74 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/07(木) 00:32:04 ID:zaPit4920
紬「……ハァ」
梓「ムギ先輩、元気出してください…」
さわ子「あら、ムギちゃんどうしたの?なにかあった?神様が助けてあげるわよ」
梓「実は……」
梓「ムギ先輩、ご両親の言いつけで今度お見合いすることになってしまったそうで…」
さわ子「あらまぁ(クソッわたしでさえまだ未婚なのに)」キィー
紬「高校を卒業したら婚約して、大学卒業と同時に結婚させられちゃうかもしれないんです…」
紬「でもわたし…結婚相手は自分で選びたいし、」
紬「それに将来のことをこんなに早く決められたくないんです!」
紬「自分の人生は自分で切り開きたいんです!」
さわ子「(そんなこと言ってられるのも10代のうちだけよぉ)ちなみにその相手はどんな人なの?」
紬「えーっと父の会社の取引先の社長の息子さんなんですが、」
紬「有名国立大学の出身でアメリカに留学経験があって、」
紬「今、年齢は20代半ばくらいで海外の企業で働いてるそうなんですが将来的には会社を継いで社長になる予定とか…」
梓「すごい人なんですね…」
さわ子「(キタコレ超優良物件!)で。見た目は…?」
紬「芸能人で言うと??岡田??っていう人に似てるって言われるらしいです」
梓「うわっ、イケメンじゃないですか」
紬「そうなの?わたし芸能人ってあんまり詳しくないから」
さわ子「へ、へぇ~(ジュルリ)………もしよかったらそのお見合い。わたしが変わってあげようか??」
紬「えっ!本当ですか?ありがとうございます!」パァァ
さわ子「いいのよいいのよ~、わたしも出会いを求めてたとこだったし!」ヤッタゼ
梓「さすが神様!ムギ先輩、よかったですね!」
紬「あ、そうだ忘れてました。これがその人の写真です」ペラ
さわ子「ごめん。やっぱやめとくわ」
紬「そ、そんな…」ガーン
梓(イジリーの方だった…)
75 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/08(金) 00:11:00 ID:pGg4cDgM0
梓「えーっと願いですよね」
梓(うーん…そうだな……ギターのテクを…超絶テクを…いやでもそれはやっぱり自分で練習して手に入れないと意味ないし…)
梓(それなら身長かな…もっと背が高く澪先輩くらいまで身長を…待て待てなんでも叶うのにそんなことに使うのはもったいない気がする…)
梓(胸かな?それこそ澪先輩級に…ダメだなんか虚しくなりそう…)
梓(トンちゃんに不死の命を…なんか違う)
梓(現金…夢がない。どうしよう…意外とないもんだな。あ、そうだ!)
さわ子「決まった?」
梓「はい!お茶の時間を減らして、練習時間が増えるようにしてください!」
梓「先輩たちが真面目に練習するようになってくれさえすれば他には何も望みません!」
さわ子「あーそれダメ。わたしお茶飲みたいしケーキ食べたいし。却下却下」
梓(いっそのことの神様、あなた以外の人が顧問になってほしい)
76 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/08(金) 18:10:26 ID:rQaODn4w0
律紬以外では動いてすらいない・・・
77 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/08(金) 23:01:39 ID:pGg4cDgM0
→76
さわ子「神様はたやすく動かないものよ」
78 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/09(土) 00:59:12 ID:gs2t17vg0
和「すみません、メガネ忘れたんで貸してもらっていいですか?」
さわ子「…おでこに乗ってるわよ」
和「あ。気が付きませんでした。時々やっちゃいますよね。ありがとうございます」ペコリ
