……

晶「な……何か来る!」

キャサリン「――ウォォォォォォッ!!!」キュイイン

梓「ちょ、ちょっと……そんなすごいの撃たれたら、亜空間が……!」

唯「――させないよ!!」ピカァァァ

梓(!? 唯先輩のギターが光って……もしかして、ジェミニサーキット?)

▼ファイナルバースト
キャサリン「コレが……デスデビルのチカラ……死ねェぇぇぇッ!!!」
唯「――負けないよ!! たぁぁぁぁぁッ!!」

――ドゴォォォッ!!!

晶「待て、唯――うわぁぁぁぁぁッ!?」
梓「きゃああああああッ!!!」


――――――――――――――――

マルドゥーク
ハイ・プレッシャー 

晶「――はっ!? ここは!?」ガバッ

梓「うぅ……亜空間は大丈夫だったんでしょうか? 確かキャサリンがすごい光を放って――」

さわ子「……う……」

晶「キャサリン!? ……変身が解けているな。まさか」

さわ子「……いない。感じないわ! デスデビルは……復活しちゃったみたいッ!」

晶「くそ、やっぱりかッ!! それで、デスデビルの奴はどこにいるんだッ!?」

さわ子「気配を感じないわ……おかしいわね、もっと遠くにいるのかしら?」

梓「――唯先輩? 唯先輩もいませんッ!!」

さわ子「まさか……亜空間で暴れすぎたせいで、エレベータの軌道がずれて他の場所に転送された……?」

晶「な……唯ーッ! どこだぁぁぁッ!!」


……

月面

唯「う……ここどこ……」

?「ニンゲン風情が、月で生きていられるだと? お前は先程も私の力の放出を相殺したな……なかなか面白い奴だ」

唯「え……誰? まさか――デスデビル?」

デスデビル「私を封印したニンゲンどもは、そう呼んでいたな。私はこのファルガイアに満ち溢れる『絶望』の化身にて、さらなる絶望をもたらすもの」

デスデビル「一度は封印されるも、脆弱なニンゲンどもの絶望が我が糧となり、実体を取り戻すことができた」

唯「復活……しちゃったんだ」

デスデビル「お前には、私がファルガイアを死の星にするまでを見届ける栄誉を与えよう」

唯「そんなこと、させないよ」

デスデビル「……ニンゲンが、たった一人で私に挑もうというのか?」

唯「違うもん……一人じゃない。みんなが一緒だもん」

唯(さっきから、ジェミニサーキットを通じて、ユグドラシルを通じて、感じるんだ……まるで、みんながすぐそばにいるみたい。ファルガイアが、私を応援してくれてるみたい)

唯(今なら、できるかな? ――ううん、絶対できるよ。ファルガイアを干からびさせなくても……みんなの力でッ!)

唯「――みんな一緒なら、絶対に、負けないッ!!」ピカァァァ


――――――――――――――――

boss; デスデビル
バトル・VSロードブレイザー 

デスデビル「なんだ……その光はッ!」

唯「行こう……みんなで一緒に戦おう?」

デスデビル「何を言っている? ニンゲンごときが、私を倒す『英雄』にでもなったつもりかッ!?」

唯「……ううん、私は英雄なんかじゃないよ。英雄なんていなくても、みんなでなら何だってできるもん。きっと、奇跡だって起こせるんだよ?」

▼ヴァーミリオンディザスター
デスデビル「ほざけ、ニンゲンが……滅びよッ!」ゴォォォ!!
唯「きゃあッ!?」597 Force level up!

デスデビル「バカな……ニンゲンがこの私の攻撃に耐えただと?」

唯(ファルガイアが、守ってくれるんだ。あったかい光で、私を包んでくれてる)

