─23─

律「もうすぐくりすますだよ」

紬「そうね、クリスマスね」

律「今年こそは恋人と過ごしたい」

澪「まだそんな事を言っているのかい、お前と言ふヤツは」

唯「あれっ、澪ちゃんが余裕だ」

律「ま、まさか貴様…抜け駆けしてカレシを……?」

澪「なあに、私ほどになると12.25など既に平日に等しい」

紬「言葉の意味は分からないけれど、とにかく凄い自信だわ」

澪「ふふ~ん」

さわ子「諦めたら、そこで試合終了よ!」

唯「AKIRAメタラー、底弟子愛昇龍拳?」

澪「なに言ってるんですかクソメガネ」

律「アソコが渇き過ぎて遂にタタリ神へと覚醒したか」

紬「常にエロチックな単語に中枢神経を浸食されし、歩く有害図書」

梓「あのアンパンマンに馬糞喰わされそうになったって本当なんですか?」

さわ子「本当よ」

梓「本当だった」

律「一体、何をしたらそこまで嫌われるんだ…」

唯「さわちゃんってカレシいた時、あるの?」

さわ子「そりゃあるわよ」

律「お~」パチパチ

澪「おとな!おとな!」パチパチ

紬「先生、紅茶をどうぞ」カチャ

さわ子「ありがとう」

梓「何人くらいと付き合ってきたんですか?」

さわ子「5分以上、会話が弾んだ異性はカウントに入れていいのよね」

律「えっ」

さわ子「あっ、目が合った時点で相思相愛?」

紬「ぺっ」

ぴちゃっ

さわ子「ムギちゃん、今、紅茶に唾が…」

紬「入れました」

さわ子「ほほっ」

梓「アイツ、今なんで笑ったんですか」

唯「呪われているんだよ」

さわ子「こうなったらゆっくりと、ねぶるように飲んでやる」ズズズ

紬「えっ」

さわ子「ああ…ムギちゃんの唾液が私を内側から犯してゆくの…」

紬「イヤアアアアッ!?」

唯「早く教育委員会に通報しようよ」

澪「そうだね」

さわ子「やめなさいよ!アンタ達の使ったフォーク舐めるわよ!?」

澪「やめてください!!やめてください!!」

さわ子「れろれろwww」

唯「うわあ~ん!」

梓「もしもし警察ですか」

さわ子「やめろ!!」

さわ子「マジで通報するんじゃないわよ、何考えてんのよ今の10代は……」

律「アンタにだけは言われたかねぇ」

澪「はあ…」

紬「疲れた……」

梓「安西先生…セックスが……したいです」

さわ子「安西先生もしたいです……」

律「先生…」

紬「…セックス」

さわ子「ムッ、ムギちゃん…?」

澪「クスッ」

唯「セックス」

梓「セックス」

律「セックス」

さわ子「あ、あなたたちまで…」ポロッ…ポロポロッ…

紬「さあ、先生も…」

さわ子「セッ…クス…ううっ…」

ガチャッ

和「性行為」

唯「さあ~!やるぞ~!」


ワー!ワー!ワー!ワー…ワー…


唯『みなさんも、インフルエンザにはお気をつけください。』


おわり





─24─

紬「いつも私ばかりがお菓子を持ってくるけれど、唯ちゃんはそれでいいの?」

唯「わたしシュークリーム好き~」

紬「うん…」

唯「じゃあ、明日は私が何か持ってくるよ~」

紬「えっ、本当?」

唯「ホントだよ。ゆい、ウソつかないよ」

紬「唯ちゃん…!」

律「はああぁ、唯がお菓子持ってくるなんて珍しいなあ」

澪「こりゃあ、おもしろくなってきたぞぉ!」



梓(なんだ、このノリ…)


~明日~

唯「ムギちゃんムギちゃん!お菓子持ってきたょ!」

紬「まぁまあ!」

律「じゃあ食べようぜ!」

澪「ゆいー、なに持ってきたんだ?」

唯「キャベツ太郎!」

律「え~」

澪「バッカだなあ、もっといいモノ持ってきたらいいのに…」

唯「ふぇぇ…」

紬「ふふっ」

紬「こんな事もあろうかと、私もちゃーんとお菓子持ってきたの~!」

どーーん

唯「わあっ、あんこ」

律「バケツいっぱいのあんこだぞ!」

澪「こりゃ食べごたえがあるぞぉ~!」

紬「ふふっ、食べて食べて♪」

唯「いっただきま~す」

律「むちゃぬちゃっ」

澪「あまい!」

唯「あんこあんまいよ~」メロ~ン




梓(手をべたべたにして餡を貪っている…)


梓「あの…そろそろ練習しませんか……?」

唯「いいよ、やろっか!」

ジャラララ~ン♪

梓「ハッ、うまい…!」

律「おっ、唯、いい音させてんな~。そんなら私も!」

ズダダン!ズダダンッ!

