん号発信!」バシャバシャ

梓「わっ!なんですか急に」

梓(まあ、澪先輩もいないみたいだし私も…)

ブクブク

梓「ん?」

澪(くくくっ)スイ-

澪(水中から律のいやらしいアングルゲットだ)スイ-

梓「…」

梓(何か律先輩の影のように海底に張り付いてる変態がいるんですけど)

澪(素晴らしい絶景だ)

梓「あー。うっかり手が滑ってボートのオールがー(棒)」

ゴスッ

澪「ぐぼっ!」

ゴボゴボゴボ!

澪「ゴッホゴホ!」ザバァ

唯「みおちゃんがあらわれた!」

澪「ゲホッ…。私は…ぐっ…ポケ…ゲホッ…ポケモンか」ゼエゼエ

唯「ちょっと怖かったよ澪ちゃん…。何してたの?」

澪「……………ちょっと潜水の練習を…」ボートニツカマリ

梓「ボートが揺れて不快なので離れてくれません?」イラァ

律「おい。大丈夫か澪?」サスサス

澪(…おいおい…。最高じゃないか…密着した律のパイオツが…フニフニと…)

律「本当に何してんだよ」サスサス

澪「あー…。海水がしょっぱい」

律「一緒に泳ぎたいなら、泳ぎたいって言えばいいのに」サスサス

澪「しょっぱい…」

律「バカだなぁ」

澪「しょっぱいから律のキスで甘くしてよ」グイッ

律「ふぇ?」

梓(何気に律先輩の腰に手をまわしちゃったよ)

律「あ…の…」

澪「口開けて」

律「っな!」

澪「口、開けて」

律「ばっ…ばか……」

澪「律とキスしたい」

律「~っ//////」キュンキュンキュンキュンキュンキュンキュン

澪「舌だして」

律「やだ…」

澪「律」

律「だって…澪…えっちぃ顔してるもん」

澪「律」

律「やだ…」

澪「律…」スッ

律「っふ…澪…?/////」トロン

澪「口、開けて?」

律「ぅ…えっちぃ事しない?////////」

澪「さあ、な」ズイッ

律「あ…」キュッ

梓「私達の事忘れすぎじゃないですか」

唯「りっちゃん乙女だ~」ケラケラ


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最終更新:2013年08月04日 21:59