△アークインパルス
唯「――ねぇ、聞こえてるよね? みんなで、一緒に演奏しようよッ!」ピカァァァ







ジャニス「そう……そうなのよ……! 私がやりたかったのはこれよ!」

ジャニス「ユグドラシルは、ファルガイアに何かを与えることもできれば、奪うこともできる……ファルガイアと繋がることができる」

ジャニス「ファルガイア中の人たちが、ユグドラシルを通じて繋がれば……きっと、デスデビルを倒すほどの力になるはずッ!」

ジャニス「私にはできなかったけど……唯ちゃん、キミにならできると信じてた。私も、精一杯弾くわねッ!」ジャカジャーン



クリスティーナ「さわ子のやつ、唯ちゃんが唯ちゃんが~ってよく言ってたけど……あいつ、あの子ならコレができるってひそかに期待してたんじゃないかな」

デラ「そうだな。それで冷徹になりきれなかったわけだ……」

ジェーン「まさかこんなことができる子だったなんて……よし、協力しようよ。久しぶりに私達の楽器を普通の演奏に使えるときが来たね!」

クリスティーナ「よーし、とばしていくぞッ! 私らの本気の演奏、受け取りなッ!!」ジャカジャーン







唯「ジャニスさん、みんな、ありがと~! このジェミニサーキットから伝わってきてるよッ!」ピカァァァ

デスデビル「何を――」

唯「――それーッ!!」キュイイン……ドゴォォォッ!!!
デスデビル「ギィヤァァァァァァッ!!」11098

デスデビル「バカな……!? 一体何をしたのだッ!?」

唯「何もしてないよ? みんなが、一緒に演奏してくれただけだもんッ!!」



HP883/1480 
FP27 弦5/6


……

▼ネガティブフレア
デスデビル「ほざけ……これで終わりだ!」ビビビビビ
唯「わっ……へへーん、効かないよ!」347 Force level up!

デスデビル「邪魔な光だ……しかも、どんどん増しているだと……?」

△アークインパルス
唯「――みんな、もっともっと! 楽器持ってない人は歌でもいいよ~ッ!」ピカァァァ







和「唯……唯の声が、聞こえる。唯だけじゃないわ、まるでファルガイア中の人々の心がつながっていくような……」

恵「不思議な感じね。みんなで演奏、か。いいわよ。ARMS総動員で唯ちゃんに協力しましょう! これが最後の任務ね!」

斉藤「コトブキ家の者達も、ささやかながらお手伝いさせていただきますぞ」

マイスター「よーし、みんな工具を持て~! 熱いリズムを刻むぞ~ッ!」

マイスター達「「お~!!」」トンテンカン

和「唯、私も精一杯歌うわ。届いてる――?」ピカァァァ







唯「和ちゃん……えへへ、聴こえてるよ」ピカァァァ

唯「――それーッ!!」キュイイン……ドゴォォォッ!!!
デスデビル「ギャァァァァァッ!!」11325



HP536/1480 
FP32 弦4/6


……

デスデビル「何を……だが、無駄な事。ニンゲンどもが絶望に溢れている限り、私の存在は絶対にして無限なのだッ!」

▼ヴァーミリオンディザスター
デスデビル「絶望せよ! そして我が糧となれッ!」ゴォォォ!!
唯「……!」205 Force level up!

