唯「ララまた明日~♪」
ジャーン

律「久しぶりに合わせたけど中々だな!」

澪「ああ、ドラムが走り過ぎてなきゃな」

律「それがあたしの持ち味だ~い」

澪「欠点や失敗は持ち味とはいわない」

律「ぐっ・・・」

紬「まあまあまあまあ」

梓「唯先輩は上達しましたね」

唯「ふっふ~ん、練習してますから」

梓「あとは入りのトコのリフを少し抑え目して、リズムを飛ばさず、音のつなぎ目を丁寧にすれば完璧です」

唯「うう・・・厳しい・・・」

唯「あずにゃん的にまだまだなのかな~?」ウルウル

梓(うっ、上目づかいとか)

梓「えぇ・・・と、80点くらいはあげても・・・///」

唯「やったぁ!」ジャンプッ

梓(か、可愛過ぎる!!)



律「甘いな」
澪「ああ、甘いな」
紬「ええ、甘いわね」ツー



澪「さあもう一曲やるぞ」

律「えー、疲れたよ!休憩しようぜ」

澪「なっ、まだ3曲しか合わせてないぞ」

律「でも、疲れたんだもーん、なぁ唯」ダラー

唯「お茶にしよーよー」ダラー

紬「じゃあすぐ用意するわね」サッ

澪「ムギまで・・・あずさぁ」

梓「唯先輩!もうちょっとなんですから頑張りましょうよ!」

唯「え~・・・あずにゃんさんのいけずぅ」ヨヨヨヨ…

梓「し、しなだれかからないで下さいっ」

唯「ちょっと休憩しようよぉ」

梓(のぉぉぉぉぉぉ)
梓(唯先輩の柔らかい手が私の手を優しくつつむぅぅぅ)

梓「ちょ・・・」

唯「ちょ?」

梓「ちょっとだけですよ・・・」



律「落ちたな」
澪「ああ、落ちたな」
紬「ちょろいわね」



唯「わぁい!あずにゃん大好き!」ダキッ

梓「にゃああああ」

梓(のほぉう!いいにほひ・・・)クンカクンカ

唯「ぎゅー」

梓「きゅう///」チーン



律「イッたな」
澪「ああ、イッたな」
紬「キマシタワー」ダラー



なかのけのふろ!

梓「ふぅ」カポーン

梓「今日も唯先輩はマジ天使だったなぁ」

梓「いい匂いだった・・・」

ピリリリリリ

梓「あ、私の携帯だ」ザバー

梓「もしもし」ポタポタ

唯『あっずにゃ~ん』

梓「唯先輩っ」

梓(はっ!今、私裸だ)

唯『なにしてたの~?』

梓「お、お風呂入ってまして」

梓(どうしよう・・・)

唯『あ、そっかごめん、かけなおすよ』

梓「いえいえいえいえ大丈夫です!」

唯『上がったの?』

梓「お風呂に浸かりながら話しますから寒くないです」

唯『ほぉほぉ』

唯『じゃあ、今あずにゃんはすっぽんぽんですな』

梓「にゃっ///」

ザブンッ

梓『ぼぼぉぉ』

唯「あずにゃん!あずにゃん!」

携帯『ツーツーツー』

唯「切れちゃった・・・大丈夫かな」



つぎのひ
つうがくろ!

梓「昨日は大変な目にあった」トボトボ

梓「お風呂で気絶して風邪気味だし・・・」ズズッ

梓「携帯は水没しちゃうし・・・」トボトボ

唯「お、あそこをトボトボ歩いているのは」

唯「あっずにゃ~ん」ダキッ

梓「にゃあ///」

唯「朝からあずにゃん分を補給できるなんて幸せだよぉ」スリスリ

梓(ほぉぉぉぉぉぉ///)クンカクンカ

憂「梓ちゃん、おはよう」

梓「あ、うい、おはよお」トローン



律「盛んだな」
澪「ああ、朝からな」
紬「しあわせ」タラー



唯「昨日、あれから何回も電話したのにずっと圏外だったよね」

梓「あの時、お風呂に落としちゃって・・・」

唯「えー、水没しちゃったの!?」

憂「壊れちゃったの?」

梓「はい・・・データはPCにバックアップしてるからいいんだけど」

唯「修理代高いもんねぇ」

憂「お姉ちゃんのせいでごめんね」ペコ

唯「あずにゃんごめんよぉ」グスッ

梓「いえっ!落とした私が悪いので!唯先輩は全然悪くないです!」アセアセ

梓「もう古い機種だったのでついでに機種変しちゃいます」

梓「家族のポイントを使えばタダで手に入りますから心配しないで下さい」

憂「そっか、梓ちゃんありがと」ニコ

唯「じゃあ、今日買いに行こうよ!部活も休みだし付き合うよ」フンスッ

梓「ええええ」

梓(デデデデデデデデデデデデ・・・デート!!!!)

唯「ね、いいよね」

梓「はははははい///」

唯「あ、学校着いたね」

唯「じゃあ、放課後迎えに行くねっ」フンスッ

唯「楽しみにしててねー」

唯「アイスもごちそうするからっ」
タッタッタッタ



憂「お姉ちゃんとデートかぁ、いいなぁ」

梓「」チーン

憂「梓ちゃん?」

純「おっ、憂~梓~。おっはよ~ん」

憂「梓ちゃんが息してない!!」

純「ええええええ!何があったの!?」

梓「」チーン

憂「いやぁぁぁぁぁ梓ちゃん!死なないでぇぇぇ」

純「何があったのぉぉぉ」ノォォォォ



ほうかご!
一年の教室

唯「やっほ~、あずにゃんいますか~?」

梓「はいっ!こちらにっ」シュタッ

憂「お姉ちゃん」

唯「お~うい~」

憂「ちゃんと梓ちゃんの携帯選んでくるんだよ」

唯「まっかせといて~」

憂「お金ちょっと渡しておくから、梓ちゃんにお茶をごちそうするように」

唯「は~い」



唯「じゃあ行こうか、あずにゃんや」

梓「地獄の果てまでお供します」キリッ

唯「そこまでは行かないよ」

憂「いってらっしゃ~い」フリフリ

えきまえ!

唯「あずにゃんはauだっけ?」

梓「いえ、ソフトバンクです」

唯「じゃあ、駅前のソフトバンクショップだね」

梓「はい」



唯「何の機種にするか決まったの?」

梓「せっかくだし、スマートフォンにしようかと思いまして」

唯「最先端だねっ」

梓「iPhone5cとかどうでしょうか」

梓「身近にスマホを使っている人がいなくて・・・」

梓「唯先輩の周りにはいますか?」

唯「ん~、わかんない」

唯「店員さんに聞いてみよ~」

唯「すいませ~ん」



30分後

唯「ちんぷんかんぷんだったね!」

梓「ええ、でもiPhone5cにしちゃいましたね」

唯「待ち受けとかどうやって変えるんだろ」

梓「説明書もないですもんね、帰ったらネットで調べてみましょう」

唯「むぅ・・・色々やってみよう」

梓「分からないと思いますよ」


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最終更新:2013年12月18日 01:11