澪「よし、じゃあ遅くなったけど感想といこうか」

律「うぇーっす」

紬「今日はお茶、淹れるわね!!」フンス

唯「感想も私にまかせて!!」

梓「じゃあ、1番手から順に行きましょうか」


唯「みんなにレズをカミングアウトしたらひかれた」


唯「」

澪「この作品の一番のポイントはやっぱり」

紬「唯ちゃんがレズのところね!!」

澪「ちがうよ……」

紬「あ、澪ちゃんお茶どうぞ」コトン

澪「あ、ありがとう」

紬「りっちゃんと梓ちゃんも」ハイ

律「サンキュ〜!!」

梓「いつもありがとうございます」

澪「ごくっ。ふぅ、落ち着くな」

律「うむ。澪に小言を言われずに飲むムギのお茶はサイコーだぜ」

梓「……」ゴク

紬「ふふ。ありがと、みんな。はい、どうぞ唯ちゃん」コトン

唯「……あ、ありがと、ムギちゃん」

律「で、話を戻すけど、このSSのポイントってのは何なんだよ」

澪「ふむ。SSのタイトルの『ひかれた』がひらがなになっているところだと私は思うんだ」

澪「読むとわかると思うけど、『ひかれた』の変換が変化していって話に関わってくる」

律「最初が唯がトラックに『轢かれた』」

紬「次が和ちゃんに『退かれた』」

梓「憂にお小遣いを『引かれた』」

梓「で、純に……『惹かれた』」

澪「うん。そして最後、トラックに轢かれた唯が退院して復帰してくる場面で私たちの演奏に」

律「唯が感動して、ギターを『弾かれた』か」

紬「こうしてみると日本語の漢字変換って多彩で面白いわね」

澪「おぉ!! そう思ってくれるか、ムギ!!」

律「まぁ、漢字の変換で言葉遊びしてるのは見てて楽しいけどさ、これで感動するかって言ったら」

梓「読んでいる側は感動しないかもしれないですけど、最後で唯先輩が私たちの演奏で『感動している』じゃないですか」

律「ぐっ……。まぁ、確かにな」

澪「うん、なにも読んでいる人が感動するだけが感動系ってわけじゃないと思うんだ」

澪「話の中で登場人物が感動してるだけでもいいんじゃないかな」

紬「その登場人物の感動がそのSSを読んでいる人を感動させるかどうかっていうのを澪ちゃんはあまり重視していないってこと?」

澪「うーん。そりゃあ、感動してもらえるのにこしたことはないんだけどさ。私がこのSSを読んで思ったのは『感動系』ってくくりだけで、他人を無理矢理に感動させる必要はないってことかな」

