唯ハム「み、みんな見て!ご飯だよー」


和ハム「もしかして、この人間達¨私達を助けるつもりなの?」


純ハム「きっとそうですよ」


純ハム「この人達が居なかったら私達は今頃、猫の胃袋に入ってました」


律ハム「良い奴だったんだな」


憂ハム「私、噛んじゃった¨」


和ハム「私も沢山噛んだわ¨」


唯ハム「皆で謝ろうよ」


純ハム「言葉は通じなくても気持ちは通じると思います」


律ハム「行こう皆」


紬「うん?みんなどうしたの?」


律純唯憂和澪「噛んでしまってごめんなさい」


菫「もしかして、噛んでしまった事を気にしてるんでしょうか?」


直「気にしなくて良いよ」


紬「みんな、大丈夫よ
~」

唯ハム「許してくれたのかな?」


憂ハム「笑ってる¨あんなに優しい顔で」


和ハム「私、もう絶対噛まない!」


律「私も噛まない!」


澪ハム「私も噛まない!」


憂ハム「私もです」


純ハム「私達が仲良く元気に過ごす事が一番喜んでくれるんだと思います」


和ハム「それなら大丈夫よね」


唯ハム「とにかく、寝床を作ろうよ」


律ハム「よっしゃ!掘ろうぜ澪」


澪ハム「うん!掘ろう」


純ハム「うんしょうんしょ」ほりほり


紬「早速、掘ってるわ~」


梓「名前つけないと」


菫「どんな名前が良いかな?」


紬「この子達を見た瞬間、何だか初めて会ったきがしないの¨」


紬「この子は唯」


唯ハム「ほぇ?何で名前わかるの?」


紬「この子は律」


律ハム「呼んだか?」


紬「この子は澪」


澪ハム「何?どうしたの?」


紬「そして、この子は和」


和ハム「何?何?」

紬「このもふもふした子は純」

純ハム「何か?」


紬「最後に憂、きっとこの子は唯と姉妹だと思うの」


憂ハム「何で?何でわかったの?」


梓「良い名前ですね」


菫「皆、呼ばれたら振り向いてますね」


直「何故、その名前に?」


紬「わからないの¨頭の中に流れ込んできたの」


梓「不思議な子達ですね」


紬「皆、宜しくね」


律ハム「宜しくな」


梓「回し車と巣箱も入れましょう」


直「これはトイレだよ」


紬「直ちゃん、トイレの中に糞を入れておいてね」


梓「トイレだと認識させる為ですね」


紬「そうよ~覚えてくれるかしら¨」


菫「賢い子達だから大丈夫だよ」


唯ハム「何?何あれ?」


澪ハム「私の糞じゃないか///」


律ハム「トイレって事かな?」


和ハム「どうやら、そうみたいね」


憂ハム「間違えないようにしなきゃいけませんね」


純ハム「そうだね、これで覚えた!」


律ハム「さーて、運動するか」


純ハム「よーし」


憂ハム「あの、純ちゃん¨」


純ハム「どうしたの?憂」


憂ハム「さっきは睨んじゃってごめんなさい¨」


純ハム「気にしてないって行こう憂」


憂ハム「うん!」


紬「私達はそろそろ寝ましょう」


梓「おやすみなさい、ムギ先輩」


ガランガラン
ガラガラ
ガシャン


紬「う、噂には聞いてたけど¨」


梓「まさか、これ程とは¨」


菫「とてもじゃないけど¨」


直「眠れない¨」




翌日


紬「うぅっ¨寝不足だわ」


梓「とにかく、学校に行かないと」


菫「ほらっ、お姉ちゃん行こう」


直「行って来るね」


律唯澪和純憂「zzz」




紬「今日は水槽にカメラを仕掛けて明日、皆で見ようと思うの」


梓「それは、楽しみですね」


菫「夜はどんな事してるのかな」


直「明日が楽しみですね」

翌日


紬「早速、見てみましょう」


菫「それぞれ、楽しんでるのかな?」


