唯「ええっ!?澪ちゃん教えるの上手だからそういうの得意だと思うんだけど」

律「はは~ん、さては生徒に人見知りしてうまく話せないんだろ~?」

澪「いや、そうじゃなくて…大室さんって子担当してるんだけど、何かすごく手間がかかるというか…」

梓「でも前に担当の生徒さんは七森中の子だって言ってましたよね?あそこなら賢い子ばかりだって評判ですけど」



唯「私が担当してたのも七森中の子だったよー」

梓「え、ゆ、唯センパイが家庭教師ですか・・・!?」

澪「一体どんな子だったんだ?」

唯「う~ん・・・ なんか存在感のない感じの子だったよー?」

澪「存在感がない?」

律「それは唯が存在感ありすぎるからなんじゃないのか?」

唯「う~ん・・・ そうかなぁ」シュン

梓「というか唯センパイ勉強教えられるんですか?」ジトー

唯「ち、中学生の勉強なんて簡単だよ簡単!」


その頃 七森中一年教室

教師「小テストを返します」

あかり「あ、あかり行かなきゃ」

ちなつ「あかりちゃん出席番号早いもんねー」

櫻子「今回のテストどうだった?」

向日葵「まぁ少なくとも櫻子に負けるようなことはありませんわ」

櫻子「なにーっ! ・・・っと、まぁそのおっきな態度はおっぱいだけにしておいてよね」

向日葵「なっ、・・・今回は随分自信がおありのようですわね」

ちなつ「あ、あかりちゃん戻ってきた」

櫻子「ん、次は私だね」フンフフーン

ちなつ「櫻子ちゃん本当に余裕そうね・・・ 普段なら『小テストで損した点数分定期テストに跳ね返ってくる』とか言ってるのに ・・・あ、あかりちゃんお帰りー どうだった?」

あかり「へ?え・・・いや・・・」モジモジ

ちなつ「? あかりちゃんどうしたの?」

あかり「い、いや・・・」

ちなつ「あ、もしかして・・・あまり良くなかった?」

向日葵「し、仕方ないですわ、抜き打ちでしたし、私もあまりできませんでしたし・・・」

あかり「い・・・いや・・・そうじゃなくて・・・」ペラリ

ちなつ・向日葵「ひ、百点!?」ドキューン

あかり「あ、あまり大声で言わないでぇー!」

ちなつ「いやいやいや普通にすごいよ!」

向日葵「そ、そうですわ! 百点だなんて・・・」

櫻子「おっ 盛り上がってますなぁー」

ちなつ「さ、櫻子ちゃん!見て!あかりちゃん!百点!」

櫻子「・・・?」

向日葵「だ、だめですわ吉川さん! 櫻子にはこのすごさなんて全くわからな・・・」

櫻子「私もおんなじもの持ってるけど?」

ちなつ・向日葵「!?」ドヒューン

あかり「さ、櫻子ちゃんすごーい!」

ちなつ「あの櫻子ちゃんが・・・」

向日葵「う・・・嘘ですわ・・・ こんなのが現実のはずがきっと夢ですわそうですわでなきゃそんな点」ブツブツ

櫻子「・・・? どうしたのみんな? あ、ほら向日葵!呼ばれてるぞ!」

向日葵「・・・・・」パクパク

櫻子「おーい! ひーまーわーりー!」


その後向日葵→ちなつとテストが返却され、向日葵:90点 ちなつ:70点という結果だった

ちなつ「二人とも百点なんて・・・ 一体どういう勉強したの?」

あかり「えぇー 別にそんな特別なことはしてないよー」

向日葵「お"・・・ お"じえ"な"ざい"ざぐら"ご!」

櫻子「ひ・・・向日葵すごい顔・・・」

あかり「まぁ新しくやり始めたことって言ったら・・・」チラッ

ちなつ「か・・・家庭教師!?」

あかり「ち・・・ちなつちゃん驚きすぎだよぉ・・・」

向日葵「あ、あの櫻子に百点を取らせるような家庭教師でしたらもうそれはそれは凄腕の家庭教師ですのね・・・」

櫻子「普通の高校生だよー?」


帰宅後
向日葵「・・・」

向日葵「・・・・」ウズウズ

向日葵「・・・・・」イライライライラ

向日葵「・・・あぁっ!」バン!

