梓「さあムギ先輩、その淫らな肉体で私を楽しませるです!」

梓「さあムギ先輩、その淫らな肉体で私を楽しませるです!」

梓「ふう...我ながらなかなかいかしたキメ台詞をおもいついたもんです」

梓「今日こそ...今日こそ私は」

梓「ムギ先輩を レ イ プ す る!」



ギターを弾く私の指がいつになく滑らかに動く。私の気分が高揚しているからか、それともムギ先輩をレイプする機会を得たからか。
今日、唯先輩たちは、所用で部活に来れないらしい。これほどの好機はない。
もう限界だったのだ。毎日悩ましく私を誘っているムギ先輩の肉体。それを味わいたいと思わない女子高生はいないはずだ。
誰もそれを実行していないのは、みんな勇気が無いだけ。でも、今日の私は違う。

ギターをかき鳴らす。私の情欲の強さを表現するために。ムギ先輩へのレイプへの決意を強固なものにするために。

梓「フィニッシュです!」

私のレイプへの想い。それを表現しきった音たちは終焉を迎えた。

梓「万雷の拍手を送るです!世の中のカスども」

そう、時計の短針が9をさしていることにも気づかずに


学校!

梓「ハァ…ハァ…」

純「お!梓ようやく来たの?梓にしては珍しいね〜」

梓「う、うるさいです…ちょっと夢中になったでけです…」

梓「それより憂!」ガシ

憂「ど、どうしたの梓ちゃん」

梓「今日、唯先輩は部活に来れないんだよね?」

憂「う、うん。今日はお父さんたちが珍しく帰ってきて、みんなでご飯たべにいくの。ごめんね?家の事情で部活の邪魔して」

梓「ううん。むしろありがとうだよ。こんな絶好のレイプ日和にお出かけしてくれて!」

憂「えへへ……え?」

純「梓、今とんでもないこと口走んなかった?」

梓(おっと、つい口が滑っちゃった)

梓「なんでもないよ純ってば、モップが邪魔して耳が遠いんじゃないの?」

純「おい今なんつった」

そんなこんなで放課後になり、ついに私とムギ先輩の肉欲の宴が始まる時間となったです。
あ、律先輩と澪先輩は家庭の事情で「おじさん」と会ってくるんだそうです。

梓「ムギ先輩!」ガラッ

紬「ど、どうしたの梓ちゃん?今日はいつに無く気合入ってるね」

梓「どうしたもこうしたもないです!さあムギせ」

紬「あ、お菓子が楽しみだったのね。ふふ。今日はみんないないからお菓子独り占めできると思ったんでしょ」

梓「え!?えっと…そ、そうなんです!先輩たちがいないから、今日はお菓子、いっぱい食べれると思って!」

紬「ふふ。そんなに楽しみにしてくれるなんて、うれしい。今日は、モンブランを持ってきたの」

梓「うわぁ!とっても美味しそうです」パァァ

紬「じゃあ、ティータイムにしましょう」

梓「ハイ!」

ムギ先輩との二人きりのティータイム。いつもとは違うけど。なんだかむずがゆくなるような、楽しい時間。
私は彼女との健やかで穏やかな時間を、美味しいケーキと紅茶と供にすごす。

梓(あれ?なにか忘れてるような気がする…)

ムギ先輩を見る、彼女のふくよかな胸、やわらかそうな金色の髪、透き通った声、ムギ先輩のすべてが私の欲望を刺激し、私は自身の目的を思い出した。

梓(そうだ!ムギ先輩をレイプしに来たんだった!)

