部室!

唯「はぁ~疲れたー、ムギちゃんお茶ちょーだい」

紬「わかったわ、チョッと待っててね」

律「ムギ、私の分も頼む~」

紬「任せて~」

澪「おいおい、まだ休憩なんて早くないか?まだ一回あわせただけだぞ、ムギもあんまり二人を甘やかさないでやってくれ」

梓「そうです、澪先輩の言うとおりです。唯先輩も律先輩も休憩はもっと練習してからにしましょうよ」

唯「うぅ...澪ちゃんもあずにゃんもひどいよー、最近すぐつかれちゃうんだよ~」

梓「またそういって、ただ休憩したいだけなんじゃないですか?」

唯「えっと、、、ごめんなさい」

梓「やっぱりそうじゃないですか!」

紬「お茶がはいったわよ~♪梓ちゃんチョッとだけ休憩にしましょ?練習はその後しっかりやりましょ」

澪「ムギまで...仕方ないなぁ、梓少し休憩にしよう」

梓「うぅ、澪先輩やムギ先輩が言うなら.....でも少しだけですからね」

唯「わぁ~い!やったー、ありがとう、あずにゃん♪」ダキッ

梓「あーはいはいわかりましたからくっつかないで下さい、そのかわりしっかり練習してくださいよ。ライブも近いんですから」

唯「わかってるよー!あ、りっちゃんそのクッキー分けて~」

律「だめだ唯、これは私が先に見つけたんだ」

唯「ぶ~、、、りっちゃんのけちんぼ」

梓(本当にもう、ライブやるって実感がないんだから...)

律「そういえば今日テレビで予言のやつやるよな」

澪「あ、私もしってるぞいつもこの時期になるとやってるよな、うさんくさい預言者が来るやつ」

紬「その予言って当たるの?」

澪「うさんくさいんだけど、なぜか当たることが多いんだよな、去年も新種の生物が見つかること予言してたし...」

唯「おぉ!そのひとすごいんだね、私も今日見なきゃ」

梓(予言か...少し興味あるなぁ)

唯「あずにゃんももちろん見るよね?」

梓「みませんよ、そんなくだらない番組!私はそんな暇あったら練習してますよ」

唯「あずにゃんが怒った~...怖い」

紬「あずさちゃんは本当に練習熱心よねぇ~関心関心」

澪「そうだよなぁ、私たちも梓を見習わないとな」

律「そうだぞ!唯しっかり梓を見習うんだぞ」

澪「お前もだろ、このバカ律」ボカッ

律「いって~~~殴ることないだろ」


キーンコーンカーンコーン

律「やばっ、時間だ戻ろうぜ」


移動中!

唯「いそがなきゃいそがなきゃっ」ドテッ

梓「だ、大丈夫ですか?どうして突然こけるんですか」

律「おいおい唯だいじょーぶか?」

唯「いや~、なんでだろう最近何もないところでこけることがたまにあるんだよねぇ~」

澪「しっかりしてくれよ」

唯「ごめんごめん!」

あずにゃんの家!

梓(まったく、なんで唯先輩はあんなに練習してくれないんだろう、おっちょこちょいだし...)

テレビピッ

司会「さぁ!今年も預言者は言う!の放送の季節がやってまいりました、今回も生放送でお送りいたします」

梓(あ、これ今日先輩たちが話してた番組だ、いざやってると気になるな)

司会「今年も毎年みなさまが仰天するような予言をしてくださるMrエリックさんがアメリカから緊急来日してくださりました」

梓(こういう人って必ず緊急来日なんだよな...)

エリック「ーーーーーーーーーーー」
通訳「私が今回来日したのには訳があります、この予言を聞いて被害が少なくなってくれたらよいと思っています」

エリック「ーーーーーーーーーーーーー」
通訳「これはちょうど一週間前に神が私に告げてくれた言葉なのですが、日本時間の○月○日の○時に△県で震度5の地震が起こると神は言ってました」

エリック「ーーーーーーーーーーl」
通訳「この予言を信じるか信じないかはあなた次第ですが、警戒することをおすすめします」

司会「怖いですね~、エリックさんありがとうございました、続いては奇跡の魔術師の登場です」

梓(本当に予言が当たったらすごいな...)

翌日、部室!