さわ子「あー、わたしもたまにやるわ」
さわ子「こんなのでいいの!??!」
和「えっ」
79 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/10(日) 01:23:06 ID:X89O6E4I0
純「そうだ!お風呂上がりに髪がすぐ乾く高性能ドライヤーがほしいです!」
純「しかも髪を傷めることなくさらっさらにしてくれるやつ!」
さわ子「あ、それいいわね。わたしも欲しいわ」
純「ですよね。わたしいっつも思ってたんですよ」
さわ子「でもわたし、神様だからその気になればすぐ乾かせるんだけどね」
さわ子「髪はさらさら。肌はびちぴち」
さわ子「いいでしょ~神様」
純「いいな~わたしも神様になりたいな~」
さわ子「神様になるには大変な試練を乗り越えないといけないのよ!簡単にはなれないんだから!」
純「そっかー、神様だもんなー、すごいなー神様。いいなぁ~」
さわ子(教員採用試験っていう試練を乗り越えないとね……)
80 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/11(月) 00:15:19 ID:VcDqtyVc0
憂「願いですか?わたしはお姉ちゃんがしあわせならそれで…」
さわ子「願えば同い年の双子の姉妹にだってしてあげられるのよ?」
憂「いえ…いいんですこのままです。これ以上しあわせを望んだら…罸があたりそうですから」ニコッ
さわ子「…こ、こころがくるしい……」
81 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/12(火) 00:25:48 ID:L3s6XGlM0
堀込「は?願い?そうだな。まともに働かない同僚をなんとかしてほしいな」
さわ子「………すみませんでした」
82 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/13(水) 00:01:24 ID:SdnhSK5.0
澪「ピーピーピー」
律「ぐわっ、またつまりやがった」
澪「ここだ。ここにひっかかってる。早く取ってくれよ」
律「まったく…これで何度目だ。すーぐつまりやがってこのポンコツめ!」ガシガシ
澪「イタイイタイ!やめてくれ!蹴らないでくれぇ!」
紬「りっちゃんダメよ~。ちゃんと丁寧に扱ったあげないと」
紬「え~っと蓋をあけてレバーを下げて中身を引き出して…」ガチャンカシッ
澪「ひぃっ、あ。そんな急に…」ゾクゾク
紬「あ、ここね、ここに詰まってた」シュッ
澪「ああ、あぁああ…」
紬「よーし、これでちゃんと動くはずよ」
澪「あーすっきりした」シュゴンシュゴンシュゴン…
律「おおっ、復活した」
紬「ね?」
澪「ピーピーピー」
律「またかよ!」
83 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/14(木) 00:20:57 ID:h4ks7txA0
むかしむかし、あるところに、律と澪がおりました。
律は毎日働かず、その日暮らしでふらふらと遊んでばかり。
一方澪は、畑を耕し食料を蓄え、住居の手入れを怠らず、せっせと働き日々を過ごしていました。
春、夏、秋、と季節が移り変わり、やがて冬がやってきます。
律「寒い寒い寒い…」ガタガタ
律「こりゃ外で遊んでる場合じゃないぞ。こんな日は家にこもってやり過ごそう」
律「」ピュゥゥウゥ
律「家の作りがガタガタだから隙間風がヒドイ…」ブルブル
律「あー腹減った…でも食べ物の備蓄もない」グゥゥ
律「くっそなんでわたしがこんな目に…そうだ!澪に助けてもらおう。アイツ無駄に食いもん貯めてたはずだ」
律「助けてくれ」オイーッス
澪「は?やだね。自業自得だ」
澪「しね」
律「」
律「生意気なやつだ、目にもの見せてやる!野郎ども!やっちまえ!!」
唯紬梓「「「おおぉー!!!」」」ドカバキグチャ
澪「や、やめろっ!なにするんだうわぁぁあーー!」メラメラ
