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梓「それにしてもこのショウガ入り紅茶、美味しいです」
律「へへーありがたく飲みなさい」
梓「はい///」
律「ところでこの余ったマドレーヌ食うか」
梓「そのために残したんですよ」
律「え、誘ってるの?」
梓がうつむく
律「しょうがないなー」
律がマドレーヌに手をかける
そして少しちぎって
律「ほら、あーん」
梓「///」
梓 モグモグ
律「ふふ、梓かーわい」
梓「そんなこと、ないですよぅ」モグモグ
律「ほれ、もうひと切れ」
梓 アーン
梓 パク
梓 モグモグ
律「可愛い可愛い」ナデナデ
梓「エヘヘ・・・///」
梓「ところであのあと大丈夫でしたか?」
律「一応何も言われなかった」
梓「ごめんなさい、さっきは」
律「いーんだよ」
律「それにいずれ皆にこの関係言わなきゃいけないだろうし」
梓「ちょっと怖いです・・・」
律「唯は相変わらず梓にゾッコンだし」
梓「澪先輩は大丈夫なんですか?」
律「あいつとはただのいい幼馴染だから」
梓「けれど澪先輩は案外律先輩のこと・・・」
律「今はそんな心配しなくていいって」
梓「はぁ・・・」
律「ほれ、最後のひと切れ。あーんして」
梓 アーン
律「うん、やっぱり可愛いなあ」
梓「///」
律(やっぱり我慢出来ない・・・うん、しちゃおう)
律「梓、ちょっとこっち向け」
梓「へ?」
律 ムチュッ
梓「!」
律 チュウゥ レロレロ
梓(しっ舌が入ってきて・・・)
律 レロレロ ムグムグ
梓(気持ちいい・・・)
長いキスが終わる
律「ぷはっ」
梓「はっ・・・はっ・・・」
律「梓のお口、甘いね」
梓「だって・・・お菓子食べたばかりですし・・・」
梓「そ、それより風邪が」
律「この前かかったんだ。大丈夫」
梓「心配です・・・」
律「なに、梓のためならそんなもん一日で治してやる」
梓「先輩・・・」
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律「ん~こんな時間か」
梓「えっ・・・」
律「それじゃそろそろ帰るわ」
梓「せ・・・先輩!」
律「ん~?」
1. 止めない
2. もうちょっと留まってと頼む
※2 (梓ママの公認も欲しい)
2.もうちょっと留まってと頼む
梓「もう・・・ちょっとだけ・・・」
律「・・・」
律「しょーがないな」
梓「すみません」
律「いいってことよ」
律「じゃお前が寝るまで居ておいてあげよう」
梓「はい」
律「寝んねーこーろりーよーおころーりーよー」
梓「やめてください///」
律「ふふ、冗談だって」
後はただ二人とも黙り、律は梓を見守り続け梓は律が居る安心感に浸っていた
~~~~~~~~~~
梓「スゥ・・・スゥ・・・」
律(寝たか・・・)
梓「スゥ・・・スゥ・・・」
律(人が寝ているとなんだか眠くなってくるな・・・)
律(15分くらいなら)
梓のベッドの端に突っ伏し眠りの体勢に入る律
律(ちょっとだけなら・・・)
~~~~~~~~~~
律(んん・・・そろそろ帰るか・・・)
律(ん?私毛布なんて被ってたか・・・?)
律(てか今何時・・・)
律「じゅ、11時!?」
律「あわわ・・・」
ガチャ
梓ママ「田井中さん、起きた?」
律「あっ・・・え、ええ」
梓ママ「いつも有難うね、梓の面倒見てくれて」
律「い、いえ、こちらこそご迷惑をお掛けしてしまって」
梓ママ「田井中さんのお家には連絡しておいたからね」
梓ママ「今日は遅いしこの家で良かったら泊まっていく?」
梓ママ「田井中さんのお母さんも本人がいいって言ったら泊まっていってっておっしゃってたし・・・」
律「あ・・・そ、それじゃ」
律「お世話になります!」
梓ママ「はいはい。ゆっくりしていってね」
梓ママ「お夕飯は欲しい?」
律「え、えっと・・・」グゥ~
梓ママ「分かった、作るわね」
律「はい///」
梓ママ「もう夜も遅いから軽いものにしておくわね」スタスタ
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梓ママ「はい、どうぞ」
律「ありがとうございます」
律(ホットサンド・・・旨そうだな・・・)
梓ママ「ところで今日は一部屋空いてるけどそこでいい?」
律「えーっと・・・出来れば梓ちゃんのお部屋は・・・」
梓ママ「あら、いいけれど・・・風邪移っちゃったりしない?」
律「この前風邪引いたから大丈夫です!」
梓ママ「じゃあこの部屋でおやすみなさい」
律「有難うございます」
梓ママ「お風呂はいま入れたばかりだからそのまま入ってね。あとパジャマは梓のを着ることができるかしら・・・」
律「体型は似てるので多分大丈夫かと」
梓ママ「じゃあ一着だしておくわね。もし駄目そうだったら言ってね」
律「はい」
梓ママ「それじゃごゆっくり」ガチャ
律(いいお母さんだな・・・)
梓「んん・・・ぅぅぅ・・・」
律「梓、大丈夫か?」
梓「んんぅ・・・」
律(悪夢にでもうなされてるのか)
律「大丈夫、大丈夫」ナデナデ
梓「ん・・・」
梓「スゥスゥ」
律(良かった)
~~~~~~~~~~
律「はー食った食った」
律「風呂か・・・」
ザポーン
律「はぁ~生き返る~」
律(梓・・・大丈夫かな・・・)
~~~~~~~~~~
