そして、クリスマス当日、12月25日

澪「………」ソワソワソワソワ

プレゼントも用意したし、ケーキも用意した、夕食も用意したし(ターキーはムギが持ってくる予定)

あと、爪もしっかり切って、手袋も用意したし…
ラテックス手袋もクリスマス仕様でサンタのグローブみたいな赤くて可愛いやつを買ったし

そして…

ピラッ

しょ、勝負下着も買ったし…////

思いきって黒とか豹柄とか買っちゃおうかと思ったけど、可愛いピンクのがいいよな、きっとムギも気に入ってくれるはず…

ドキドキ

あー緊張してきた、ムギは夕方5時にうちに来てくれることになってる
あと、5分くらいか…

ピンポーン

来た!

ガチャ

紬「澪ちゃん、メリークリスマス♪」

澪「メリークリスマス、ムギ」

ああ、今日も可愛いなあ、ムギ、今日はいつも以上に可愛く感じるよ

澪「さあ、あがって、パパもママもいないから」

紬「うふふ、二人っきりのクリスマス、ワクワクするわ」

私は楽しみ半分、ちょっと怖くもある
私はうまくムギをエスコートできるだろうか…
イヤイヤ、今から弱気になってたらダメだ!頑張れ私!

それから、ムギが持ってきてくれたターキーを食べて、私が用意した夕食を食べたあと、私の焼いたケーキを一緒に食べた

ムギはおいしい、プロのパティシエが作ったみたいと誉めてくれた

子供みたいに無邪気に私の焼いたケーキを頬張るムギの輝くような笑顔を見ていると、苦労したかいがあったと思えた

夕食とケーキを食べたあと、いよいよプレゼント交換に

紬「澪ちゃん、ちょっと待っててね、着替えてくるから」

澪「?」

紬「覗いちゃダメだよ♪」

澪「の、覗かない!」

紬「うふふ♪」

ムギのやつ、まさかミニスカサンタとか着てくるんじゃないだろうな?

うちの軽音部のおちゃらけ組の影響を多大に受けてるムギならあり得る…

紬「じゃーん、ミニスカサンタよ~♪どう?似合う?」

澪「ぶーっ!」

似合うどころじゃないよ、このミニスカサンタ衣装はムギが着るために今日まで存在したと言っても過言じゃあない
そのくらいに似合ってて、セクシーだった
ムギの惜しげもなく晒されてるむっちりしてる白いフトモモが特に…////

あああ、ミニスカサンタでこの破壊力、これからもっとすごいことをするのに、私は生きて朝を迎えられるのだろうか?

紬「はい、澪ちゃん、これ私からのプレゼントよ、気に入ってくれるといいんだけど」

なんだか心配そうな眼差しを私に向けながらプレゼントの入った白い袋を渡してくるムギ

大丈夫、ムギの気持ちがこもったものなら何でも嬉しいよ

ガサガサ

澪「これ…手袋?」

可愛らしい白いウサギのイラストが刺繍で描かれてるピンクの毛糸の手袋が袋から出てきた

紬「えへへ、私が自分で編んだの、どう…かな?」

澪「すごい、とっても暖かいよ、ムギの手に包まれてるみたいだ、ムギは編み物もできるんだな、すごいよ」

紬「も、もう、澪ちゃん誉めすぎ////」

澪「ありがとう、一生大事にするから、ずっと大事にするから」

紬「もう…////ほら、次は澪ちゃんの番!」

澪「うん、ムギ、これ私からのプレゼント」

紬「わあ、澪ちゃんのプレゼント、楽しみ♪開けてもいい?」

澪「うん」

ガサガサ

紬「まあ、マフラーなのね?でもちょっと長いわ」

澪「これはね、こうやって巻くんだ」

ぐるぐる

紬「あっ////」

澪「な?冬は二人でこれを巻いて出掛けような」

紬「嬉しい!私恋人とロングマフラーをして一緒に出掛けるのが夢だったの!ありがとう澪ちゃん、私も一生の宝物にするね♪うふふ、暖かいよ、澪ちゃんに包まれてるみたい…」

