――――――――――――――――
荒野を走る夜行列車・貨物車両
晶「……」
梓「……」
唯「??」アタフタ
晶「――なんだ、あんたらは? 私に用があって来たんじゃないのか?」
唯「えっ、えっ……?」
梓「何の話ですか。だいたい、あなたは何でこんな倉庫に隠れて……」
トニー車掌「ちょ、ちょっとみなさん、まずその武器を降ろして――」
晶(……車掌が一人、無関係そうなアホっぽい女が一人、正義の味方ぶってる女が一人――私の『杖』を狙ってきたのかと思ったが、違うみたいだな。……とすると)
晶「……私に用があるのは、どうやらその天井をぶち破った奴らしいな……」
天井の穴から聞こえる声「あら、わかってるなら出てきたらどうかしら? こっちのほうが暴れやすいわよ、渡り鳥さん」
晶「はっ、言われなくてもそのつもりだ」サッ
梓「いきなり列車を襲うなんて……なんのつもりか知りませんが、許せません。さあ、あなたも渡り鳥ですよね? 一緒に行きましょう」
唯「えっ……私は……」
梓「……違うんですか? そのギター、ARMですよね」
唯「う……うん! 私はれっきとした渡り鳥です!!」フンス
……
不審な女「あら、三人も? まあいいわ、久しぶりに思いっきり暴れまわれそうじゃない」
梓「サングラスにマスクに帽子……あからさまに不審者ですね」
晶「どこで聞きつけたのか知らないが……私を狙ってきたんだろ?」
不審な女「ええ。私達も、その『杖』が必要なの。悪いけど、いただくわ」
唯(ど、ど、どうしよう……なんかすごい怖そうな人と戦うことになっちゃった……大丈夫かな?)
梓「……『杖』?」
晶「あんたには関係ない話だ。だいたい、助けてくれとも言ってない。足手まといになるならひっこんでてくれ」
梓「……ますます、引っ込むわけにはいきませんね。あなたも、いい渡り鳥には見えません。ここは私が引き受けます」
不審な女「あなたたち、チーム……ってわけではなさそうね。ふふ、そんなんじゃ私に勝てないわよ?」チャキッ
唯(あ、あの人もギターだ……)
晶「あんたもギターウォリアーか、それなりに腕は立ちそうだな。――行くぞッ!」
boss;不審な女
◆ショット
不審な女「まずは小手調べよ、これはどう?」ジャーン ズガン!
晶「くっ!」195
◆ショット
晶「なめるなよッ!」ジャーン バシュッ! Force level up!
不審な女「きゃ!」235
◆ショット
梓「たあッ!」ジャーン バシュン!
不審な女「いたた……」221 Force level up!
◆リロード
唯「あーん、弦全部切れてたんだった~……」
梓「何やってるんですか!」
唯「えっと、これどうやってやるの?」
梓「えっ……まさか、新米渡り鳥――?」
唯「……はい」
晶「……なんだあいつは」
不審な女「ふふ、滑稽ね、あなたたちのチーム」
唯 晶 梓
HP208/208 HP518/713 HP665/665
FP3 弦0/6 FP40 弦5/6 FP30 弦5/6
……
◆リロード
唯「ええと、これがこうで……」
梓「違います! ここはこっちに……」
◆マルチブラスト
晶「まあいい、結果オーライだけど邪魔な奴はいなくなったんだ。私一人でかたをつける!」バシュン ズガガガ!! Force level up!
不審な女「きゃあっ!?」559 Force level up!
▼速弾き
不審な女「やるじゃない。お返しよ」ジャガジャガジャガジャン ズガガガガ!
晶「ぐあっ!?」302
唯「――できたー!」
梓「はあ……今度からは事前に弦を張り替えておいてください。リロードには2ターンかかるんですからね」
唯「はい、もうしわけございません……」ペコリ
唯 晶 梓
HP208/208 HP216/713 HP665/665
FP3 弦6/6 FP62 弦4/6 FP30 弦5/6
……
○ヒールベリー
唯「大丈夫? これ、たくさん持ってるから、どうぞ!」
晶「!? ……あ、ああ」200
不審な女「へえ、優しいのね。命拾いしたじゃない」
◆マルチブラスト
晶「――黙れッ!」バシュン ズガガガ!!