楓「ひっ・・・ お、お姉ちゃん・・・?」

向日葵「あ、あぁ楓、いましたの・・・ びっくりさせてごめんなさいね」ナデナデ

楓「お姉ちゃんなんだか怖いよ・・・?」

向日葵「そ、そんなことないですわよ? さ、楓はあっちでご本でも読んでなさい」

楓「うん・・・」トテトテ

向日葵「(このままだと楓まで不安にさせてしまいますわ・・・)」

向日葵「(櫻子・・・ 一体どんな家庭教師に教わったらあんなに点数が伸びますの・・・?)」

向日葵「(私が教えていた時は宿題レベルがやっとでしたのに・・・)」

向日葵「(悔しい・・・ でも知りたい・・・ できれば教わりたいですわ・・・)」ギリギリ

楓「(今日のお姉ちゃんやっぱり怖い・・・)」

向日葵「 楓!」

楓「ひっ!ごめんなさい!」ペコリ

向日葵「あぁ、い、いや、そういうんじゃないですわよ?(やってしまいましたわ・・・)」

向日葵「私はちょっと櫻子の家に言ってきますわ。 お留守番、できる?」

楓「うん、できる」

向日葵「そうですの、なら行ってきますわね」

楓「うん、行ってらっしゃい」

ガチャリ バタン

楓「(これはきっと櫻子お姉ちゃんとお姉ちゃんの間でたいへんなことがおこってるのね・・・)」

楓「(お姉ちゃん頑張れ・・・!!)」


放課後 軽音部室

唯「澪ちゃんは今日だっけ?」

澪「あぁ、大室さん今日テスト返却があるとか言ってたしな。テスト直しもしてやらなくちゃ」

紬「澪ちゃん先生みた~い!」

律「よっ!秋山センセイ!」

澪「よ、よせ律!恥ずかしいだろっ!」

梓「(家庭教師かぁ・・・)」


大室家
櫻子「へっへっへ~」ニヤニヤ

花子「なんか櫻子ニヤニヤしてキモイし・・・」

撫子「・・・おい櫻子」

櫻子「でっへっへっへ~」ニヤニヤ

撫子「櫻子」イライラ

櫻子「うえっへっへっへ~」ニヤニヤニヤニヤ

撫子「・・・さっきプリン買ってきたんだけど、高いやつ」

櫻子「えっマジ!? どこどこ!?」キョロキョロ

撫子「冷蔵庫よ」

櫻子「うっひょーい!プリンだぁー!」

撫子「の前に」ガシッ

櫻子「なんだよねーちゃん」ブー

撫子「さっきから何ニヤニヤしてんだ」

櫻子「うえっへっへっへ 聞きたい?」ニヤニヤ

撫子「(うぜぇ・・・)」

花子「(うぜぇし・・・)」

櫻子「まぁ言ってあげてもいいけど言わないでも」

撫子「早く言いな」ギロッ

櫻子「(怖っ!)まぁまぁこれを見たまえよぉ~」ペラリ

撫子・花子「!?」

撫子「さ、櫻子が・・・」ガクガク

花子「ひ・・・百点・・・!?」ガクガク

櫻子「うぇっへん」ドヤー

花子「こ、これめちゃくちゃ簡単なテストとか・・・」

撫子「いやそんなことは・・・ 10点に0一つ足したんじゃないのか・・・?」

櫻子「ちがうよー」ニヤニヤ

撫子「まさかひま子が櫻子の皮を被って・・・」

花子「いや、どう見ても胸が足りないし・・・」

櫻子「余計なお世話だよっ!」プンスカ

ピンポーン
櫻子「あ、秋山センセイだー!」ドタドタ

花子「秋山センセイ!?」

撫子「あ、花子は知らなかったか・・・この前櫻子の学力不振を見兼ねてついに家庭教師をお願いすることにしたんだ・・・ 友達のつてで授業料超格安で」

花子「じゃあ櫻子のあのテスト点って・・・」ゴクリ

撫子「あぁ・・・」ゴクリ


澪「こんにちは大室さん、この前の抜き打ちテストは」

櫻子「センセイセンセーイ!ほらほら百点だよ!百点!」ビラビラ