律「……なんか納得いかないんだけど」

澪「そういう人もいるかもな。俗に言う『読む人を選ぶSS』ってやつだろうな、これは」

紬「このSSがまっさきに投下されたから、『感動系』って考えで凝り固まっていた人のハードルが下がったと私は思ってるわよ、りっちゃん」

律「あぁ、そう考えるとな。いまいちイメージがわかなかった『感動系』ってテーマにカタチが与えられたと考えると、それほど悪くはないかも」

梓「あの〜」

澪「ん? なんだ、梓」

梓「昨日のノリを引きずってかどうか、唯先輩が全く話に加わってないんですけど」

紬律澪「あ」

唯「あ、いいの、いいのあずにゃん。私は一歩引いて見ておくことにするから」

唯「ギターでも弾いておくよ」シャンシャンシャン

梓「……その流れでトラックに轢かれないでくださいね?」

澪「まぁ、唯、そう言ってくれるのはいいんだけど」

律「次は唯と梓の二人で語ってくれよ」

唯「ふぇ?」

紬「私たち、退いておくから」

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唯「んじゃあ、次は私とあずにゃんで進めようか」

梓「はいです」

唯「次はえぇと……」


「さよならあずにゃん、またいつか」


唯「あずにゃん、死ぬの?」

梓「いや私は唯先輩みたいにトラックに轢かれる属性とか持ってないのでそんなことは」

唯「冗談、冗談」エヘヘ

梓「むしろこのセリフ、唯先輩に死亡フラグ立ってますよね」

唯「SSの中ではあずにゃんに脂肪フラグ立ってたけどね」

梓「にゃ!?」

唯「あんな時間にピザまんなんて!!」

梓「夜は食べ物がおいしく見える魔法がかかるんです……」

梓「さて、このSSですけどサクッと終わらせて次に行きましょうか」

唯「そうだね。まぁ、なんでかって言うと」

梓「自作だから感想を言う意味がないのです」

唯「最近リメイク好きなの?」

梓「リメイクが好きというより、『今の自分がこれを書いたらどうなるか』って興味です」

唯「ふぅ〜ん。構ってちゃんなの?」

梓「……次いきましょうか」

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澪「唯、梓、次は私とムギでやるよ」

紬「あっちにお菓子とピザまん用意しておいたから休んでて」

唯「ピザまんだってよ」ヒジツンツン

梓「……」

澪「さて、3番手はこれか」


「虹の刺繍」


紬「澪ちゃんが縫ってくれた刺繍のトンちゃんが動き出すお話ね」

澪「……私、刺繍うまいんだな。命吹き込んじゃったよ」

紬「今回の企画の中で唯一絵本調のお話だったわね」

澪「うん。な、なんていうか、メルヘンチックで私は好きかな」

紬「慌ててバウムクーヘンの箱を落としちゃう澪ちゃんかわいいよね」

澪「かっ、かわいいとか。そ、そんな風におだてても何も出ないぞ」

紬「あら、残念♪ それにしても、感動系っていうのは幅広いわよね」

澪「そうだな。まだ3番手だけど、内容も書き方も全然かぶってないもんな」

紬「私、この話の中でいいなって思ったセリフがあったの」

澪「ん? どのセリフ。教えて」

紬「私のセリフなんだけど、澪ちゃんに『私は右利きだしあなたは左利きでしょう? だからあなたが貰ってくれた方が、このベースも幸せだと思うわ』ってセリフ」

澪「これまた個人的な好みでチョイスしてくるな」

紬「私は右利きで、澪ちゃんは左利きで。私にできなくても澪ちゃんにできること、澪ちゃんにできなくても私にできることってたくさんあると思うの」

澪「作中でも、ムギが刺繍を縫えないから私が縫ってるもんな」

紬「ね? そういう風に人にはきっとそれぞれ役割があるのよね。そうじゃないと話がすすめられないとか、キャラクターの個別化ができないとかそういう諸事情もいろいろと絡んでいるんだろうけど」

澪「お、おう。いきなりなんか悲しくなるようなこと言い出すなよ」

紬「それでも誰かがいないと、私にできないことがままならなくなるし、誰かにできなくて私にできることもままならなくて、円滑に物事が進まなくなると思うのよね」

澪「うちの軽音部は特にそれが顕著かもな。私、ギターは弾けるかもしれないけど梓や唯ほどうまくないし、ドラムもキーボードなんてもっての他だもん」

紬「私だって、キーボードしかできないわ。澪ちゃんや唯ちゃんみたいに歌を歌うのはあまり得意ではないし」

澪「いや、ムギは歌上手じゃないか。それにムギがいないと作曲する人がいなくなるし、それに、その」

紬「?」

澪「……ティータイムもできなくなる」

紬「ふふっ。澪ちゃんもすっかりHTTの一員よね」

澪「んなっ。慣らしておいてよく言うよ……」

紬「あ〜あ、梓ちゃんに見せてあげたいな。1年生の時の澪ちゃん」

紬「今の澪ちゃんとのギャップを知ったら梓ちゃん、笑いそう」クスクス

澪「うぅ〜……、ムギが今日はなんだか意地悪だ」

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律「おい、イチャコラして時間かかってるぞ」

澪「あぁ、ごめん……ってイチャコラはしてない!?」

紬「えー」

澪「えーじゃない、ムギ!!」

律「ほら次行くからなー。二人はちょっと休んでこいよ。で、唯呼んでこい」

唯「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ〜〜」

律「最後まで言えよ!! んでもってまだ呼んでない!!」

唯「んもう、りっちゃんはうるさいなぁ。さて、四番手いくよ!!」


梓「The Alan Turing Test」


唯「アラン…チューリングテスト?」

唯「りっちゃんわかる?」

律「えっとだな、アランチューリングっていうのは人の名前なんだ。
 彼は1936年に発表したとある論文、『計算可能数についての決定問題への応用』で彼は仮想機械というものを考案している」

