食後

唯律「お腹いっぱいだー!!」

澪「かなりボリュームあったな……」

和「時間は大丈夫かしら。」

梓「全然大丈夫です。」

唯「羊が見たいー」

澪「羊か,私も見たいな。」

律「唯,たしかアイスランドに行ってた時も羊が見たいとか言ってたよな?」

唯「そうなんだよ,そしたら律っちゃんに似ている人がいたんだよ。」

律「たしかその人ハーブかなんか弾いてたよな?」

澪「私に似ている人はダンサーだったな。」

梓「アイスランドに律先輩がいることなんて想像できません。」

律「中野ー!!」

和「そろそろ行くわよ。」

牧場内

澪「なんか中学生ぐらいの子がいっぱいいるぞ。」

紬「何かの団体でしょうか。」

唯「メリさんの羊~ 羊~ 羊~♪」

憂(歌っているお姉ちゃん可愛い!!)

梓「唯先輩,あまりはしゃがないで下さい。」

律「おーい,鵞鳥がいるぞ!!」

和「本当だわ,白い鳩もいるわね。」

純「私,白い鳩野生で見たことあります。」

和「そうなんだ,じゃあ私羊のところ行くね。」

純(スルー!?)

唯「山羊だー!!」

律「ユキちゃんはどれだ!?」

澪「ハイジじゃないんだから。」

山羊「メェ~」

澪「律,メェ~って鳴いたぞ!!」

梓「唯先輩,今メェ~て鳴きました!!」

紬「可愛いわ~」

和「本当ね。」

唯「メェ~」

憂(メェ~って言ってるお姉ちゃん可愛い!!)

山羊「………」

律「鳴かないな。」

純「皆さん,こっちには豚がいます。」

梓「唯先輩,豚がいますよ!!」

和「こっちには羊もいるわ。」

律「羊に餌あげてみよーぜー!!」

羊「ムシャムシャ」

澪「律,食べたぞ!!」

豚「ブヒブヒ」

梓「唯先輩,豚可愛いですね。」

唯「本当だね。」

豚「ブヒブヒ」

唯「でもね。」ダキ

梓「!!?」

唯「あずにゃんの方が,可愛いよ。」ギュー

梓「唯先輩!!」ギュー

紬(キマシタワー)ハァハァ ●REC

憂(お姉ちゃん,いいなぁ……)

和「そろそろ行くわよ。」



憂「馬がいます。」

唯律「馬だ馬だー!!」

和「可愛いわね。」

憂「本当ですね。」

馬「ヒヒヒーン」

梓「唯先輩,今ヒヒヒーンって鳴きましたよ!!」

唯「どこの馬が鳴いたのかな。」

律「左から2番目のサラブレッドじゃないのか?」

澪「サラブレッドは競走馬だろ。こんな所にはいないだろ。」ゴチン

律「いてて!! 殴る必要ないだろ!!」

純「澪先輩はよく律先輩殴りますね。」

澪「律はいつも勝手なことするからな。」

憂「お姉ちゃん,あそこにアイスクリーム工房があるよ。」

唯「わーい,あーいーすー」

憂(アイスって言ってるお姉ちゃん可愛い!!)

澪「唯は本当にアイスが好きだな。」

和「言ってみましょう。」

唯「やっぱりソフトクリームに限るね!!」

梓「唯先輩と同じのがいいです!!」

和「私はいいわ。」

憂「私も食べようかな。」

純「私も。」

澪「律,カップアイスがあるぞ!!」

律「お,本当だ,1個300円か,買おうかな。」

紬「律っちゃん,2個だと400円だから,1個当たりの値段が200円になるわ。」

律「おお,こっちにしよう。」

澪「わ,私も2個食べる……」



唯「あずにゃん,美味しかったね。」

梓「はい!!」

澪「そういえばさっきの団体がいなくなったぞ。」

純「本当ですね。」

和「ごめんなさい,次の列車はいつごろ来るかしら?」

澪「確か15:42だったはず。」

純「まだ1時間ぐらい時間ありますね……」

和「どこかで時間潰しましょうか。」

紬「私銀河公園って所に行って見たいわ~」

律「確か駅前に蒸気機関車があった公園だよな?」

澪「そこで時間潰すか。」

移動中

ポツ,ポツ

和「あら雨だわ。」

律「雨が降るなんて聞いてねーぞ!!」

澪「律,傘があるから一緒に入ろう!!」

紬(これは!!?)