律「昨日の予言見たか?本当に○県で今朝震度5の地震があったみたいだな」

唯「すごいね!あずにゃんも見てくれたでしょ」

梓「あ、はい一応見ました、予言って本当にあたるものなんですね」

澪「まさか本当にあんな予言まであたっちゃうなんてな」

紬「本当にすごいわね、まるであの人が言ってるから実際におこってるみたいだわ」

唯「よしっ!私も予言してみるっ!なんだか和ちゃんがいまココに現れる気がする」

律「唯、ほんとうか!ちょうどおんなじこと考えてた!もしかしたら私たちも預言者だったりして」

梓「わたしは、なんだかさわちゃんの気がします...」

バタッ

さわこ「みんな~練習まじめにやってる?あ、ムギちゃん薄めのお茶貰っていいかしら」

紬「わかりました~!」

澪「梓すごいな、本当に先生がきたぞ」

唯「あずにゃんさすがだよ!さすが私のあずにゃんだよ」ダキッ

梓「私の、ってなんですか!?それと離れてくださいー」

律「それにしても本当にすごいな、ためしに今日の夕飯予想いてみろよ」

梓「あ、はい!わかりました、なんだか冷やし中華の気がします」

唯「あずにゃん、さっそく電話で確認だよ」

梓「はい、ちょと待ってください,,,,」
pipipi

梓「あ、もしもしお母さん?うん、たいした用事じゃないんだけど今日の夕食って何?え、本当に!!ううん、なんでもない、ばいばい」

梓「冷やし中華だったみたいです...」

唯「わ~~~あずにゃん本当にすごいよ、預言者あずにゃんだね」

澪「本当にあずさが預言者のきがしてきた...」

梓「まぁ、そんなこと今はどうでもいいんです!練習しましょう」

唯「ええ~、まだ早いよあずにゃん疲れちゃうよ~~」

梓「唯先輩またそれですか?それは昨日と同じ作戦なんですか?」

唯「いや~なんだか最近本当にすぐ疲れちゃうんだよね...」

梓(唯先輩の言うこと信じていいのだろうか...
無理にやらせるのも可哀想だしな...)

梓「はぁ...そうですね、それならもう少し休憩しましょう」

唯「やったー!さすが私のあずにゃん♪ありがとー」ダキッ

梓(また昨日と同じ事を...)

梓「あ、唯先輩それから一つ言いたいことがあるんですけど」

唯「ほえ?どうしたの、あずにゃん」

梓「憂から聞いたんですけど、唯先輩いつもお腹出してねてるみたいじゃないですか、」

唯「いやぁ~、、ごめんね、つい暑くって...」

梓「いやぁ~、じゃありませんよ!そんなんで体調くずしたらどうするんですか?ライブ当日に唯先輩がいなかったどうにもならないんですからねっ!」

唯「あずにゃん心配してくれてるの?ありがと~よしよし」ナデナデ

梓「なでないでくださいっ!」

澪「あの二人はなんというか...」

律「なかよし、だよな」

紬「そうね...」

唯の家!

唯「でね~あずにゃんの予言がすごいあたるんだよ~」

憂「へぇ、あずさちゃんってすごいんだね♪」

唯「そうなんだ~、だからあずにゃんは預言者あずにゃんなんだよっ!」

憂「うん!そうだね、おねいちゃん」

唯「あぁ、あとね実は最近すぐに疲れちゃうんだ~、突然転んじゃうこともあるし...」

憂「えぇ!そうなの?大丈夫なの??」

唯「うん、全然大丈夫なんだけど、体力つけないといけないから明日から朝ジョギングするんだー」

憂「うん、がんばってね私もついてくよ」

唯「ほんと~!ありがと」

憂「ううん、だって私のおねえちゃんだもん」

唯「さすが私のいもうとだ~~~」

唯・憂「えへへ~...」

翌朝!

憂「おねーちゃんおきて~ジョギング行くんでしょ?」

唯「んん...そうだった、よし憂早速行こう~」

土手!