梓「律先輩もいつもより断然いい…!?」

澪「私の歌を聞けぇ~!」

ズベベベ…

紬「え~い」

梓「あっ、澪先輩とムギ先輩はいつもと変わらないや」

唯「あずにゃんや」

梓「は、はいっ」

唯「どうだった?」

梓「すごく良かったです!」

梓「特に唯先輩と律先輩は普段アレな分、ギャップで余計よく感じました!」

唯「ふっふっふ」

律「どっちがいい?」

梓「へ?」

唯「普段の私たちと、
演奏では覚醒する代わりに演奏以外ではなんかアホになってる私たちと」

律「さあ、えらべ」

梓「な、なにを言っているんですか」

澪「梓、お前はいつも律たちに言っていたよな?」

紬「『もっとマジメに練習してくださいっ』って」

梓「言ってませんよ」

唯「えっ」

澪「いやいやいや!絶対言ってただろ!?」

梓「絶対に言ってませんもん」

紬「どうしてウソをつくの!?」

律「色々段取りがあるんだぞ!」

梓「絶対に言ってませんよ」

唯「クク~ッ!!」

梓「おっと、もうこんな時間なので帰りますね」

梓「お先に失礼しました」

ガチャッ

バタン

唯「去った」

澪「去ったな…」

律「というか「こんな時間」って、まだ3時じゃねーか…」

紬「どんな時間なの…」

唯「おやつの時間だよ…」

澪「そうか…」

律「アイツめ…」

紬「色々な展開を考えていたのに…」

澪「なあ、私たちも帰るか…」

律「ああ…そうだな…」

唯「帰ろう…早く帰ろう…」

紬「ああ…あの…この大量のあんこどうしよう?」

律「さあな…」

澪「机の上に置いといたら、さわ子先生が全部食べるだろう…」

紬「そうね…」

唯「あずにゃんめ……」

ガチャッ


バタン





おわり





─25─

唯「りっちゃん、カチューシャ外すと可愛いね~」

律「かっ、かわいくねーし!」

梓「おい、ブス」

律「ブスじゃねーし!」

紬「どっちなのよ」

律「普通でいいんだよ、普通で」

澪「ワガママなヤツだなあ」

律「アタシはそんなに大それた事を言ったのだろうか…」

唯「りっちゃんって、ボタンをつけるの得意なんだよね」

律「え?いきなりなんだよ」

澪「そうやって密かに乙女アピールしてるんだよコイツは」

律「そんなんじゃねーし!」

紬「でも、りっちゃんは夕食も自分で作って振る舞ってくれたじゃない」

梓「乙女アピールのニオイがぷんぷん匂うです!」

律「うるさいよ。生きてりゃハンバーグくらい作るし
ボタンを縫いつける機会くらいあるもんだろうが」

唯「わたし、全部ういにやってもらうし」

澪「私は全部ママにやってもらうもん」

紬「私は執事やコックにやってもらうわ」

梓「私は唯先輩の家に2回侵入した事がありますから」

澪「おい、この中に犯人がいるぞ」

紬「料理が出来る理由は色々思い付くけれど…」

律「まあ、母さんが遅くなる日にチョイチョイ作ってたからね」

唯「じゃあボタンをつけるのが得意なのは何故なにナデシコ?」

律「裁縫が得意でも別に不自然じゃなかろう」

紬「でも、りっちゃんが得意なのはボタン縫いだけ。
裁縫そのものは苦手だったじゃない?」

澪「そういえば律は子供の頃
よく自分の服のボタンを引きちぎっては縫いつけたりしてたよな」

律「まぁな」

唯「ふぇ?」

紬「なぜそんな事を…」

律「……」

唯「……」

紬「……」

律「普通ボタンを引きちぎると興奮するだろwwwww」ハァハァ?

紬「確かにwww」ハァィ

唯「わぁああっ」

紬「はあひい」

澪「ゆ、唯、お前のボタン引きちぎらせてくれwww」

唯「澪ちゃんまで!?」

梓「じゃあ、私、唯先輩の足を抑えてますね」

唯「この中には犯人しかいなかった!?」





キャー






おわり



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