和「色々って?」
梓「彼は一度辞めたから色々と複雑だったんです」
憂「でも、仲直り出来て良かったね」
純「いつまでも歪み合うのは辛いもんね」
尾崎「メインイベント」
尾崎「石井智宏&オカダ.カズチカ&中邑真輔vs内藤哲也&真壁刀義&棚橋弘至組」
尾崎「以上、全3試合」
尾崎「お待たせしました、試合を開始致します」
入場曲
唯「全力疾走でリングに向かって来たよ!」
澪「若手って感じでカッコイイよな」
尾崎「新日本プロレス桜ヶ丘高校大会オープニングタッグマッチ15分一本勝負」
尾崎「173cm 93キロ」
尾崎「たなかーしょーうー」
律「たなかー頑張れよ!」
尾崎「171.5cm 85キロ」
尾崎「こまつーよーへいー」
タイチ 入場曲
紬「入場曲、カッコイイわ〜」
憂「でも、タイチって人は悪そうですね…」
梓「まぁ、謹慎していたくらいだから…」
純「何やらかしたの?」
梓「不倫、更にTwitterで全世界に写真を曝される醜態…」
和「馬鹿ね…」
さわ子「アホね…」
梓「でも、そんなタイチ選手にも良い所あります」
唯「そうなの?」
梓「仲間思いなんです」
律「例えば?」
梓「タイチ選手は以前、ユニオーネというタッグを組んでいて、パートナーはミラノコレクションAT選手でした」
紬「解散しちゃったの?」
梓「そうですね、邪道外道の反則攻撃が誤って目に入りミラノ選手の目は再起不能になりました」
憂「酷いよ、そんなの…」
梓「わざとやった訳じゃないし、ミラノ選手は邪道外道を恨んでないよ」
梓「でも、タイチ選手は未だに許してなくて技に邪外殺しと名付けるぐらい憎んでる」
純「そうなんだ…他には?」
梓「本間選手が一度、新日本プロレスを解雇された時に日記に書いたりしていたよ」
和「少し見直したわ」
梓「馬鹿ですけどね」
カーン
澪「試合が始まったぞ!」
憂「腕とか足を取り合ってるね」
純「何か、地味だね…」
和「プロレスってもっと最初からガンガン行くイメージだったのに」
さわ子「ちょっと、拍子抜けね」
梓「プロレスはショーと言えどもレスリングですからね、グラウンドレスリングは必要なんですよ」
唯「ほぉ〜奥が深いんだね」
梓「こういう攻防で客を喜ばせる事が出来る選手が長く現役で居られるんです」
律「そっか〜プロレスラーと言えども人間だもんな」
梓「この四人なら、TAKA選手がグラウンドレスリングに拘り持ってます」
紬「どちらかと言うと、映像でじっくり観たいわ〜」
梓「会場で見て映像で見返すと新たな発見があって面白いですよ」
唯「あっ!外に出したよ」
梓「場外戦です、気を付けて下さい」
澪「い、椅子で叩くなんて卑怯じゃないか!」
憂「そんな事したら、めっ!だよ」
純「こらー正々堂々と闘えー」
タイチ「おらっ!」ガシャガシャ
澪「ひぃっ!」
和「鉄柵を揺らして来たわ!」
律「おいっ、澪を怖がらせるな!」
澪「り、律?」
律「今度やったらタダじゃおかないからな!」
澪「律…」キュン
律「あっ…えっと…澪を怖がらせて良いのは私だけなんだからな!」
澪「何だよそれ!」
唯「台無しだ〜」
紬「りっちゃん、あと一息だったのに」
律「いや、その…」
澪「律なんて知らない!」
律「も、もう助けてやんないからな!」
和「ふふっ、澪安心しなさい」
澪「えっ?」
憂「律さんは澪さんをきっと守ってくれますよ」
律「守らねーし///」
澪「律、ありがとう///」
律「うん///」
純「今度は二人がかりで…」
唯「田中君、ぼろぼろだよぉ…」
さわ子「でも、向かって行ってる」
梓「やられてもやられても、這いつくばって向かって行くのがヤングライオンなんです!」
紬「二人でロープに飛んだわ!」
律「駄目か…」
純「反撃だー!」
梓「ドロップキックが炸裂しました!」
唯「小松君が出てきた!」
和「田中君の仕返しをしてやりなさい!」
憂「今度は小松君がロープに飛びましたよ!」
澪「一回 二回、何をする気なんだろ?」
全員「へっ?」
律「取り敢えず、状況を整理しよう」
唯「小松君がロープに飛んだ」
紬「しかも、二回」
澪「攻撃に行くかと思ったら」
純「ただ、抑え込みました」
憂「ロープに飛ぶなら最初から抑え込めば良かったのに…」
さわ子「きっと、分からなくなったのよ…」
梓「たまに、意味の分からない事するんです…」
唯「また、凶器だよ!」
律「辞めろ、正々堂々とやれよ!」
こらータイチ!そんな事して恥ずかしくないのか
澪「あの、オジサンは?」
紬「関係者じゃないかしら〜」
梓(あ、あの人は…いやそんなまさか)
憂「梓ちゃん、知ってる?」
梓「いや、知らないよ」
純「大きいおじさんだな〜」
和「引退した選手かもしれないわね」
律「うわっ、股間殴りやがった…」
唯「あぁ、何か丸め込まれた…」
梓「タイチ式外道クラッチです!」
カンカンカン
紬「負けちゃったわ〜」
唯澪「負けてない!」
梓「唯先輩 澪先輩…」
唯「気持ちでは負けてなかったもん!」
澪「そうだ、小松君も田中君もやられてもやられても向かって行ったんだから」
憂「次はきっと勝てるよ!」
和「そうね、きっと何倍にもして返してくれるわ」
お前達、よくやった!それでこそヤングライオンだ
さわ子「あの、オジサンも褒めてるんだから次こそはよ!」
最終更新:2014年11月05日 22:17