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ガガンゴゴン
律(梓、寝ちゃったなー)
梓 スヤスヤ
律(多分電車に乗るとすぐ寝ちゃう人間なんだろうな・・・)
梓 スヤスヤ
律「おっと・・・乗り換えか」
律「あずさー・・・」
梓 スゥスゥ
律「・・・」
律「仕方あるまい」
律「よっこらせっと」
梓 スヤスヤ
律「次の電車までまだ暫くあるな・・・」
律「とりあえずベンチベンチっと」
梓「・・・むにゃ」パチ
梓「ふにゃっ」
律「起きたか?」
梓「えっ・・・やっやめてください!」
梓「早くっ!降ろして下さいっ!///」
律「はいはい」
梓「も、もうしないでください!///」
律「なんだよーお姫様抱っこは女の子の夢だろー」
梓「は、恥ずかしいんです///」
律「恥ずかしがる梓も可愛いよ」
梓「むぅ・・・///」
~~~~~~~~~~
律「来たぞー」
梓「分かってますよ」
律「ローカルだしやっぱりガラガラだなー」
梓「あそこ座りましょうよ」
梓が指さしたのは妻板側のボックスシートであった
梓「ここだとあまり冷気もこないしいいですよ」
律「おっけー、よいしょっと」
律「ふい~」ドサ
律「夏だったら窓開けるんだけどなぁ」
梓「最近の電車はクーラー積んでますから普通開けないんじゃ・・・」
律「ここの路線のはいつも開けてるぞ」
梓「へぇ、そうなんですか」
律「さて、暫くろくに会話できなくなるぞ」
梓「どうしてですか」
律「この電車古いから凄い煩いんだよ」
律「もう発車するぞ」
プシュ、ゴゴン
律「揺れるから注意しろよ」
梓「はいはい」
ガゴン
梓「きゃっ」
律「ほら、言っただろ。揺れるって」
梓「古い電車ってこんな感じなんですね」
ウゥゥゥゥゥゥン
律「そろそろ梓の聞こえなくなってきた」
梓「分かりました。車窓でも眺めておきますね」
ウゥゥゥンガガンゴゴン
~~~~~~~~~~
律「着いた~」
梓「つ、疲れました・・・」
律「さて、まずフロント行って部屋に行くか」
~~~~~~~~~~
律「うん、なかなかいい感じの部屋だな」
梓 グテー
律「梓、大丈夫かー?」
梓「ちょっと疲れました・・・」
律「すぐお風呂行ってもいいけど、それともご飯の後にする?」
1. すぐ行く
2. 後で行く
※1
梓「すぐ・・・入りたいです・・・」
律「それじゃ行こうか」ゴソゴソ
律「梓も必要なもの持っていけよー」
梓「はい・・・」ウトウト
~~~~~~~~~~
おんせん!
律「髪洗うの手伝ってやろうか?」
梓「あ、大丈夫です」
律「ま、いいじゃん。たまには手伝わせてよ」
梓「それじゃ・・・お願いします」
律「しかし本当に梓の髪綺麗だな」
律「まるで澪みたいだ」
澪という言葉に反応し、唇を尖らせる
律「あれ、もしかして怒ってる?」
梓「当然です」
律「そんな怒るなよ~」
梓 ムッ
律「・・・ごめん」
梓「どうせ私は澪先輩の代わりなんでしょ」
律「そんなこと無いって」
梓「どうせそうです」
律「仕方ないなぁ梓は」
律「これでも信じないか?」
梓「え?」
梓の顔をこちらに向けさせると
律 チュウ
梓「!///」
律「ん・・・これでも信用出来ないか?」
梓「も、もうっ!分かりました、信用します///」
律「それでいいの」
~~~~~~~~~~
律「あー生き返るー」
梓「お年寄りですか」
律「うるさい」
律「あ、いいこと思いついた」
律「梓、こっち来いよ」
梓「嫌です」
律「どうして」
梓「どうせいやらしいことしてくるだけですから」
律「りっちゃん傷ついた」
梓「だってそうじゃないですか」
律「今回は違うって」
梓「やめてください」
律「まあまあいいから」
やや強引に梓を引き寄せ膝の上に座らせる
律「へへ、揉んでやる」
梓「ふぁあ・・・」
胸・・・ではなく肩を揉む
律「どうもさっきから肩凝ってるように見えたからさ」モミモミ
梓「・・・ごめんなさい、ひどいこと言ってしまって・・・」
律「まあまあ、いいってことよ」モミモミ
梓「・・・気持ちいいです」
律「それは良かった。嬉しいよ」
梓「えへへ・・・///」
~~~~~~~~~~
律「さて、そろそろ出るか」
梓「そうですね・・・」ウトウト
律「梓、本当に大丈夫か?」
梓「なんだか・・・とっても眠たいです・・・」
律「よしよし分かった。じゃ、出よっか」
梓「はい・・・」ウトウト
~~~~~~~~~~
律「ご飯美味しいな」モグモグ