不審な女「きゃっ!?」559 Force level up!
◆ブーステッドシェル
梓「さあ、いきますよ! たあッ!!」ズド-ン!!
不審な女「ぐえっ!?」580 Condition green!
不審な女「いたた……結構やる子たちね。さすがに三人相手じゃ分が悪いかしら……」
晶「……何をそんなに余裕ぶってるんだ? 何か隠してるんなら出せッ!」
不審な女「鋭いのね。なら仕方ないわ、本気を出してあげる」
△アクセス
不審な女「覚えておきなさい。私は『デス・ナイト・クォーターズ』の一員、『デスナイト・キャサリン』よッ! ――アクセスッ!!」ピカァァァァ
晶「――なッ!?」
梓「変身したッ!?」
唯「派手な格好……つ、強そう……」ガクガクブルブル
唯 晶 梓
HP208/208 HP416/713 HP665/665
FP17 弦6/6 FP79 弦3/6 FP48 弦4/6
……
▼ナイトフェンサー
キャサリン「死の破壊剣……くらいなさい!」ギュイイン ジャキーン!! ジャキーン!! ジャキーン!!
梓「きゃあっ!?」375 Force level up!
梓「ちょっ……ギターで殴るなんて、反則ですッ!」
◆マルチブラスト
晶「なんなんだこいつ……人間かよッ!?」バシュン ズガガガ!!
キャサリン「くっ!」478
○ヒールベリー
唯「大丈夫? えい!」 Force level up!
梓「あ、ありがとうございます……」200
◆ブーステッドシェル
梓「――えーいッ!」ズド-ン!!
キャサリン「く……ふふっ」470 Force level up!
梓「あまり堪えてないみたいですね……」
唯 晶 梓
HP208/208 HP416/713 HP490/665
FP25 弦6/6 FP95 弦2/6 FP63 弦3/6
……
▼ガンブレイズ
キャサリン「死の焔……焼き尽くしなさい!」ギュイイン ゴォォォォ!!
晶「うわあああっ!?」407 Condition green!
唯「あ、もうヒールベリーないや……どうしよう」アタフタ
△フルフラット
晶「くそ……これで終われッ……!」シュイイン
◆マルチブラスト
晶「たああッ!!」バシュン ズガガガガガガ!!
キャサリン「くぅっ!」921
キャサリン「――ふう……さすがに今のは危なかったわ」
◆ブーステッドシェル
梓「まだですか……はあッ!」ズド-ン!!
キャサリン「焦ってると当たらないわよ?」miss!
梓「う……まずいですね。もう少しなのに……一気にたたみかけないと……」
△アークインパルス
唯「じゃあ、みんなで一緒に演奏しようよ!」ジャカジャカジャーン
梓「今のんきに演奏してる場合ですか!?」
晶「私が今弦を使い切ったのを見てなかったのか……? まったく」
唯「あう……」
※しかし何も起こらなかったッ!
唯 晶 梓
HP208/208 HP9/713 HP490/665
FP0 弦6/6 FP25 弦0/6 FP63 弦2/6
……
▼ナイトフェンサー
キャサリン「ひどいチームワークね……少しは力を合わせたらどうかしら?」ギュイイン ジャキーン!! ジャキーン!! ジャキーン!!
梓「きゃあっ!?」388 Force level up!
唯「あわわ……どうしよう、このままじゃ負けちゃう」
キャサリン「怖気づいちゃったのかしら、新米渡り鳥さん?」ギロッ
唯「ひゃぃっ!?」
唯(……こわがっちゃダメだ……私もやらなきゃ!)
◆プリズムレーザー
唯「――私も、がんばるよ! えーーーいッ!!」ビーーーーーー!
キャサリン「え、ちょ、そんな、ぐはっ!?」203
◆アタック
晶「ハッ……少しはやるじゃん。おらよッ!」ゲシッ
キャサリン「ぐえっ!?」120
◆ブーステッドシェル
梓「今なら……当てるッ!」ズド-ン!!
キャサリン「きゃあっ!?」526 Force level up!
