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律「あーよく寝たっと」

律「おーい梓―」

律「朝だぞー」

梓「先輩・・・おはようございます・・・」

律「どうした、梓」

梓「へ?」

律「顔真っ赤だぞ」

梓「えっ?」

律「どれどれ・・・あ!熱がある!」

梓「そ、そういえば・・・喉が痛いです」ゴホゴホ

律「もしかして・・・移っちゃった?」

梓「いえ、先輩は悪くないです。昨日あんな格好で寝たから・・・」

律「いや、私が2夜も泊めてしまったからだ」

梓「いや私が」

律「私が悪い」キッパリ

律「とりあえず学校には私が連絡するから今日はよく休め」

梓「せ・・・せんぱい!」

律 ガチャ パタパタ

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律(さて、梓の欠席連絡をしてと・・・)

律(あ、私はどうしよう)

律(梓のいない学校なんて面白くないしなー)

律(でも理性が学校へ行けと行ってくる)

律(どうしよう・・・)

1. 一緒に休んで看病
2. 学校へ行く

※2

2. 学校へ行く
律(いや、梓も私の時はちゃんと学校に行ったんだ)

律(私も行こう!)

律「・・・はい、風邪なので本日は欠席します。はい、お願いします」

律「あ、そうだ。梓のお家にも連絡連絡っと・・・」

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律「ただいまーっと」ガチャ

梓「あ・・・連絡ありがとうございます」ゴホゴホ

律「大丈夫か?」

律「あ、あと梓の家にも連絡しておいた」

梓「あ・・・ありがとうございます」ゼェゼェ

律「お母さんが今日私が学校から帰った頃に迎えにきてくれるって」

律「本当はいますぐ行きたいんだけどどうしても行かなきゃならない用事があるからだってさ」

律「でもちゃんと梓のことは心配してたから大丈夫」

梓「は・・・はい、ありがとうございます」

律「あとうちの母さんにも事情は話しておいたから朝食と昼食はうちでとりな」

梓「え・・・でも迷惑じゃ」

律「いやいや、前も言ったけどうちの家族みんなお前をいい奴と思ってるから大丈夫」

律「何か用があったら是非言ってくれだとさ」

律「それじゃちょっと朝飯とってくる」

梓「ほ・・・本当に有難うございます」ゴホゴホ

律「無理に喋らなくてもいいって」ナデナデ

梓「///」

律「それじゃ行ってくる」

~~~~~~~~~~
律「帰ったぞー」ガチャ

律「これがお前の分と・・・あとこれ飲め」

梓「紅茶・・・?」

律「部長特製のショウガ入りの紅茶だぞ~」

梓「ありがたく・・・いただきます」ゴホゴホ

律「おうおう、よく飲めよ」

律「それじゃいっただっきまーす」

梓「いただきますです・・・」

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律「ごちそーさんでした」

梓「ごちそうさまでした」

律「さ、梓はよく寝ておけよ」

律「これは部長命令だからな!」

梓「はっはい!」

律「よし、いい子にはプレゼント」

梓「えっ」

律 チュッ

律「それじゃ行ってくるわ!」

梓「あ・・・いっ行ってらっしゃいです///」

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律(あ~梓心配だわ~)
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ほうかご!

律(さて・・・さっさと帰るべきか・・・)

律(いや、部室に行くべきか・・・)

律(あ、でも梓が休んでるってまだ皆知らないよな・・・)

律(もしも唯が)

唯「じゃああずにゃんのお見舞いに行こうよー」

律(とか言い出したらマズいし・・・)

律(さわちゃんにだけ休む連絡してこっそり帰るか)

律「あの~山中先生」

さわ「どうしたの田井中さん」

律「今日はー私と梓は部を休みます!」

さわ「あら、梓ちゃんは風邪って聞いたけどりっちゃんはどうして」

律「どうしてでもです!」

さわ「ところで今日梓ちゃんの欠席連絡りっちゃんからきたって聞いたんだけど~」ニヤッ

律 「き!聞きまちがいじゃ」ゾワワ

さわ「へー梓ちゃんとりっちゃんがねぇ」

律「ど!どうかご内密に!」

さわ「どうしようかな~」

律「私の分のお菓子もらっていいから!」

さわ「そうね~考えておくわ」スタスタ

律(まあアレは大丈夫か・・・)

律(あ!憂ちゃんが居た!)

律(唯に報告されるとなー・・・)

律(よし、先手を打たねば)

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律「ということで憂ちゃん、頼んだぞ」

憂「分かりました。でもどうしてお姉ちゃんに秘密にしなければ・・・」

律「これは梓からの厳命なんだ」

憂「はい。分かりました」

~~~~~~~~~~
律(さて、これであとは帰るだけっと)

澪「おい、律。部室行くぞ」

律「!?」

律「きょ!今日は悪いけど帰る!」ダッ

澪「えっどうしてだよ!おいりつー」

律(ヤバいヤバい)

~~~~~~~~~~
律「ただいまー」

律「さて、梓はどうかなと」

律「ただいまー」ガチャ

梓 スゥスゥ

律(良かった・・・良く寝てる)

律(約束の時間まではもう少しあるし)

律(見守っておくか・・・)

~~~~~~~~~~
唯「え、あずにゃんとりっちゃん今日来ないの?」

さわ「そうなのよー」

紬「先生どうしてですか?」

さわ「梓ちゃんは風邪なんだけどりっちゃんはねー」ニヤ

澪「律は何か逃げるように帰ったぞ」

唯「ムムム・・・」

唯「りっちゃん怪しい!」

唯「ということで皆今日はりっちゃん隊長の家に行こう!」

澪「いやその必要は」

紬「いいわぁ」ホワホワ

澪(ムギは乗り気だし・・・唯は止めようが無いな)

澪(ここは制止すべきか・・・いやしても仕方ないのか・・・?)