梓「ふぁい・・・」ウトウト
律「・・・本当に大丈夫か?」
梓「は・・・い・・・」
律「・・・布団敷いておくか」
~~~~~~~~~~
梓「ん・・・ぅ・・・」ウトウト
律「こりゃ駄目だな」
律「よっこいせっと」
律は梓を抱き上げると
律「ふー・・・これでいいか」
梓を布団に寝かせた
律「それじゃおやすみー」ゴロゴロ
寝室の襖を閉め居間に戻る
~~~~~~~~~~
律「さて・・・私もそろそろ寝るか~」
律「梓はどうしてるかなーっと」ゴロゴロ
梓 スヤスヤ
律(よく寝てるな)
律(それじゃ私も・・・おやすみー)ゴソゴソ
~~~~~~~~~~
梓「ん・・・」
梓「・・・真っ暗・・・」
梓(えっと・・・夕飯食べてて・・・)
梓(寝ちゃったんだっけ・・・)
律 スヤスヤ
梓(先輩、横で寝てるんだ・・・)
梓「へへ・・・布団に入っちゃえ」
梓「ふんふん」ゴソゴソ
律「んぅ・・・」スヤスヤ
梓(あったかい・・・)ギュウ
梓(先輩・・・大好きです・・・)
梓(おやすみなさい・・・)
~~~~~~~~~~
律「ん・・・朝・・・か」
律「朝風呂にでも入ろうかな・・・って」
腰の当たりが異常に重たいことに気がつく
律「・・・やっぱり」
梓 スヤスヤ
律「全く・・・食べちゃうぞ~仔猫ちゃんめ」
梓 スヤスヤ
律「・・・冗談は置いておいて、風呂行くか」ゴソゴソ
律「置き手紙だけ書いておこっと」カリカリ
律「それじゃ行ってきまーす」
梓 スヤスヤ
~~~~~~~~~~
梓「・・・あれ・・・」
梓「先輩・・・どこ・・・?」ウトウト
梓「・・・メモ・・・?」
梓「朝風呂に行ってきます・・・って」
梓(ひどいじゃないですか・・・一緒に行きたかったのに・・・)
梓「いつお風呂行ったんだろ・・・まだ間に合うかなあ・・・?」
1. 律を追って行く
2. 部屋で律を待つ
※1
1. 律を追って行く
梓(まだ間に合うよね・・・)
梓は布団から這い出し着替えを準備する
梓「寒い・・・」
寒さが身に染みる
~~~~~~~~~~
律「ふい~極楽極楽っと」
律「朝風呂は誰もいないからいいな~」
ガラガラ
律「ん・・・」
湯気の中に目を凝らすと見慣れた人影
律「おぉー梓か」
梓「ひどいじゃないですか。一人で行っちゃうなんて」
律「ごめんごめん。髪洗ってあげるから」
梓「しょうがないですね」
~~~~~~~~~~
律「~♪」ワシャワシャ
梓「もうちょっと丁寧にやってください」
律「へーいへい」
律「しかし本当に梓の髪、綺麗だよ」
梓「澪先輩に似て、ですか?」
律「あ、まだ根に持ってるのかよ~」
梓「だって結構悔しかったんですよ。あれ」
律「そうか・・・悪かったな」
梓「許しませんからね」
律「じゃあどうすればいいんだよ~」
梓「ずっとお詫びしてください」
律「どうやって?」
梓「ずーっと私と一緒に居てお詫びしてください」
律「・・・分かった」
梓「えへへ、ちゃーんとお詫びし続けてくださいね」ニコニコ
律「分かったわかった」ワシャワシャ
梓「だから、もっと優しくしてください!」
~~~~~~~~~~~
律「体も洗ってあげるよ」
梓「いえ、大丈夫ですよ」
律「いーからいーから」
梓「分かりました・・・お願いします」
律「おっけー」
~~~~~~~~~~
律「人の背中洗うのって割と楽しいよな」ゴシゴシ
梓「・・・先輩の感性はよくわかりません」
律「えー分かんないのかよ」
律「ま、いいや」ゴシゴシ
~~~~~~~~~~
律「梓、足開いてよ」
梓の体を一部を覗いて全て洗ってしまった律が囁く
梓「・・・恥ずかしい・・・です・・・///」
律「なんでだよ。誰も居るわけでもないのに」
梓「でも・・・///」
律「夜もっと恥ずかしいこといっぱいしてるじゃん」
梓「っ・・・!///」
律「ま、いいや。自分で洗えるよな?」
梓「馬鹿にしないでください!」
律「ほい、タオル。それじゃ先露天の方に戻ってるわ~」
梓「は、はい」
梓(どうしてだろう・・・ちょっと寂しい・・・)
~~~~~~~~~~
梓「失礼します」チャプ
律「お、こっち来なよ」
梓「はい・・・えっ」
律「確保―」ギュッ
梓「ちょっ、恥ずかしいですって///」
律「大丈夫。どうせ誰も来ないって」ギュウゥ
梓「むぅ・・・」
律「梓、肌とってもスベスベ」
梓「くすぐったいです」
律「ふふっ可愛い可愛い」ナデナデ
梓「もう・・・///」
最終更新:2012年11月20日 00:00