――――――――――――――――

迷いの路 

憂「また、逃げられちゃった……」

純「全部のガーディアンのエネルギー、奪われちゃったね……どうなっちゃうの?」

菫「ファルガイアの生命力が失われて……これからさらに星が荒れ果てていくかもしれません」

直「それに、彼女達がそのエネルギーを使って何を企んでいるのかが気になります」

梓「面白いものを見せるって言ってたけど……なんのことなんだろう。検討がつかないや……」

直「……あ、これがミーディアムですか?」ヒョイ

※『死の接吻』を手に入れたッ!

菫「ミーディアムから感じられる力もどんどん弱々しくなってます……助けを求める声を上げることすら、つらそうです」

梓「とにかく、街に戻ろう。情報を集めなきゃ――」

梓(なんとか勝てたけど……ガーディアンを助けることはできなかった。まだまだ、なのかな……私たち)

梓(今度こそ、キャサリンたちの企みを阻止するんだ。それまでに、いいチームにしなきゃ――!)


……

ニーズヘッグパス
うつむけば絶望,見上げれば希望 

紬「このトンネルを抜ければ、ユグドラシルに着くのだけど……」

唯「ユグドラシルってなぁに、ムギちゃん?」

澪「さっきからムギ、難しい顔して……何かあるのか?」

紬「ええと、どこから説明したらいいのかな……まず、『七人委員会』の話から、ね」

紬「実は、荒れ果てたファルガイアをかつてのように緑豊かにするために、何年も前から極秘プロジェクトが進んでいたの。その実行委員が、七人委員会」

紬「七人で構成されていて、ファルガイアを元に戻すための研究をしていた……うちのグループから技術を提供していたから私は知ってるけど、一般には知られてないはずよ」

律「確かに、そんなの聞いたことないな……」

紬「そしてほんの一年前、その研究が完成したの。ファルガイアに流れる地脈、『レイライン』に隅々まで根を張り巡らせて、それを通じて生命エネルギーを供給するシステム」

紬「それが、ユグドラシルよ。それが正常に稼動すれば、ファルガイアはまた緑溢れる世界になるはずだったの……でも完成直後、突然プロジェクトの失敗が告げられた」

澪「突然……? 原因は?」

紬「それが、わからないの。何かトラブルがあったっきり、七人委員会は行方不明になってしまって……計画は凍結」

紬「その後うちのグループの者で調査に行ったのだけど……ユグドラシルは壊れてはいなかった。でも起動方法はその七人しか知らない機密事項だったから、操作できなかった」

紬「だから、今でもユグドラシルは当時のままこの先に放置してあるの。もうすぐトンネルの出口に着くけど、みんな、びっくりしないでね?」

唯「びっくりって、何が?」

紬「――ほら」

律「トンネルの出口が妙にまぶしくて見えないな――えっ!?」

澪「――うそ、だろ……?」

唯「――わぁ、すごーい!!」


……

ユグドラシルの周辺
孤高の世界 

唯「すごい、すごーい!! きれーい!!」

澪「きれい……森が、湖がある。鳥のさえずりも聞こえる。空気がきれいだ……」

律「これはすげーな……! 荒野だらけのファルガイアにこんなところがあったなんて。夢みたいだ……」

澪「ユグドラシルの計画は失敗に終わったって言ってたけど、少しは成功したんだな。このあたりだけは緑溢れるかつてのファルガイアになってるんだ」

紬「ううん。違うの……調べてみたら、ユグドラシルはファルガイア中の生命エネルギーを少しずつ吸収してることがわかったの。だからこのあたりだけに緑があるの……」

唯「あれ、ユグドラシルってファルガイアに栄養をあげるんじゃなかったっけ?」

律「そのはずが、計画失敗のせいで逆にエネルギーを吸い取っちゃったのか?」

紬「たぶん……でも、不自然な点もあるわ。ユグドラシルがもし暴走してエネルギーを逆に吸収してしまったのなら、ファルガイアがそれこそ致命的に痛めつけられてもおかしくないの」