後退
キャサリン「――ふふふ、参ったわ! なかなか楽しませてくれるじゃない。でも忘れないで、その『杖』……『アークセプター』はいつか必ずいただきに行くわよ」サッ
晶「ま、待てッ!」
唯「列車から飛び降りちゃったよ!?」
梓「はあ、はあ……でも、なんとかなりましたね」
トニー車掌「みなさん、列車の中へ! もうすぐ停車しますッ!」
レベルアップ!
唯 level 6 HP373
晶 level 14 HP823 ボルトファニングを覚えたッ!
梓 level 15 HP755 ソリッドストームを覚えたッ!
――――――――――――――――
荒野の真ん中の駅
唯「もう朝かあ……ふわあ……ここ、どこ?」
梓「のんきですね……それより、聞きたいことがあります。あなたの持っている『杖』、それを狙ってきた『キャサリン』という人物。これは、どういうことですか? 何か心当たりは?」
晶「……あの女は知らないが……『杖』のことについて話す理由はないな。あんたたちには関係ないだろ」
梓「話せないような理由があるんですか? まさか、その『杖』、どこかから盗んできたんじゃ……」
晶「答える理由はないって言ってるだろ……それに、盗んだモノだったら何だって言うんだ?」
梓「――! やはり、あなたも悪い渡り鳥なんですか? そうやって、渡り鳥が悪事を働いてばかりだから――よけいに、ファルガイアが荒れ果てていくんです」
晶「何を奇麗事を言ってるんだか……この荒野で生きていくには力が絶対だ。『絶対たる力』を持っている者こそが、生き残るんだッ!」
梓「な……あなたはッ――」
唯「や、やめてよ! ケンカはよくないよ?」
梓「……」
晶「……ハッ、拍子抜けだな。まあいい、もうあんたたちと付き合う理由もない。ここでお別れだな」
唯「ま、待ってよ! ねえ、あなたの名前は?」
晶「それを知ってどうするんだ……もう二度と会うこともないだろ」
唯「だって、短い間だけど一緒に渡り鳥したんだもん……だめかな?」
晶「……晶、だ。じゃあな」サッ
唯「私は唯だよ! またね、晶ちゃん!」
梓「お人よしですね……あの人は多分、盗みを働いたりする悪い渡り鳥ですよ?」
唯「そうかな? 晶ちゃんはそんな風には見えなかったけどなあ」
梓「……まあいいです。ところで、唯、さん? あ、私は梓っていいます。これからどこへ? と言ってもここから近い街は一つしかありませんが」
唯「私は……えっとね、どこに行くかは決まってないんだ、えへへ」
梓「? まさか、渡り鳥になるために当てもなく家出してきたとか……」
唯「ううん、そうじゃないんだけど……これからどうしようかなあ」
梓「どちらにしろ、その街に行きましょう。そこには渡り鳥がたくさん集まってくる酒場があります」
梓「もっとも、渡り鳥って言っても荒くれ者の男ばかりです。悪いことは言いません、渡り鳥になんかならないで故郷に帰るのをおすすめします……」
唯(……でも、私は帰れないから……)
唯「――ううん、決めたんだ、渡り鳥になるって。だから、行くよ!」
梓「……なんか、わけありみたいですね。わかりました、行きましょう!」
梓「ここからずっと歩いていけば、海辺に街が見えてきます」
唯「うん! すごいね~、荒野って広いね~」
梓「旅に出るのは初めてなんですか?」
唯「うん、ずっと小さな村で暮らしてたんだ。あ、そうだ梓ちゃん、私この『あーむ』っていうのがよくわかんないんだけど……どうしてこれでビームが出るの?」
梓「ええと、これは過去の魔族との大戦のときに――」
唯「あ、それは知ってる! そのとき作られた兵器をもとに後で楽器が作られたんだよね。でも、なんで攻撃できるんだろう」
梓「詳しくはわかりませんが、この中身がすごく複雑な機械になってて……音を増幅して衝撃波のようなものを出してるんだと思います」
梓「もともとは音色を自由に変えるための機能なんですよ」ギュイーン ジャンジャーン
唯「おお、すごい!」
梓「この機能を暴走させれば攻撃にも使えるってことです。でも、弦は機械でもなんでもない普通の弦ですから、そういうことをすると焼き切れちゃうんです」