澪「…うるる」

紬「もう、澪ちゃん泣いちゃめっよ?」

澪「いや、ムギが喜んでくれて本当に嬉しくて、うううう…」

紬「もう、澪ちゃんの感動屋さん、そういうところも大好きよ♪」ぎゅうう

澪「私も、好き、大好き、ムギ」ぎゅううう

ああ、ムギはあったかいな、心も身体も全部暖かいよ、このまま時が止まってしまえばいいのに

紬「澪ちゃん、最後に、もうひとつプレゼントがあるの」

澪「えっなに、あっ…」

紬「えへへ…」しゅるる、パサッ

澪「……」ドキドキ

いつもなら恥ずかしさのあまり目を背けてしまうところだったけど、今日はある程度覚悟していたのもあるのか、しっかりと目を離さすムギが脱衣するのを見届けることができた

純白の可愛らしい下着を脱ぎ捨てて、ムギは全裸に

その間、心臓の音がうるさいくらい響いていたけど

紬「えへへ、最後のプレゼントは私よ♪もらってくれる?澪ちゃん?」

澪「……」

目を背けられないくらい、ムギの裸は綺麗だった
白い肌は恥ずかしさもあってか薄桃色に染まっていて、白桃のように豊かなバストはツンと上を向いていて

私と同じように太りやすいのを気にしてるはずなのに女性らしい括れた腰、そして、ムギの髪の毛と同じように金色の毛に包まれたムギの女の子

まるで美の女神様が丹精を込めて作り上げた芸術品のように私の目には見えた

澪「……」

紬「澪ちゃん?」

不安そうな目で私の様子を伺うムギ

ドキドキドキドキ

まだ、大人になるのを怖がる私が、目の前のプレゼントに手を伸ばすのを怖がっている

自分にムギの初めてになる資格はあるのか、そもそも女同士で、ムギを気持ちよくさせることができるのか?

ここにきて、へたれな私が顔を出し始める

カタカタ、カタカタ

膝が震える、怖い、へたれな私がムギを傷つけたらどうしよう、怖い怖いよ…!

紬「澪ちゃん…」

ぎゅって、ムギに抱き締められる

紬「澪ちゃんが落ち着くまで、ずっとこうしててあげるね」

ムギの手が、私の腰や背中、髪を優しく撫でる、まるで、ママが小さい子供をあやすような優しい愛のこもった手つきで

ムギの優しさが、触れあう肌から伝わる、匂いから伝わる、息づかいから伝わる、心臓の鼓動から伝わる

私はムギの優しさに包まれながら、ムギの腕の中に身体を預けた


紬「落ち着いた?」

澪「うん」

ムギは微笑みながら私の顔を覗きこむ
私の震えていた冷たい身体は、ムギの優しい温もりですっかり暖まっていた
私は、ムギが好き、大好きで仕方ない、次は私がムギに愛情を伝える番

澪「ムギ、プレゼントちょうだい」

紬「!…澪ちゃ、んん…」

私はムギのクリームみたいに甘い唇に口づけた

澪「んんっ、チュッチュ」

紬「んんっ…ちゅ」

角度を変えながら何度も触れるだけのキスを繰り返す、それだけでもたまらなく気持ちいい

キスをしながらムギの柔らかい金髪を、華奢な肩を、しっかりした腕を、しっとりしたお腹を、ムッチリとしたお尻と脚を、慈しむように撫で上げる

全部、全部、私だけの、私だけのムギ

澪「口、空けて?」

紬「んあ…」

澪「んふ…」ちゅるんっ

紬「んんっ!」クチュクチュ

ムギの薄く色づいて、ふっくらした唇が開かれると、私はすかさず舌をさしいれた

ムギのパパもママも、唯も律も梓も和も憂ちゃんも純ちゃんもさわ子先生も知らない、ムギの中へ

あのサイトに書かれてたことはもう頭になかった、ムギを気持ちよくさせたい、私の愛を感じて欲しい

ただその一心でムギと唇と唇、舌と舌の絡めいに没頭した

澪「むあ…はあ」ちゅぽっ

紬「はあ…んっ…」

息が苦しくなって、仕方なしに唇と唇を離した
私の唾液とムギの唾液が未練がましく繋がって、糸を引いてプツンと途切れた

紬「はあはあ、澪ちゃん、キス気持ちいい…とっても気持ちいいの…」

澪「ほ、本当に!?」

紬「うん本当、キスがこんなに気持ちいいなんて知らなかった…」とろん

澪「うん、私も気持ちよかった、ムギとのキス」とろーん

お陰で、胸とか触られてもいないのに感じちゃったけど…

紬「ねえ、もっと、もっとして…?」んー

澪「フフ、甘えんぼなムギ、可愛いな」なでなで

紬「////」

澪「ほら、おいで、ちゅうう」

紬「んんん!んっんんっ…」

ムギを抱き寄せて、また深く口づける、ムギが満足するまで、私が満足するまでムギの口の中を心ゆくまで味わった

澪「んんっ…」ちゅぽっ

紬「んあ、はあ、はあ、はあ…」くた

お互いが満足するまでキスを続けたら、ムギは全身から力が抜けたように私に火照った身体を預けて、私の腕の中で息を整えてる

私は息が落ち着くまでムギの背中を、髪を撫でてあげる、さっきムギがしてくれたみたいに

澪「大丈夫?」

紬「はあ、ん、もう大丈夫…気持ちよかったね…ありがとう澪ちゃん」ニコッ

澪「…!」どきっ

ああもう、この笑顔、たまらなく愛しい

澪「ムギ…」ちゅっ

紬「ひゃんっ!」

可愛い!ひゃん!だって、ムギのいい匂いがする白い首筋にキスをすると、可愛い声をあげてぴくんって震えた

紬「ね…澪ちゃ、ううん…!」

澪「んちゅ…なあに?」

紬「キスマーク、つけて、首に」

澪「でもそれじゃ…みんなに見られちゃうぞ?」

紬「いいの、私、キスマークつけてるところをみんなにからかわれるのが夢だったの♪」

澪「クスッなんだそれ…」

紬「それに、私が澪ちゃんのものだって印をつけてほしいの…」

澪「…!」どきっ

そんなこと言われたら
つけないわけにはいかないじゃないか!