紬「でね、そしたら唯ちゃんが」

梓「ムギ先輩!」

紬「ど、どうしたの梓ちゃん、そんな大声出して」

驚いたムギ先輩の目が丸くなる。その目がとても澄んでいて、汚れなんか知らなそうで、私はたまらなく、ムギ先輩を汚したくなった。

梓「……もう我慢できないんです」

紬「あ、あずさちゃん?…ひゃ」

ムギ先輩に後ろから近づいて肩を抱く。抱いたムギ先輩は存外華奢で、その事実も私の情欲を刺激するには充分だった。

紬「あ、梓ちゃんどうし」

ムギ先輩の耳元に口を近づけ、囁く。

梓「私、今、すっごいセックスしたいんです」

紬「…ぇ…」

梓「私、すっごく欲情してるんです。ムギ先輩に、ムギ先輩の身体に、声に、言葉に、前からずっと」

紬「じ、じょうだんよね…あずさちゃん…」

私の腕の中で真っ赤になったムギ先輩が泣きそうになりながら私に縋るようにたずねる。
そんなとこだって私を刺激するだけなのに…つくづくいやらしい人だ。

梓「冗談に聞こえますか?もう限界なんです。ムギ先輩のこと、汚したくてたまらないんです!」

紬「あ、ずさちゃん。おちつ…んっ」

唇を奪う。初めて味わったムギ先輩の唇はとてもやわらかくって、滑らかで、益々私の芯が刺激される。

紬「ん…んん…」

紬「や、やめて!」

ムギ先輩に突き飛ばされる。真っ赤になったムギ先輩は、私から逃げるように距離をとり、私を睨み付ける。
…そうこなくっちゃ。簡単に堕ちるなんて、つまんないもんね

梓「痛いですよ…。ムギ先輩」

紬「っ…梓ちゃん、どうしてこんなことするの…?私なにか、梓ちゃんの気に入らないこと、した?」

梓「なんにもしてないです」

紬「じゃあ、どうして…」

梓「さっきも言いましたよね?ムギ先輩の身体も声も、全部いやらしいんです。私を刺激して止まないんです」

紬「そんな…」

梓「ムギ先輩は悪くないんです。悪いのはムギ先輩のいやらしい肉体なんです」

ムギ先輩にじりじりと近づく。

紬「こないで!!」

先輩は私が近づいた分後ずさり、私は更に近づく。
やがてムギ先輩は壁際に到達し、私に追い詰められた。

紬「いや…あずさちゃん…いや…」

梓「ムギ先輩の悪い肉体、私が成敗してあげます。ムギ先輩は、何も心配せずに、私に身を任せていれば、いいんですよ?」

紬「いや…やぁ…」

再度唇を奪う。先ほどのただ唇と唇を合わせるだけのキスでなく、舌を彼女の中に入れる、いやらしいキス。

梓「ん…んんぅ…んぁ…」

紬「やめ…ふぁあ」

彼女の舌をからめとる、ムギ先輩は舌を引っ込め、私から逃げようとする、むっとした私は先輩の舌を諦め、頬の裏側を、彼女の歯茎をできるだけゆっくりと撫ぜる。

紬「んん…っぁ」

彼女が自分から私を放そうと肩を突き飛ばそうとする。ただ、その手に力はそこまでこもっておらず、弱弱しいものだった。

梓「ふ…ん…」

紬「やぁあ」

わざと大きな音を立てて、彼女の口腔を蹂躙する。もっともっとムギ先輩を貪りたい。もっと、もっと。

紬「ん…ふぅ・・・ん」

しばらくキスを続けると、彼女の手に力はもう込められておらず、私にされるがままになった。
そして私はムギ先輩の声にかすかに色が入り始めたことに気づく。…まだまだ、こんなことで堕ちないで。もっともっと、私を楽しませて。
わざと彼女の性感をこれ以上刺激しないよう、頃合を見計らって、私は唇を離した。

梓「…はぁ」

紬「…ふぁ」

梓「ふふ…あんなに嫌がってたのに、もしかしてちょっと感じてましたぁ?」

彼女を挑発する、彼女の理性を刺激するために、いやらしいことから逃避させるために。
快楽に飲み込まれかけていた彼女の目に理性の火が点る。そうこなくっちゃ。

紬「そ、そんな訳、あるわけないわ!それより、梓ちゃん、もうやめて?こんなことしたら、ダメよ」

梓「イヤです。私は、ムギ先輩のいやらしい肉体を懲らしめないといけないんですから」

紬「何言ってるの?私が気に入らなかったり、悪いことしたんだったら、言って?私、謝るから」

梓「謝罪なんかいらないです。ムギ先輩の身体に、謝っていただきますから」

紬「やめて!これ以上変なことしたら、大声だすよ?」

彼女の意思が強固なものとなり、再度手に力がこもる。
ムギ先輩の美点。素直だけど、しっかりとした意思を持って、私たちを引っ張ってくれることだってある。
そんな強固な意志でさえ私は今から踏みにじるのだ。愉悦が身体中を駆け巡り、私の熱が更に増す。