唯「そっか、それでビーム出すと切れちゃうんだ……」
梓「普通に演奏する分には大丈夫ですから、渡り鳥同士でバンドを組んでる人達は多いですよ。……気の合う人達がいれば、の話ですが」
唯「バンドかあ……いいなあ、やってみたい! ねえ梓ちゃん、一緒にやろうよ?」
梓「……」
梓(唯さんは、悪い人じゃない……でもそれは単なる初心者だからであって……それに、私はやらなきゃいけないことがある。バンド組んで遊んでるわけにはいかないんだ)
梓「……すいません。私は……いつもバンドは組まずに一人で行動してますから」
唯「えー、そっかぁ……ちぇっちぇっ」
梓(大丈夫かなあこの人……悪い渡り鳥に騙されるんじゃ……うーん、でもいつまでもこの人に構ってるわけにもいかないし……)
唯「――あ、見えてきたよ! あの街だね!」ダッ
梓「あ、はい!」ダッ
唯「おお~、にぎやかな街だね」
梓「はい、ここは一番渡り鳥がたくさん集まってくる街ですから。気をつけてくださいよ? 怖い人に絡まれるかもしれませんからね」
唯「は、はい……」ビクビク
梓「あの中心部にある大きな酒場に行きましょう。あそこなら、依頼も多く集まってきます。あとはまあ、もしかしたら仲間が見つかるかも知れないですが……」
酒場『バンドマンズ・ヘヴン』
ガヤガヤ……
唯「うわー、怖そうなお兄さんがいっぱい……」
梓「びくびくしてるとナメられますよ……? ほら、あのマスターのとこに行きましょう。あの人は一応優しい人ですから」
マスター「あら、いらっしゃい。新人さんかしら?」
梓「はい。できればこの街のこととか、渡り鳥のこととかを教えてくれませんか」
唯(あれ……この女の人、どこかで見たことあるような)
梓「……唯さん? ぼーっとしてないで自己紹介を……」
唯「――あ、はい! 唯って言います! 今日から渡り鳥になりました!」
さわ子「元気のいいこと。私はさわ子よ、よろしくね」
梓「……じゃあ唯さん、私はこれで……」
唯「えっ!? もう行っちゃうの?」
梓「すみません、私はやることがあるんで……お気をつけて。また会えるといいですね」サッ
唯「そっか……またね、梓ちゃん!」
さわ子「さて、基本的にここでは仕事と仲間を斡旋するわ。……とは言っても、あなたみたいな大人しそうな女の子の渡り鳥はあの梓ちゃん以来初めてね」
さわ子「ご覧の通り、渡り鳥ってのは男臭い職業よ。女の子の渡り鳥ってだけで珍しいものよ。女の子ったってどぎつい目つきした男勝りな子ばかり」
唯「晶ちゃんみたいな子かな?」
さわ子「……。まあとにかく、あなたに合いそうな仲間は紹介できないわ。むしろあの梓ちゃんがちょうどいいぐらいだったんだけどね」
さわ子「まあ、最初は簡単なおつかい程度の仕事を紹介してあげるから、それで食いつないでいくことね。くれぐれも他の男どもには近づかないほうがいいわ」
バタン!
カチューシャの少女「たのもー!」
黒髪ロングの少女「こ、こら律! なんでわざわざこんな危なそうなところに……!」
律「えー、だって仲間集めるならここっぽいだろ? ほら、澪も怖がってないで来なって」グイッ
澪「ひいッ! ちょっと待って、いかにも怖そうな人ばかりじゃないか……!」ガクガクブルブル
律「なんだよ、バンド組みたいって言ったのは澪だろ?」
澪「捏造するなッ!」
律「――はいはーい! ただいま私達はバンドメンバーを募集してまーす! 私がドラムでこっちの子がベースでーす!」
澪「り、律ッ!?」
ワラワラ……
渡り鳥「へえー、こんな可愛い子が渡り鳥なんて珍しいねえ……特にこっちのベースの子、可愛いなあ」ニヤリ
律「」イラッ
渡り鳥「どうだい、俺達と組まないか? ヘヘヘ……」
澪「あ……あう……律ぅ……」ガクガク
律「あー、澪目当ての奴はパス。私らはバンド組みたいんだよ」
渡り鳥「ほう? 生意気言ってくれちゃって……いいのかなあ、俺達これでも結構強いんだぜ」
律「……はあ?」
澪(り、律ッ! やめろって、逃げよう!)グイグイ
律(……あー、そうだな。こりゃ拍子抜けだわ。ゴメン澪、帰るか)
バタン!