唯「ヤバイ,傘持ってきていない。」

梓(唯先輩傘持ってきていない,だったら!!)

梓「唯先輩,私傘持ってるんで一緒に入りましょう。」

唯「あずにゃん,ありがと~」

紬「」ハァハァ ●REC

梓「そういえば,さっき調べたんですけど,15:04に快速さわやか八ケ岳高原号というのがありますよ。」

和「間に合うかしら?」

憂「今時刻14:45ですから間に合うと思います。」

唯「ムギちゃん,銀河公園行きたかったと思うけど。」

紬「私はいいわ。みんながいればそれで幸せだもの。」

紬(素敵なものが撮れたから銀河公園なんてどうでもいいわ!!)

律「とりあえず,急げや急げ!」

再び野辺山駅

和「すみません,小諸までの切符を8枚お願いします。」

駅員「はい,9120円ね。」

律「あ,こういう切符なんだ。」

唯「なんか特急券みたいだね。」

駅員「まもなく1番線に快速さわやか八ケ岳高原号小諸行きが参ります。」

純「何とか間に合いましたね。」

澪「でも,梓が調べなかったら銀河公園へ行っても何もすることがなかったから,調べてくれた梓のおかげだな」ナデナデ

梓「えへへ……」

純「梓,いいなぁ……」

梓(本当は唯先輩に撫でられたい)

純(澪先輩に撫でられたい)

憂(お姉ちゃんに撫でられたい)

律「お,ハイブリッド車だぞ。」

唯「Wow!」

その後,小諸駅でしなの鉄道に乗り換え,軽井沢駅で乗り越し精算をして改札を出た。

唯「軽井沢に到着~」

紬「ここが軽井沢なのね~」

律「軽井沢なんて何年ぶりかなぁ?」

梓「皆さん,明日横川に行くので,横川行きのバスがどこから発車するか聞いてみましょう。」


和「そうね,あそこに観光案内所があるのでそこで聞いてみましょう。」



憂「すみませ~ん」

観光案内所の人「はい?」

憂「横川駅行きのバスってどこから発車しますか?」

観光案内所の人「北口のエスカレーターを降りて,5番乗り場から発車します。今からですと,18:10分発の最終便ですね。」

憂「ありがとうございます。」



憂「かくかくしかじか」

和「とりあえず,場所だけ確認しましょう。」

軽井沢駅北口ロータリー

唯「結構歩くね。」

純「あ,あそこじゃないですか?」

和「本当だわ。明日の時刻を確認しましょう。」

梓「12:50にめがね橋経由のバスがありますよ。」

和「そうね,ネットて調べた通りね。このバスは明日運転する日だから。」

澪「これに乗ろうか。」

律「何見てんだ,唯?」

唯「新幹線が来るみたいだよ。」

律「お前は子供か!」

紬「私,新幹線見てみたいわ~」

澪「ムギまで!?」

梓「唯先輩が見るなら私も見ます。」

唯「おお,発車したよ。」

純「結構短いですね。」

和「まぁそこまで乗客はいないからね。」

紬「あれが新幹線なのね~」

純「ところで宿泊場所ってどこなんですか?」

律「そうだ,ムギ,どこなんだ?」

紬「安心して,地図があるわ~」

澪「えっと,ここか。」

和「旧軽井沢の近くね。」

憂「駅前から出てくる道を一直線に歩けば大丈夫ですね。」

紬「憂ちゃんに任せるわ。私も行ったことがないの。」

憂「はい。」

移動中

唯「見て見て,別荘不動産があるよ!!」

律「え!? こんなにかかるの!?」

梓「恐ろしい額ですね。」

澪「この別荘なんか2億円以上するぞ!?」

唯律梓和憂純「2億円!?」

紬(あら,驚くほどの額かしら? 安いと思うけど。)