梓「いいですよ?叫んでください」

紬「…え?」

梓「ムギ先輩が誰かを呼ぶと、私は間違いなく捕まるし、この学校にもいられなくなります。
  けいおん部だって今までのように仲良しクラブじゃいられないですよ?」

ムギ先輩が何よりも大切にしているもの、私を含めた仲良しの放課後ティータイム、それを壊してまでムギ先輩は
自身を優先できない、自惚れで無く、確信があった。


ムギ先輩の身体が震え始める。ようやく状況を把握したのかな?

紬「ぁ…そんな…」

梓「ふふっ…どうしたんですかぁ?ムギ先輩?このままじゃ、私に犯されちゃいますよぉ?」

紬「っ」

彼女の手に力がこもる。それでも私を突き飛ばして逃げないのは、私を怪我させたくないから?
だったら、逃げるなんて選択肢が無いってことを、教えてあげなくちゃ。

梓「あぁ、ついでにいいますと、ムギ先輩が私から逃げた時は、私、大人しく自殺しますね」

紬「え…?」

梓「ムギ先輩に拒絶されたら私、生きてる意味なんて無いですから」

誰にも向けたことが無いとびっきりの笑顔を浮かべて、私はムギ先輩を脅す。

梓「自殺する前は泣きながら唯先輩に打ち明けてからにします。どうなるか、楽しみですねっ」

紬「ぁ…ぁ…」

ムギ先輩の目から力が無くなり、手から力が抜ける。ムギ先輩の心が折れるのが手に取るように分かる。
そして完全に逃げ場が無くなったムギ先輩は加害者の私の腕の中で涙を流すしかなくなった。


梓「わかってくれたみたいですね。ムギ先輩!じゃあ、改めて、キスしましょう」

紬「う、うぅぅ…っ」

貪るように彼女を味わう。彼女の意思を、蹂躙した悦びもあってか、彼女とのキスは驚くほど甘美なもので、
私はキスだけで達してしまいそうになる。

梓「ふぁっ…んぁ」

紬「やぁ…ん…」

もう、なすがままにされているムギ先輩。私のキスに、大人しく従い、抵抗の意思なんてかけらも見えない。
…まだまだ。唇を合わせながら私は嗜虐の笑みを浮かべる。

梓(何もしないだけなんて、嵐が過ぎ去るのを待つだけなんて、そんなのゆるさない)

彼女との長いキスを終える。お互い息をつく間もなくキスをしていたため、若干息が上がる。

梓「ふふっ…気持ちいいですね。先輩」

紬「…」

目に光を失ったムギ先輩は何の抵抗もしない代わりに、何の反応も見せなくなった。
ムギ先輩の意識を無理やり引き出すため、私は優しい声で先輩に話しかける。

梓「ムギ先輩?大丈夫ですかぁ」

紬「…」

梓「これから、ムギ先輩を犯しちゃいますね」

紬「…」

梓「…その前に」

梓「ムギ先輩。自分で、服を脱いで私にいやらしい身体、見せてください」

なすがままなんて、されるがままなんて、許さない。

紬「ぇ…」

ムギ先輩の目に意思の光が戻る。反抗するかな?と思ったけど、ムギ先輩の心は完全に折れてしまったらしく
私に縋りつきながら許しを請うだけだった。

紬「おねがい…ゆるして、あずさちゃん…おねがい…」

なんでこの人は私の嗜虐心を刺激するようなことばかりできるんだろう。
私はそんなムギ先輩を愛おしく思って、母が子を慈しむような手つきで、先輩の頬を優しく撫でる。

梓「ふふ。そんなに怖がらなくても、大丈夫ですよ?」

紬「ぁ…あずさちゃん…あずさちゃん…」

彼女を優しく抱きしめる。私がムギ先輩をここまで追い詰めてるのに、私がムギ先輩にいやらしいことを強要しているのに
私以外に拠るものがないムギ先輩は、私に身体を預け、縋りつく。

梓「ふふ。ムギ先輩、あまえんぼですね」

紬「あずさちゃ…」

彼女は安心しきったように私の名を呼ぶ。それはあたかも、何も知らずに母に抱かれる子供のように。
私はそんなムギ先輩がこれからどれだけ汚れていくのか、どんな表情をみせてくれるのか。
そう考えるだけで、悦びでどうにかなってしまいそうだった。

梓(そろそろいいかな?)

