梓「ここは空気読んで退散した方が良いかと…」



純「そうだね」



和「何してるのよ?」



唯「皆、何かあったの?」



律「いや、入り難くてな」



紬「良い雰囲気よ、二人とも」




梓「人魚憂が現実味を帯びて来ました…」



和「…」



唯「…」



紬「梓ちゃん!」



梓「あっ…すいません」



唯「良いんだよ、あずにゃん」



和「気にしないで」



梓「は、はい」



唯「明日も早いから休もうよ」



律「そうだな」



紬「明日も頑張りましょう」



純「唯先輩、和先輩」



梓「あ、あの…」



梓「さっきは本当にすいませんでした…」



純「私もすいませんでした…」



唯「あずにゃん、純ちゃん」ぎゅっ



梓「唯先輩…」


和「大丈夫だから」



純「はい」



唯「寝よう、あずにゃん」



梓「はい」



翌朝



憂「ご飯が出来ましたよー」




唯「おはよう、憂」



憂「おはよう、お姉ちゃん」



和「憂、今日も澪と過ごすの?」



憂「はい、用事が終わったら」



和「きっと喜ぶわ」



律「おはようー諸君、目覚めはどうかね?」



梓「何者ですか…」



紬「今日もお魚たくさん獲るわ〜」



憂「期待してますね」



純「ミルクも期待しててね」



憂「うん」ニコッ



憂「澪さんにも朝御飯持って行きます」



唯「いってらっしゃい」



憂「うっ…」ふらっ



和「ち、ちょっと大丈夫?」


憂「は、はい少し目眩が…」



律「今日は休んで良いよ憂ちゃん」



紬「そうよ、憂ちゃん」



憂「はい、そうします…」



唯「私が朝御飯持って行くから」



憂「大丈夫、私が持って行くよ」



和「本当に大丈夫?」



憂「大丈夫ですから」ニコッ



憂「行って来ます」



プール



憂「澪さん、朝御飯ですよって…」



澪「ZZZ」



憂「水中で眠ってる…」



憂「人魚だから当たり前か…」



憂「澪さん、澪さん」



澪「う、うーん…あっ!ごめん眠っていたよ」



憂「良いですよ、朝御飯持って来ました」



澪「ありがとう憂ちゃん」



澪「美味しそうだな」



憂「ゆっくり食べて下さいね」



澪「うん」



憂「どうですか?」



澪「うん、美味しいよ」



憂「良かった」ニコッ



澪「やっぱり笑顔が可愛いよ」



憂「澪さんだって綺麗じゃないですか///」



澪「憂ちゃん」



憂「はい」



澪「あのさ…」



憂(澪さん、真剣な顔だ)



憂(あっ…不味いまた目眩が)



憂(意識が…)



澪「私は憂ちゃんの事が…」



憂「うっ…」どさっ



澪「憂ちゃん?憂ちゃん?」



憂「…」



澪「憂ちゃん!」



澪「た、大変だ!」




リビング



唯「憂の様子見てくるね」


みんな大変だ!



律「な、何だ?澪の声だ!」



憂ちゃんが倒れたんだ!


早く早く来て


唯和「!」だっ



律「梓は救急車、純ちゃんは直ぐ出れるように準備だ!」



梓「はい!」



純「わかりました!」



律「行くぞムギ!」



紬「うん!」



プール



唯「憂!」



和「大丈夫!憂!」



澪「きゅ、急に倒れたんだ…」



憂「…」



唯「い、意識がないよぉ…」



和「取り敢えず、運びましょう」



唯「私、私、どうしたら…」



唯「憂、憂、死なないでお願い…」ぽろぽろ



和「唯ッ!しっかりしなさい」バシッ


唯「の、和ちゃん…」


和「貴女は憂のお姉ちゃんでしょ!」



唯「う、うん」



律「憂ちゃん!」



紬「もうすぐ、救急車が来るから運ぶわよ!」



病院



憂「…」



律「さわちゃん、憂ちゃんの容態は?」



さわ子「唯ちゃんに二人きりで話があるの」



唯「えっ?」



律「な、何だよ私達にも聞く権利が…」



さわ子「お願い」



和「律、みんな言う事聞きましょう」



紬「そうね…」



純「憂…」



梓「頑張って憂」



憂「…」



バタン



さわ子「唯ちゃん、落ち着いて聞いてね」



唯「い、嫌だよ…聞きたくない」



さわ子「唯ちゃん、ちゃんと聞いて」



唯「い、嫌…」



さわ子「貴女は憂ちゃんのたった一人の肉親なの」



さわ子「だからこそ聞いて欲しいの」



唯「うん…」



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最終更新:2014年08月06日 07:31