デスデビル「おかしい……その妙な光だけではない? まさか、私の力が弱まってきている……?」

唯「だって……もう誰も、絶望なんてしてないよ?」

△アークインパルス
唯「――そうだよね、みんな? 怖がらないで、どんどん行こおー!」ピカァァァ







少女「――もう、絶望なんてしないよ。だって、みんなが助け合って生きていける世界になったから」

少女「荒れ果てたファルガイアでも、みんなが笑顔になれる……梓ちゃんが約束してくれた通りの世界に、もうすぐ……ううん、今、なったんだと思う」

少女「だから、もう怖くないよ? 私は楽器は弾けないけど、頑張って歌うから!」


バスカー民「風詠みの祭壇に、希望の西風が吹き荒れています。こんな力強い風は、初めてだ」

バスカー民「今こそ、種族の壁を……考え方の壁を越えて、全てのファルガイアの民が一つになるときなのでしょう」

バスカー民「我々は、もう古き考えに縛られることはありません。未来へと託す希望の唄を、全てのバスカーの民で歌い上げましょう」


村長「滅びの運命に身を任せることなく、我々一人一人が戦うこと。唯よ、お主はわしらに大切なことを教えてくれたな」

村長「今こそそれを実行するときぞ。皆のもの、楽器の準備はできたか!」

村人達「「おーッ!!」」ジャカジャーン

村長「世界中の人々が……あの憎いと思っていた渡り鳥も含め、一つにつながっておる。こんな日が来ようとは……受け取るがよい、唯よ!!」







唯「みんな、ありがとー! 一緒に明日に行こうねッ!」ピカァァァ

唯「――たぁぁぁッ!!」キュイイン……ドゴォォォッ!!!
デスデビル「グゥォォォォォォ!?」12069



HP331/1480 
FP39 弦3/6


……

▼ネガティブフレア
デスデビル「馬鹿な……だがお前とてニンゲン、もはや耐えられまいッ!」ビビビビビ
唯「うっ……まだまだ~!」121 Force level up!

デスデビル「……やはり、私の力が失われてきている……」

△アークインパルス
唯「――お次は渡り鳥のみんな! かもーんッ!!」ピカァァァ







渡り鳥「ケケ、嬢ちゃん達に任せてばっかじゃ男が廃るぜ。俺達全員が、デスデビルを倒す英雄になるんだッ!」

渡り鳥2「俺達だってな、このファルガイアが好きなんだよ。それをわけわかんねぇバケモノに荒らされるわけにはいかねぇ」

海の渡り鳥「陸と海の渡り鳥の共演だ。これだけの渡り鳥が一度に演奏すれば、奴もただじゃすまないだろう」

渡り鳥3「おい、あんたらはジャズを弾くんだろ? 俺達と合うのか?」

淳司「大丈夫じゃないかい? なんか、今なら何をやっても、めちゃくちゃでも、合う気がするな」

海の渡り鳥2「へへ、久しぶりに戦い以外で本気でARMを弾くときが来たか……腕が鳴るぜッ!」

前田「全ての渡り鳥が同時に演奏か……これはすごいことになりそうだ。――よし、やるぞッ!!」ジャカジャーン

渡り鳥達「「おーッ!!」」ジャカジャーン







唯「すごい……渡り鳥のみんなの分、受け取ったよ! よーし――」ピカァァァ

唯「――えいッ!!」キュイイン……ドゴォォォッ!!!
デスデビル「グァァァァァァァァ!!」12554



HP210/1480 
FP45 弦2/6


……

▼ヴァーミリオンディザスター
デスデビル「おのれ……なぜだ! なぜなのだッ!!」ゴォォォ!!
唯「……効かない、もんッ!!」89 Force level up!

△アークインパルス
唯「――まだまだ~! みんなの想いを届けきるまで、戦い続けるよ!」ピカァァァ







律「さあ、私達の出番だぜー! みんな、同じ楽器で集合! 3バンド合体だッ!」

菖「お、いいねー! ほらほら、菫ちゃんも」

菫「は、はい! うまく叩けるかな……」

純「み、澪先輩ッ! よろしくお願いします!」

澪「うん、よろしく、純ちゃん。ほら、幸も」

幸「うん。ベースが三人もいるなんて不思議だね」

憂「ギター私しかいないけど……お姉ちゃんの分も、がんばります!」

紬「ふふ、私も一人だけね。ほら、直ちゃんも一緒に演奏しよう? キーボード、二人で弾きましょう」

直「い、いいんですか? 全然弾けませんが……でも、なんだか弾けちゃいそうな気もします」

律「いいんだよ、なんだって。今はみんなで気持ちを込めることが重要だからな」

澪「唯だけに押し付けたくない……私達も、ファルガイアを守るために歌うよ」

紬「ユグドラシルのコアが、はちきれそうなぐらいに輝いてる。ファルガイアのみんなが楽しく歌ってる……私もなんだか楽しくなってきたわ!」

律「よーし、準備はいいか? 行くぞ~! 1、2、3、4――」







唯「あ、ずるいよ、みんなで合体バンドなんて! 私も一緒にやるもん――」ピカァァァ

唯「――それーッ!!」キュイイン……ドゴォォォッ!!!
デスデビル「グゥァァァァァァァァ!!」13031



HP121/1480 
FP54 弦1/6


……

▼ネガティブフレア
デスデビル「理解……できぬ……ニンゲンがぁぁぁッ!!」ビビビビビ
唯「ほっ!」miss! Force level up!