私は彼女を母のように優しく慈しみながら、自分の中で一番いいと思う笑顔で

梓「じゃあ、ムギ先輩!」

紬「ぁ…」

梓「ストリップ、おねがいしますね!」

最後のムギ先輩の退路を断った。

紬「ぁ…」

彼女は呆然として私を見る。

梓「安心してください!先輩の裸は私だけの物です。誰にもみせたりしませんよ?」

紬「あ…う…」

声にならない声を発するムギ先輩。
そんなムギ先輩の絶望を痛いほど感じながら、私はとぼけたように残酷な現実をつきつける。

梓「ふふ。はやくしないと、下校時刻になって、見回りの先生が、ここに来るかもしれないですよ?」

どうあっても、あなたは自分の意思で私に裸を曝け出すしかないんです。と言外に含ませる。
頭のいいムギ先輩は、敏感にそれを感じ取り、絶望に包まれながら、理性を取り戻した。

梓「ムギ先輩?」

紬「わ…わかったわ」

梓「ありがとうございます。さあムギ先輩、その淫らな肉体で私を楽しませるです!」

ようやく練習した決め台詞を言え、ムギ先輩自身の意思で、ストリップをしてくれることに私は満足し、
あくまでムギ先輩の意思であることを強調するように、彼女から離れ、長いすに腰掛けた。

梓「では、私の前で、お願いします」

紬「わ、わかったわ」

もはや意思を放棄することも叶わないムギ先輩は諦めきったように私の前に立ち、
羽織っていた上着、スカートを無造作に捨て去った。

梓「ダメですよ、先輩」

紬「…?」

梓「ぜんぜんやらしい脱ぎ方じゃないです。こんな脱ぎ方。
  体育の前の着替えじゃないんですから、興ざめしちゃいます」

紬「ど、どんな脱ぎ方だって、裸になるんだから、同じじゃない」

梓「同じじゃないです。私が欲情しないような脱ぎ方だと、『不合格』ですよ」

紬「……」

不合格。あえて私は彼女に不合格だとどうなるか一切説明しなかった。不合格だとどうなるのか、聡い彼女は分かったはずだ。
それがどんなに自分の守ろうとしているものを脅かすのかも。

紬「っ…」

一瞬の逡巡の後、ムギ先輩は意を決したのか、座っている私に跨り、ブラウスのみになった上半身を私の眼前に近づけた。
そうして、ひとつ、ふたつ、彼女の肉体を隠すボタンを外していく。
三つほどボタンをはずした後、先輩は前かがみになって、私にブラウスの下、ブラに包まれた豊満な胸を見せ付けた。

梓「っ…」

一瞬で私の体温は上昇する。彼女の胸を、唇を、体中を蹂躙したくなる。…まだだよ。まだ。

紬「っ」

彼女は私に胸を見せつけながら、ボタンを片手で器用にはずしていき、最後に私の目の前に胸を曝しながらブラウスを取り去り、
同時に後ろに手を回して、ブラジャーのホックを外した。
彼女の下着に押さえつけられていた豊満な胸が、私の前に姿を見せる。