澪が時間をかけて蓄えた食料も手入れのゆきとどいたログハウスも、燃え盛る炎に飲み込まれました。
炎は高く、天まで届くかのようです。
唯「あったかいねー」モーエロヨ
律「だな!」モエローヨー
梓「焼き芋できましたよ!」ホカホカ
紬「わあおいしそう!」
炎のおかげであったかあったか。焼き芋を食べてお腹もいっぱい。
澪「ぁぁぁぁぁ」
困っている人に意地悪するのはやめましょう。
めでたしめでたし。
84 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/14(木) 11:49:40 ID:P.Tk3NSM0
※ログハウスはこの後スタッフがおいしく頂きました
85 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/14(木) 23:41:53 ID:h4ks7txA0
→84
純「スタッフの鈴木です」
純「うまっ!このログハウスうまうまっ!」パクパク
律「ああ、澪の家はお菓子でできてたからな」
紬「でもこれ賞味期限…」
純「」キュルルルルル…
86 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/15(金) 00:14:42 ID:0wTyiGyE0
梓「唯先輩唯先輩」
梓「お腰につけたきびだんご、1つわたしにくださいな♪」
唯「あげましょうあげましょう♪これから鬼を征伐に~ついてくるならあげましょう♪」
梓「え…鬼??マジですか」
唯「うん、マジ」
梓「うーん…鬼退治かぁ……さすがにきびだんご1つじゃムリですね」
唯「ん~じゃあ3つ出すよ」
梓「鬼1匹あたり3つなら」
唯「出来高かぁ~…1匹3つはちょっと」
唯「1匹1つ、3匹倒したら5つ、5匹倒したら10*個。これでどう?」
梓「それなら…ところで戦闘中の負傷については保険きくんですか?」
唯「あーそっちはちょっとむずかしいなー。でも鬼全滅させたら財宝は山分けだよ」
梓「鬼の財宝って総額いくらなんです?」
唯「5兆…だったかな」
梓「5兆…うわーマジですか。鬼さん財産ため込み過ぎパネェですね…トンちゃんの餌1億年分は買えますね」
唯「いらないいらないw1万年でしんじゃうから。けどね、鬼、ハンパなく強いから覚悟しといて」
唯「澪ちゃんは鬼にビビって尻餅ついたせいで尾骨骨折しちゃって全治3ヶ月」
唯「りっちゃんなんて踏み潰されて胸が凹んじゃってさ。もう元に戻らないんだよ」
梓「こわ……で、鬼の戦闘力は?」
唯「それも5兆」
梓「げぇ…文字通り鬼ツヨじゃないですか…」
唯「まぁ鬼だから」
梓「そうだ、鬼の名前ってなんていうんですか?」
唯「えーっとね。虎屠武鬼」
87 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/16(土) 00:14:07 ID:UijXZpuQ0
唯「最近野球にハマってて」
梓「へぇ。どこのチームが好きなんですか?」
唯「巨人だよ~憂といっしょに応援してるんだ」
梓「なんか意外です」
唯「そうかな?テレビで巨人戦しかやってないんだもん。そりゃ巨人ファンになるよ」
梓「昭和みたいですね…」
唯「ウチのテレビダイヤル式だから」
梓「すぐバレる嘘つくのやめてください」
唯「まぁでもプロ野球ファンの99.9%が巨人ファンだからね」
梓「偏見ですよ。最近だとほら“カープ女子”とかあるじゃないですか」
唯「カプ女子?ああ、特定のふたりが出てくると発狂する人たちのこと?正直ひくよね」
梓「敵を増やす発言は慎んで下さい。カープ女子ですよ。広島カープです」
唯「はいはいあれね。赤い帽子かぶっただけでオシャレしてる気になってる人たちのことね」
梓「しーっ!だからそういうのは控えてくださいってば。ほらカープって若い選手が多いから女性人気が高いんですよ、たぶん」
唯「若いって…ハタチ超えたらおじさんじゃん」
梓「ハードル厳しすぎますよ…というかなんでそんな悪意に満ちてるんですか」
唯「巨人が負けたからだよっ」
梓「ああ…」