とさっ…ぎしっ…ぎしっ

澪「ムギ…ちゅううう」

紬「ひゃあん!」

ムギを優しくソファーに押し倒して、首筋に強く吸い付いた
まるで美女を襲う吸血鬼になったような気分
私は夢中になってムギに自分の印を刻み付けた

紬「はあはあ、どう?」

澪「ああ、ちゃんとついてるよ」

紬「よかった、これで本当に私は澪ちゃんのものだね…////」

澪「いや、まだだよ」

紬「え?」

澪「もっといっぱいつけなきゃダメだろ?」ペロリ

紬「ひゃ、み、澪ちゃ…」ゾクッ

一ヶ所だけじゃ足りない、ムギの全身に私の証を刻みたい、私は手始めにムギの鎖骨にキスマークをつけて、そのあとムギの胸に口づけた

澪「ちゅううう、ちゅううう」

紬「ああ、澪ちゃん、澪ちゃあん…」

苺のように赤く色づいた乳首を避けて
マシュマロのように白くて柔らかい乳房に口づけて回る

苺…そうだ、そういえばいつだったか、ムギが私の苺とったときあったっけ

澪「ムーギ、ムギの苺、ちょうだい?」

紬「えっ…」

澪「ここ、ムギの苺、ちょうだい?」ちゅうううウウウ

紬「ひっ!澪ちゃん、ダメ、そこ感じすぎちゃ!ううううう!」ビクビク

ムギの苺、すごく甘酸っぱくておいしい、私はすっかり固くなってる苺に夢中になって舌を絡めたり、唾液をたっぷり乗せた舌先で舐めたりくすぐったりして存分に味わう

もちろん、もう片方の苺も摘み取るように引っ張ったり、指先でこりこり可愛がってあげるのも忘れない

紬「澪ちゃん、澪ちゃ、私、おかしくなる、飛んじゃう!」ビクッビクビク

ムギの背中がまるで私にもっと吸ってほしいかのように、胸をさしだすように反りかえる
もしかして、ムギ、乳首だけでいっちゃうの?
私はムギをイカせるために背中に腕を回して貪るように乳首に吸い付いた

紬「ひゃうううううん!」ビクビクッビクビク!

紬「はあはあ、んっ…////」

澪「…イッちゃった?」

紬「もう、澪ちゃんったら、上手…おっぱいだけでイケちゃった…////」

しっとりと汗を浮かべて絶頂の余韻に浸るムギはよりいっそう艶やかで、私は労るように額に口づけて髪を撫でてあげる

澪「おっぱいが好きなの?」

紬「うん、今日まで自分でいじってたら、敏感になっちゃったみたい…」

澪「じ、自分で?」

紬「澪ちゃんとHを楽しめるように、開発してたの…自分で////」

その破壊力抜群のムギの発言に私は昂らずにいられなかった

澪「ムギ、すごい、ここもうびしょびしょ、胸だけでこんなに濡れてるのも開発したおかげ?」

ムギの金色の茂みに指を這わせてみると、もうそこは充分過ぎるほど潤みを帯びていて、ちょっと意地悪なことを聞いてみる

紬「んん、そうなの、澪ちゃんに触ってもらったら私こんなに濡れちゃった…ねえ、澪ちゃん、澪ちゃんも脱いで?」

澪「うん」

セーターを脱いで、ジーンズを脱ぎ捨てる

興奮して汗ばんだ私の体温がこもった服を脱ぎ捨てたおかげで外気が心地いい
と思ったら、ムギの熱のこもった視線を感じて肌の火照りは更に高まった

紬「澪ちゃん、手伝ってあげるね」ちゅう

澪「えっあっ、んんっ」

紬「可愛い下着、これ勝負下着?」

澪「そ、そうだよ、ムギに見てもらいたくて、あっ」

紬「嬉しい、澪ちゃんにとってもよく似合ってるよ♪」

ムギが私の上半身に口づけながら、下着を誉めてくれる、それが嬉しくて、私は私がムギをリードしなきゃいけないなんていう無理をせず、素直にムギの愛撫に身を任せることができた

澪「あっ、ムギ、ムギ、あんっ」

ムギの柔らかい唇と舌が、耳を、首筋を、鎖骨を這い回る、手は私のお尻を撫でまわしてる
片手で露になってる腰やおへそを撫で回してて、くすぐったさに似た感覚が背筋を駆け抜ける

触られてくすぐったいところは全部性感帯

あのサイトに書かれてたことがふと頭によぎった

これ、気持ちいいの?私、ムギに触られて…感じてるの?

これ、快感かも?と意識し始めたら、ムギのもどかしいような刺激にだんだん満足できなくなってきてしまう

もっと快感が…欲しいよムギ



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最終更新:2014年12月19日 22:45