唯「いちにっ、いちにっ」

憂「おねいちゃん頑張って~」

唯「うん!がんばるよ、コレなら体力つきそうな気がする」イチニッイチニッ

憂「はい、いっぱい運動したらちゃんと水分取らなきゃだめだよ、熱中症にでもなったら大変だから」

唯「ありがとー、うい、でももう少し後でいいやなんだかいっぱい汗かくとやせてる気がして気分もいいし」

憂「それでもちゃんと水分はとらないとだよっ!」

唯「それもそうだね、それじゃあ貰うよ」テクテク
バッタン!!

憂「うわ~~おねーちゃん!どうしたの!?大丈夫」ユサユサ

唯「........」


病院!

唯「スースー.....」

医者「暑い中、運動をして水分を取らなかったから脱水症状を起こしたみたいだね、今日一日休んでればよくなるよ、念のため詳しい検査もしておこう」

憂「はぁ、そうですか、良かったです。よろしくお願いします」


けんさちゅう・・・
医者「,,,むぅ,,,妹さん少し、いいですか?」

憂「はい、どうかしましたか?」

医者「最近おねえさんの変わったところはなにかありませんでしたか?どんな些細なことでもかましませんので」

憂「えっと、最近すぐにつかれる、なにもないところで転んでしまうことがある、とは言ってましたけど?それがどうかしたんですか?」

医者「そうですか、実はあなたのおねいさんは筋力がどんどん衰える病気にかかっています」

憂「え、なおるんですよね?その病気は」

医者「残念ながら進行を遅らすことしかできないんだ、始めはすぐ疲れる、転ぶなどの生活には対して影響がないものなんだが進行するにつれて、ご飯が自力で食べれなくなったり、歩けなくなったりする、そして最終的には...」

憂「どうしたら、どうしたらいいんですか?」ウルウル

医者「症状の進行はひとそれぞれですので、しばらく入院して様子をみましょう...もっと詳しく調べてみますので」

憂「......そんなっ...グスッ」



病室!

ガラガラー
唯「あー憂ごめんね迷惑かけて、脱水症状だっけ?」

憂「うん!すぐに良くなるってでもしばらく入院したほうがいいんだって」

憂(,,,だめだおねいちゃんが病気だなんていえない、信じれないよ...)

唯「え~!どうして?私はもう元気だよっ」

憂「だめだよ!おねいちゃん、お医者さんのいうことちゃんと聞かないと」

唯「わかった、じゃあ明日はみんなに会えないのかぁ残念だな」

憂「明日学校終わったらおみまいにくるね」

唯「ありがと、うい、ばいばーい」

憂(こんなに元気なのに...)


月曜日!

梓「おはよーございます、」

紬「おはよー、あずさちゃん」

律「よ、あずさ」

澪「あずさ、おはよう」

梓「あの、唯先輩はまだ来てないんですか?」

律「そうなんだよなぁ、もしかしてアイツ今日欠席か?あずさが体調壊しますよ~とかいうから」

澪「おい、律ふざけるな、そんなわけないだろ!」ゴツ

梓「どうしよう、私のせいで唯先輩が体調崩しちゃった...」

憂「あの~、失礼します」

律「おぉっどうした?」

憂「実はおねいちゃん昨日土手走ってて、脱水症状で倒れちゃったんです、だから別に梓ちゃんのせいじゃありません、それで今日は安静って事でしばらく入院するっことになったんです」

澪(脱水症状で入院?)

梓「じゃあ私のせいで、体調壊したわけじゃなかったんだ...良かった」ホッ

憂「うん、大丈夫梓ちゃんは何にも関係ないよ、だから皆様には迷惑かけますがお姉ちゃんはしばらく休むと思いますので宜しくお願いします」

律「ういちゃんは相変わらずしっかりしてるなー」

紬「わかったわ~それじゃあお見舞いに行きましょう!」

梓「そうですね!」

律「ムギ、ナイスアイディアー!!」

澪(本当に、なんともないならいいんだが...)

その頃病院!


唯「はぁ~暇だな~~~」ブツブツ

唯(学校でみんなに会えないってこんなに暇なんだなぁ...)

唯(早く憂かえってきてくれないかな...)

唯(だいたい、何でこんなに元気なのに入院なんてしなきゃならないんだろ)

唯(よしっ!平沢隊員探検することをきめました!)フンス

ヨロッ

唯(う~う...立っただけなのによろけちゃった...やっぱりずっと寝てるとこうなっちゃうんだね)

唯(あ~、あずにゃんに会いたいな~他のみんなにも...)

