12月のある日 朝 平沢家
唯「えへへー、私も大学生だからね。」エッヘン
憂「そ、そうなんだー。えっと…誰と過ごすの?(たぶん軽音部の人達だよね?)」
唯「それは内緒だよー。」
憂「えっ…」
唯「でさぁ、受験生の憂には悪いんだけど、その日外に出ててもらえないかな?」
憂(内緒…家にいて欲しくない…これって…)
唯「ねぇ、憂、ダメかな?」
憂「い、いいよ。ちょうどその日は終業式だから、そのあと梓ちゃん達と勉強する約束してたんだ。」
唯「おぉ、あずにゃん達と勉強かぁ…クリスマスなのに受験生は大変だねぇ…」
憂「じゃ、じゃぁ私学校行ってくるね。」
唯「いってらっしゃーい。変な人に付いていっちゃだめだよー。」
高校
憂「ってことがあって…」
梓「えぇー!?それって…」
憂「うん…たぶん…」
純「いやいや、唯先輩に彼氏ができたなら、憂と梓には話すでしょ。それに、唯先輩って女子大だよね?」
憂「うん、そうなんだけど…」
梓「それにしても、唯先輩、なんでこんな平日に家にいるの?」
憂「えっとね、授業が休講になって、土日挟んで4連休になったから帰ってきたんだって。」
純「へぇ、いいなぁ、大学生…」
梓「そ、そうなんだ・・・」
純「あれあれー?梓、唯先輩に会いたいんじゃないの?」
梓「べ、べつにそんなんじゃないよ。受験で忙しいこの時期に唯先輩なんかにあったら気が抜けちゃうよ。」
憂「えー、そんなことないよ。お姉ちゃんがいるとリラックスできるよ。」
純「憂は本当に唯先輩が好きだね。」
夜 平沢家
唯「あーやっぱり憂の作るご飯は美味しいなあ。」
憂「そうかな?普通の味付けだよ?」
唯「そんなことないよー。憂のご飯は世界一だよ。」
憂「ありがとうお姉ちゃん。ところで・・・」
唯「ん?」
憂「今朝言ってたクリスマスの用事なんだけど・・・」
唯「えー内緒って言ったじゃん。」
憂「そ、そうだよね。お姉ちゃん、もう大人だもんね。」
唯「えへへー、大人だなんて、そんな・・・」テレテレ
憂「・・・」
唯「あっそうだ!」
憂「ん?どうしたの?」
唯「土曜日は夜ご飯外で食べてくるから!」
憂「え?月曜日に帰るんじゃないの?」
唯「うん。だけどちょっと用事があるんだ。」
憂「そ、それって軽音部の人?」
唯「・・・うん。そうだよ。」
憂(今、間があったような・・・)
次の日 高校
純「それは怪しいね。」
梓「でも唯先輩って嘘ついたらすぐ分かるくらい嘘下手だったよね?」
憂「うん。間はあったんだけど、嘘ついてるとは思えなかったんだよね。」
純「でも、それは高校生までの唯先輩でしょ?大学生になって嘘つくのがうまくなったのかもよ?なんといっても大学生だからね。」
梓「うーん、唯先輩はやる気を出すとすごいから・・・あり得るかも。」
憂「そうなの。お姉ちゃん、本気を出すとすごいんだよ!」
梓「うん、だけど今はそれを自慢してる場合じゃないよ、憂。」
憂「あっそうだった・・・」
純「というか、実際に確認してみればいいんじゃないの?」
憂「うーん、昨日も内緒って言われたこと聞いちゃったし・・・あんまりしつこいとお姉ちゃんに嫌われちゃうよ。」
梓「それに、もし唯先輩の嘘がうまくなってるなら、聞いてもはぐらかされちゃうんじゃない?」
純「うん、だから唯先輩じゃなくて他の先輩に聞いてみれば?」
憂「あぁそっか!純ちゃんさすが。」
梓「で、誰に聞くの?」
純「そりゃ澪先輩でしょ。」
梓「それ、純が澪先輩と話したいからじゃないの?」
純「まぁ、それもあるけど、澪先輩はしっかりしてるから、仮に唯先輩と出かけるのが澪先輩じゃなくても、予定とか把握してそうじゃない?」
梓「たしかに・・・でも、今の時間って大学生は授業受けてるよね?もし澪先輩に電話したら・・・」
---妄想---
-大学-
教授「〜であるからして…」
携帯『あぁ神様お願い 二人だけの』
学生(…!)
澪(私の携帯!)