88 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/17(日) 00:18:34 ID:OO60WD.A0
菫「随分たまってきたね…マンガ」
紬「いつも菫が買ってきてくれるから~♪ありがとう~たのしみにしてるわ♪♪」
菫「どういたしまして…でもこんなに堂々と本棚に並べて大丈夫?見つかったら…」
紬「大丈夫よ。お父さまもお母さまも普段マンガなんて読まないひとたちだから。背表紙だけじゃゼッタイわからないわ」
菫「いやまぁそうかもしれないけどでも…」
菫「フランス書院がずらっと並んでるのはちょっと女子高生としてどうなの…」
紬「す、菫が買ってきたんでしょ!」
菫「買って来させたのはお姉ちゃんじゃない!わたしすっごく恥ずかしかったんだから!」
紬「…その緊張をたのしんでくせに」ボソッ
菫「なっ!たのしんでるわけないでしょ!そんなこと言うならもう買ってこないよ!」
紬「うっ……でも菫はいいの?そんなことしたら菫だって読めなくなるわよ!」
菫「わたしが読んでるわけないでしょ!買ってくるだけだもん!」
紬「あれー?おかしいなー…新品のはずなのに本に折り癖がついてることがあるんだけど…」
菫「」
紬「お金はわたしが出すから。ギブアンドテイクってことでよろしくね♪」
89 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/18(月) 20:04:50 ID:gDdsnRis0
律「金太郎って」
律「どんな話だったっけ??」
紬「鬼を退治する話よ~」
梓「いや…ちがいますよムギ先輩。そう言われるとパッと出てきませんね」
唯「桃太郎や浦島太郎のお話ならわかるけど…」ウーン
紬「鬼退治じゃないの?」
梓「ちがいますって。クマと相撲とったり馬の代わりにしたり…」
唯「まさかりかついでたり…」
紬「それで鬼を倒すのよ!」
澪「完全に危険人物だな…即刻119だ」
律「110だよ。ってかそんなことで通報するな」
澪「バカ。さすがにクマには勝てないだろ。救急車呼ばなきゃ」
紬「鬼には勝てるのにクマには負けちゃうのね…」
梓「…いまスマホで調べてみました。勝ったみたいですよ、クマに」
紬「鬼には?」
唯「そっか~。金太郎って朝青龍のことだったんだね」
律「そこは白鵬にしとけよ」
紬「”はくほう”ってなぁに?鬼?鬼のこと??ねぇそうなんでしょ?!」
唯「いや朝青龍ならクマにやられてもいいかなって」
梓(キライなんだ…)
紬「鬼には?ねぇ朝青龍って人、鬼には勝てるかな??」
梓「えーっとですね。よくわかんないですけど都の偉い人にスカウトされて四天王になるらしいです」
律「朝青龍が?」
梓「んなわけないでしょう。その時代には生まれてませんよ」
紬「ほかの三人は鬼??鬼なんでしょ??」
梓「鬼は出てこないって何回言ったらわかるんですかっ」バァン!
紬「梓ちゃんが怒った……」ショボン
90 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/19(火) 00:16:49 ID:tlu.rLrI0
唯「海に行きたい!」
梓「また唐突に…」
律「おっいいねぇー!行っこうぜー!」
澪「今の時期だとまだ寒いだろ…」
紬「寒さなんか気にしてたら海に行けないわよ!澪ちゃん!」
澪「いや普通に気にするし。風邪引いちゃうだろ」
梓「どうしても、っていうなら温水プールとかでいいんじゃないですか」
唯「ダメだよ!海じゃなきゃ!」
律「そうだそうだ!」
唯「ザパーン!とかジャボーン!とかジャジャー!とか!」
唯「迫力がないとダメなんだよ!」
澪「最後のソレ、トイレじゃないか」
唯「うん。さっきからずっと我慢してたんだ!」
律「わたしもだ!」
梓「海の中で何する気ですか」
91 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/20(水) 00:06:43 ID:flIiUm2s0