唯「は?」

律「その機械は「チューリング」と呼ばれて、計算をすることを特化された仮想機械として提案されたんだ」

律「つまり、人工知能ってやつだ」

律「なぁ〜んて! さっき暇だったからググったこと言ってみただけなんだけどな」

唯「び、びっくりしたぁ。りっちゃんがバグッたのかと思った」

律「私がこんな難しいこと知ってるわけないだろ」

唯「まぁ、りっちゃんがググらなくても、ちゃんと話の中でもっと詳しく説明されてるんだけどね!」

律「これは憂ちゃんがコンピュータプログラムになっている話だったな」

唯「憂はどんな姿でもかわいいよぉ〜」

律「さすが、姉妹愛だな」

唯「だって、昨日の晩に観たアイ・ロボットに影響されてあずにゃんを困らせてる憂、かわいいと思わない!?」

律「いや、かわいいけどさ」

唯「私、よく思うんだけどさ」

律「なんだね、唯隊員」

唯「最近小難しいストーリーの話ってたくさんあるじゃん? ループものとか」

律「まぁ、そういうのを考えるのが楽しいって人とかいるんじゃないかな。それを読んだり見たりして、ワクワクしたい人ってのももちろんいるだろうし」

律「需要と供給の席の取り合いが若干スピードの競い合いみたいになってるけどな」

唯「この話を考えた人もそういうことを結構日頃から考えていて、嫌気がさしてるんじゃないかなって私、読んですこし思ったよ」

律「嫌気がさしてるねぇ」

唯「感動係数と悲劇係数の話を出しているところとか、完全に作者さんの考えをあずにゃんや憂が代弁しているし」

律「そういうこというなよ。話は話として受け取って素直に感動しときゃいいんだよ。感動系の企画なんだし」

唯「うーん。私難しいことはわからなかったけどさ、この話は実に忠実に私とあずにゃんと憂をトラックに轢かせようとしたね」

律「忠実ってなんだよ。唯のトラック属性に忠実ってことか?」

唯「ううん、違うよ、りっちゃん。そもそもあずにゃんにトラック属性ないってさっき私言われたし。忠実っていうのは物語の話の流れに忠実ってこと」

律「まぁな。役割を果たすためには、登場人物の死や誰かを思う心だって材料の一部さ」

唯「役割って?」

律「話を『感動系』って枠に押し込めるって役割」

律「話としてはとても面白かったよ。私、こんな風にちゃんと書けないし、ぐっちゃぐちゃな話」

唯「ぐっちゃぐちゃって」

律「いや、褒め言葉。本当に褒め言葉。私が書きたくても書けないだろう話の1つだよ、これは」

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梓「さて、じゃあ五番手さんに話を流しましょうか」


梓「さよなら、憂」


紬「なんていうか、唯ちゃんすごいわね、これ」

澪「私、律が憂ちゃんのマネしてるって思ったらすっごい笑ってしまった」

澪「なんか、ごめんな、感動企画なのに……」

梓「いや、笑いを狙っているのか、と私も読んでいて少し思いましたけど、でもやっぱり誰かが欠ける話っていうのは読んでて悲しくなりますね」

紬「そのスキマを埋めることがうまいこといってくれるといいんだけどね」

紬「今回は唯ちゃんが埋めていた憂ちゃんのスキマを最後はりっちゃんが埋めたわね」

澪「言ってしまうけど、この作品はあれだな。『謎の感動』っていう類のやつだな」

紬「『さよなら、憂』で始まって『おかえり、憂』で終わるってよかったわね」

梓「律先輩が唯先輩を担うことで、唯先輩が憂を続けることができるっていう終わり方は私は好きでしたね」

澪「律はいつもみんなの縁の下の力持ち役を担ってくれる、いいやつなんだよな」ホクホク

