律「それにしても、澪ってさ」
澪「何だよ?」
律「巨乳だよな〜」
澪「そんな事ないって///」
和「いやいや、なかなかの代物よ」
梓「羨ましいです…」
紬「人魚さんは海中で普段どんな事してるの?」
澪「食べたり歌ったり赤ちゃんと遊んだりしてるんだ」
和「私達、人間の事はどう思ってるの?」
澪「私は好きだよ、ずっと友達になりたかったんだ」
紬「他の人魚さんは?」
澪「人間を敵視してる人魚も居る」
梓「そうなんですか…」
律「でも、私達と澪は友達だからな」
澪「うん、ありがとう律」
純「あっ!ミルク持って来たから飲んで下さい」
澪「ありがとう、美味しそうなミルク」
純「皆さんもどうぞ」
律「うめーやっぱ純ちゃんのミルクは最高だよな」
紬「愛情込めて育てられてるのがわかるわ〜」
梓「お礼に明日の朝、干物持って行くね」
澪「本当に美味しいよ!こんなの初めてだよ」
純「いやーそれ程でもありますよ」
澪「ところで、唯は?」
律「憂ちゃんと台所さ」
台所
憂「ねぇ、お姉ちゃん」
唯「どうしたの?」
憂「もしもの話なんだけど」
唯「うん」
憂「私がお嫁に行くって言ったら寂しい?」
唯「寂しくないよ」きっぱり
憂「な、何で?」
唯「憂を幸せにしてくれる人が居るなら、私は喜んで憂を送り出すよ」
唯「憂、好きな人出来たの?」
憂「ううん、聞いてみただけ」
唯「そっかぁ、好きな人出来たら紹介してね 」ニコッ
憂「うん、わかった」ニコッ
プール
憂「皆さん、食事の用意が出来ました」
律「待ってました!」
唯「今日は特にご馳走だねぇ」
紬「ありがとう、憂ちゃん」
和「今日は賑やかに行きましょう」
憂「澪さんにも持って行くね」
プール
憂「澪さん、晩御飯です」
澪「憂ちゃん、来てくれて良かった…」
憂「えっ?」
澪「あんな事言ったから嫌われたかと思って」
憂「そ、そんな事ないです!」
憂「私、嬉しかったから///」
澪「そ、そうなんだ///」
憂「澪さん、冷めない内にどうぞ」
澪「うん、美味しそうだな」
リビング
唯「憂、遅いね」
和「澪と話し込んでるのかしら?」
紬「すっかり仲良くなったのね〜」
梓「昼間、ずっと一緒に居たから」
純「人魚憂の誕生かな?」
律「おい!」
純「あっ…」
律「後で謝っとけよ」
純「は、はい」
紬「唯ちゃん?」
唯「へっ?何?」
紬「元気ないようだけど?」
唯「大丈夫だよ!元気だよ」ふんす
紬「うん、なら良かった」
和「…」
唯(憂の好きな人って…)
和「唯、来て」
唯「う、うん」
和「唯、まさか憂は澪の事が…」
唯「多分」
和「唯はどうするの?」
唯「もし、そうなら賛成するよ」
和「二度と会えなくなるかもしれないのよ?」
唯「誰だって巣立ちの時は来るから」
和「憂は何か言ってた?」
唯「私がお嫁に行ったら寂しいか聞いてきたよ」
和「そう、唯は本当に良いの?たった一人の肉親なのよ?」
唯「憂を幸せにしてくれるなら私は反対しない」
和「本当に?」
唯「和ちゃん」
和「何?」
唯「しつこいよ」
和「ごめん…」
唯「和ちゃんはどうなの?」
和「私はまだ見極めたいの」
和「澪が憂を幸せに出来るかどうか」
唯「そっかぁ」
和「戻りましょうか」
唯「うん、そうだね」
リビング
唯「皆、居ないよ?」
和「プールかしら?」
プール
憂「澪さんのお友達はどんな人魚さんなんですか?」
澪「皆、優しいよ」
憂「会ってみたいな」
澪「私の仲間は人間の事好きだぞ」
憂「良かったです」
憂「ところで、澪さんは何で怪我してたんですか?」
澪「皆とはぐれて弱ってた所でサメに深く噛まれたんだ…」
澪「普段はサメとは言え私達には勝てないんだけど、弱っていたから」
憂「そうだったんですか…」
澪「でも、もう大丈夫!憂ちゃんのご飯食べたし薬も効いたから」
憂「…」
澪「憂ちゃん?」
憂「じゃあ、もう居なくなっちゃうんですか?」
澪「いつまでも、皆のお世話になる訳にはいかないから」
憂「そうですよね…」
澪「でも、私は憂ちゃんとずっと一緒に居たい」
憂「私も澪さんと一緒に居たいです」
律「入れねぇ…」
紬「雰囲気良すぎね」
最終更新:2014年08月06日 07:31