唯(あずにゃんにゃんにゃん♪)テクテクテク...


平沢隊員探検中!


唯(あ、お医者さんだ、あいさつしとこうかな~)

看護婦「先生、平沢さんの診断詳しい診断結果が出ました」

医者「どれ、見せてくれ...フムやっぱりそうだったか...」

看護婦「まだ、本人は知らないんですよね?」

医者「あぁ、まだ妹さんも知らせていないと思う、私たちが伝えるべきものではないからね」

看護婦「そうですね、、、私平沢さんの様子見にに行ってきます」

医者「わかった、よろしくたのむよ、くれぐれもこのことに関しては触れないでくれ」

看護婦「もちろんわかってますよ、それでは」

唯(え...?知らないってどうゆうこと、脱水症状ってことぐらいしってるのに...それに私たちが伝えるべきじゃないって,,,)
カツ、カツ、カツ

唯(やばい、看護婦さん来ちゃうよ、速く部屋に戻って安静にしてないと)タッタッタ...


病室!

ガラガラ~

看護婦「失礼します、平沢さん起きてますか?」

唯「あ、はい起きてますよ」(ぎりぎりせーふ・・・)

看護婦「あの、体調のほうは大丈夫ですか?」

唯「もちろんです!今すぐにでも退院できます」フンス

看護婦「ふふっ、元気なようでよかったです♪妹さんすっごく心配してたんですよ」

唯「はい、ありがとうございます、それでいつ退院できるんですか?」

看護婦「えっと、、、それは...平沢さんの体調が万全になったらです」

唯(....やっぱりなんか隠している)

唯(まさか最近すぐ疲れたり、こけたりするのと関係あるのかな...?)

唯(よし、あとでさっきの診断表みてみよう)

看護婦「っと、それじゃあ失礼します」

ガラガラ~

唯(よし、でていった、早速みにいこーっと)

唯(たしかここの部屋だよね~、よし、看護婦さんもお医者さんもいない今がチャンス)

唯(それで~確かこの引き出しにしまってたよね...)ガラッ

唯(ほえ...?なにこれ....病気?)

唯(でもただの脱水症状...だよね、だからきっとコレは別の人の...)

唯(平沢...唯、わたしだ、でも憂もただの脱水症状って..)

唯(疲れやすくなり、筋肉が徐々に衰え....)

唯(もしかして、本当に病気なのかな....?)

唯(憂が帰ってきたら、きいてみよう)トボトボトボ...


病室!

憂「おねーちゃーーーん、ただいま、元気だった?」

唯「あ、うい...」

憂「え....?おねえちゃんどうしたの、元気ないよ」

唯「これ、見て」

そういって姉は私に一枚の紙を見せてくれてた、

憂「えっと...これは」

唯「私の、診断書だよね、ういただの脱水症状だって...」

憂「えっとそれはね、おねえちゃん」

私は必死に姉に書ける言葉を捜した、でもこんな経験をしたことのない私が今、姉を安心させる言葉を見つけることが出来るわけがなかった・・・・

憂「ごめん...おねえちゃんだまってて....」

唯「,,,,,そっか、私死ぬんだ」

憂「そんなことないよ!どうしてそんなこというの?」

唯「だって......この病気って助からn」

憂「.....っ」

唯「あっ、ういまって」

ガラッ

憂(だめだよ...あれ以上聞いていられないよ)グスッ

憂(なんか今戻れる気がしない...お姉ちゃんの顔見れないよ...)

憂(どうしよう、とりあえず一回おうちに帰ってお姉ちゃんの着替えを持ってきてあげよ・・・)

タッタッタ...

律「ん?今の憂ちゃんじゃなっかったか...?」

澪「あぁ、たぶんそうだな、どうして帰っちゃったんだろう」

梓「きっと唯先輩がういー、アイス買って来て~、とかいったんじゃないですか?」

紬「じゃあ、お見舞いケーキじゃなくてアイスのほうが良かったかしら?」

律「いや、唯のことだからきっとムギちゃんのケーキが食べたいよぉ~、とか思ってる頃だろうしだいじょうぶだろ」

梓「そうですよね!唯先輩ですもんね」


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最終更新:2013年09月06日 07:37