1. 田井中家に突撃
2. 今日は解散

※1

1. 田井中家に突撃
唯「それじゃりっちゃん隊長の家に突撃ー!」

紬「おー!」

澪(もう止められないな・・・)

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梓「んぅぅ・・・あぁ・・・」ズズ

律(梓寝てても辛そうだな・・・)

律(早くお家に帰って医者に診てもらわないとな・・・)

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唯「おお!りっちゃん隊長の家が見えたであります!」

紬「突撃ー!」

澪(本当にノリノリだな)トホホ

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ふと窓の外を見る律

律「ん・・・あれは・・・」

律「あああ!」

梓「ん・・・」

梓「ど・・・どうしたんですか・・・せんぱぃ・・・」ムニャムニャ

律「ヤバい!澪達が来た!」

梓「えっ・・・えええ!」

律「どうしようどうしよう」

梓「ど、どうしましょう」

律「いかん、もう時間が無い!」

1. 梓を連れて脱出
2. 梓を隠す

※バレた方が面白そうだけど風邪引いてるし、2!

2. 梓を隠す
律(背負ってでも脱出したいところだが・・・流石に梓の体力のことを考えると・・・)

ピンポーン

律(というかもう時間がない!)

律「梓、ちょっと待ってろ」

律は部屋のクローゼットを開けるといくらか物を取り出して
人がやっと一人入れそうなスペースを作り出した

律「とりあえず私のブレザー羽織ってこの中に入ってくれ」

梓「わ・・・分かりました」

スペースは狭く小柄な梓が体を知事めてやっと入ると

律「じゃ閉めるぞ」キィー

梓「大丈夫です」
パタン

律「ふぅー」

唯「やっほーりっちゃん」

律「あっああ唯か!」

紬「私も居るわよー」

澪「私もだ」

律「とっところで何の用だ!」

澪「律こそどうして今日部活を休んだ」

律「ちょっちょっと体調が悪くて」ゴホゴホ

律「だっだからさっきまで布団入ってたし」

唯「あ、ほんとだー布団あったかーい」

律(あ・・・あそこには梓の携帯が!)

律「ゆ・・・唯隊員!ちょっと離れてくれぇ!」

唯「えーどーしてー」

律「私の命令が聞けないというのかね唯隊員?」

唯「はっ!りっちゃん隊長!失礼いたしました!」

律「それでよろしい」

律(唯はこれでなんとかごまかしてっと)

律(梓の携帯をより見つかりにくくしなければ)

律「よっこらせっと」

ベッドに座る律

律(布団の奥へ・・・)ソーッ

律(これでなんとか隠せたかな)

紬「ところで今日はお菓子持ってきたからここでお茶しない?」

律「え・・・!いやっ!いいって!」

律「それに梓も今日居ないし・・・」

唯「あ、そうだそうだ。あずにゃん今日風邪なんだってねー」

律「え・・・てか誰から聞いたんだ」

唯「さわちゃん」

律(くそっ・・・口止めし忘れた・・・)

唯「あ、そうだ。あずにゃんの家にお見舞い行こうよー」

澪「そうだな」

律「えっえっ」

唯「まずあずにゃんに連絡するねー」

律「ゆ・・・唯!やめろ!」

律(やばい、バイブが鳴ってしまう!!)

律「梓寝てるかもしれないしめ・・・迷惑になるんじゃ」

唯「そうかなー」

紬「りっちゃんの言う通りだわ。携帯で連絡するのはやめましょう」

律(はー助かった)

唯「じゃすぐあずにゃんの家に行こう!」

律(え・・・)

唯「じゃ早速行きましょう」フンス

紬「おー!」

澪「仕方ないな」

唯「じゃりっちゃんはよく休んでね」

紬「りっちゃんの分のお菓子はここに置いておくわ」

澪「体冷やさないようにするんだぞ」

唯「じゃねー」ガチャ

律「ああ・・・」


梓「いいですか・・・」

律「おっおう!今すぐ開けるからな!」ガチャ

梓「どうしましょう・・・」

律「梓のお母さんは・・・まだ帰ってくるまで時間があるみたいだな」

梓「じゃあ大丈夫なんじゃ」

律「え?」

梓「だって誰も応対出来なければ私の家には入れませんし」

梓「多分先輩方は私が眠っていると思いますよ」

律「それもそうだな」

律「あーなんかどっと疲れが出て来ちゃった」

律「梓、寝るか」

梓「寝ましょうか」

律「とりあえず迎えに来る時間前に目覚ましをセットしてと」

律「じゃおやすみ」

梓「おやすみなさい」

律と梓は同じベッドに入った

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紬「あれ・・・携帯が無い・・・」

唯「あれームギちゃんどうしたの」

紬「携帯電話を落としちゃったみたいなの」

澪「律の部屋じゃないか?」

澪「荷物下ろしたのあそこぐらいだし」

紬「そうかもしれないわ」

唯「じゃ皆で戻ろうか」

紬「唯ちゃんいいわ、私一人で取ってくるわ」

澪「本当にいいのか?」

紬「ええ」

唯「じゃゆっくり行くからねー」

紬「それではまた後でー」


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最終更新:2012年11月19日 21:32