梓「あっ!律が」


直「寂しそう」


澪ハム「それでさ」


和ハム「それは面白いわね」


律ハム「澪と和は話込んでる¨」


憂ハム「純ちゃん、こっちこっち」


純ハム「憂、待ってよー」


律ハム「憂ちゃんと純ちゃんは楽しそうに遊んでる¨」


唯ハム「ふんす!ふんす」カジカジ


律ハム「唯は歯を削るのに夢中」


律ハム「退屈だ」


唯ハム「よいしょよいしょ」カジカジ


律ハム「!」ピーン


律ハム「¨」そろーりそろーり


唯ハム「もう少し」カジカジ



律ハム「ぐへへーねぇちゃん良いケツしてんじゃん」ツン



紬「野良ハム」



唯ハム「ひゃあ!りっちゃん何すんのさ///」


律ハム「だってさ~余りにも良い尻が目の前にあったから」


唯ハム「歯を削る事は大切なんだよ!」


律ハム「う、うん¨ごめん」シュン

唯ハム「¨」


律ハム「¨」シュン


唯ハム「りっちゃん、もしかして寂しかったの?」


律ハム「さ、寂しくねーし///」


唯ハム「みんなーりっちゃんが寂しいんだって」


律ハム「だ、だから寂しくねーし///」


澪ハム「寂しかったのか?律」


和ハム「水臭いわよ律」


純ハム「律先輩も遊びましょうよ」


憂ハム「行きましょう律さん」


律ハム「あ、ありがとう///」


唯ハム「これで寂しくなんかないよぉ」


律ハム「寂しくなんてねーし///」


律ハム( 本当は凄く嬉しいし///)


菫「澪と和は何を話してるのかな?」


澪ハム「毛繕いが中々可愛く出来ないんだ」


和ハム「こうやって最後にくるんとやると可愛く出来るわよ」グシグシくるん


澪ハム「こうかな?」グシグシくるん


和ハム「とっても可愛いわよ澪」


澪ハム「本当?やったーみんなー見て見て!りつぅ~」とてとて


和ハム「本当に可愛いわね///」



直「こっちでは純がだれてる」


純ハム「ひまわりの種食べたいよー」


憂ハム「今日の分は食べちゃったよ」


純ハム「もう少し食べたいー」


憂ハム「¨」ほりほり


純ハム「憂?」


憂ハム「はい、純ちゃん」ニコッ


純ハム「だって、これは憂の分だよ¨」


憂ハム「いいから」ニコッ


純ハム「う、うん¨」パキッカリカリ


純ハム「はい、憂」


憂ハム「?」


純ハム「半分こしようよ」


憂ハム「うん」ニコッ


紬「ひまわりの種を半分こしてるわ~」


直「こ、この光景は可愛い過ぎます¨」


紬「唯と憂が和に覆い被さってる¨」


唯ハム「和ちゃーん」


和ハム「苦しい¨」


憂ハム「和ちゃーん」


和ハム「重いって¨」


紬「百合ね!ハムスターの世界の百合ね!」


梓「ハムスター相手に何を想像してるんですか¨」


菫「でも、皆仲良しです」


直「そう思われても仕方ないかも」


紬「ハムスターの寿命はどれくらいなのかしら?」


梓「3年~5年ですね」


菫「この子達は何歳くらいなんだろ?」


直「高校生くらいだと思う」


紬「私が高校生になる頃にはまだ生きてるかな」


梓「わかりません¨」


菫「今はまだ考えたくないな」


直「こんなに楽しそうに生きてるんだから」


紬「うん、そうね」


梓「何か、私が寝てる所を見てるような¨」


唯ハム「ねぇねぇ皆」


律ハム「どうした唯?」


唯ハム「何だか猫に似てない?」


澪ハム「確かに似てるな」


唯ハム「でしょ?名前何だったかな?」


憂ハム「梓って呼ばれてたよお姉ちゃん」


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最終更新:2013年09月11日 21:25