律(しかしまあ・・・)
律(ここまでぴったりとは思わなかった)
梓のパジャマを着てみるとまるで自分のもののようにピッタリであった
律(うーんなんだか悔しい)
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律「あーいい湯だった」ガチャ
律「あ・・・」
梓ママ「布団は敷いておいたからね」
梓ママ「それじゃ、おやすみなさい」
律「おやすみなさい」
律(なんでもしてくれるお母さんだな・・・)
梓「んっ・・・」
梓「あ・・・先輩」
律「起きたか?」
梓「え・・・なんで私のパジャマ・・・」
律「いろいろあって今日梓の家に泊まることになった」
梓「そっそうなんですか!?」
律「そうだぞー喜べー」
梓「はい、嬉しいです・・・///」
律「じゃ私はここで寝るから何かあったらすぐ言えよ」
梓「はい・・・」
律「じゃ、おやすみ」
梓「おやすみなさい」
~~~~~~~~~~
梓「んん・・・ああっ!」
律 ガバッ
梓「ああああ!」グスッグスッ
律「おい、梓、どうした」ユサユサ
梓「あ・・・せ、先輩」
律「よしよし」
梓「せんぱいぃ・・・」ポロポロ
律「よしよし」
律「怖い夢でも見たか?」
梓「せっせんぱいがぁ・・・」ポロポロ
梓「し・・・死んじゃう夢・・・」グスグス
律「ふふっよしよし」
律「私はここに居るから安心しろ」ギュゥ
梓「せん・・・ぱいぃ・・・」グスグス
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律「落ち着いた?」
梓「はい・・・」
梓「起こしてしまってすみません」
律「なーにこれぐらいいいんだよ」
律「それじゃまたおやすみ」
梓「おやすみなさい」
~~~~~~~~~
梓ママ(なんだかいやな予感がするわ・・・)
梓のお母さんは少し覗く
梓「んん・・・」
梓ママ(嫌な夢でも見てるのかしら)
梓「ん・・・」
梓ママ(あれ、梓の表情が晴れてゆく・・・)
梓「り・・・つせんぱ・・・」
梓ママ「!」
梓「あ・・りがと・・・ね・・・」
梓ママ(本当に田井中さんのことが好きなのね・・・)
梓ママ(そっとしておきましょう・・・)ソーッ
梓「スヤスヤ」
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朝
律「ん~よく寝た」
梓「あ・・・おはようございます」
梓「夜は・・・すみませんでした」
律「だーかーらーいいって!」
梓「いえ、それだけじゃないんです」
律「?」
梓(実は夢の中でも私を助けてくれたんですよ・・・)
梓「でも秘密です」
律「なんだよそれー」
梓「ふふっ」
律「ところで朝ごはん食べるか?」
律「まだちょっときついかもしれないけど栄養は摂らないと」
梓「えーっと」
1. 食べる
2. やめておく
※1 律先輩あ~んコースで
1. 食べる
梓「じゃあ・・・食べます」
律「それじゃ貰ってくるわ」
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律梓「いただきます」
律「あ、梓、ちょっと待て」
梓「えっ?」
律がトーストをちぎる
律「ほれ、あーんして」
梓「///」
梓 アーン
律「そら食え食え」
梓 モグモグ
律「梓の食べてるところ見ると和む」
梓「そうですか・・・///」
律「うんうん、可愛い可愛い」
律「そら、もう一口」
梓 アーン
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梓ママ「ブラウスと下着は洗濯しておいたからね」
律「本当にありがとうございます」
梓ママ「えっと梓は・・・」
律「まだ熱もあるみたいですし今日も休んだほうがいいかと・・・」
梓ママ「それじゃ欠席連絡はしておくわね」
~~~~~~~~~
律(何か忘れているような・・・)パタパタ
律(あっ!)
ガチャ
梓「どうしたんですか先輩、血相変えて」
律「えっと携帯携帯っと・・・」
律「澪に今日は一緒にいけないって連絡しておかなくちゃ」
梓「大変ですね・・・」
律「しかも行くときには途中で人に遭わないようにしなきゃなんない」
梓「この辺裏道とかないですよ」
律「困ったなあ」
梓「あの・・・カチューシャ取ってサングラスでもかければ・・・プッ!」
律「想像で笑うなぁ!」
律「もういい!見つかってもいいや!」
梓「まだ関係バレたくないんですけれど」
律「私はもういい!隠し通すのムリ!」
律「じゃ行ってくる!」
梓「行ってらっしゃいです・・・」
梓(怖いなあ・・・)
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ほうかご!
唯「今日もあずにゃんのお見舞い行こうよー」
澪「ごめん、今日はママと約束してることがあるから・・・」
紬「どうせ行くのなら全員で行きたいわ」
律「じゃ今日は解散かな」
律(これは好期!)
唯「えー行きたいよー」
律「ま、仕方ないだろ」
澪「あとで各自お見舞いのメールすればいいだろ」
唯「むぅー」
紬「唯ちゃん帰りにお茶しない?」
唯「あ、行く行くー」
律澪紬(これでいいのかな・・・?)
唯「じゃねー」
律澪「じゃあ」
紬「さ、唯ちゃん行くわよー」
最終更新:2012年11月19日 21:50