携帯『ドリームナイトください』
澪(ないよー、どこ…)ガサガサ
教授「…」
携帯『お気に入りのクマちゃん抱いて 今夜もおやすみ』
澪(ないよー)涙目
携帯『ふわふわタイム』
学生「ふわふわタイム」
携帯『ふわふわタイム』
教授「ふわふわタイム」
---妄想終了---
純「ちょっ…ちょっとストップ!」
梓「え?」
純「おかしいでしょ!」
梓「どこが?」
憂「そうだよ梓ちゃん、澪さんは左利きなのに今の回想だと右利きになってたよ!」
純「いや、そこじゃないよ。第一SSなんだからそんなの読者に伝わらないよ。」
憂「えっ、でも今回は絵をつけていくコンセプトだったはず…」
純「うん、まぁ、そうなんだけど…作者が書くの遅すぎて絵が間に合わなかったんだよ…」
憂「あぁ…」
純「そ、それよりも、もっとおかしなところあったでしょ。」
憂「えっと…自分の歌ってる曲を着信音にするとか…」
純「たしかに!そこは盲点だった!けど…そこじゃないよ。」
憂「えぇ?じゃぁもう変なところないよ?」
純「憂がボケちゃったら、私がボケられないじゃん。」
憂「そんなつもりはないんだけど…」
梓「そうだよ憂、どう考えても他の人が歌うのは不自然だよ。」
純「梓が言っちゃうの!?」
CM デデッデデデッデデレレレレレレレーン けいおん
純「まぁ紆余曲折はあったけど、梓の言いたいことは何となくわかったかな。」
梓「うん、澪先輩に今連絡するのは悪いかなって…」
純「でも、そうすると誰に連絡する?」
憂「紬さんは?」
梓「うーん、ムギ先輩か…」
憂「だめなの?」
梓「ダメっていうか…」
---妄想---
紬「もしもし、うわぁ梓ちゃん?久しぶりね。」
紬「えっテンション高い?あのね、私、後輩からこうやって電話かかってくるのが夢だったのー。」
紬「それで?うん…うん…えっ、唯ちゃんが軽音部の人と?えっと…知らなかった…」
紬「梓ちゃん、ごめんなさい…せっかく電話してくれたのに役に立てなくて…」ショボーン
---妄想終了---
梓「って感じで、必要以上に落ち込んじゃいそうで…」
純「ムギ先輩が知らないことは前提なんだね。」
梓「ち、違くて、別に他意はなくて、、」あたふた
純「分かってるから大丈夫。からかっただけ。」
憂「でも紬さんもダメとなると…」
梓「…」
---大学---
律「ということで、って…なんじゃそりゃぁ!」
律「久しぶりに連絡してきたと思ったら、なんて失礼な奴!」
律「いいよ、もう、で、何の用だ?」
律「うん、うん、土曜日に?」
律「いや、私はその日はバイトあるから唯と遊ぶ予定はないぞ。」
律「心当たり?いや、ぜんぜ…あぁ…」
律「うん?まぁ…私達ももう大学生な訳で…人に言えない用事の一つや二つ…」
律「あるわけないか!あはは…って梓?あれ?切れちゃった…」
---高校---
梓「…あれ?切れちゃった…」
憂「どうだった?」
梓「うん、なんか律先輩は知ってる風だったけど、秘密な感じをかもしだしてた…かな…」
憂「えぇ…それって…」涙目
純「まさか本当に唯先輩に彼氏ができたとは…大学生ってすごい。」
梓「いや、でもまだ決まったわけじゃないし…」
憂「…いく」
梓「えっ?」
憂「私、土曜日お姉ちゃんについていく!」
梓「えぇ?それって尾行するってこと?」
憂「うん!」
純「何それ、探偵みたい!私も行く!」
梓「いや、でも、唯先輩にもプライバシーが…」
-土曜日-
純「とかなんとか言いながら、結局梓も来るんだね。」
梓「いや、ほら、唯先輩だから、悪い男に騙されてるかもしれないし…」
憂「うぅ…お姉ちゃん…今日の朝もすごい楽しそうに家を出て行って。」
梓「それに、憂のことが心配で…」
純「唯先輩のこととなると何をしでかすか分からないからね…」
梓「で、待ち合わせはここであってるの?」
憂「うん、この駅で集合って言ってたから。」
純「あっあの人じゃない?」
憂「えっどこ?」
純「ほら、あの短髪の…唯先輩も手振ってるし…」
梓「…男の人…だね…」
憂「うぅ…お姉ちゃんに彼氏…そんな…」
梓(唯先輩…)
純「歩き出したよ、私たちも行こう。」
デデッデデデッデデレレレレレレレーン けいおん
憂「お姉ちゃんに彼氏…お姉ちゃんに彼氏…」
梓「憂、大丈夫?さっきからそれしか呟いてないよ。」
憂「う、うん…お姉ちゃんに彼氏…」
純「でもさ、あの二人って本当に付き合ってるのかな?」
憂「えっ!?」目キラキラ
梓「どういうこと、純?」
純「だって手繋いだりしてないし、寄り添ったりもしてないじゃん。普通カップルならそういうのすると思わない?」
梓「いや、そんなのそのカップル次第だろうし、私としては人前でイチャイチャするのはどうかと…」
憂「そうだよ純ちゃん!普通カップルなら人前でイチャイチャして、キスとかもするよね!」
純「いや、キスはどうか…」
憂「何言ってるの純ちゃん!大学生のカップルだよ!人前でキスくらいするよ!だから、そういうことしてないお姉ちゃんとあの人は付き合ってないよ!」
梓「いや、憂ちょっと落ち着いて…」
憂「わ、私はいつでも、落ちつ、落ち着いてるよ小豆ちゃん。」
梓「小豆ちゃんって誰!?」
純「あっ、唯先輩が彼氏に抱きついた。」
梓「えっ、どk…」
憂「えぇぇぇぇ!?」
純「しかも彼氏、それをほどいて頭をどついたよ。」
憂「お姉ちゃぁぁぁん…あの人、絶対許さない!文句言ってくる!よくもお姉ちゃんを…」
梓「ちょ、ちょっと憂、ストップストップ!」
憂「止めないで梓ちゃん!」
梓「ちょっと、純も憂を止めるの手伝ってよ。」
純「…」
梓「純ってば!ボーッとして、どこ見てるの!?」
純「いや、あの二人どこいったかなって。」
梓 憂「え?」
デデッデデデッデデレレレレレレレーン けいおん
最終更新:2014年01月08日 14:16