紬「でも、そこまでひどくはないよね? ファルガイアは確かに荒野ばかりだけど、少しは緑はあるし、まだ海は青いわ」

紬「まるで、『試運転』のように……ほんの少しづつ、ユグドラシルはエネルギーを吸収してる」

澪「じゃあ……まさか、七人委員会が故意にやったってことか?」

律「そうだとしても、なんで行方不明になったんだろうな。別に大事故が起こったってわけじゃないんだろ?」

紬「ええ。だから謎が多いの。そのユグドラシルの核を外せっていう、今回の依頼も」

律「ジャニスさんがなんでそんなことを知ってるのか、か……。コトブキ家の関係者かなんかかな」

澪「でも、ムギはジャニスさんのことを知らないんだよな……?」

紬「うん。きっと、今回の仕事が終わったら全部話してくれるんでしょうけど……さ、行こう?」

唯「……」

澪「ほら、唯。見ていたい気持ちはわかるけど、今は依頼が先だろ」

唯「あ、うん……ねえねえ、私、決めたよ」

律「何をだ?」

唯「――私、ファルガイア中をこんな感じの、きれいな世界にしたい!」

律「……プッ」

澪「……ふ」

紬「……」ニコニコ

唯「あ、あれ? おかしかったかな……」

律「いや、お前らしいなと思って。協力するぜ、唯ッ!」

澪「私もだよ、唯」

紬「私も! 絶対に実現しようね、唯ちゃん!」

唯「うん! みんな、ありがとー!!」


……

破戒樹ユグドラシル
破戒樹の落とす影

澪「これが、ユグドラシル……塔みたいになってるんだな」

紬「ええ。ジェネレータは最上階にあるわ。急ぎましょう」

律「しっかし、周りはきれいな森なのに、物騒なもんが建ってるよな……まるで大地に牙をたてるような……」

澪「何言ってんだ、律……」

律「牙か……ふむふむ。これはいけるかも?」シャキーン! 
※新しい早撃ちのヒントをつかんだッ!


……

最上階 制御室前室

唯「うへ~、登るの疲れた……」

律「まったく、途中の階に意味はあったのかよ……ただ高いだけじゃんか」

紬「たぶん機能を発揮するのに必要なんだと思うけど……」

澪「――しっ! 誰かいるぞ」


?「ほう……予想通りここを狙ってきたか」

律「だ、誰だッ!?」

デラ「見てわかるだろう。デス・ナイト・クォーターズの一員、デラだ」

澪「派手な格好……た、確かに、キャサリンの仲間みたいだな……」

デラ「お前達、ジェネレータのコアを狙ってきたんだろう?」

唯「そうだよ!」

紬「……あなたは、ここで何をしているんですか? まさかあなたもジェネレータの核を……」

デラ「ジェネレータは確かに私達にも必要なものだが……まぁ、私がここにいる理由は、待ち伏せ、だ」ギロッ

律「――来るぞッ!」


――――――――――――――――

boss; デラ
バトル・ナイトブレイザー  


律「相手はベースか……攻撃が強そうだな」

◆サイコクラック
律「まずはこれだ、おりゃー!」ビシッ ピカァァァ!! Force level up!
デラ「……!」477
律「あー、全然混乱効きやしねぇ……」

◆プリズムレーザー
唯「えい!」ビーーーーーー!! Force level up!
デラ「……」401

律「なんか言ってくれよ……恐いだろ」

▼ナパームフレア
デラ「……フ。なら、一発お見舞いしようか? それ!」ゴォォォォ!
律「うわあぁぁぁぁッ!?」2041 ドサッ
澪「律ぅぅぅッ!?」

唯「あわわ、強いよ……」

○リヴァイブフルーツ
紬「はい、りっちゃん!」 Force level up!
律「ぐ……反則だろ、あれ……」

デラ「……」ギロッ

澪「ひっ……」

律「……落ち着け、澪。まだ撃つなよ?」

○ポーションベリー
澪「わ、わかってる……ほら」 Force level up!
律「サンキュ!」500


唯           律           澪           紬           
HP869/869     HP734/939     HP1185/1185    HP1234/1234    
FP25 弦5/6    FP0  MP89/93  FP27 弦4/4    FP27 MP123/123 