梓「どうでもいいですけど、この唯先輩のふくらはぎ、すごそうですよね」

紬「引き締まって細くなっているのか、それとも鍛えすぎて肥大してるのか気になるところね」

澪「引き締まっている方を支援したけど、肥大しているのも見た目的に面白そうだな」

梓「ふくらはぎだけすっごい太さの女子大学生……」

紬「イける」

澪「うーん。私はやっぱり引き締まっていたほうが。そして、やっぱ黒タイツで」

梓「もうなんの話をしているのやら……」

紬「唯ちゃん、反復幅跳びすごそうね」

澪「あれだな。感謝の正拳突きみたいなレベルだよな」

梓「実際音速超えないとままならないレベルの距離移動ですよね、これ」

梓「あ、あと、私、唯先輩が憂役ってことは唯先輩、料理できるんだな〜とか思ったり思わなかったり」

紬「ぜひとも唯ちゃんの淹れたお茶が飲んでみたいわ」

澪「私は……唯にゲームで負ける律がみたいかな」

唯「んもう!! みんな好き勝手いいすぎ!!」プンスカ

律「お前ら、SSの話しろよ」

澪「め、めんぼくない」

紬「次のSSに移りたいところだけど」

梓「結構時間がかかるので続きは明日にしましょうか」

律「だな。ちゃんと明日はSSの話しろよ?」

澪「ぜ、ぜんしょします……」

澪「よぉーし。今日で終わりにするぞー」

律「流石にもうヘロヘロだ。とっとと終わらせようぜ」

紬「そうね、ほとんど私たちの独断になってしまってて感動もなにもあったものではないわ」

梓「では、さっそく行きましょうか」

唯「ふんす! じゃあ、六番手!」



菫「だいじょばない」


梓「菫と純の二人の、卒業式の日の話ですね」

澪「ドラムとベースの二人組の話だな」

律「いやー、それにしても初心者でドラムをあれだけ叩けるってすごいよな。努力の固まりとしかいいようがない」

紬「書き方としては、三人称を使っているけど、SS特有の台本調も使っているわね」

梓「ですね。この書き方の利点ってなんなんでしょうか」

唯「セリフの前に名前が書いてあるから、誰が言っているのかがわかりやすいね!」

澪「だな。あと、三人称で書いているから一人称によって一人の視点に限定した書き方と違って、その場面にいる登場人物の心情を一度に書けるっていうのも魅力的かも」

紬「そうね。一人称で書いてしまうと、他の人の心情を描こうとしたら話を一旦区切ったり、章をわけたりしないといけないものね」

澪「そういう三人称のメリットを生かしつつ、このSSでは台本調のセリフの書き方をしてるから読んでいて、場面がうるさくないよな」

唯「『うるさくない』ってどういうこと? うるさいことがあるの? 文章なのに」

澪「一人称や三人称、唯にもわかりやすくいうと、小説のように地の文を入れると、読む相手に誰が言ったのかっていうのを説明する文章をついつい入れがちになってしまうんだよね」

唯「う〜ん。もう少しわかりやすく……おねがいします」

梓「つまりですね、えっと。『○○はほにゃららと言った。それに××はこう返した。〜〜〜だ、と。』とか、妙に説明的な文章になってしまうんですよね」

唯「ほぇ〜〜〜。そういうものなんだね」

紬「気づいたらセリフの後に『と言った』を必ず書いちゃったりとかしてね」

律「あー。たしかにそれはあんまり文章読み慣れてない私にとったらうるさいって思っちゃうかも」

澪「だろ? その点、セリフの部分だけ台本調にしてしまえば、誰が言ったかは明確なんだからさ、そういう労力とか目障りな部分を消去できるっていうメリットがあると私は思うんだよ」