デスデビル「絶望が……我が糧が失われていく……ならば、新たな絶望を生み出すのみ。すぐにでもファルガイアに赴き、ニンゲンどもを蹂躙しようではないか」スゥゥゥ……

△アークインパルス
唯「――! みんな、行かせちゃダメッ!」ピカァァァ







晶「――さっきからグングン来てるぜ、このマルドゥークに取り付けられた、『本物』のジェミニサーキットにな」

さわ子「唯ちゃんのはコレとまったく同じコピーだから、エネルギーの半分はこっちに来ちゃってるわね。マルドゥークのエンジンが吹っ飛ぶ勢いの膨大なエネルギーだわ」

梓「唯先輩……私も感じています、ファルガイアのみなさんの想い……みんなで助け合う世界に、ついになることができました。私もみなさんと一緒に、戦います」

さわ子「唯ちゃん、あなたにはなんとなく……『希望』? のようなものを感じてたの。この子なら、なんかすごいことができるんじゃないか、って……フフ、私の目に狂いはなかったわね」

晶「ま、みんなの力で助けてもらうなんて、唯らしいけどな……でも、お前にしかできないことだ」

梓「これで、とどめです! 私たち三人で、残り半分のエネルギーを……唯先輩にッ!」ジャカジャーン

さわ子「ええ。四つのバンドのギター対決ね。言っとくけど、手加減しないわよ!」ジャカジャーン

晶「……おもしろい、私も本気で行くぞ。受け取れ、唯ッ――!」ジャカジャーン







唯「――うわ、一気にすごいのが来たッ!?」

唯「うん、私も、本気で行くよ! 私たちのファルガイアの、想いのありったけッ!」ピカァァァ

唯「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇーッ!!」キュイイン……ドゴォォォッ!!!
デスデビル「な、なんだと――ギィヤァァァァァァァァァァァァァァッ!!」99999



デスデビル「私が……滅びる……ニンゲンが生み出した、私を……ニンゲンが滅ぼすと……いうのかァァァァァッ――!!!」ドゴォォォッ!!!



新たな夜明け 


唯「勝っ、た……」

唯「……戻ろう、みんなのところへ――」スゥゥゥ……

――――――――――――――――

マルドゥーク
帰路 

唯「――?」スゥゥゥ……

梓「唯先輩ッ!」

晶「唯ッ! はは、やったな!!」

唯「あれ? 私、なにしてたんだっけ……?」

さわ子「何とぼけてんのよ。すっごく大きなこと、やり遂げてくれたじゃない」

唯「……そっか。私、みんなと一緒に戦ってたんだね」

梓「そうですよ。ファルガイアが一つになって、デスデビルを倒したんです」

晶「デスデビルのやつはこれで完全に消えたみたいだな。まったく唯、お前って奴は……変な奴だな」

唯「なんか褒められてない気がするよ!?」

さわ子「照れ隠しでしょ。さ、あんたたちは早く仲間たちのところに戻りなさい」

唯「さわちゃんは?」

さわ子「私はまだここでやることがあるわ。どっちにしろその亜空間エレベータは三人しか乗れないし」

晶「……まだ何かする気か?」

さわ子「ちょっと、疑わないでよ……まぁ、しょうがいないけど。これから私たちは、私たちが犯した罪の清算をしなきゃいけないわ」

さわ子「マルドゥークはもう必要ない。それがついさっき証明された今、こんなものを放置しておけないもの。しかるべき方法で封印しなきゃ」

さわ子「あなたたちや、ファルガイアのみんなに生かしてもらった命だもの。これからは、あなたたちのために生きるわね」

唯「……さわちゃんは、今までもみんなのために生きてきたでしょ?」

梓「そうです。そのおかげで、今ここにみなさんが立ってられるんですから」

晶「元々デスデビルを封印しなけりゃその時点でファルガイアは滅んでたんだしな」

さわ子「……嬉しいこと言ってくれるわね、でもそのせいでいろいろなものを犠牲にしたのも事実。ま、たまには顔を出すから、あなたたちはめいっぱいこれからを楽しんでらっしゃい」

唯「うん……ありがとう、さわちゃん!」




26