……

律「さっさと攻め込んだほうがよさそうだな……よーし!」

◆メテオドライブ
律「攻撃は最大の防御ってな!」ピョン ズガン!!
デラ「……!」597

律「続け、唯ッ!」

△アークインパルス
唯「了解ですりっちゃん! 行くよ~、みんな一緒に、ハイッ!」ジャカジャカジャーン
律「ちょ、今言われても遅いって!」
紬「ごめんね唯ちゃん、今他の魔法を……」
澪「……狙いを澄まして、狙いを澄まして、狙いを……」
唯「あれ……?」キュイイン……ポン!
デラ「……? これがキャサリンの言っていた技か?」154

唯「あはは、失敗しちゃった……これじゃあずにゃんに怒られ――」

唯(そっか、あずにゃんはいないんだった……一緒に演奏したいよ、あずにゃん)

△エクステンション
紬「これで……」シュイイン
◎シールド
紬「防御力アップよ♪」DFPアップ
唯「おお!」DFPアップ
律「よっしゃ!」DFPアップ
澪「……狙いを、狙いを……」DFPアップ

▼ナパームフレア
デラ「それで耐えられるとでも思ったか?」ゴォォォォ!
唯「きゃああああああ!!」1324 ドサッ
紬「唯ちゃん!?」
律「だ、ダメだ……向こうの攻撃が強すぎる!」

△ロックオン
澪「――行くぞ!」
◆ABMランチャー
澪「たあああッ!!」ズドドドドドドン!!!
デラ「ぐっ!?」1204

紬「効いてるわ!」

デラ「……ほう……」

律「いや、全然ピンピンしてるぜ……」


唯           律           澪           紬           
HP0/869       HP734/939     HP1185/1185    HP1234/1234    
FP0  弦4/6     FP19 MP85/93  FP10 弦3/4    FP11 MP121/123 


……

ピーッ!!ピーッ!!

デラ「……クリスティーナか?」ピッ

律「あれは……通信機? しめしめ――」

クリスティーナ『ああ、もしもしデラ? 至急なんだけど――』

◆アタック
律「――そこだッ!」ビシッ! Force level up!
デラ「なに――」301

パリーン!!

デラ「しまった、通信機が……!」


律「よっしゃ!」

デラ「至急、か……それ以上は聞き取れなかった。おそらくエネルギー採取が終わった……? 確認できない以上すぐに引き返すしかないね」

律(お、これは大人しく帰っていただける予感……?)

デラ「よし、覚悟しな、そこのお前。帰り際に一発かましてやるからさ」ギロッ

律「……ですよねー」

◎エアスクリーン
紬「あぶない、りっちゃん!!」
律「……お?」PRYアップ

▼ナパームフレア
デラ「――くらいな」ゴォォォォ!
律「うわっぶねッ! ナイス、ムギ!」miss!
デラ「なんだと……」

○リヴァイブフルーツ
澪「よし、今のうちに……」
唯「あう……」


唯           律           澪           紬           
HP217/869     HP734/939     HP1185/1185    HP1234/1234    
FP0  弦4/6     FP37 MP85/93  FP19 弦3/4    FP23 MP117/123 


……

デラ「こしゃくな……次は外さない」チャキッ

△アクセラレイター
律「させるかって、先手必勝ッ!」シュイイン
◆マグナムファング
律「――新技、くらえッ!!」グサッグサッグサッグサッ!
デラ「ぐあッ!?」909

後退 

デラ「ちっ……興醒めだね。ここでうだうだ遊んでるわけにはいかない、帰らせてもらう」

デラ「できればこの塔にしばらくいることをおすすめするよ。特等席から面白いものが見れるはずだ」サッ

律「ふーぅ……セーフセーフ」


レベルアップ!
唯 level 17 HP981 バニシングレイを覚えたッ! 
律 level 19 HP1038 
澪 level 20 HP1304 パルスクラスターを覚えたッ!
紬 level 20 HP1365