澪「す、すごいじゃないか大室さん!」

櫻子「ほらほら早く部屋にー」ダンダン

澪「あぁそうだな あ、お姉さんと妹さん、お邪魔します」ペコリ

撫子・花子「ど、どうぞ・・・」


  • 5分後-
ピンポーン
撫子「? 誰だ?」

花子「私出るしー」トテトテ

ガチャリ

花子「きゃっ!」

撫子「どうした・・・ ってひま子じゃないか」

向日葵「あ、撫子さん、あれ、この靴、まさか・・・」ゼイゼイ

撫子「と、とりあえず落ち着け」

ガチャ

櫻子「おーい! うるさいぞ・・・ って向日葵!?」

澪「ほら大室さん集中しなさい・・・すぐに興味があっちこっち行くんだから・・・」

ドドドドド

撫子・花子「!?」

向日葵「センセイ!」ズサーッ

澪「うわわわっ!?」

櫻子「?」

向日葵「べべべ勉強をおおお教えてくださりませんか!?」ゼイゼイ

澪・撫子「一旦落ち着け!」


  • 10分後-
澪「じゃあ次、問題集の57ページ15分で解いてみて」

櫻子「えぇー 問題集なんて試験前にやればいいじゃん」ブー

澪「問題集は2,3回解いてはじめて効果が出るんだ、文句言わずにやる!」

櫻子「ふぁーい」ブー

澪「・・・で、古谷さん、だっけ?」

向日葵「はいっ!」キラキラ

澪「さすがに私もただの高校生だから2人も教えるのはキツイんだ・・・」

向日葵「そんなっ!」ドーン

澪「ま、まぁ待て、明日仲間にも聞いてみるから」

向日葵「ほ、本当ですの!あ、ありがとうございます!」ペコリ

櫻子「・・・」イライラ

澪「? どうした大室さん? ペンが止まってるぞ?」

櫻子「・・・おっぱい」

澪「??」

櫻子「さっきから二人が動くたびにおっぱいがぶるぶる揺れてて気が散る!おっぱい禁止!」ビシィ

澪「へ、へぇっ!?」


翌日 軽音部室
澪「・・・という事があってだな・・・」

律「家庭教師かぁ・・・」

紬「でも私たち受験生だし・・・」

唯「私もあかりちゃんだけで手一杯だからなぁー」

澪「駄目かぁ・・・ じゃあ仕方な」

梓「・・・私がやります」

澪「へ?」

梓「私がやります!」

澪「お、おう・・・そうか、じゃあ梓、今日一緒に行こうか」

梓「ハイッ!(これで憧れの澪センパイにまた一歩・・・)」


放課後 古谷家

澪「じゃあいくぞ」

梓「ハイッ!(どんな子なんだろうな古谷さん・・・)」

ピンポーン ガチャリ
楓「はい・・・?」

澪・梓「!?」

澪「(ふ、古谷さんが小さくなった!?)」

梓「(にゃ・・・にゃあああああっ!?)」

向日葵「楓ー、どなたー・・・って、秋山センセイ!」

澪「お、おう(びっくりした・・・)」

向日葵「じゃあこちらの中野センセイが私の担当をしてくださるのですね?」

澪「そうなるな」

梓「よろしくね、向日葵ちゃん(胸おっきいなぁ・・・)」

向日葵「こちらこそよろしくお願いしますわ(なんだか可愛いセンセイですわ・・・)」


一ヶ月後 一年生教室

教師「中間テストの答案を返却します」

あかり「うわぁ~ ドキドキだよぉ~」

櫻子「まぁヨユーだよ、ヨユー」

向日葵「あら櫻子、以前のようにはいかなくてよ?」

櫻子「なにを~っ」

ちなつ「み、みんなすごい自信だね」ドキドキ

あかり「良くても悪くてもみんなで一斉に見せ合おうね、じゃ、行ってくる!」トットットット



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