金髪の少女「あの~……どなたか『アークセプター』をご存知ありませんか?」
ガヤガヤ……
――なんだありゃ、お嬢様か?――
――渡り鳥には見えねえな。おい、こりゃいいカモになるかも知れねえぞ――
律「――おっ、いい感じの子発見!」ダッ
律「よっす! もしかしてバンド仲間探してる?」
金髪の少女「えっ? いえ、私は『アークセプター』を……」
律「あーく……って、財宝かなんかか? ちゅうことは渡り鳥だな! あ、しかもそれキーボードじゃん! ね、私らとバンド組まない?」
金髪の少女「ば、バンド? えっと、私は……」
澪「ちょっと律、いきなりすぎだろ! 困ってるじゃないか」
律「なんだよ! いいところなのに……あの時の約束は嘘だったのか、澪! 二人で渡り鳥になって、私がドラムで、澪がベースで――」
澪「だから、その話自体が嘘だろッ!」ゴチン!
律「あだッ!?」
金髪の少女「……ふふふ……なんだか楽しそうですね。実は、一人で探し物はつらくて……私もできれば旅のお仲間が欲しかったんです」
律「――お?」
紬「紬、って言います。私でよければ、仲間に加えてください」
律「……いやったぁーーーッ!! よろしくな! いやー、これであとはギターが揃えば……」
澪「え、えっと……もうバンド組むこと決定なのか……? まあでも、よろしく」
紬「ええ、よろしくお願いします♪」
渡り鳥「――おいおい、嬢ちゃんがたよ。嬢ちゃん同士で盛り上がるのは一向に構わないんだがな。俺らをコケにされちゃあ困るわけよ」
渡り鳥「いきなりドカドカ入ってきて三文芝居を見せられた挙句、俺達を無視とはいい度胸じゃねえか、へへへ……」
澪「ひッ!? り、律……今度こそまずいって、逃げよう!」
律「あ……ってもなあ――」
渡り鳥達「「ヘヘヘ……」」ゾロゾロ
律「――囲まれちゃったって訳でして……てへ」
澪「うう……どうするんだ……」
唯「あわわ……どうしよう、あの子たちやられちゃうよ……」
さわ子「いやー、驚いたわ。まさかこんな偶然があるなんてね……さ、唯ちゃん、出番よ」
唯「え?」
さわ子「どうみてもあなたにピッタリの仲間たちじゃない。さあ、渡り鳥になりたいなら助けに行ってきなさい。……これは私からの依頼、にしとこうかしら」
唯「わ、私が!?」ガクガク
さわ子「あなたなら大丈夫。私が保証するわ」ニコ
唯「うう……わ、私、渡り鳥にならなきゃ……がんばりますッ!」ダッ
さわ子「初仕事、しっかりやるのよ」
渡り鳥達「「ヘヘヘ……」」ジリ……ジリ……
紬「? この方々は一体何を……」
律「……ホントに見た目通りお嬢様なんだな」
唯「ちょ、ちょ~っと待ったーッ!」
渡り鳥「あ? また変な女が……」
律「――ギター!? ほほう、これは……」
唯「あ、あの、私、唯っていいます! 私もバンドに入れてくださいッ!」
澪「ちょ、わざわざこんなとこに割って入らなくても――」
紬「あら……ギター? ふふ、これで全部揃いましたね」
律「しめしめ……こんなにとんとん拍子で行くとは思わなんだ……よーし、ぜひとも我がバンドに加入してくれッ!」
唯「やったー! ありがとう! いやあ、仲間が見つかるかどうか不安で不安で……」
渡り鳥「――てめえら、いい加減にせんかぁッ!!」
唯澪「「ひいぃッ!?」」
律「へっ、四人揃えば負けないぜッ! 結成記念の初仕事だ、行くぞみんなッ!!」
最終更新:2012年10月24日 22:03