澪「無駄な部分は省いたら、その分、雰囲気の出る文章とか書けるだろうし」

唯「うう〜ん。なんだか難しい……。もっとSSの中身について話しようよぉ」

梓「そうですね。今回の話ではどうやら菫と直が曲を作って、私たちの卒業式の日に演奏してくれたみたいですね」

律「いやぁ、なんだか懐かしいよな、私たちの頃を思い出すようだ」

紬「そうやって、今度は菫と直ちゃんが後輩に曲を作ったり、作られたりしていくのかしらね」

澪「私たちはそこにもういられないけど、そういう風に私たちの軽音部が続いていくって思うと」

律「こんなにうれしいことはないよな」

唯「うん。読んでいて、心があったかくなる話だったね」エヘヘ

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律「よし、じゃあ、次は七番手!!」


純「うん、それってなんか」


唯「感想……と、言いたいところだけど」

梓「はい。これも自作なので、感想は省略したいと思います」

紬「ということは」

澪「そうなんだ。今回の企画参加者は企画者を含めて9人ってことになるんだ」

律「あちゃ〜、二ケタいかなかったかぁ〜〜〜」

梓「まぁ、でもそれでも8人も参加してくれましたから」

唯「だね! 人数の多さよりも私は参加してくれた人がいたってことが嬉しいよ」ウンウン

紬「そうね。あまり、というか全く宣伝のようなことはしなかったけど」

澪「参加してくれた人、本当にありがとう!」

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唯「じゃあ、気分を改めまして!! 八番手!!」


紬「線路は続くよ!」梓「どこまでも!」


紬「私、線路の上を歩くのが夢だったのぉ〜」

梓「あ、私もです」

律「このSSは『線路は続く』って言ってるのに、作中じゃ、ムギと梓は終着駅に着いてるよな」

澪「タイトルはものすごくメルヘンチックというか、幻想的っぽいのに、内容は結構現実的なんだけど」

澪「でも、ムギがちょっとその現実的な雰囲気にパンチを与えるような役割になっててすっごくいいんだよな」

律「悪いけど、このSSの雰囲気が好き過ぎて平等に感想語れる自信ないから、感想は短めに書くよ」

唯「私はおやすみプンプンって漫画のプンプンみたいなムギちゃんだな、って読んでて思ったよ」

澪「現実的な中に、ちょっと不釣り合いなことを入れてみる、っていう試みがところどころで見られてるよな」

澪「物語を作るには何かしらの嘘をつかないといけないと思ってるけどさ、その嘘をいかにリアルに魅せるかっていうと、その嘘以上に、現実にあるものをリアルに描くしかないんだよな」