梓「あの…澪先輩、教えてもらいたいことがあるんですが」
梓「”傷ついた夢”ってなんですか」
梓「ねぇ、なんなんですか」
梓「ねぇってば。教えてくださいよ。なんなんですか”傷ついた夢”って。一体どんな夢なんですか」
梓「取り戻すんですよね?ねぇ取り戻しちゃうんですよね?!一人でも取り戻せちゃうんですよね!!!ねえねえ!!!!」
澪「だまれ」
92 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/21(木) 22:28:53 ID:pl9Rb9XI0
唯「納得いかないよね」
梓「何がです」
唯「何だっけ?」
梓「いや…そっちがフってきたんですけど」
唯「そうだっけ?……ああ、思い出した。そうそう」
梓「何ですか」
唯「お茶会だよ」
梓「お茶会?」
唯「澪ちゃんファンクラブのね。お茶会のギャグだよ」
梓「はぁ」
唯「わたしとりっちゃんが練りに練った漫才より澪ちゃんの一発ギャグのほうが受けてたじゃん」
梓「まぁ、ファンの人たちばかりでしたしね」
唯「とはいえ納得できないよね。あれ全然面白くなかったでしょ、”板垣退助”」
梓「まぁ、たしかに。ダダ滑りですね。普通なら」
唯「でしょ。いくらファンクラブっていっても普通は受けないよ。あれは仕込みだね」
梓「サクラ、ってことですか」
唯「そう、それ」
梓「でもそんなことできますかね。澪先輩、ファンの人たちとコミュニケーションとってなさそうですよ。ほら、けいおん部以外に友達とかいなさそうだし」
唯「それはそうなんだけど。でもほら、クラスにファンクラブの人がいるんだよ。えーっと…なんて言ったかな…んー、名前が出てこない」
梓「クラスメイトの名前くらい覚えててくださいよ…」
唯「クラスメイトっていってもほら、モブキャラだから」
梓「しーっ!モブキャラを差別すると後が怖いですよ」
唯「いやいや差別とかじゃないんだよ?…あ!思い出した!ほら!あずにゃんの友達のナントカちゃんと似たような苗字だったような…」
梓「え。純ですか?」
唯「んー、たぶん。その人…かな?えっと…苗字なんだっけ?どうもモブの人の名前は思い出せなくて」
梓「いやいやだからモブキャラをそんな風に言うとマズイですって」
唯「べつにバカにしてないよ。ただモブキャラはモブキャラでしょ」
梓「純はモブキャラじゃ………… モブキャラか」
唯「でしょー」
93 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/21(木) 22:52:19 ID:AzbG1ndE0
モじゃなくてサ!
94 :いえーい!名無しだよん!:2015/05/22(金) 00:19:20 ID:OwLUy6Zk0
→93
唯「サ?」
梓「”モブキャラ”じゃなくて”サブキャラ”って意味じゃないですか?」
唯「ええーでもそれ言ったらわたし以外みんなサブキャラじゃん!」
梓「いやまぁ唯先輩は主役ですからたしかにそうなんですけど、そういう発言は慎んだほうがいいです。敵をつくっちゃいます」
唯「敵?どうせザコでしょ」
梓「いやいや…甘く見ないほうが…とにかくもっと考えて発言をしてください」
唯「ゴメンあずにゃん。サブキャラは黙っててくれる?」
梓「そーゆー態度とってると作品が壊れちゃうんですって。むしろ敢えて主役は謙虚であることが大事なんです。わかりますか?」
唯「そんなものかねぇ…うーんじゃあ…」コホン
唯「わたしが主役!でもあずにゃんも主役!澪ちゃんもりっちゃんもムギちゃんも主役!」
唯「トンちゃんもさわちゃんも和ちゃんも憂もトミおばあちゃんも主役!」
唯「えーっと……あずにゃんの友達のナントカちゃんも主役!モブのひとも主役!」
唯「カツラの先生もメガネの先生も楽器屋の店員さんもおじさんもおばさんもあの人もどの人も主役主役!」
唯「けいおんSSに脇役はいません!そう!みんなが主役なんです!ラブ&ピース!」
唯「これでいい?」
梓「うーん、根本的に再教育の必要がありますね」
最終更新:2015年06月08日 14:35