私はできるだけ下品に笑いながら、彼女を罵倒する。

梓「やればできるじゃないですかぁ。ムギ先輩がこんなにいやらしいことができるなんて、とっても、意外です」

紬「っ…」

彼女の白い肌が私の視線に、言葉に焼かれ、赤みを帯びる。

梓「しかも、なんだかストリップも手馴れてるみたいですね。ムギ先輩、とってもやらしいです」

紬「だ、だって、梓ちゃんが…梓ちゃんがこんな風に脱げって…」

梓「私はいやらしく。と言っただけです。どんな脱ぎ方をするかは、ムギ先輩が決める問題ですから」

紬「そ、そんな」

梓「さあ、ムギ先輩、まだ脱げる場所は、残っていますよ?」

紬「うぅぅ」

彼女は唸るが、どうしようもないと知っているので無駄な抵抗はしない。

ついに意思を決めたのか彼女は私に跨ったまま最後に自身を守っている砦に手をかける
あ、いいこと、思いついた。

梓「あ、待ってください」

紬「…?」

梓「ムギ先輩の、大事なところ、全部私に見せつけるように、お願いしますね?」

紬「あ、あずさちゃん。それだけは…」

梓「ふふ、ムギ先輩?」

紬「……」

抵抗なんか、無駄ですよ?

躊躇しつつも、ムギ先輩は、私に背を向け、お尻をつきだす。
私の目と鼻の先。たった一枚の薄い布の先に誰にも見せたことが無いだろうムギ先輩の秘めやかな部分がある。

梓「さあ、ムギ先輩」

真っ赤になっているだろうムギ先輩に脱衣を促がす。
観念したのかムギ先輩は下着に手をかけた、ただ、指示を覚えていたのか一気に手を下ろすことはせず、
徐々に徐々に、ずりさげていった。

彼女の恐らく自分以外の誰も触ったことが無いであろう部分が、自分の意思で、同性で、後輩の私に、

絶対に晒さなかっただろう相手の前に晒された。

梓「きれい…」

思わず、感嘆してしまうほど、ムギ先輩のそこは綺麗だった。うそみたいな程薄い鮮やかな陰毛も、
色素の薄い唇も、すべてが美しく、私を欲情させるには充分だった。

紬「あ、あずさちゃん、もういい?もういいよね?」

ムギ先輩の懇願している声が、どうしようもなく見惚れていた私を現実へと引き戻す。

梓「…あぁ、もう、いいですよ、ありがとうございます。ムギ先輩」

そういうと、ムギ先輩はその場にへたり込む。

梓「ふふ…。合格ですよ。ムギ先輩」

紬「ホント?もういい?もういいの?」

梓「ええ、とっても楽しませていただきましたから」

紬「あ…」

梓「ムギ先輩、裸でそんなとこに座ってたら風邪引いちゃいます。こっちにきてください」

ポンポンと、私は自分の隣を叩き、ムギ先輩を座らせる。
全裸のムギ先輩と制服を着たままの私。さぞかし滑稽なんだろうな。となんだか笑えてくるから不思議。

紬「梓ちゃん、もうやめよう?こんなこと、続けたら、だめだよ」

ムギ先輩が諭すようにわたしに語りかける。無駄だって散々思い知ったはずなのに。
…そして、自分だって快楽を享受しているのに。

梓「ふふ。やめませんよ」

紬「あずさちゃん。お願い」

さっきのムギ先輩の下着…

梓「ムギ先輩だって、感じてるでしょう?」


紬「うそ!」

彼女は強く否定する。否定は心地いい。彼女の理性の証拠だから。それを私は全部踏みにじりたいのだ。

梓「嘘だと思うんだったら、ムギ先輩自身の身体に、聞いてみますかぁ?」

紬「うそ…うそだよ…」

涙をこぼすムギ先輩。そんな彼女を見て昂ぶっていた私の理性ももう限界だった。
ムギ先輩に近づき、彼女を抱きしめる。熱い。熱いよ。
ムギ先輩の太ももに手を当て、いたわるように優しく撫ぜる。

紬「ふぁっ…ぁ」

太ももの内を執拗に撫ぜる、彼女のは必死に声を出さないよう口を噤んでいるけど漏れてくる声にはどんどん靄がかかり、肌が赤みを帯びる。
彼女の胸を、触るか触らないかのギリギリの距離で撫ぜる。同じように、腕を、首を、背中を。

そうしてしばらく経つとムギ先輩の息はすっかり上がり、目からは段々と理性の炎が消えていた。

紬「ぁあっ…!」

彼女の乳首は目に見えるほど硬くなっており、秘めた部分ももう洪水だろう。
ただ、私は先ほどから一切それらには触れなかった。彼女の最後の理性を、彼女の最後の人間性を蹂躙するために。



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最終更新:2014年11月03日 19:43