澪「この話はその現実のリアルさと嘘のリアルさのバランスがうまく取れてて本当にすごいと思うんだよな」

紬「私が、映画の内容を知らないって言ってるのに、『小指に誓って』って梓ちゃんに言うところ、とっても好き」

梓「知らないって言ってるのに、ワンシーンだけど実は知ってて、それをしれっと出してくるシーンってやられますよね」

律「読んでて、これはあの話に続いているのかな、とかちょっと読む側としてはダメなこと思っちゃったりとかしたよ」

唯「このムギちゃんの好きな人てさ…もがっ!?」

紬「唯ちゃん、ちょっと黙ってしょうねー?」

澪「……次に行こうか」

梓「そうですね。これ以上はちょっと感想としてはダメ過ぎです」

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紬「次は早いもので九番手ね」


梓「ブルーリボン」


律「この話読んでさ、『あ、女子のリボンってそういえば卒業生の色が次の1年生の色になるんだ』ってハッとしたよ」

唯「うんうん。憂とか、私がつけてた色をつけてる1年生見てどう思ってたんだろう」

紬「私たちには2つ下の後輩っていなかったけど、私たちが3年生の時の1年生って何色のリボンだったんだろうね」

唯「えぇっと……。私たちのひとつ上の先輩のリボンの色だから……」

唯「?」

澪「謎だな」

律「全く記憶にないな」

紬「左に同じく」

梓「……きっと私たち以上に私たちに詳しい人なら知っていると思います」

澪「今度注意して見返してみるよ、アニメ」

律「なんの話だ?」

紬「でも、前までいた人と同じものを新しく入って来た人が着けているってなんだかシンミリきちゃうわよね」

律「あはは。3年間着てテカテカになった制服が着けてたリボンの色を今度は新品の制服がつけてるんだもんね」

唯「制服ってなんであんなにテカテカになるんだろうね。好きだったけど、テカテカで着慣れた制服」

澪「このSSも台本調と地の文が混じっているカタチだけど、今度のは梓の一人称だな」

紬「こうやって見比べてみると、梓ちゃんの心情しかこの話は書いていないわね」

澪「うん。でもその分、その人の感情をじっくり書くことができるから、三人称の文章とは違って一人称の文章は、一人の感情にドップリ読む側が感情移入できるっていうメリットがあるんだよ」

梓「でも、一人称の文はどのシーンの心情をピックアップして書いていくのかっていう配分が難しいですよね」

梓「一文ごとにその一人称の人物の心情を吐露していたら、読んでいてゲンナリしてきます」

紬「そういうことを考えると文章を書くって行為て不思議よね。習ったわけでもないのに、そういう配分が結構の人がしっかりできているわ」

律「本を読んでその人の中に鋳型みたいなのができてんじゃないのか。こういう曲はこういう風に叩く、みたいな感じでさ。私はそういうの、好きなドラマーの演奏をまねたりして次第に自分の中にしみこませていくけどさ」

唯「そのたとえだとわかりやすいね。私も最初はあずにゃんの演奏を聴いて、それをまねしてたもんなぁ」

澪「もちろん書き方なんて人それぞれだけどさ、そもそも書き方が人それぞれってのも面白よな」

律「こら、またSSの話から脱線し始めてるぞ」

澪「ご、ごめん」

唯「個人的に、私は無自覚に人に抱き付いちゃう憂ってかなりかわいいと思うんだよね」フム

律「抱き付かれてぇ〜。憂ちゃんに無自覚に抱き付かれてぇ……」

律「ギュってされて『え、なに』って横向いたら憂ちゃんが『あ……、ご、ごめんなさい。つい』とか言うんだろ」

紬「それ、いいわね、りっちゃん。顔とかあからめてね」ゴクリ

梓「憂が、憂が汚されていく」

紬「でも菫だって、かわいいのよ? 梓ちゃん」

梓「それは、はい。1年間で知ってますよ」

唯「」ニコニコ

澪「どうしたんだよ、唯。そんなニコニコしちゃって」

唯「え。んー、なんだか、あずにゃんにもかけがえのないものがたくさんみつかった3年間でよかったなって思って」

梓「……」

梓「ど、どもです///」

紬律澪「」オー

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唯「そして、ついに十番手!!」

紬「長かったようで短かったようであっという間だったね」


「私には放課後ティータイムしかないんだっ!!」


唯「りっちゃんがかっこいいお話だったね!!」

澪「律、無理スンナ♪」

律「澪、うるせ♪」

梓「最後の最後に王道がきたって感じですね」

紬「私、元ネタになっている東京事変もタイバニもわからないんだけど、でも、本当におもしろかったよ、この話」

梓「人に迷惑をかけることって、悪みたいな捉え方って結構な人が持っている考え方だと思うんですけど」

梓「人の迷惑になる罪悪感をだれかとの信頼や尊敬とか愛情で補っていけたら、そういう関係ってとてもいいですよね」

澪「うん。そういうことができる放課後ティータイムのメンバーであってほしいよな」

律「短いけどこのSSは、とにかく読んでくれ、っていう感想しかないや」

梓「そんなあっけらかんと」

律「他人がどうこう言ったところで、感動てのはその人自身しか味わうことができないものだからな」

律「とにかく、読め。話はそれからだっ!!」

唯「まとめ方、雑っ!」

律「うるさいわい!!」

澪「……まぁ、ちょっと一人で時間も場所もとってしまったことだしここらで感想を語る場を他の人にも譲らないとな」






わたしの感想は以上です。
参加してくれた方、ありがとうございました。