澪「そういえばここら辺レンタルサイクル屋が多いな。」

和「そうね,自転車の方が楽だったりするからね。」

唯「あそこにもレンタルサイクル屋があるよ。」

律「こっちにもあるぞ!!」

和「ちょっと,はしゃがないの!! めっ☆」

ムギの別荘

唯律澪梓和憂純「すげぇ~」

律「こんなに大きい別荘久々だよ。」

紬「ごめんなさい,8人で入るには狭いかもしれないけど……」

律「いや十分広いですってば。」

純「軽音部がムギ先輩の別荘で合宿をしているなんて,うらやましい。」

梓「全く練習してないけどね。」

澪「ところで夕食はどうする?」

和「そこらへんを探してみましょうか?」

紬「私,軽井沢で外食するのが夢だったの~」

どこかの外食屋さん

ファミファミファミ~ ファミファミファ~

店員「エアロスミス~」

唯「何食べようかな~」

律「決めた!! 私これにする!!」

和「じゃあ私はこれにするわ。」

梓「唯先輩は何にしますか?」

唯「あずにゃん先に決めていいよ」

梓(唯先輩と同じものが頼みたかったのに……)

純「あ・ずさ~ 何にするの?」

憂「そういう純ちゃんは何にするの?」

純「私はこれにする」

憂「あ,私と一緒だね。」

澪「実は私もそれなんだ。」

純「澪先輩と同じものが食えるなんて感激です!!」

梓「純,興奮しすぎだよ。」

純「そういう梓は唯先輩と同じもの頼んだりして。」

梓「そ,そんなことない!!」アセアセ

憂「お姉ちゃんこれだって。」

純「へー,美味しそうじゃん。」

梓「じゃ,じゃあ私もこれにしようかな。」

純「ほーらやっぱり唯先輩と同じもの頼んでる。」

憂「本当だね。」

梓「べ,別にたまたま唯先輩もこれだったんだから!!」アセアセ

憂純(バレてるバレてる。)



唯「おいひー」

憂「お姉ちゃん,食べながら話しちゃダメでしょ,めっ☆」

律「唯ー,妹にダメ出しくらったぞー」

和「唯はしっかり姉としてのプライドを持ちなさい。」

一同「ワイワイガヤガヤ」


律「ふぁー,美味しかったー」

唯「アイスが食べたーい。」

憂「お姉ちゃん,アイスは牧場で食べたでしょ。」

唯「いいじゃーん。」

澪「全く,腹こわさないでくれよ。」

和「そうよ,せっかくの旅行が台無しになるわよ。」

店員「皆様は何かの団体ですか?」

憂「いえ,ただの友達同士が集まっただけです。」

唯「この5人は同じ部活の仲間,この人は妹,この人は幼馴染の友達,そしてこの人が妹とこの人の友達です。」

店員「ここで泊まっていくんですか?」

憂「はい。」

店員「それまではどこに行かれたんですか?」

純「小海線の野辺山っていう所に行きました。」

店員「あぁ~ はいはいあそこですね,分かります。私も小海線乗ったことはあるけど野辺山には行ったことありませんね。」

純「すごくいい場所ですので行ってみるといいですよ。」

店員「そうですね,いつか行けたら行ってみます。ところで皆さんは何故ここの店を選んだんですか?」

和「たまたま調べたらここの店が出てきまして行ってみようと思いまして。」

店員「成程,でしたらここのカフェ行ってみるといいですよ。」

紬「ティータイムですね。」

店員「ここは私の夫の同級生が運営している店でしてもしよければ行ってみればいいですよ。」

澪「ありがとうございます。」

律「いい情報もらっちゃったー!!」

唯「そこのカフェ行ってみようよ。」

紬「私も行きたいわ~」

和「そうね,行ってみましょう。」

唯律澪紬梓憂和純「ごちそうさまでした。」

店員「アルマゲドン歌いました~」

律「ところでそのカフェどこにあるんだ?」

紬「駅の近くにあるわね。」

梓「あ,あそこじゃないですか?」

唯「本当だ~」

憂(はしゃいでるお姉ちゃん可愛い!!)



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最終更新:2014年05月06日 09:25