――――――――――――――――

破戒樹の落とす影

紬「面白いものが見れるって……なんのことかしら」

澪「わからないけど……行こう、ジェネレータのコアを回収しなきゃ」


……

制御室

紬「そんな……! ジェネレータのコアが既に抜き取られている……!」

律「もしかして、さっきのデラって奴が持ってっちゃったのか?」

紬「いえ、コアは結構大きいから、持っていたらすぐわかるはず……」

澪「デラはそんなものを持ち歩いてるようには見えなかったな」

唯「え、じゃあもうずっと前に取られちゃったのかな?」

紬「そうね……もうデス・ナイト・クォーターズが既に回収してあったうえでの――」

律「――待ち伏せ、か。私達を足止めでもする気だったのか? なんか、嫌な予感がするな……さっきの通信機の連絡もなんだったんだろ」

澪「何か、あいつらの目的が達成されちゃったような気がするよ……それを、『面白いものが見れる』、って言ってたんだろうな」

唯「じゃあ、ガーディアンの力を吸い取られちゃったってこと……? あずにゃん……憂……大丈夫なのかな……?」

律「――くそっ! あいつらの言うとおりここにいてもしょうがない、ジャニスさんのところへ戻ろう!」



……

――まぁ、女だからってのはちょっとずるいかな――

「……そんな風に、思ってたんだ……」

――違うんだ、これはだな――

「嘘! 聞きたくない、聞きたくない……!」



晶「――うあッ!?」ガバッ

菖「うわ!! びっくりした……どしたの、晶」

幸「また、夢?」

晶「……ああ。すまん、うとうとしてた……休んでる暇はないな、行こう。今度こそ奴らの持っている『力』の謎に近づけそうな気がするんだ」

菖「もー、まだそんなこと言って……そんな力なくたっていいでしょ~?」

幸「私達は晶が心配なんだよ? また無理するんじゃないかって」

晶「う……でも、絶対に必要なんだ……絶対たる力が。そう決めたんだ」


……

テレパスタワー 
ダンジョン・遺跡系1 

晶「これが電波塔か。確かに、壁とかが新しい感じがするな。最近建ったってのは本当か」

菖「変身女さんたち、いるかな? いたとして、何するためにこんなの作ったんだろ」

幸「電波だから……何か、連絡するのかな?」

晶「誰にだ……? そもそも電波なんてロストテクノロジーだ。電波を出されたところで受けられる機械を持ってるのはコトブキ家ぐらいだろう」


……

中央制御室

晶「なんだここは……大きな結晶が置いてある。周りには小さい結晶が四方に……見るからに怪しいな」

幸「魔方陣みたいだね」

菖「これが電波を出す機械ってやつ? なんか周りの機械がゴウンゴウン言ってるし。てか、こんなでっかい結晶初めて見た! ジェムなのかな?」ペタペタ

?「おーっと、それに触らないでくれるかな~?」

晶「――誰だッ!!」

ジェーン「デス・ナイト・クォーターズの一員、ジェーンさ。思ったより早く来たね……今準備中だから少し待っててほしいんだけど」

菖「何をたくらんでるのさ? それによっては待てないけど!」

ジェーン「それは見てのお楽しみ、ってとこかな?」

晶「なら決定だな。今すぐお前を倒し、この怪しい機械を破壊してこの先に進む!」チャキッ

ジェーン「ま、準備時間にはちょうどいいね。行くよ――アクセスッ!」


――――――――――――――――

boss; ジェーン
バトル・ナイトブレイザー  

▼レフトアームエッジ
ジェーン「さ~て、まずは小手調べだよ」ジャキン!
菖「うわ!?」389 Force level up!

菖「何あれ……義手? 普通の早撃ちとは違う……」

ジェーン「そ。私たちの体はちょっと特殊だからね」

晶「いったい、なんだっていうんだ? 前も浄化がどうのこうの言ってたが……その変身能力の正体は何だッ!」

ジェーン「まぁ、ここで説明すると長くなるし……噂じゃ、そっちにジャニスがついてるって話じゃん。ジャニスに聞けばいいと思うよ」

幸「ジャニスさんとどういう関係なの?」

ジェーン「それも後々、ね。私は今運動したい気分なんだけど?」

◆マルチブラスト
晶「……ああ、わかったよ。くらいなッ!」バシュン ズガガガ! Force level up!
ジェーン「おっと!」miss!

◆バーストブレイカー
菖「そーれ!」シャキン!
ジェーン「見切った! 私に早撃ちは通じないよ」miss!
菖「ありゃ……速いね~」

幸「……当たりそうにない」GUARD

ジェーン「はは、賢明な判断だね」


晶           菖           幸 
HP1150/1150    HP656/995     HP1424/1424 
FP31 弦5/6    FP49 MP80/95  FP21 弦4/4





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最終更新:2012年10月24日 22:30